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Ver.6.0 ~揺らぎと蕩けと混ざる世界~
ver.6.1-96 地獄への道は善意で舗装され
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…怪しい手のものは、何かと潜むもの。
そういう類に関しては、基本的にかかわらないほうが吉である。
「あとは普通に、警察案件で通報っと…」
「まったく、どこの馬鹿だ、こんな堂々と送り付けてくるのは」
本日の会社での業務中、ある荷物が届けられてきた。
誰も心当たりがなく、万が一に備えて安全管理チーム…弊社のコンプライアンス上の安全を確実に確保しつつ、怪しいモノの侵入を防ぐ部門の者たちが確認したところ、その中身がとんでもないものだと発覚した。
「まさか、蟲が大量に詰まっているとは…嫌がらせとしては定番かもしれないけど、開けたら飛び出してくる地獄絵図は嫌すぎる…」
「今時、こんな堂々とした会社への嫌がらせってあるんですねぇ…」
「どこの誰がやったのかはわからないが、こんなことをして犯罪行為になると思わなかったか?それともうちの会社のちょっとやばめの呪術部門からの仕返しの呪いが飛ばされるとは思わなかったのか?」
普通はそんなものはない。
と言いたいが、一応大会等も開かれており、実績も積み重なっているらしいので、少しずつマイナーなものになりつつあるのだろうか。
いや、まずそんな実績が出来上がる時点で、合って良いのかという気もするのだが…そこは誰も、下手に踏み込む気は無いので、暗黙の了解で見なかったことにする様子。最近、何かしらの贄が手に入ったとか言って喜んでいたような…
それはさておき、業務の最中にそんなものを送り付けてくる以上、それなりの対応を行わなければいけない。
送り先を確認し、警察へ相談し…被害を未然に防げたとは言え、誰がこんなバカなことをしでかすのだろうか。
「うちの会社、変なところに敵でも作ったのでしょうかね?」
「うーん、ありえなくもない話だしなぁ…メーゼ・イワド社との提携が決まった時に、組みたかった企業からの嫌がらせが実はちょっとあったし」
「そうなんですか?」」
「でも大抵は、何故か全力で謝罪が来たり、あるいはいつの間にか倒産していたりして、片付いていたようで、ほぼ見なかったんだが…忘れたことにでも、やってきたのかもなぁ」
同僚たちと話し合う中、過去にそう言った事例があることも確認する。
企業として存続する以上、何かしらのトラブルと遭遇することもありつつ、ライバルやその他競合相手からの妨害もあってもおかしくはない。
これまでは何かと防ぐことはできていたようだが…それゆえに中々相手が来なくなったのもあって、少しの油断があったのだろう。
ハッキングなどもあったし、そういうことを考えるのであれば、ほとぼりがさめたころを狙って、やってくる馬鹿がいる可能性もある、
「とりあえず、今回の件は警察へ連絡だが…ここ最近、面白いニュースが無いから、こういうのをマスコミが嗅ぎつけて、夕方のちょっとしたニュースにでもなるかも」
「あー、よくある事件紹介とかでありそうな…」
変な事件が起きたが、それでも何事も無ければいい話。
ちょっとばかりテレビに映るか…そんな困るようなこともないしね。
「でもこういうのって、どこかのゴシップ記者とかが聞きつけて、面白おかしく捏造しそうだけどね」
「ろくでもない感じに書かれたら、それはそれで名誉棄損で訴えられるか」
まともな記者が来るのならばいいのだが…変なの来てほしくないなぁ。
とにもかくにも、会社で起きたこのプチ事件は、このあと記者が取材にくるようであった…
「しかし、本当にこんなものが来るとは…命知らずな人がいるのかな」
「案外、何かの口実として、記者として潜入するための工作だったりして」
「いやいや、流石に無いでしょ…リスクが大きいし、下手したらアレだよ、あのズンドコ黒魔術ダンスの生贄にされかねないでしょ」
そんなもの、知らな人がいたらなんだそれと思うかもしれないが…うん、知っていても、どうなんだろうかと思うけどね…
そういう類に関しては、基本的にかかわらないほうが吉である。
「あとは普通に、警察案件で通報っと…」
「まったく、どこの馬鹿だ、こんな堂々と送り付けてくるのは」
本日の会社での業務中、ある荷物が届けられてきた。
誰も心当たりがなく、万が一に備えて安全管理チーム…弊社のコンプライアンス上の安全を確実に確保しつつ、怪しいモノの侵入を防ぐ部門の者たちが確認したところ、その中身がとんでもないものだと発覚した。
「まさか、蟲が大量に詰まっているとは…嫌がらせとしては定番かもしれないけど、開けたら飛び出してくる地獄絵図は嫌すぎる…」
「今時、こんな堂々とした会社への嫌がらせってあるんですねぇ…」
「どこの誰がやったのかはわからないが、こんなことをして犯罪行為になると思わなかったか?それともうちの会社のちょっとやばめの呪術部門からの仕返しの呪いが飛ばされるとは思わなかったのか?」
普通はそんなものはない。
と言いたいが、一応大会等も開かれており、実績も積み重なっているらしいので、少しずつマイナーなものになりつつあるのだろうか。
いや、まずそんな実績が出来上がる時点で、合って良いのかという気もするのだが…そこは誰も、下手に踏み込む気は無いので、暗黙の了解で見なかったことにする様子。最近、何かしらの贄が手に入ったとか言って喜んでいたような…
それはさておき、業務の最中にそんなものを送り付けてくる以上、それなりの対応を行わなければいけない。
送り先を確認し、警察へ相談し…被害を未然に防げたとは言え、誰がこんなバカなことをしでかすのだろうか。
「うちの会社、変なところに敵でも作ったのでしょうかね?」
「うーん、ありえなくもない話だしなぁ…メーゼ・イワド社との提携が決まった時に、組みたかった企業からの嫌がらせが実はちょっとあったし」
「そうなんですか?」」
「でも大抵は、何故か全力で謝罪が来たり、あるいはいつの間にか倒産していたりして、片付いていたようで、ほぼ見なかったんだが…忘れたことにでも、やってきたのかもなぁ」
同僚たちと話し合う中、過去にそう言った事例があることも確認する。
企業として存続する以上、何かしらのトラブルと遭遇することもありつつ、ライバルやその他競合相手からの妨害もあってもおかしくはない。
これまでは何かと防ぐことはできていたようだが…それゆえに中々相手が来なくなったのもあって、少しの油断があったのだろう。
ハッキングなどもあったし、そういうことを考えるのであれば、ほとぼりがさめたころを狙って、やってくる馬鹿がいる可能性もある、
「とりあえず、今回の件は警察へ連絡だが…ここ最近、面白いニュースが無いから、こういうのをマスコミが嗅ぎつけて、夕方のちょっとしたニュースにでもなるかも」
「あー、よくある事件紹介とかでありそうな…」
変な事件が起きたが、それでも何事も無ければいい話。
ちょっとばかりテレビに映るか…そんな困るようなこともないしね。
「でもこういうのって、どこかのゴシップ記者とかが聞きつけて、面白おかしく捏造しそうだけどね」
「ろくでもない感じに書かれたら、それはそれで名誉棄損で訴えられるか」
まともな記者が来るのならばいいのだが…変なの来てほしくないなぁ。
とにもかくにも、会社で起きたこのプチ事件は、このあと記者が取材にくるようであった…
「しかし、本当にこんなものが来るとは…命知らずな人がいるのかな」
「案外、何かの口実として、記者として潜入するための工作だったりして」
「いやいや、流石に無いでしょ…リスクが大きいし、下手したらアレだよ、あのズンドコ黒魔術ダンスの生贄にされかねないでしょ」
そんなもの、知らな人がいたらなんだそれと思うかもしれないが…うん、知っていても、どうなんだろうかと思うけどね…
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