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Ver.6.0 ~揺らぎと蕩けと混ざる世界~
ver.6.1-81 身バレ防止の作戦も
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…なんやかんやで眷属同士の対決の後に決まってしまった、黒き女神と恐竜女帝改め恐竜大銀河国家群君主のティラリアの戦い。
勝敗がどちらになっても得られるものや失われるものは大きく、なおかつこの二名はプレイヤーたちの中でもトップクラスに数えられる存在。
先ほどの戦いもあって、観客の熱は上がっており…今更だが、後には引けなくなっただろう。
「…一応聞くけど、この星が壊れたとして、後何個ぐらいまでなら大丈夫そう?」
「ミーの購入分だと、あと10個ほどデース。なので、それまでに決着をつける必要があるのデース!」
犠牲となった星が多かったせいか、残りの星数も少ないようだ。
それだけの数を破壊してしまったが、元々廃棄もできる星なので問題は無いとのこと。
そう言われても、その残り個数で決着がつくかと言えば自信はないだろう。
黒き女神の力は確かに強い。全力を持って振るえば、相当なものだろう。
だがしかし、相手は女帝…いや、国家君主となった存在ではあるが、その戦闘力は中三病さんのこれまでの数々の犠牲によって垣間見えており、楽に勝てる相手ではないのが予想できる。
そう、多すぎた犠牲があるからこそ、どれほどティラリアさんが脅威になるのかわかるのだ。
言い切れる分、中三病さんが物凄く哀れになってくるので、後で何か差し入れをしておこうかと思いつつも、戦闘準備に入る。
「それで、どうするのデース?黒き女神、様々な形態があるとのことですが、ミーとは何で戦ってくれるのデース?」
くいくいっと挑発するように、そう声をかけてくるティラリアさん。
最初から第3形態になるのもありだが、各形態どれも彼女に通用するかと言えば厳しいところがあるだろう。
そもそも恐竜パワーで押し切られそうな気がしなくもない。ごり押しと言うのが、似合う人であるがゆえに。
だからこそここで選ぶのであれば…
「…せっかくだから、前々から試してみようと思っていた新形態でやろうと思うよ」
「oh?もしや、RPGのラスボスであるような最終形態とかになるのデース?」
「いやいや、最終形態は実はちょっとロックがかかっていてできないんだよね。条件を何か満たしていないっぽくて…その代わりに、こっちの特殊形態なら使えるよ!!全員、一斉出撃!!」
パチンと指を鳴らし、マリーたちをまずは出す。
もちろん、身バレ防止のために全員黒き女神の使い魔になってもらっている状態だが、このまま全員で突撃するわけではない。
「第一形態からの…特殊変更!」
第一形態の姿に切り替え、黒い靄を身にまとう。
けれども、そのままの形態でなるわけではない。
黒い靄を広げ、出現させたルトやネアなどを飲み込み、全員包み込む。
黒き女神自身の姿も靄に包み込まれ、一つの大きな球状の塊となり…とある特殊な形態を生み出す。
「「オープン!!」」
合図と同時に部ワット渦を巻いて靄が吹き飛ばされれば…そこには、黒き女神の新しい姿が存在していた。
単純に、取り込んで変身したわけではない。
あらわした人影は一人ではなく、二人。
片方は黒き女神第二形態の様な、黒い鎧を身にまとった姿。
そしてもう片方は、色合いを反転させた…白き女神。
「What!?女神が増えたのデース!?分身の類デースか!?」
【---いや、違うよ、国家君主さん】
【前にランプで別れたものを出したことがあるけど…これはどちらも、私/ぼ…コホン、私だよ】
驚愕で目が飛び出そうなティラリアさんの問いかけに対して、答える黒き/白き女神。
以前、ランプでの神系スキルだけのオート行動の様な分身のものを出したことはあったが、これはそれとは違うもの。
どちらも自分自身であり、正直言うと気を抜けば情報が錯綜しそうだが、落ち着いて切り替えることで対応できる代物。
それでいて、単純に分かれて力が二分の一になったとかではなく…むしろ、テイムモンスターたちの力もただ追加されただけではなく、より増強した状態。
【黒き女神の持つ可能性、その一つを出し、増やしたもの】
【いつぞやかの機械のまがいものどもで似たようなのもあったけど、それとは異なるもの】
【【特殊形態…『二柱の女神形態』】】
白黒の女神で一つの、特殊な形態。
分裂とは異なり、どちらも自分自身のもの。
現実での操作性の難易度は跳ね上がるが…慣れればそう難しいものではない。
女神はそろって、ティラリアへ向けて攻撃を開始するのであった…
…なお、この形態が生まれた理由としては、万が一の身バレ防止のために、もう一人の女神を用意する必要があった時に備えてというものだったりする。
その時がいつ来るかは不明だが…新形態の模索は、やっておいて損はないだろう…
勝敗がどちらになっても得られるものや失われるものは大きく、なおかつこの二名はプレイヤーたちの中でもトップクラスに数えられる存在。
先ほどの戦いもあって、観客の熱は上がっており…今更だが、後には引けなくなっただろう。
「…一応聞くけど、この星が壊れたとして、後何個ぐらいまでなら大丈夫そう?」
「ミーの購入分だと、あと10個ほどデース。なので、それまでに決着をつける必要があるのデース!」
犠牲となった星が多かったせいか、残りの星数も少ないようだ。
それだけの数を破壊してしまったが、元々廃棄もできる星なので問題は無いとのこと。
そう言われても、その残り個数で決着がつくかと言えば自信はないだろう。
黒き女神の力は確かに強い。全力を持って振るえば、相当なものだろう。
だがしかし、相手は女帝…いや、国家君主となった存在ではあるが、その戦闘力は中三病さんのこれまでの数々の犠牲によって垣間見えており、楽に勝てる相手ではないのが予想できる。
そう、多すぎた犠牲があるからこそ、どれほどティラリアさんが脅威になるのかわかるのだ。
言い切れる分、中三病さんが物凄く哀れになってくるので、後で何か差し入れをしておこうかと思いつつも、戦闘準備に入る。
「それで、どうするのデース?黒き女神、様々な形態があるとのことですが、ミーとは何で戦ってくれるのデース?」
くいくいっと挑発するように、そう声をかけてくるティラリアさん。
最初から第3形態になるのもありだが、各形態どれも彼女に通用するかと言えば厳しいところがあるだろう。
そもそも恐竜パワーで押し切られそうな気がしなくもない。ごり押しと言うのが、似合う人であるがゆえに。
だからこそここで選ぶのであれば…
「…せっかくだから、前々から試してみようと思っていた新形態でやろうと思うよ」
「oh?もしや、RPGのラスボスであるような最終形態とかになるのデース?」
「いやいや、最終形態は実はちょっとロックがかかっていてできないんだよね。条件を何か満たしていないっぽくて…その代わりに、こっちの特殊形態なら使えるよ!!全員、一斉出撃!!」
パチンと指を鳴らし、マリーたちをまずは出す。
もちろん、身バレ防止のために全員黒き女神の使い魔になってもらっている状態だが、このまま全員で突撃するわけではない。
「第一形態からの…特殊変更!」
第一形態の姿に切り替え、黒い靄を身にまとう。
けれども、そのままの形態でなるわけではない。
黒い靄を広げ、出現させたルトやネアなどを飲み込み、全員包み込む。
黒き女神自身の姿も靄に包み込まれ、一つの大きな球状の塊となり…とある特殊な形態を生み出す。
「「オープン!!」」
合図と同時に部ワット渦を巻いて靄が吹き飛ばされれば…そこには、黒き女神の新しい姿が存在していた。
単純に、取り込んで変身したわけではない。
あらわした人影は一人ではなく、二人。
片方は黒き女神第二形態の様な、黒い鎧を身にまとった姿。
そしてもう片方は、色合いを反転させた…白き女神。
「What!?女神が増えたのデース!?分身の類デースか!?」
【---いや、違うよ、国家君主さん】
【前にランプで別れたものを出したことがあるけど…これはどちらも、私/ぼ…コホン、私だよ】
驚愕で目が飛び出そうなティラリアさんの問いかけに対して、答える黒き/白き女神。
以前、ランプでの神系スキルだけのオート行動の様な分身のものを出したことはあったが、これはそれとは違うもの。
どちらも自分自身であり、正直言うと気を抜けば情報が錯綜しそうだが、落ち着いて切り替えることで対応できる代物。
それでいて、単純に分かれて力が二分の一になったとかではなく…むしろ、テイムモンスターたちの力もただ追加されただけではなく、より増強した状態。
【黒き女神の持つ可能性、その一つを出し、増やしたもの】
【いつぞやかの機械のまがいものどもで似たようなのもあったけど、それとは異なるもの】
【【特殊形態…『二柱の女神形態』】】
白黒の女神で一つの、特殊な形態。
分裂とは異なり、どちらも自分自身のもの。
現実での操作性の難易度は跳ね上がるが…慣れればそう難しいものではない。
女神はそろって、ティラリアへ向けて攻撃を開始するのであった…
…なお、この形態が生まれた理由としては、万が一の身バレ防止のために、もう一人の女神を用意する必要があった時に備えてというものだったりする。
その時がいつ来るかは不明だが…新形態の模索は、やっておいて損はないだろう…
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