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Ver.6.0 ~揺らぎと蕩けと混ざる世界~
ver.6.0-41 銀河の果てまで
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…沈みゆく、大船団の数々。
宇宙なので正確には、証拠隠滅のために女神の衣を名一杯広げて分解しているだけだが…女神の力で滅びたのではなく、これが単純に一人の圧倒的な物量による猛攻で沈んだのが恐ろしいところ。
「それにしても、ちょうどよかったのデース!!もしも来ていなかったら、もうちょっとで彼らを色々と改造して脱出艇にするところだったのデース」
「色々と改造って、何をする気だったの?」
船団を撃破した元凶…ティラリアさんの言葉に恐ろしいものを感じ取る。
現実世界の肉体なのでオンラインでの世界ほどの身体能力は無いはずなのに、ここまで壊滅させた力がどれほどやばいのか…考えたくもない。
目をそらしたいのに、悲しいことにこれが現実。
事実は小説より奇なりと言うが、その奇の範囲で収まっていたらどれほどよかったのだろうか。
だがしかし、やってしまったという事実は覆せないもの、
そのため、今できることとすれば、将来的に見つかって厄介ごとにならないように、この艦隊をこっそりと掃除することぐらいだろうか。
幸いなことに、今は宇宙エレベーターが開業しているというのもあり、人の目は火星方面…こちらの水星側に向くことは少ない。
多少の観測機器などがあったとしても、その程度ならばなんとかできる。
なのでここは、物理的な方面で片づけをさっさと済ませるのだが…いかんせん、この量を見るとどれほど暴れていたのかが分かりやすい。
本当に、彼女とは争うことにはなりたくないものだ。
「そういえば、ここへ来る前に知ったんだけど…ティラリアさん、運営会社の人だったんだね。その恐竜軍団も、その伝手で?」
「そんなわけないのデース!!あ、運営会社の人なのは否定しないデースけれども、この子たちはミーが自力で成し遂げ、育て上げた精鋭たちなのデース!!」
天然ものかぁ…ちょっとは運営会社の手が入っていたほうが自然な感じもしたが、ティラリアさんらしいといえばそうである。
それであの軍団なのが恐怖しかないが。昔から映画とかで、こういう恐竜の群れの恐ろしさは描かれるから納得はできる。
とにもかくにも、血肉で作られた生贄の船みたいなものが出来上がるよりも前に、回収できたのは良かったのだろう。
放置しておけば更なる惨状があったかもしれないと考えると、防止できたのは彼らにとっての救いにもなるかもしれない。
哀れな侵略性の宇宙人の末路だが、せめてもの慈悲をかけられたというべきか…侵略目的なのは同情の余地がないが、あの惨劇を見るとそれでも一応…
「…なっているのか…あれ」
わからない。女神であっても、あれはどうなのかわからない。
ひとまずは、この危険な彼女を無事に地球に送り届けたほうが、無駄な犠牲を出すことが無いかと思い、全ての轟沈艦を分解し終えたところで、帰路へ着くのであった…
「それにしても良いデースね、黒き女神!!運営側としてしっかりとどういうものなのか理解しているのデースけれども、現実世界でもその力が扱えるのは羨ましく思えるのデース!!」
「いや、ティラリアさんの恐竜軍団のほうが女神よりもやばいような…」
「そんなことないのデース!ミーのほうは準備が必要なので、瞬発的なものには弱いのデース。その点、ハルさんの女神の力なら瞬時にやれるのが強みなのデース!!それがあれば、ミーの帝国もより栄えやすいデースし、女神も可愛いデースし…ハルさん、ミーのところに入り婿か入り嫁しないデース?」
「どっちもしないよ!?というか、僕戸籍上男だからまず入り嫁の選択肢自体無いってば!!」
「女神だからありなのデース!!」
「無いってばぁぁぁぁ!!」
…冗談なのはわかるけど、その選択肢は絶対に無い。
というかまず、結婚という選択肢は…あー…いや…
宇宙なので正確には、証拠隠滅のために女神の衣を名一杯広げて分解しているだけだが…女神の力で滅びたのではなく、これが単純に一人の圧倒的な物量による猛攻で沈んだのが恐ろしいところ。
「それにしても、ちょうどよかったのデース!!もしも来ていなかったら、もうちょっとで彼らを色々と改造して脱出艇にするところだったのデース」
「色々と改造って、何をする気だったの?」
船団を撃破した元凶…ティラリアさんの言葉に恐ろしいものを感じ取る。
現実世界の肉体なのでオンラインでの世界ほどの身体能力は無いはずなのに、ここまで壊滅させた力がどれほどやばいのか…考えたくもない。
目をそらしたいのに、悲しいことにこれが現実。
事実は小説より奇なりと言うが、その奇の範囲で収まっていたらどれほどよかったのだろうか。
だがしかし、やってしまったという事実は覆せないもの、
そのため、今できることとすれば、将来的に見つかって厄介ごとにならないように、この艦隊をこっそりと掃除することぐらいだろうか。
幸いなことに、今は宇宙エレベーターが開業しているというのもあり、人の目は火星方面…こちらの水星側に向くことは少ない。
多少の観測機器などがあったとしても、その程度ならばなんとかできる。
なのでここは、物理的な方面で片づけをさっさと済ませるのだが…いかんせん、この量を見るとどれほど暴れていたのかが分かりやすい。
本当に、彼女とは争うことにはなりたくないものだ。
「そういえば、ここへ来る前に知ったんだけど…ティラリアさん、運営会社の人だったんだね。その恐竜軍団も、その伝手で?」
「そんなわけないのデース!!あ、運営会社の人なのは否定しないデースけれども、この子たちはミーが自力で成し遂げ、育て上げた精鋭たちなのデース!!」
天然ものかぁ…ちょっとは運営会社の手が入っていたほうが自然な感じもしたが、ティラリアさんらしいといえばそうである。
それであの軍団なのが恐怖しかないが。昔から映画とかで、こういう恐竜の群れの恐ろしさは描かれるから納得はできる。
とにもかくにも、血肉で作られた生贄の船みたいなものが出来上がるよりも前に、回収できたのは良かったのだろう。
放置しておけば更なる惨状があったかもしれないと考えると、防止できたのは彼らにとっての救いにもなるかもしれない。
哀れな侵略性の宇宙人の末路だが、せめてもの慈悲をかけられたというべきか…侵略目的なのは同情の余地がないが、あの惨劇を見るとそれでも一応…
「…なっているのか…あれ」
わからない。女神であっても、あれはどうなのかわからない。
ひとまずは、この危険な彼女を無事に地球に送り届けたほうが、無駄な犠牲を出すことが無いかと思い、全ての轟沈艦を分解し終えたところで、帰路へ着くのであった…
「それにしても良いデースね、黒き女神!!運営側としてしっかりとどういうものなのか理解しているのデースけれども、現実世界でもその力が扱えるのは羨ましく思えるのデース!!」
「いや、ティラリアさんの恐竜軍団のほうが女神よりもやばいような…」
「そんなことないのデース!ミーのほうは準備が必要なので、瞬発的なものには弱いのデース。その点、ハルさんの女神の力なら瞬時にやれるのが強みなのデース!!それがあれば、ミーの帝国もより栄えやすいデースし、女神も可愛いデースし…ハルさん、ミーのところに入り婿か入り嫁しないデース?」
「どっちもしないよ!?というか、僕戸籍上男だからまず入り嫁の選択肢自体無いってば!!」
「女神だからありなのデース!!」
「無いってばぁぁぁぁ!!」
…冗談なのはわかるけど、その選択肢は絶対に無い。
というかまず、結婚という選択肢は…あー…いや…
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