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Ver.6.0 ~揺らぎと蕩けと混ざる世界~
ver.6.0-5 宝石の輝き
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ピンクダイヤのような、大きな宝石。
宇宙海賊から得たお宝としては中々のもので、迫力はあるだろう。
個人的には小さめの宝石のほうが綺麗な気がするが、こういうサイズなのも悪くはないのかもしれない。
「でもダイヤだから、鈍器にできそうか…シャレにならないな」
一応、強固さが有名ではあるが砕けやすいという性質もあると耳にしたが、それでも重量もあるからさほどの問題ではない。
絵面がむごさともったいなさを出すと思うが…そんな機会は無いだろう。ダイヤを人の頭にダンクシュートする機会なんてものはありえない。
とにもかくにも、ミーちゃんが帰ってきたら見せて、その後は厄介事の種の香りがするので早期売却を行おうと思いつつ、今日は早々にログアウトを行う。
ソロプレイが基本スタイルだが、最近ミーちゃんと一緒にやっていたせいか、一人でやるのがちょっと味気ない気がするからね。
マリーやリンたち、テイムモンスターたちがいるとはいえ、モノ寂しさを感じないわけではない。
まぁ、お互いに人外のくくりもあるからこその共有感的なものがあるかもしれないが…僕はまだ人間だと思いたい。女神と妖精になれる時点で、もう色々と終っている気がするが、寿命が尽きるまでは人間だと思い続けたい。
【だいぶ手遅れだとは思いますけれどネ】
「それでも僕は、まだ人間…と言いたいなぁ…」
ロロにツッコミを入れられたが、反論するにはちょっと自信がない。
これで生を終えたら人間部分が無くなるだろうし…将来的にこの人間としてのアイデンティティが失われたらどうなるのか不安なところもある。
気にしていても仕方がないので、ログアウトを行った後は寝る準備を行う。
ミーちゃんからのメールが来ていたので確認したら、今晩は吸血界隈の吸血学会にて、オンラインの現実への影響による吸血の変化に関しての話題が出て来たらしく、気になるから参加してから帰ってくるとのこと。
帰りは明日の昼頃になるようなので、ピンクダイヤを見せるまでは少し待つことになるだろう。
急ぐようなものでもないので別に良いけど…アルケディア・オンラインが吸血界隈に与える影響か…モンスターの血が現実に出荷されるとか?
いや、そんなものが出てきて何になるのかと思いたいが、変わった味わいだとかで人気になるとかいう話題になるのだろうか。
色々と気になるので、詳しい話はミーちゃんが戻ってきたときにしてもらおう。
「ふわぁ…眠くなってきたし、今日はさっさと寝ようかな」
妖精の姿で寝る方が実は睡眠の質が良かったりするが、本日は人間としての思いがちょっと強くなったので、人のままで寝る。
明日は休日なので、ミーちゃんが帰ってくる昼頃まで寝られはするだろうが、そこまで惰眠をむさぼる気はない。
さっさとベッドに横になって寝たらすっきり目覚められるので、朝早く目が覚めたらオンラインへログインしようかな…あれ?これはこれでダメな生活の類になるのではなかろうか?
…惰眠とゲームというのはある意味ダメ人間生活の一歩になるのではないかと思いつつ、熟睡した深夜。
室内の電気も落ちて真っ暗になっており、ロロも密かに増築している地下のほうに籠っており、室内には寝息しか聞こえないだろう。
マリーたちもドールからオンラインの世界に戻っており、箱庭の明かりもなく、誰もが寝静まっている…そんな時だった。
―――フォン
室内に置いてある、普段ネットの掲示板の確認に使ったりするようなパソコンが起動し、画面に明かりが灯る。
画面に映し出されるのは、ロック画面のモフモフ動物の写真のはずだったが、違うものに切り替わっていた。
明かるさは最低になっており、ほんの数分だけついていただけで、自然と画面は消え再び暗くなる。
だがしかし、その数分の間に何があったのか…キーボードの上に、大きな物体が置かれていたのであった…
宇宙海賊から得たお宝としては中々のもので、迫力はあるだろう。
個人的には小さめの宝石のほうが綺麗な気がするが、こういうサイズなのも悪くはないのかもしれない。
「でもダイヤだから、鈍器にできそうか…シャレにならないな」
一応、強固さが有名ではあるが砕けやすいという性質もあると耳にしたが、それでも重量もあるからさほどの問題ではない。
絵面がむごさともったいなさを出すと思うが…そんな機会は無いだろう。ダイヤを人の頭にダンクシュートする機会なんてものはありえない。
とにもかくにも、ミーちゃんが帰ってきたら見せて、その後は厄介事の種の香りがするので早期売却を行おうと思いつつ、今日は早々にログアウトを行う。
ソロプレイが基本スタイルだが、最近ミーちゃんと一緒にやっていたせいか、一人でやるのがちょっと味気ない気がするからね。
マリーやリンたち、テイムモンスターたちがいるとはいえ、モノ寂しさを感じないわけではない。
まぁ、お互いに人外のくくりもあるからこその共有感的なものがあるかもしれないが…僕はまだ人間だと思いたい。女神と妖精になれる時点で、もう色々と終っている気がするが、寿命が尽きるまでは人間だと思い続けたい。
【だいぶ手遅れだとは思いますけれどネ】
「それでも僕は、まだ人間…と言いたいなぁ…」
ロロにツッコミを入れられたが、反論するにはちょっと自信がない。
これで生を終えたら人間部分が無くなるだろうし…将来的にこの人間としてのアイデンティティが失われたらどうなるのか不安なところもある。
気にしていても仕方がないので、ログアウトを行った後は寝る準備を行う。
ミーちゃんからのメールが来ていたので確認したら、今晩は吸血界隈の吸血学会にて、オンラインの現実への影響による吸血の変化に関しての話題が出て来たらしく、気になるから参加してから帰ってくるとのこと。
帰りは明日の昼頃になるようなので、ピンクダイヤを見せるまでは少し待つことになるだろう。
急ぐようなものでもないので別に良いけど…アルケディア・オンラインが吸血界隈に与える影響か…モンスターの血が現実に出荷されるとか?
いや、そんなものが出てきて何になるのかと思いたいが、変わった味わいだとかで人気になるとかいう話題になるのだろうか。
色々と気になるので、詳しい話はミーちゃんが戻ってきたときにしてもらおう。
「ふわぁ…眠くなってきたし、今日はさっさと寝ようかな」
妖精の姿で寝る方が実は睡眠の質が良かったりするが、本日は人間としての思いがちょっと強くなったので、人のままで寝る。
明日は休日なので、ミーちゃんが帰ってくる昼頃まで寝られはするだろうが、そこまで惰眠をむさぼる気はない。
さっさとベッドに横になって寝たらすっきり目覚められるので、朝早く目が覚めたらオンラインへログインしようかな…あれ?これはこれでダメな生活の類になるのではなかろうか?
…惰眠とゲームというのはある意味ダメ人間生活の一歩になるのではないかと思いつつ、熟睡した深夜。
室内の電気も落ちて真っ暗になっており、ロロも密かに増築している地下のほうに籠っており、室内には寝息しか聞こえないだろう。
マリーたちもドールからオンラインの世界に戻っており、箱庭の明かりもなく、誰もが寝静まっている…そんな時だった。
―――フォン
室内に置いてある、普段ネットの掲示板の確認に使ったりするようなパソコンが起動し、画面に明かりが灯る。
画面に映し出されるのは、ロック画面のモフモフ動物の写真のはずだったが、違うものに切り替わっていた。
明かるさは最低になっており、ほんの数分だけついていただけで、自然と画面は消え再び暗くなる。
だがしかし、その数分の間に何があったのか…キーボードの上に、大きな物体が置かれていたのであった…
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