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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.2-140 抵抗するは我にあり
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…探ったら出てきてしまった、やばすぎる集団の話。
中身こそ女神の信者のようだが、その真意は黒き女神を着せ替え…辻斬りならぬ辻変身を目論んでいるという、見る人によっては欲望戦隊予備軍ともいえる者たち。
そんな輩の前に、万が一にでも黒き女神の姿になってしまえば、たちまちとてつもない衣装を着せられるのは明白な事実であろう。
「まぁ、妖精化の手段を得た以上、女神になる回数は減るだろうし、そもそもそんな危ないと分かっている奴らの前に出る気もないけど…対策は立てておいたほうが良いか」
それに、今はまだ彼らの目的対象は黒き女神だが、その欲望が暴走してしまえば他のプレイヤーたちへ目を向けかねない。
運営への通報などの手段があるが、それでも未然に危険な芽を狩り取ったほうが良いだろう。
だがしかし、悲しいかな。彼らの目的が目的だけに、今までの女神の力を使った力づくの方法はとれない。
強力な力だとしても人の欲望というものにまでは対応しきれず、むしろ停滞反撃を喰らう可能性だって生じるのだ。
ならば、どのように対抗するかを考えて…コツコツと、まずは地道ながらもやれる場所を進めるしかないと結論付ける。
強制的な変身ビームを使用してくるだろうが、ソレに関しての対抗策がないわけではない。
かつて、黒き女神に向けて放たれたバニー化光線の例があり、あの時はまだ女神だけが対象だったが、その矛策が自分たちに向けられた可能性を考慮し、どうにかできないかと探ったプレイヤーたちがいるらしい。
その研究成果は既に公表されており、手段もわかっている。
「一応、装備の強制変化ということで状態異常系のものに近くなっているらしい。だからこそ、状態異常の耐性を上げれば、当たったとしても変化を受け付けにくくできるはずだ」
【完全に受け付けなくすることはできないですけれどね】
「100%耐性なら良いんだけど…研究結果によると、相手の耐性をまずは下げる追加効果が生じるって言うからなぁ」
集会の場から帰還し中三病さんと別れた後、僕らはグレイ号内部に設けられている研究部屋にて作業を行っていた。
ここは、ロロが作った特殊な研究室となっており、未知の出来事に遭遇した際の対策道具を作る場所としても重宝されているところだ。
そして、錬金術を行う場所としても最適なように施されているのである。
「装備変身系状態異常に対抗する、状態耐性を高める薬を作って損はないけどね。減らせるところからやっていかないとな」
アップデートによってさまざまなアイテムの細かい成分が変更されているのあり、アップデート前に開発されていたものをそのままつくることはできないことを、変身薬で十分思い知っている。
けれども、それでも出てきた成果を解析し、ここで慎重に精査することで、可能な限り作られていたものの再現を、いや、それ以上のものを作成することが出来るはずだ。
「状態異常対抗『レジストポーション』…反転させれば状態異常の耐性を下げることが出来るアイテムになるけど、そっちは前に作ったからね。手順が大体似ているから、作りやすくていいね」
抵抗力を低下させる方法は、前に使ったことがある。
今回はその手段と類似した精製方法を取るため苦労はそこまでなく、敷いているのであれば成分調整に気を遣うぐらいだろうか。
「ふふふ…思い通りに、変身させられるような真似なんて、二度と喰らってたまるか!!」
【バニーにになったときのこと、相当根に持ってますネ】
根に持たずして、何になるのか。
とにもかくにも今は、じっくりと煮込む作業を行うのであった…
「着せ替え人形のようにならないように、絶対に完成させてかつ、さらに対抗策を練りこんでやる‥‥!!」
中身こそ女神の信者のようだが、その真意は黒き女神を着せ替え…辻斬りならぬ辻変身を目論んでいるという、見る人によっては欲望戦隊予備軍ともいえる者たち。
そんな輩の前に、万が一にでも黒き女神の姿になってしまえば、たちまちとてつもない衣装を着せられるのは明白な事実であろう。
「まぁ、妖精化の手段を得た以上、女神になる回数は減るだろうし、そもそもそんな危ないと分かっている奴らの前に出る気もないけど…対策は立てておいたほうが良いか」
それに、今はまだ彼らの目的対象は黒き女神だが、その欲望が暴走してしまえば他のプレイヤーたちへ目を向けかねない。
運営への通報などの手段があるが、それでも未然に危険な芽を狩り取ったほうが良いだろう。
だがしかし、悲しいかな。彼らの目的が目的だけに、今までの女神の力を使った力づくの方法はとれない。
強力な力だとしても人の欲望というものにまでは対応しきれず、むしろ停滞反撃を喰らう可能性だって生じるのだ。
ならば、どのように対抗するかを考えて…コツコツと、まずは地道ながらもやれる場所を進めるしかないと結論付ける。
強制的な変身ビームを使用してくるだろうが、ソレに関しての対抗策がないわけではない。
かつて、黒き女神に向けて放たれたバニー化光線の例があり、あの時はまだ女神だけが対象だったが、その矛策が自分たちに向けられた可能性を考慮し、どうにかできないかと探ったプレイヤーたちがいるらしい。
その研究成果は既に公表されており、手段もわかっている。
「一応、装備の強制変化ということで状態異常系のものに近くなっているらしい。だからこそ、状態異常の耐性を上げれば、当たったとしても変化を受け付けにくくできるはずだ」
【完全に受け付けなくすることはできないですけれどね】
「100%耐性なら良いんだけど…研究結果によると、相手の耐性をまずは下げる追加効果が生じるって言うからなぁ」
集会の場から帰還し中三病さんと別れた後、僕らはグレイ号内部に設けられている研究部屋にて作業を行っていた。
ここは、ロロが作った特殊な研究室となっており、未知の出来事に遭遇した際の対策道具を作る場所としても重宝されているところだ。
そして、錬金術を行う場所としても最適なように施されているのである。
「装備変身系状態異常に対抗する、状態耐性を高める薬を作って損はないけどね。減らせるところからやっていかないとな」
アップデートによってさまざまなアイテムの細かい成分が変更されているのあり、アップデート前に開発されていたものをそのままつくることはできないことを、変身薬で十分思い知っている。
けれども、それでも出てきた成果を解析し、ここで慎重に精査することで、可能な限り作られていたものの再現を、いや、それ以上のものを作成することが出来るはずだ。
「状態異常対抗『レジストポーション』…反転させれば状態異常の耐性を下げることが出来るアイテムになるけど、そっちは前に作ったからね。手順が大体似ているから、作りやすくていいね」
抵抗力を低下させる方法は、前に使ったことがある。
今回はその手段と類似した精製方法を取るため苦労はそこまでなく、敷いているのであれば成分調整に気を遣うぐらいだろうか。
「ふふふ…思い通りに、変身させられるような真似なんて、二度と喰らってたまるか!!」
【バニーにになったときのこと、相当根に持ってますネ】
根に持たずして、何になるのか。
とにもかくにも今は、じっくりと煮込む作業を行うのであった…
「着せ替え人形のようにならないように、絶対に完成させてかつ、さらに対抗策を練りこんでやる‥‥!!」
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