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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.2-130 こういうのもすすめて見たくあり
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…ついに完成した、夢の男体薬。
元から男のプレイヤーには需要がないかもしれないが、女神の力を持つと物凄く必要なものへと変わるだろう。
「そもそも、男性プレイヤーなら普通は女体化薬のほうを求めそうだけどね」
「いや、案外そういう人は多くはない…はず?」
異性にもてる道具ならまだしも、自分自身が異性になるようなものに需要はあるのだろうか。
でも、TSやらばびにくとか、今の世の中にはその手の類の作品が出ているらしいから、思いのほか求める人はいるのかもしれない。
まぁ、そう都合よく絶世の美女や幼女になるようなものではないだろうが…すでにこのオンラインの世界でやった人がいるからこそ、わかっている体験談。
それゆえに、逆の効果を持つこの薬も同じようなもので、下手したらやばい男性の姿の様なものになりかねないが…うん、そうなったら大失敗として封印することにしよう。
とにもかくにも、どういう姿に変わるか試してみるまではわからない。
「おっと、いけないけない。女神の姿になってすぐに飲むんじゃなくて、状態異常になりやすいデバフを先にかけまくらないとな」
「あれ?ネタアイテムだから、飲んですぐに変わるとかじゃないの?」
「一応、性別変化は状態異常の類になるようで、下手したら変化なしなんてこともあるっぽいんだよね」
女神が状態異常にかかりやすいかといえば、神の名が付くように滅茶苦茶耐性があるらしい。
そのため、このまま普通に飲んだとしても都合よく変化しない可能性が大きいので、先にある程度の弱体化をしておいたほうが良いのだ。
以前、神龍帝さんと戦った際にデバフをかけていた姿を見ていたが…大きな力というのは時として、自ら弱らなければ扱いづらいものでもあるのだ。
なので、デバフをかけるわけだが…こういう時に便利なアイテムが存在している。
「というわけで、事前に用意しておいたデバフ用の『ダウンニガ団子』を食べって…」
デバフの必要性があると分かった際に、思いついた手段。
なお、「ニガ団子」ではあるのだが、デバフ用のもののためか味自体にも何故かデバフが入っているらしく、通常のものよりは苦みが薄く、食べづらいわけではない。
食べにくさに対するデバフ…ものによっては、好き嫌いをなくすためのものとして利用できそうか。
「もぐもぐっと…良し、しっかりステータスを見れば、状態異常関連の耐性が格段に落ちているのが見えるな」
「自身の弱体化になるのに、それで喜ぶって光景は不思議な感じがするね」
言われてみればそうだが、気にするものでもあるまい。
ここまでが前菜で、メインはこちらの薬なのだから。
「それじゃ、デバフのかかったまま女神になって…念のために、耐性が一番低い第一段階の状態で試すか」
どの段階の女神でも、ここまでがっつりデバフがかかっていれば薬の効果が出そうだが、それでも万が一というのもある。
これだけ念入りに用意を行えばいいだろう。
どういう風になるのかはともかく、やるだけのことはやった。
「あとは思い切って、いっきに飲み干す!!」
噂だと、流石にこれの味に関してはどうしようもないので、味を感じるよりも早く飲み干したほうが良いらしい。
そのため勢いよく飲んで…
シュウウウウウウウウウウウウウ!!
「うわっ、なんかすごい煙が出てきたんだけど!?」
「えっと、変身時の特殊エフェクトらしい!!煙が出た後に爆発するって!!つまり、これがでたってことは成功し、」
カッ!!ドッガァァァァァァァァァァァァァン!!
…成功したと確信しながらも、盛大に爆発に飲み込まれたのであった。
元から男のプレイヤーには需要がないかもしれないが、女神の力を持つと物凄く必要なものへと変わるだろう。
「そもそも、男性プレイヤーなら普通は女体化薬のほうを求めそうだけどね」
「いや、案外そういう人は多くはない…はず?」
異性にもてる道具ならまだしも、自分自身が異性になるようなものに需要はあるのだろうか。
でも、TSやらばびにくとか、今の世の中にはその手の類の作品が出ているらしいから、思いのほか求める人はいるのかもしれない。
まぁ、そう都合よく絶世の美女や幼女になるようなものではないだろうが…すでにこのオンラインの世界でやった人がいるからこそ、わかっている体験談。
それゆえに、逆の効果を持つこの薬も同じようなもので、下手したらやばい男性の姿の様なものになりかねないが…うん、そうなったら大失敗として封印することにしよう。
とにもかくにも、どういう姿に変わるか試してみるまではわからない。
「おっと、いけないけない。女神の姿になってすぐに飲むんじゃなくて、状態異常になりやすいデバフを先にかけまくらないとな」
「あれ?ネタアイテムだから、飲んですぐに変わるとかじゃないの?」
「一応、性別変化は状態異常の類になるようで、下手したら変化なしなんてこともあるっぽいんだよね」
女神が状態異常にかかりやすいかといえば、神の名が付くように滅茶苦茶耐性があるらしい。
そのため、このまま普通に飲んだとしても都合よく変化しない可能性が大きいので、先にある程度の弱体化をしておいたほうが良いのだ。
以前、神龍帝さんと戦った際にデバフをかけていた姿を見ていたが…大きな力というのは時として、自ら弱らなければ扱いづらいものでもあるのだ。
なので、デバフをかけるわけだが…こういう時に便利なアイテムが存在している。
「というわけで、事前に用意しておいたデバフ用の『ダウンニガ団子』を食べって…」
デバフの必要性があると分かった際に、思いついた手段。
なお、「ニガ団子」ではあるのだが、デバフ用のもののためか味自体にも何故かデバフが入っているらしく、通常のものよりは苦みが薄く、食べづらいわけではない。
食べにくさに対するデバフ…ものによっては、好き嫌いをなくすためのものとして利用できそうか。
「もぐもぐっと…良し、しっかりステータスを見れば、状態異常関連の耐性が格段に落ちているのが見えるな」
「自身の弱体化になるのに、それで喜ぶって光景は不思議な感じがするね」
言われてみればそうだが、気にするものでもあるまい。
ここまでが前菜で、メインはこちらの薬なのだから。
「それじゃ、デバフのかかったまま女神になって…念のために、耐性が一番低い第一段階の状態で試すか」
どの段階の女神でも、ここまでがっつりデバフがかかっていれば薬の効果が出そうだが、それでも万が一というのもある。
これだけ念入りに用意を行えばいいだろう。
どういう風になるのかはともかく、やるだけのことはやった。
「あとは思い切って、いっきに飲み干す!!」
噂だと、流石にこれの味に関してはどうしようもないので、味を感じるよりも早く飲み干したほうが良いらしい。
そのため勢いよく飲んで…
シュウウウウウウウウウウウウウ!!
「うわっ、なんかすごい煙が出てきたんだけど!?」
「えっと、変身時の特殊エフェクトらしい!!煙が出た後に爆発するって!!つまり、これがでたってことは成功し、」
カッ!!ドッガァァァァァァァァァァァァァン!!
…成功したと確信しながらも、盛大に爆発に飲み込まれたのであった。
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