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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-106 格好は自由に選ぶけれど
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なんやかんやありつつ、コスプレのための装備品も作成できた。
微調整も行い、当日へ向けての準備は万全となる。
「あとは、どういうコスプレ装備をしてくる人が多いのか考えるのも面白そうか…やっぱり魔導船版艦た、もといメカ系を選択する人が多いかな?」
「現実世界でないからこそ、重量が凄くありそうな装備を利用したコスプレもありそうかもね」
明日に迫ったコスプレイベント。
楽しみに待ちつつ夕食の場で、春とミントは話し合っていた。
「ふふふ、こういうイベントに春と一緒で遊べるのは良いね!!」
「うんうん、一人よりも楽しめそうだし、なんといっても今回は平和的なイベント。ここ最近の何かと争うようなことじゃない、珍しく、本当に、ほんとーーーーうに、争いごととかに巻き込まれることがなさそうなものだから、物凄く楽しみだよ!!」
様々なイベントに参加してきたが、戦闘があるイベントゆえか、何かと騒動に巻き込まれることが多かった。
だがしかし、今回は純粋なコスプレイベントであり、戦闘とは縁もゆかりもないものだからこそ、面倒ごとに巻き込まれる確率だけは非常に低いのである。
…完全に0でないのは悲しいが、それでも確率としては歴代の中では最低の値になるので、多少は妥協する必要があるだろう。
「それにしても、フレンド登録をしている面々にも聞いてみたけど、大体の人が参加するようだよ」
「前回は魔導船(戦闘力有)の制限があったけど、今回は装備品さえ用意できれば実質制限なしのイベントだから、参加する人はかなり増えるだろうね」
前のイベントと比較すると、一気に参加資格を有するプレイヤーが増加するイベントだけに、人混みだけが多少の不安要素だろう。
いくつかのサーバーがあるので、分散して開催するところもあるようだが、それでもオンラインゲームなこともあり、世界各国から人が一気に集まるイベントにもなる。
そのせいか、イベントを察知した公式の運営からは事前に大丈夫なのか確認するメンテナンスも施すと判断したようで、イベントの3時間前に終わるとはいえ緊急的なメンテナンスも予定されているらしい。
プレイヤーが開催したイベントのようだが、規模が大きければ運営もしっかり安全に運営できるように、少しばかり手も出すようである。
考えたら、以前機械神と一緒にやったイベントも、多少干渉されたからね…気にするようなこともないし、むしろ運営側の方から動いてくれることで、余計なトラブルも減らせるものだ。
「ふふふふ、運営自らトラブル防止のために動くのであれば、必然的に厄介なものたちも防止されてさらに面倒ごとの確率が減る…事前にロロを介して運営側にこれちょっと介入したほうが良いんじゃないかと連絡してよかったよ」
「春、いつの間にそんなことを」
「まぁ、前にちょっと色々とね…というか、何かと運営側と関わるようなことがあったから、こういう時ぐらいはね」
自然になったのではなく、多少工作したが…これも平和にイベントを過ごすため。
面倒事や争いの確率をこれでもかと下げることに関しての努力は惜しまないつもりだ。
「そうなってくると、突発的な変態流星群…もとい、欲望戦隊の爆発的出現も恐れる必要があるが、そちらも対策済みだ」
「お、今回かなり本気のようだけど、対策内容は?」
「黒き女神の特殊形態…電子の海を自由に泳げる特性を生かし、ちょっとばかりハッキングで…」
「それ、犯罪」
「というのは冗談で、マッチョンとアティに協力してもらって、ネットでガセ情報として美女モンスター大量出現予報なるものを出して、そちらに向かうように仕向けました」
「それはそれで…ん?嘘になるけど、これはギリギリセーフ…かな?それにしても、協力を得られたんだね」
「そこはまぁ、あっちはあっちで変態たちに手を焼いているから…多少なりとも、人様に迷惑をかけないように遠くへやるぐらいならということで、快く協力してもらえたよ。…すごく遠い目をしていたから、一応、お礼代わりとしてロロ特性の栄養ドリンクや胃薬効果のあるポーションを渡したけどね」
その他にも様々な面倒ごとの恐れもあるものを、事前に潰しておいた。
楽しむ前にこれほどの労力を使うのは大変だが、その分、見返りは大きいはずである。
「くくくく、せっかくの平和的なイベントだ。最初は軽いつもりでやったけど、平穏を勝ち取ってみたいと思って、結構ガチでやったからね…当日が楽しみだね」
「春、何か腹黒くなってない?黒き女神として目覚めてから…いや、前々からだったかなぁ?」
ミントに飽きられたように言われたが、気にするようなことではないだろう。
何にしても、徹底的な対策を春は色々と練っていたようであった…
「ああ、ついでに先日の正体不明の何かがやってくる可能性もあったから、こちらも対策していたりするよ」
「え?解析できない何かしらのヤバイモノって聞いているけど、どうにかできるの?」
「…あの女神と独立分身できるランプを使って、黒き女神単体で、コスプレ会場現場に全力で結界をはるからね。そう簡単に、侵入できないはずだよ」
「そういえば、あったねそんな道具」
…御礼分身ランプ、久しぶりに使うことになるけど前回使用から結構時間が経ったので、実は使用可能になっていたりする。
なので、当日は黒き女神を一時的に分離させ、会場周辺に面倒なものが絶対にやってこない結界を全力で張ってもらうつもりである。
まぁ、分離する影響で一時的に僕のほうが女神になれなくなるけど、特に大したことではあるまい。
場合によっては、女神の目撃情報が出るかもしれないが、別々に出ることになるので結びついて考えるような奴もいないだろうし、身バレ防止策としても役立つだろう…ふふふ、今回は結構ガチだぞ…
微調整も行い、当日へ向けての準備は万全となる。
「あとは、どういうコスプレ装備をしてくる人が多いのか考えるのも面白そうか…やっぱり魔導船版艦た、もといメカ系を選択する人が多いかな?」
「現実世界でないからこそ、重量が凄くありそうな装備を利用したコスプレもありそうかもね」
明日に迫ったコスプレイベント。
楽しみに待ちつつ夕食の場で、春とミントは話し合っていた。
「ふふふ、こういうイベントに春と一緒で遊べるのは良いね!!」
「うんうん、一人よりも楽しめそうだし、なんといっても今回は平和的なイベント。ここ最近の何かと争うようなことじゃない、珍しく、本当に、ほんとーーーーうに、争いごととかに巻き込まれることがなさそうなものだから、物凄く楽しみだよ!!」
様々なイベントに参加してきたが、戦闘があるイベントゆえか、何かと騒動に巻き込まれることが多かった。
だがしかし、今回は純粋なコスプレイベントであり、戦闘とは縁もゆかりもないものだからこそ、面倒ごとに巻き込まれる確率だけは非常に低いのである。
…完全に0でないのは悲しいが、それでも確率としては歴代の中では最低の値になるので、多少は妥協する必要があるだろう。
「それにしても、フレンド登録をしている面々にも聞いてみたけど、大体の人が参加するようだよ」
「前回は魔導船(戦闘力有)の制限があったけど、今回は装備品さえ用意できれば実質制限なしのイベントだから、参加する人はかなり増えるだろうね」
前のイベントと比較すると、一気に参加資格を有するプレイヤーが増加するイベントだけに、人混みだけが多少の不安要素だろう。
いくつかのサーバーがあるので、分散して開催するところもあるようだが、それでもオンラインゲームなこともあり、世界各国から人が一気に集まるイベントにもなる。
そのせいか、イベントを察知した公式の運営からは事前に大丈夫なのか確認するメンテナンスも施すと判断したようで、イベントの3時間前に終わるとはいえ緊急的なメンテナンスも予定されているらしい。
プレイヤーが開催したイベントのようだが、規模が大きければ運営もしっかり安全に運営できるように、少しばかり手も出すようである。
考えたら、以前機械神と一緒にやったイベントも、多少干渉されたからね…気にするようなこともないし、むしろ運営側の方から動いてくれることで、余計なトラブルも減らせるものだ。
「ふふふふ、運営自らトラブル防止のために動くのであれば、必然的に厄介なものたちも防止されてさらに面倒ごとの確率が減る…事前にロロを介して運営側にこれちょっと介入したほうが良いんじゃないかと連絡してよかったよ」
「春、いつの間にそんなことを」
「まぁ、前にちょっと色々とね…というか、何かと運営側と関わるようなことがあったから、こういう時ぐらいはね」
自然になったのではなく、多少工作したが…これも平和にイベントを過ごすため。
面倒事や争いの確率をこれでもかと下げることに関しての努力は惜しまないつもりだ。
「そうなってくると、突発的な変態流星群…もとい、欲望戦隊の爆発的出現も恐れる必要があるが、そちらも対策済みだ」
「お、今回かなり本気のようだけど、対策内容は?」
「黒き女神の特殊形態…電子の海を自由に泳げる特性を生かし、ちょっとばかりハッキングで…」
「それ、犯罪」
「というのは冗談で、マッチョンとアティに協力してもらって、ネットでガセ情報として美女モンスター大量出現予報なるものを出して、そちらに向かうように仕向けました」
「それはそれで…ん?嘘になるけど、これはギリギリセーフ…かな?それにしても、協力を得られたんだね」
「そこはまぁ、あっちはあっちで変態たちに手を焼いているから…多少なりとも、人様に迷惑をかけないように遠くへやるぐらいならということで、快く協力してもらえたよ。…すごく遠い目をしていたから、一応、お礼代わりとしてロロ特性の栄養ドリンクや胃薬効果のあるポーションを渡したけどね」
その他にも様々な面倒ごとの恐れもあるものを、事前に潰しておいた。
楽しむ前にこれほどの労力を使うのは大変だが、その分、見返りは大きいはずである。
「くくくく、せっかくの平和的なイベントだ。最初は軽いつもりでやったけど、平穏を勝ち取ってみたいと思って、結構ガチでやったからね…当日が楽しみだね」
「春、何か腹黒くなってない?黒き女神として目覚めてから…いや、前々からだったかなぁ?」
ミントに飽きられたように言われたが、気にするようなことではないだろう。
何にしても、徹底的な対策を春は色々と練っていたようであった…
「ああ、ついでに先日の正体不明の何かがやってくる可能性もあったから、こちらも対策していたりするよ」
「え?解析できない何かしらのヤバイモノって聞いているけど、どうにかできるの?」
「…あの女神と独立分身できるランプを使って、黒き女神単体で、コスプレ会場現場に全力で結界をはるからね。そう簡単に、侵入できないはずだよ」
「そういえば、あったねそんな道具」
…御礼分身ランプ、久しぶりに使うことになるけど前回使用から結構時間が経ったので、実は使用可能になっていたりする。
なので、当日は黒き女神を一時的に分離させ、会場周辺に面倒なものが絶対にやってこない結界を全力で張ってもらうつもりである。
まぁ、分離する影響で一時的に僕のほうが女神になれなくなるけど、特に大したことではあるまい。
場合によっては、女神の目撃情報が出るかもしれないが、別々に出ることになるので結びついて考えるような奴もいないだろうし、身バレ防止策としても役立つだろう…ふふふ、今回は結構ガチだぞ…
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