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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-100 防止策は厳重に
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…他のプレイヤーたちの攻撃もあり、敵艦隊に集中するだけではなく、正体不明の何者かの妨害を行うことに支障はなく、無事に時間が流れていった。
途中、ゴリラ頭の船からにょきっと巨大な胴体が生えたり、サーカステントっぽい船からはヤマタノオロチのようなライオンヘッドのモンスターが飛び出したり、合体の余波で吹き飛ばす船が出るなどのことがあったが、特に問題は無い。
「しいて言うのならば、正体不明の敵を追い払う前に200近い数の兵器を使用したことか…結構、しつこかったなぁ…」
『エンジンの改良によりエネルギーに問題は無いですが…しつこさに呆れましたネ』
バレないように転送しては砲撃を行い、どうにか撃退にも成功した。
しかしながら、こちらの損害はほぼ無いとはいえ、精神的に疲れはしただろう。
【結局、分析できませんでしたね…後で運営側に、得られたデータだけでも提出しておきマス】
「頼むよ。こういう面倒事はもう、プレイヤーの手には負えなさそうだからね」
物凄く面倒そうな案件だからこそ、今回の妨害で出現を食い止めた代わりに、全力で運営側に投げることにする。
まぁ、こういう妨害工作を隠れてやるのも悪くはない。
何しろ、この手のデータをたくさん得ることが出来れば、今後のアルケディア・オンライン内のプレイにおいてあることが生かせる。
それは、欲望戦隊への接触妨害工作。
どこからともなく現れ、何かしらのやらかしをしてしまう欲望戦隊。
彼らに対して生半可な妨害は通用しないことは理解しており、欲望力が強すぎてどんな障害も楽々突破してしまい、その変態性の凄まじさも同時に欲望を阻む障害を吹き飛ばす力として実証されている。
一番良いのは近寄らないことだが、場合によってはあちらからくる場合や、このオンラインの世界では何かしらの不慮の事故が起きる可能性もあり、永遠に出くわさないなんてことはできないだろう。
だがしかし、ここでこの妨害工作のデータがあれば、役に立つこと間違いない。
こちらから避けるのにも限度があるのならば、相手がこれないように工夫を凝らすことで、双方に波を絶たせることは無いだろう。
むしろ、この妨害策を世に広めれば、変態の被害を食い止めることが出来るかもしれない。
…先に通報等でアカウントBANなどをしたほうが早くないか、というツッコミがありそうだが、ああ見えて欲望戦隊は悪人というわけでもなく、それなりに役に立つこともしているらしいのでどうしようもない…いや、変態ならそこからどうにかして、変態専用サーバーとか作ってもらって、そちらで遊んでもらうほうが良いのかもしれない。
けれどもそんなコストや時間をかけるよりも、無駄に近寄らせないような方法を取ったほうが良いだろう。
「そもそも、妨害工作用の兵器の類はグレイ号ならほぼノーコストで使用できるしね…」
エネルギーが有り余るのであれば、その分を利用すればいい。
なんともまぁ平和的な活用方法であり、これはこれで良い利用方法でもあるだろう。
とにもかくにも、妨害を何度も重ねまくり、どうにか正体不明の何者かの侵入を防ぐことには成功したようで、次第に反応は薄くなり、ついには表示されなくなった。
再びやってくる可能性が否定できないが、今の状況ならばしばらくは大丈夫かもしれない。
それに、後方支援も絶やさずにやっていたおかげで…どうやら、イベントのほうもそろそろ終焉を迎えるらしい。
敵の母艦らしいものがボスとして出てくるようで、全員最後の総攻撃とばかりに準備を進めている様子だ。
「さてと、色々と厄介なことがあったけど、終盤ぐらいはまともに楽しむとしようかな」
強すぎる兵装はいったん収納してもらい、ここは通常兵装で参加するほうが良い。
色々と精神的に疲れたことは多かったが、その分、得られたものも多いようであった…
【---それにしても、妙なものですネ。同一のところのものかと思いましたが、結局別者だったようですし…うーん、これは後で大変そうですかネ】
…ぼそりと何かロロがつぶやいたようだが、それは誰も聞くことはなかった…
途中、ゴリラ頭の船からにょきっと巨大な胴体が生えたり、サーカステントっぽい船からはヤマタノオロチのようなライオンヘッドのモンスターが飛び出したり、合体の余波で吹き飛ばす船が出るなどのことがあったが、特に問題は無い。
「しいて言うのならば、正体不明の敵を追い払う前に200近い数の兵器を使用したことか…結構、しつこかったなぁ…」
『エンジンの改良によりエネルギーに問題は無いですが…しつこさに呆れましたネ』
バレないように転送しては砲撃を行い、どうにか撃退にも成功した。
しかしながら、こちらの損害はほぼ無いとはいえ、精神的に疲れはしただろう。
【結局、分析できませんでしたね…後で運営側に、得られたデータだけでも提出しておきマス】
「頼むよ。こういう面倒事はもう、プレイヤーの手には負えなさそうだからね」
物凄く面倒そうな案件だからこそ、今回の妨害で出現を食い止めた代わりに、全力で運営側に投げることにする。
まぁ、こういう妨害工作を隠れてやるのも悪くはない。
何しろ、この手のデータをたくさん得ることが出来れば、今後のアルケディア・オンライン内のプレイにおいてあることが生かせる。
それは、欲望戦隊への接触妨害工作。
どこからともなく現れ、何かしらのやらかしをしてしまう欲望戦隊。
彼らに対して生半可な妨害は通用しないことは理解しており、欲望力が強すぎてどんな障害も楽々突破してしまい、その変態性の凄まじさも同時に欲望を阻む障害を吹き飛ばす力として実証されている。
一番良いのは近寄らないことだが、場合によってはあちらからくる場合や、このオンラインの世界では何かしらの不慮の事故が起きる可能性もあり、永遠に出くわさないなんてことはできないだろう。
だがしかし、ここでこの妨害工作のデータがあれば、役に立つこと間違いない。
こちらから避けるのにも限度があるのならば、相手がこれないように工夫を凝らすことで、双方に波を絶たせることは無いだろう。
むしろ、この妨害策を世に広めれば、変態の被害を食い止めることが出来るかもしれない。
…先に通報等でアカウントBANなどをしたほうが早くないか、というツッコミがありそうだが、ああ見えて欲望戦隊は悪人というわけでもなく、それなりに役に立つこともしているらしいのでどうしようもない…いや、変態ならそこからどうにかして、変態専用サーバーとか作ってもらって、そちらで遊んでもらうほうが良いのかもしれない。
けれどもそんなコストや時間をかけるよりも、無駄に近寄らせないような方法を取ったほうが良いだろう。
「そもそも、妨害工作用の兵器の類はグレイ号ならほぼノーコストで使用できるしね…」
エネルギーが有り余るのであれば、その分を利用すればいい。
なんともまぁ平和的な活用方法であり、これはこれで良い利用方法でもあるだろう。
とにもかくにも、妨害を何度も重ねまくり、どうにか正体不明の何者かの侵入を防ぐことには成功したようで、次第に反応は薄くなり、ついには表示されなくなった。
再びやってくる可能性が否定できないが、今の状況ならばしばらくは大丈夫かもしれない。
それに、後方支援も絶やさずにやっていたおかげで…どうやら、イベントのほうもそろそろ終焉を迎えるらしい。
敵の母艦らしいものがボスとして出てくるようで、全員最後の総攻撃とばかりに準備を進めている様子だ。
「さてと、色々と厄介なことがあったけど、終盤ぐらいはまともに楽しむとしようかな」
強すぎる兵装はいったん収納してもらい、ここは通常兵装で参加するほうが良い。
色々と精神的に疲れたことは多かったが、その分、得られたものも多いようであった…
【---それにしても、妙なものですネ。同一のところのものかと思いましたが、結局別者だったようですし…うーん、これは後で大変そうですかネ】
…ぼそりと何かロロがつぶやいたようだが、それは誰も聞くことはなかった…
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