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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-83 何かと様式美は大事なもので
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気が付けば日が過ぎ去り、三日間の改造期間はあっという間だった。
改造内容がかなりあるようなので、期間が延長されたりする可能性もあったが、そこはしっかりと期日を守れるように計画的にやっていたからこその余裕もあり、現実世界で普通に家事をこなしつつもロロはやり遂げたようだ。
「…それで、ドックに来たけど…なんか、沈んでない?」
「船影がギリギリ見えるけど…透過度がかなり低い、緑色の液体に浸かっているよね」
水から引き上げられた状態で、妖精郷のドックに固定されていたはずのグレイ号。
だが、その姿はすぐに見ることはできないようで、船自体が謎の液体に浸された状態になっているようだ。
【これは、最終工程で使用した特殊溶液デス。これに浸すことで、船全体を余すことなくコーティングできるものになっていマス。なお、緑色の液体になっていますが、これは完了して化学変化が終了し、沈静化したのでこの色合いになったのデス】
「完了前は?」
【ポリ〇ンショックのような発光をしていまシタ】
明らかにやばいものではなかろうか、その発光は。
とにもかくにも、どうやら船はこの液体に浸かりつつも、完成した状態になっているらしい。
【さて、では主様にお披露目するために、溶液を排出いたしマス】
そう言いながら、ロロは近くにあった大きなバルブを回す。
すると、ゴゴゴゴっと音を立てて、ゆっくり水位が下がり始めた。
船影がゆっくりと水面に近づき、徐々にその姿をあらわにしていく。
「…これが、改造を終えたグレイ号か」
【はい、外観の大幅な変更はありませんがそれでもいくつ関わっており、内部も大改装されていマス】
戦艦としての外観は以前と似ているが、全体的にややシャープな形状になっている。
色合いも上部分が黒がやや濃いグレーに、喫水線と思われる下部分も同様の下地でありつつあずき色のような赤みを…いや、どちらかといえば濃い血の色のようなブラッドな感じに仕上がっている。
主砲、副砲などの数は変更がないが、口径が少し大きくなっており、内部にしぼりのようなものが備えられて様々な口径で砲撃が可能な改造が施されているらしい。
また、目立つ外部兵装以外にも対空迎撃システムがあるらしいが、内部収納されているからこそ、少しシンプルなように見えるようだ。
【上部の兵装は新規に作られたものですが、前に使用していたものは廃棄しておらず、船底に収納されており、いざという時には出して、宇宙空間で360度ありとあらゆる方向に対応可能なようになっている状態デス。また、見える外部兵装以外にも特殊なエネルギーリングを生みだし、防壁や高速回転による遠心力で撃ちだすエネルギー弾などのシステムも組み込んでいマス】
「今見える以上のものが、戦闘時に出されるってことか…」
戦闘方面への性能がかなり底上げされたようで、使用されていたいくつかの兵装が見直されて、より強力なものに切り替えられているらしい。
また、以前月面に不時着後に材料面で難航した経験を活かし、エンジンから生み出すエネルギーや空間のエネルギーを吸い上げて、錬金術のシステムを活かして内部変換を行い、本当に何も無い無の空間でなければ材料を精製しまくることが可能らしい。
【その分、エネルギー消費量が爆増しましたが…以前使われていたエンジン形式はサブエンジンの点火装置として補助動力へ変更。新たに新型の空間崩壊式エンジンをサブに、メインを次元境界滅亡式エンジンにして、桁違いのエネルギー生成が可能になりまシタ】
「明らかに、物騒な型式が使用されているけど…大丈夫なの、それ?」
【最初、設計した時は生み出されるエネルギー量が多すぎて、流す前に船体内部のエネルギーラインがすべて蒸発しかねないという問題しかなかったのですが…そのあたりは、技術面でクリアしまシタ。一度、発生したエネルギーを無の存在に切り替え、使用時に活性化・顕現状態にさせることで負荷を極力まで抑えるシステムが出来たのデス】
生み出すエネルギー量は桁違いに多いが、莫大な電流で機械が駄目になるのと同じ理屈で、最初は別のものを使おうと検討していたらしい。
けれども、様々な専門家と意見を交えた結果、仕様に目途が立ったようだ。
【特殊鉱石アルデスヨンも、それに一役買っていますからね。おかげで、再計算したところ、より高出力のエネルギーが生み出されることも判明したのですが、それも大丈夫なことを確認しましたので問題ありまセン】
ただし、莫大なエネルギーを生みだせるエンジンだが、すべて使いきれるわけではない。
通常航行時はどうしても余分なエネルギーが発生するため、艦内に消費可能な設備を色々と増築したようだ。
【また、莫大なエネルギーを瞬時にチャージできる特殊増幅炉も追加しましたので…わかりやすく言えば、某宇宙戦艦最終兵器が何千発も放てるような状態になったようなものデス】
「さらりと物凄くやばいこといっているよね」
「どれだけの魔改造を施しているの…」
なお、ここでこれだけの技術を扱えるならば、現実世界にも同様のものが生み出せるのではと思ったが、流石にそれは無理らしい。
アルケディア・オンラインというゲームの世界だからこそ、現実ではありえないような性能を持つ貴金属が存在しており、それらを利用してようやく実現するようだ。
同じようなものを作ろうとしたら、悲惨なことになるのは間違いないそうである。
【そのあたりの方面に関しては、現実世界の技術が追い付くか、もしくはここから…いえ、その話はまた後にしましょウ。とりあえず、内部の方にもご案内しますネ】
「わかった。それにしても、設備を増築したというけど、前より外観がスマートだから、本当にそうなのか疑問なんだけど…」
【ハウスシステムの技術を応用し、圧縮した特殊空間を使用しておりマス】
色々な魔改造を経て、強化されたグレイ号。
まだ他の仕掛けもあるようで、不安も少々あれども、少年心くすぐるような仕掛けもあるらしく、少しずつ楽しみになってくるのであった…
【ちなみに、第二神域…要塞島で使用されていた技術も装甲に利用しましたので、以前この船を喰らおうとしていた正体不明の筒状船に狙われても、内部の歯を全てへし折って脱出することが可能なレベルまで強化していマス】
「ガッチガチに固めたのか…」
…同じ状況に陥っても、問題ない様に対策済みらしい。欠点として、あまりにも強固な装甲になってしまったので、前に使用していた電磁防壁等のシステムの防御力を凌駕してしまい、システムの存在価値を失わせてしまうらしい。
まぁ、その対策として新しい防壁システムも備え付けられたようだが…装甲だけでも大幅に強化しすぎているよね、この船。何と戦うことを想定してそこまで強化したのやら…
改造内容がかなりあるようなので、期間が延長されたりする可能性もあったが、そこはしっかりと期日を守れるように計画的にやっていたからこその余裕もあり、現実世界で普通に家事をこなしつつもロロはやり遂げたようだ。
「…それで、ドックに来たけど…なんか、沈んでない?」
「船影がギリギリ見えるけど…透過度がかなり低い、緑色の液体に浸かっているよね」
水から引き上げられた状態で、妖精郷のドックに固定されていたはずのグレイ号。
だが、その姿はすぐに見ることはできないようで、船自体が謎の液体に浸された状態になっているようだ。
【これは、最終工程で使用した特殊溶液デス。これに浸すことで、船全体を余すことなくコーティングできるものになっていマス。なお、緑色の液体になっていますが、これは完了して化学変化が終了し、沈静化したのでこの色合いになったのデス】
「完了前は?」
【ポリ〇ンショックのような発光をしていまシタ】
明らかにやばいものではなかろうか、その発光は。
とにもかくにも、どうやら船はこの液体に浸かりつつも、完成した状態になっているらしい。
【さて、では主様にお披露目するために、溶液を排出いたしマス】
そう言いながら、ロロは近くにあった大きなバルブを回す。
すると、ゴゴゴゴっと音を立てて、ゆっくり水位が下がり始めた。
船影がゆっくりと水面に近づき、徐々にその姿をあらわにしていく。
「…これが、改造を終えたグレイ号か」
【はい、外観の大幅な変更はありませんがそれでもいくつ関わっており、内部も大改装されていマス】
戦艦としての外観は以前と似ているが、全体的にややシャープな形状になっている。
色合いも上部分が黒がやや濃いグレーに、喫水線と思われる下部分も同様の下地でありつつあずき色のような赤みを…いや、どちらかといえば濃い血の色のようなブラッドな感じに仕上がっている。
主砲、副砲などの数は変更がないが、口径が少し大きくなっており、内部にしぼりのようなものが備えられて様々な口径で砲撃が可能な改造が施されているらしい。
また、目立つ外部兵装以外にも対空迎撃システムがあるらしいが、内部収納されているからこそ、少しシンプルなように見えるようだ。
【上部の兵装は新規に作られたものですが、前に使用していたものは廃棄しておらず、船底に収納されており、いざという時には出して、宇宙空間で360度ありとあらゆる方向に対応可能なようになっている状態デス。また、見える外部兵装以外にも特殊なエネルギーリングを生みだし、防壁や高速回転による遠心力で撃ちだすエネルギー弾などのシステムも組み込んでいマス】
「今見える以上のものが、戦闘時に出されるってことか…」
戦闘方面への性能がかなり底上げされたようで、使用されていたいくつかの兵装が見直されて、より強力なものに切り替えられているらしい。
また、以前月面に不時着後に材料面で難航した経験を活かし、エンジンから生み出すエネルギーや空間のエネルギーを吸い上げて、錬金術のシステムを活かして内部変換を行い、本当に何も無い無の空間でなければ材料を精製しまくることが可能らしい。
【その分、エネルギー消費量が爆増しましたが…以前使われていたエンジン形式はサブエンジンの点火装置として補助動力へ変更。新たに新型の空間崩壊式エンジンをサブに、メインを次元境界滅亡式エンジンにして、桁違いのエネルギー生成が可能になりまシタ】
「明らかに、物騒な型式が使用されているけど…大丈夫なの、それ?」
【最初、設計した時は生み出されるエネルギー量が多すぎて、流す前に船体内部のエネルギーラインがすべて蒸発しかねないという問題しかなかったのですが…そのあたりは、技術面でクリアしまシタ。一度、発生したエネルギーを無の存在に切り替え、使用時に活性化・顕現状態にさせることで負荷を極力まで抑えるシステムが出来たのデス】
生み出すエネルギー量は桁違いに多いが、莫大な電流で機械が駄目になるのと同じ理屈で、最初は別のものを使おうと検討していたらしい。
けれども、様々な専門家と意見を交えた結果、仕様に目途が立ったようだ。
【特殊鉱石アルデスヨンも、それに一役買っていますからね。おかげで、再計算したところ、より高出力のエネルギーが生み出されることも判明したのですが、それも大丈夫なことを確認しましたので問題ありまセン】
ただし、莫大なエネルギーを生みだせるエンジンだが、すべて使いきれるわけではない。
通常航行時はどうしても余分なエネルギーが発生するため、艦内に消費可能な設備を色々と増築したようだ。
【また、莫大なエネルギーを瞬時にチャージできる特殊増幅炉も追加しましたので…わかりやすく言えば、某宇宙戦艦最終兵器が何千発も放てるような状態になったようなものデス】
「さらりと物凄くやばいこといっているよね」
「どれだけの魔改造を施しているの…」
なお、ここでこれだけの技術を扱えるならば、現実世界にも同様のものが生み出せるのではと思ったが、流石にそれは無理らしい。
アルケディア・オンラインというゲームの世界だからこそ、現実ではありえないような性能を持つ貴金属が存在しており、それらを利用してようやく実現するようだ。
同じようなものを作ろうとしたら、悲惨なことになるのは間違いないそうである。
【そのあたりの方面に関しては、現実世界の技術が追い付くか、もしくはここから…いえ、その話はまた後にしましょウ。とりあえず、内部の方にもご案内しますネ】
「わかった。それにしても、設備を増築したというけど、前より外観がスマートだから、本当にそうなのか疑問なんだけど…」
【ハウスシステムの技術を応用し、圧縮した特殊空間を使用しておりマス】
色々な魔改造を経て、強化されたグレイ号。
まだ他の仕掛けもあるようで、不安も少々あれども、少年心くすぐるような仕掛けもあるらしく、少しずつ楽しみになってくるのであった…
【ちなみに、第二神域…要塞島で使用されていた技術も装甲に利用しましたので、以前この船を喰らおうとしていた正体不明の筒状船に狙われても、内部の歯を全てへし折って脱出することが可能なレベルまで強化していマス】
「ガッチガチに固めたのか…」
…同じ状況に陥っても、問題ない様に対策済みらしい。欠点として、あまりにも強固な装甲になってしまったので、前に使用していた電磁防壁等のシステムの防御力を凌駕してしまい、システムの存在価値を失わせてしまうらしい。
まぁ、その対策として新しい防壁システムも備え付けられたようだが…装甲だけでも大幅に強化しすぎているよね、この船。何と戦うことを想定してそこまで強化したのやら…
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