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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-82 ふざけていても、結構重要
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「アルデスヨンを、粒子状に加工?え、インゴットにして装甲版に使うとかじゃないの?」
【違いますネ。現在、新型合金を錬成中であり、船の装甲版の大半は、その金属で補う予定デス。今回、主様たちに持ってきていただいた特殊鉱石アルデスヨンは、インゴットにして扱うのは不向きなものなのデス】
…ダンジョンをどうにか制覇し、ハルたちは第一神域こと妖精郷ある、グレイ号が改装を受けているドックへ戻ってきた。
そこでダンジョンから入手した鉱石をロロに渡してクエストクリアとなったわけだが、気になってその使い道を聞いてみたのである。
【こちらの特殊鉱石アルデスヨンですが、『自己存在凝固鉱石』とも呼ばれており、自己存在確定補助装置の流体エネルギー補助粒子として使用する予定なのデス】
「補助粒子って…本当にどういう改造を施す気なの?」
船全体が現在固定されて、あちこちの部品が外されている状況が見えるが、何か新しいものを埋め込みまくる気なのだろうか。
主砲、副砲なんかも外されているようだし、船の塗装用の塗料っぽいのも新し色合いのものが用意されているの見える。
【外観としては、大きく変貌しませんが…まぁ、中身を色々と入れ替える予定なのデス。先日、現実世界のほうにワープアウトしてしまったり、空間の迷宮で襲撃を受けての逃走の負荷なども大きかったので、いくつか修理できなかったのもあって、思い切った大改装になるのですが…出力自体は、改装前よりもはるかに上回るものになるはずデス】
本来はある程度の修理も行いたかったそうだが、思っていた以上に内部のダメージも大きかったらしい。
そこで、盛大に色々と追加するようで、今回取ってきた鉱石も何かしらの装置の材料にするようだ。
【改造予定時間は、現実時間にて3日ほどかかる予定ですが…不十分だった現実世界とは異なり、こちらはしっかりと主様のおひざ元の場所でかつ、材料が存分にそろってますからネ】
現実世界で応急処置をした場所とは異なり、ここはしっかりとした設備が整っている。
一部は機械神のほうにもお願いして設置したものもあるようで、万全の態勢で行えるらしい。
なお、その費用に関してはロロが自腹で用意したらしく、僕の懐のALが痛むことはないらしい。
機械神側のほうも依頼を受け、ばっちり仕事をこなして、報酬をもらったようだ。
…まぁ、メールが来たが、既に報酬金を使い切ったらしく、今度またレイドボスバトルを開催しないかというお誘いも来たが。
何をやっているの、あの人。結構なALを支払っていたって話なんだけど、それをもう使い切るってどういう使い方をしたのやら。
とにもかくにも、これでクエストが終わったので、後はグレイ号の大改造を待つだけである。
既に大惨事…もとい第三次改装は済んでいるので、大惨事になるようなことはあるまい(誤字にあらず、惨事と認めたくはないが…うん、まともに見たらそうかもしれない状態ともいえる)。
現実世界のほうにワープできている時点で相当ヤバい船になっているので、ここから大改装を受けたとしても、大幅すぎる改造にはなるまい。
怪しい装置名が聞こえた気がしなくもないが、さらに上回るようなことは無いだろう。
いや、油断しない方が良いか…下手したら、この改装で現実世界に飛んだ上に、銀河の限界までワープできる船になりかねん。
流石にアルケディア・オンラインというゲーム内なので、そこまでぶっ飛び過ぎたものが出来上がるとは思えないが、ロロならやりかねないという嫌な信頼感を獲得してしまっている。
ただでさえ、将来的に女神の道がありそうだしなぁ…その経歴に、銀河の果てまで向かっていたら、次に何を得てしまうの変わらない。
むしろ銀河の果てどころか、宇宙のかなたまで生きかねないのか…放射能除去装置とかあれば、それなら普通に需要がありそうだから、それはそれでありか。
「まぁ、僕らがこれ以上口を出しても解決しない問題から仕方がないかなぁ…」
「私も何も言えないからね。そもそもあれ、春の持ち物だし」
クエストが終了したのもあり、いったん僕らは現実の世界のほうにログアウトした。
あの世界であれやこれやと考えていても、仕方がないことだ。
「僕の所有している船だけど…改装に関してはほとんどロロが担っているからね。ある程度の要望があれば答えてくれたけど、先日の襲撃もあったし…強くするならとやかく言えないんだよねぇ」
グレイ号を限界まで酷使しすぎたことがあるゆえに、その改装となるととやかく言えまい。
あの船には意志があるようだし、自身の強化につながるならばということで、受け入れて魔改造をされるだろう。
「そうかなー、案外、全力で横に首を振っていそうだけど」
「流石に船に、首はないよ…」
船首はあるが、人の首はない。
あの船に人の頭が付いてぶんぶん横に振るならわかるが、流石にそんな奇怪な改造をすることもないだろう。
世の中広いもので、全部骸骨で作ったとか、スライム、紐、ナマコ、宇宙怪鳥ボゲランズなどの船に使って良いのかと思えるようなもので改造する人がいるとかいう話もあるが…その猛者には負けるか。負けて良い話なのか。
ぶっ飛び過ぎたものにならないように、祈っておくべきかと気持ちを切り替えるのであった…
「こういう時の切り替えは、別情報が入るに限るか。ミーちゃん、適当に何かテレビをつけてニュースを流して―」
「良いよー」
『本日、ロリ国において式典が―――』
『UMA発見か?雪山に作られた巨大学園に迫る―――』
『ギリギリランドにてハ行ギリギリの――』
『宇宙エレベータ事業において、月側のホテル建築予---』
『---ネット社会の中、何やら謎のウイルスが―――』
【違いますネ。現在、新型合金を錬成中であり、船の装甲版の大半は、その金属で補う予定デス。今回、主様たちに持ってきていただいた特殊鉱石アルデスヨンは、インゴットにして扱うのは不向きなものなのデス】
…ダンジョンをどうにか制覇し、ハルたちは第一神域こと妖精郷ある、グレイ号が改装を受けているドックへ戻ってきた。
そこでダンジョンから入手した鉱石をロロに渡してクエストクリアとなったわけだが、気になってその使い道を聞いてみたのである。
【こちらの特殊鉱石アルデスヨンですが、『自己存在凝固鉱石』とも呼ばれており、自己存在確定補助装置の流体エネルギー補助粒子として使用する予定なのデス】
「補助粒子って…本当にどういう改造を施す気なの?」
船全体が現在固定されて、あちこちの部品が外されている状況が見えるが、何か新しいものを埋め込みまくる気なのだろうか。
主砲、副砲なんかも外されているようだし、船の塗装用の塗料っぽいのも新し色合いのものが用意されているの見える。
【外観としては、大きく変貌しませんが…まぁ、中身を色々と入れ替える予定なのデス。先日、現実世界のほうにワープアウトしてしまったり、空間の迷宮で襲撃を受けての逃走の負荷なども大きかったので、いくつか修理できなかったのもあって、思い切った大改装になるのですが…出力自体は、改装前よりもはるかに上回るものになるはずデス】
本来はある程度の修理も行いたかったそうだが、思っていた以上に内部のダメージも大きかったらしい。
そこで、盛大に色々と追加するようで、今回取ってきた鉱石も何かしらの装置の材料にするようだ。
【改造予定時間は、現実時間にて3日ほどかかる予定ですが…不十分だった現実世界とは異なり、こちらはしっかりと主様のおひざ元の場所でかつ、材料が存分にそろってますからネ】
現実世界で応急処置をした場所とは異なり、ここはしっかりとした設備が整っている。
一部は機械神のほうにもお願いして設置したものもあるようで、万全の態勢で行えるらしい。
なお、その費用に関してはロロが自腹で用意したらしく、僕の懐のALが痛むことはないらしい。
機械神側のほうも依頼を受け、ばっちり仕事をこなして、報酬をもらったようだ。
…まぁ、メールが来たが、既に報酬金を使い切ったらしく、今度またレイドボスバトルを開催しないかというお誘いも来たが。
何をやっているの、あの人。結構なALを支払っていたって話なんだけど、それをもう使い切るってどういう使い方をしたのやら。
とにもかくにも、これでクエストが終わったので、後はグレイ号の大改造を待つだけである。
既に大惨事…もとい第三次改装は済んでいるので、大惨事になるようなことはあるまい(誤字にあらず、惨事と認めたくはないが…うん、まともに見たらそうかもしれない状態ともいえる)。
現実世界のほうにワープできている時点で相当ヤバい船になっているので、ここから大改装を受けたとしても、大幅すぎる改造にはなるまい。
怪しい装置名が聞こえた気がしなくもないが、さらに上回るようなことは無いだろう。
いや、油断しない方が良いか…下手したら、この改装で現実世界に飛んだ上に、銀河の限界までワープできる船になりかねん。
流石にアルケディア・オンラインというゲーム内なので、そこまでぶっ飛び過ぎたものが出来上がるとは思えないが、ロロならやりかねないという嫌な信頼感を獲得してしまっている。
ただでさえ、将来的に女神の道がありそうだしなぁ…その経歴に、銀河の果てまで向かっていたら、次に何を得てしまうの変わらない。
むしろ銀河の果てどころか、宇宙のかなたまで生きかねないのか…放射能除去装置とかあれば、それなら普通に需要がありそうだから、それはそれでありか。
「まぁ、僕らがこれ以上口を出しても解決しない問題から仕方がないかなぁ…」
「私も何も言えないからね。そもそもあれ、春の持ち物だし」
クエストが終了したのもあり、いったん僕らは現実の世界のほうにログアウトした。
あの世界であれやこれやと考えていても、仕方がないことだ。
「僕の所有している船だけど…改装に関してはほとんどロロが担っているからね。ある程度の要望があれば答えてくれたけど、先日の襲撃もあったし…強くするならとやかく言えないんだよねぇ」
グレイ号を限界まで酷使しすぎたことがあるゆえに、その改装となるととやかく言えまい。
あの船には意志があるようだし、自身の強化につながるならばということで、受け入れて魔改造をされるだろう。
「そうかなー、案外、全力で横に首を振っていそうだけど」
「流石に船に、首はないよ…」
船首はあるが、人の首はない。
あの船に人の頭が付いてぶんぶん横に振るならわかるが、流石にそんな奇怪な改造をすることもないだろう。
世の中広いもので、全部骸骨で作ったとか、スライム、紐、ナマコ、宇宙怪鳥ボゲランズなどの船に使って良いのかと思えるようなもので改造する人がいるとかいう話もあるが…その猛者には負けるか。負けて良い話なのか。
ぶっ飛び過ぎたものにならないように、祈っておくべきかと気持ちを切り替えるのであった…
「こういう時の切り替えは、別情報が入るに限るか。ミーちゃん、適当に何かテレビをつけてニュースを流して―」
「良いよー」
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