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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-72 否定したくとも現実なのだから仕方がない
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ドォォォォォォン!!
ズゴォォォォン!!
…島の各所で爆発が起き、既に大要塞はボロボロになり、沈没寸前の状態。
それでもなお持ちこたえているのは、一応黒き女神の神域となっているからだろう。
そんな大要塞島の内部では、二つの巨人が戦っていた。
鎧を身に纏いし者と、変態を身に纏いし者。
字面だけ見れば前者のほうが圧倒的に強そうだが、後者の方も負けてはいない。
【うぉぉぉぉぉぉ!!大・変・人パワァァァァァァぜんかぁぁぁぁい!!】
ぶぉぉぉぉんとまがまがしい光を強く発光させ、大変人の拳が鎧の巨人へ向かう。
まともな相手ならば、この一撃だけでも勝負が決まってもおかしくはない・
だが、相対している鎧の巨人はまともではなく、拳をかわして大変人の腹部にカウンターを叩き込む。
ズムゥ!!
【ぐべっぶ!?】
鎧を身に纏っている相手とは違い、光の巨人と化していても中身は生身と変わらないのか、ダメージが通る。
金属でできていないからぐにゃりと曲がっても、すぐに元の状態に戻せるのは大変人の利点だが、何度も攻撃を受けてはダメージが蓄積してしまう。
カウンターを貰っても反撃を行い、一方的な蹂躙は避ける。
けれどもじわりじわりと追い込まれ、光の大変人の発光も弱まりつつある。
「もう、限界に近そうね。あと一撃で、終わるかもよ」
【ぐぅっ…!!】
びこんびこんとまがまがしい光が点滅し始め、大変人の限界が近づいていることを示す。
ミゾルテの言う通り、確かにあと一撃でも貰ってしまえば、大変人を維持するだけの体力が失われて、爆散するだろう。
そのままガラガラ崩れないのは、内部に充填しすぎたエネルギーが暴走し、爆発するというのもある。
とにもかくにも、ここまで何とか耐え忍んできたが、もう限界寸前。
いくら欲望という名のエネルギーで動き続けられたとしても、何事にも限度があり、これ以上は無理なのを欲望戦隊は理解している。
…だが、欲望に身を任せている彼らだからこそ、わかることもある。
【…言われた通り、確かにあと一撃で、この身は崩壊するだろう。ならばせめて、最後に一つ問いかけたいが良いだろうか】
「最後の問いかけ?…何を目論んでいるのかはわからないけど、それぐらいの情けをかけても良いかもね」
相手が同じだけの巨体になれるとはいえ、ここまでくれば勝利は揺るがないだろう。
ならば、何を問いかけてくるのかそれだけは聞いてあげようと、ミゾルテは手を止める、
【問おう…なぜ、中三病を貴女は狙う?ストーカーをしていると聞いているが、その原動力は何だろうか】
「ふむ、今更な気がするね。彼を狙うのは…愛だからよ」
【愛、とな?】
「そう、彼を愛し、愛を尽くし、愛をたぎらせ、愛で包み込む…その愛ゆえに、戦える。恋する乙女の恋心と言ってもいいかもしれないけど、それが回答よ」
【彼の思いが向かなくても、断崖絶壁の様な拒絶を前にしてもか】
「関係ないわ。私が彼を愛することに代わることはなく、この愛を彼が否定しようが否定を上回るだけの愛を持ち…彼からの気持ちを受け止める。どれだけ否定されようともそれは私に気持ちを向けているのも同意義であり、その気持ちさえあれば愛は燃え滾り、突き進むだけの燃料になるのよ」
【なるほど…ふははははははは!!その程度で、愛を語るか!!笑止千万、問いかけるのもばかばかしいほどのものだったか!!】
ミゾルテの問いかけに対して、急に大変人が笑い声をあげる。
「どういうことよ?」
【貴女のその思いは、確かに愛なのだろう。歪みまくった、狂った、変えようのないおぞましき愛情。確かにそれは間違っていないだろう。…だが、それは真の愛とは言えぬのだ!!】
「変態なのに、愛を語るの?」
【ああ、語れるとも。何故ならばこの大変人の…欲望戦隊の中の、ミートン!!我が身は既に愛に満ちておる!!それが、貴様との大きな違いだ!!】
変態が愛に包まれているのはどういうことなのか。
ミゾルテは疑問符を浮かべるが、関係ないのかもしれないと思いトドメの一撃を指すように動く。
これ以上の問答を行う価値もなく、これで終えると思った…その瞬間、タローンが口にした。
【一方的な愛を述べるだけの貴様とは違い…奴には孫娘がいる!!そう、それすなわち、我々の中で唯一の既婚者であるからな!!】
「…何っ!?」
タローンの述べた、既婚者という言葉。
思わず驚愕し、ミゾルテの動きが止まる。
「ば、馬鹿な!!それだけの変態力を身に抱え込み、色々と悪名高い欲望戦隊の一人が…既婚者だと!?」
【否定をしたいだろうが、残念ながら現実だ!!】
【悲しいがこれも無情な世の定めよ!!】
ミゾルテの言葉に対して、カックウもスッケンもそう叫び、姿は大変人となって一体になっているはずだが、涙を流しているように見えるだろう。
【我が身は既に恋を知り、愛を得て、そして恋もまた欲望の一つと理解し、溶け合っている!!貴様の叫ぶ愛は確かに欲望でもあるが、それは真実の愛ではなく、道から外れた…ゴールのない、終わりのない愛の地獄!!愛に近く、愛から最も遠いという矛盾を抱え込んだ、偽りの愛ともいえるだろう!!】
「だ、だまれぇぇぇぇ!!」
そこまで言われて、思わずミゾルテは止まっていた腕を再起動し、殴りかかる。
この一撃で大変人は葬り去れるはずだったのだが…
ガァァァン!!
「…うそっ!?な、何故倒れない、消えない!!」
真正面から殴ったにもかかわらず、弱り切ってもう風前の灯火のような明かりしかないというのに、なぜか大変人は倒されない。
何度も何度も殴り込み、攻撃を与えるが、ギリギリのはずなのにその一歩を踏み出せないのだ。
【何故か?わからぬか、愚かな愛の迷子の娘よ!!我々の愛が、貴様の持つ愛を凌駕するゆえに、偽りの愛では真実の愛を倒せぬのは世の理!!】
「そんなばかな!!私のこの愛が、間違っているはずがない!!彼のことをどれだけ愛し、気持ちを受け止めているといこれが、これが、これが偽りの愛なんて!!」
【残念ながら、偽りにはこの真実をぶつけるとしよう!!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!】
殴りかかられながらも、ボロボロだった大変人が勢いよく跳躍し、急激に輝きを強めていく。
先ほどまでは限界だったはずだが、その限界すら突破している。
【愛は愛、それもまた欲望の糧であり、欲望の化身であるこの大変人の身に宿すとしよう!!大変人、愛を輝かせ、今ここに偽りの愛を撃たんとする弾とならん!!】
まがまがしい光がより色濃くなり、大変人の造形が光に包まれて見えなくなり、巨大な太陽のようになったかと思えば、ミゾルテへ向かって落下し始める。
【我らが愛が、終わりを告げようぞ!!欲望に身を任せ、されども愛はゆるぎなし!!愛をもって愛の一撃を与えよう、大変人最終兵器…『ラブラブインパクトォォォォォォォォォォォォォ』!!】
「何その、愛、ダサすぎる!!」
あまりにも直球でありつつダサすぎる技名にツッコミを入れるが、時すでに遅し。
巨大な愛の欲望を纏った大変人の、全身全霊をかけた一撃が無情にも襲い掛かるのであった…
…なお、全員既婚者であれば、より威力が上がっていたのは言うまでもない。悲しいことだが…それは、些細なことだろう。
ズゴォォォォン!!
…島の各所で爆発が起き、既に大要塞はボロボロになり、沈没寸前の状態。
それでもなお持ちこたえているのは、一応黒き女神の神域となっているからだろう。
そんな大要塞島の内部では、二つの巨人が戦っていた。
鎧を身に纏いし者と、変態を身に纏いし者。
字面だけ見れば前者のほうが圧倒的に強そうだが、後者の方も負けてはいない。
【うぉぉぉぉぉぉ!!大・変・人パワァァァァァァぜんかぁぁぁぁい!!】
ぶぉぉぉぉんとまがまがしい光を強く発光させ、大変人の拳が鎧の巨人へ向かう。
まともな相手ならば、この一撃だけでも勝負が決まってもおかしくはない・
だが、相対している鎧の巨人はまともではなく、拳をかわして大変人の腹部にカウンターを叩き込む。
ズムゥ!!
【ぐべっぶ!?】
鎧を身に纏っている相手とは違い、光の巨人と化していても中身は生身と変わらないのか、ダメージが通る。
金属でできていないからぐにゃりと曲がっても、すぐに元の状態に戻せるのは大変人の利点だが、何度も攻撃を受けてはダメージが蓄積してしまう。
カウンターを貰っても反撃を行い、一方的な蹂躙は避ける。
けれどもじわりじわりと追い込まれ、光の大変人の発光も弱まりつつある。
「もう、限界に近そうね。あと一撃で、終わるかもよ」
【ぐぅっ…!!】
びこんびこんとまがまがしい光が点滅し始め、大変人の限界が近づいていることを示す。
ミゾルテの言う通り、確かにあと一撃でも貰ってしまえば、大変人を維持するだけの体力が失われて、爆散するだろう。
そのままガラガラ崩れないのは、内部に充填しすぎたエネルギーが暴走し、爆発するというのもある。
とにもかくにも、ここまで何とか耐え忍んできたが、もう限界寸前。
いくら欲望という名のエネルギーで動き続けられたとしても、何事にも限度があり、これ以上は無理なのを欲望戦隊は理解している。
…だが、欲望に身を任せている彼らだからこそ、わかることもある。
【…言われた通り、確かにあと一撃で、この身は崩壊するだろう。ならばせめて、最後に一つ問いかけたいが良いだろうか】
「最後の問いかけ?…何を目論んでいるのかはわからないけど、それぐらいの情けをかけても良いかもね」
相手が同じだけの巨体になれるとはいえ、ここまでくれば勝利は揺るがないだろう。
ならば、何を問いかけてくるのかそれだけは聞いてあげようと、ミゾルテは手を止める、
【問おう…なぜ、中三病を貴女は狙う?ストーカーをしていると聞いているが、その原動力は何だろうか】
「ふむ、今更な気がするね。彼を狙うのは…愛だからよ」
【愛、とな?】
「そう、彼を愛し、愛を尽くし、愛をたぎらせ、愛で包み込む…その愛ゆえに、戦える。恋する乙女の恋心と言ってもいいかもしれないけど、それが回答よ」
【彼の思いが向かなくても、断崖絶壁の様な拒絶を前にしてもか】
「関係ないわ。私が彼を愛することに代わることはなく、この愛を彼が否定しようが否定を上回るだけの愛を持ち…彼からの気持ちを受け止める。どれだけ否定されようともそれは私に気持ちを向けているのも同意義であり、その気持ちさえあれば愛は燃え滾り、突き進むだけの燃料になるのよ」
【なるほど…ふははははははは!!その程度で、愛を語るか!!笑止千万、問いかけるのもばかばかしいほどのものだったか!!】
ミゾルテの問いかけに対して、急に大変人が笑い声をあげる。
「どういうことよ?」
【貴女のその思いは、確かに愛なのだろう。歪みまくった、狂った、変えようのないおぞましき愛情。確かにそれは間違っていないだろう。…だが、それは真の愛とは言えぬのだ!!】
「変態なのに、愛を語るの?」
【ああ、語れるとも。何故ならばこの大変人の…欲望戦隊の中の、ミートン!!我が身は既に愛に満ちておる!!それが、貴様との大きな違いだ!!】
変態が愛に包まれているのはどういうことなのか。
ミゾルテは疑問符を浮かべるが、関係ないのかもしれないと思いトドメの一撃を指すように動く。
これ以上の問答を行う価値もなく、これで終えると思った…その瞬間、タローンが口にした。
【一方的な愛を述べるだけの貴様とは違い…奴には孫娘がいる!!そう、それすなわち、我々の中で唯一の既婚者であるからな!!】
「…何っ!?」
タローンの述べた、既婚者という言葉。
思わず驚愕し、ミゾルテの動きが止まる。
「ば、馬鹿な!!それだけの変態力を身に抱え込み、色々と悪名高い欲望戦隊の一人が…既婚者だと!?」
【否定をしたいだろうが、残念ながら現実だ!!】
【悲しいがこれも無情な世の定めよ!!】
ミゾルテの言葉に対して、カックウもスッケンもそう叫び、姿は大変人となって一体になっているはずだが、涙を流しているように見えるだろう。
【我が身は既に恋を知り、愛を得て、そして恋もまた欲望の一つと理解し、溶け合っている!!貴様の叫ぶ愛は確かに欲望でもあるが、それは真実の愛ではなく、道から外れた…ゴールのない、終わりのない愛の地獄!!愛に近く、愛から最も遠いという矛盾を抱え込んだ、偽りの愛ともいえるだろう!!】
「だ、だまれぇぇぇぇ!!」
そこまで言われて、思わずミゾルテは止まっていた腕を再起動し、殴りかかる。
この一撃で大変人は葬り去れるはずだったのだが…
ガァァァン!!
「…うそっ!?な、何故倒れない、消えない!!」
真正面から殴ったにもかかわらず、弱り切ってもう風前の灯火のような明かりしかないというのに、なぜか大変人は倒されない。
何度も何度も殴り込み、攻撃を与えるが、ギリギリのはずなのにその一歩を踏み出せないのだ。
【何故か?わからぬか、愚かな愛の迷子の娘よ!!我々の愛が、貴様の持つ愛を凌駕するゆえに、偽りの愛では真実の愛を倒せぬのは世の理!!】
「そんなばかな!!私のこの愛が、間違っているはずがない!!彼のことをどれだけ愛し、気持ちを受け止めているといこれが、これが、これが偽りの愛なんて!!」
【残念ながら、偽りにはこの真実をぶつけるとしよう!!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!】
殴りかかられながらも、ボロボロだった大変人が勢いよく跳躍し、急激に輝きを強めていく。
先ほどまでは限界だったはずだが、その限界すら突破している。
【愛は愛、それもまた欲望の糧であり、欲望の化身であるこの大変人の身に宿すとしよう!!大変人、愛を輝かせ、今ここに偽りの愛を撃たんとする弾とならん!!】
まがまがしい光がより色濃くなり、大変人の造形が光に包まれて見えなくなり、巨大な太陽のようになったかと思えば、ミゾルテへ向かって落下し始める。
【我らが愛が、終わりを告げようぞ!!欲望に身を任せ、されども愛はゆるぎなし!!愛をもって愛の一撃を与えよう、大変人最終兵器…『ラブラブインパクトォォォォォォォォォォォォォ』!!】
「何その、愛、ダサすぎる!!」
あまりにも直球でありつつダサすぎる技名にツッコミを入れるが、時すでに遅し。
巨大な愛の欲望を纏った大変人の、全身全霊をかけた一撃が無情にも襲い掛かるのであった…
…なお、全員既婚者であれば、より威力が上がっていたのは言うまでもない。悲しいことだが…それは、些細なことだろう。
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