426 / 718
Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.0-16 類は友を呼ぶ
しおりを挟む
眷属のパワーバランスがぶっ飛んでいるが、近々修正が入ることを祈りたい。
そう思いつつも、とりあえず他の新要素に触れたいと思い、ハウス内にカイニスを戻し、ティラリアさんたちとも別れて、ハルたちは船に戻っていた。
「…さてと、テイムモンスターたちの言葉もわかるようになったし、他に触れやすい新要素の方に移りたいけど…どこへ向かうべきか」
「んー、冥界とかも気になるけど、アレはデスペナルティの時にあるらしいし、そうでないなら…そうだ、あちこちへ向かえる新しい宇宙港があるっていう惑星『メルダリア』へ向かうのはどうかな?」
「メルダリア…ああ、他の次元へ行けるって話の星か」
アップデートによって新たに冥界などが追加されたそうだが、これまでにも他フィールド扱いとしての魔界や天界、鏡界などが存在している。
それらに向かうには特殊なゲートを通る必要があって、宇宙フィールドにプレイヤー達が進出できるようになった今、わざわざ最初の星に戻ってゲートを目指すというのは大きな手間になるだろう。
そこで今回、あちこちに広がり過ぎたアルケディア・オンラインの世界の交通の便をより行き来しやすくなるようにということで、全部に向かいやすくなる集約型宇宙港…現実の世界でいえばハブ空港的な場所としての星…惑星メルダリアが追加されたのである。
―――
随時進化型機械港惑星『メルダリア』
広がりつつあるアルケディア・オンラインの各世界に通じるゲートを集約しており、あちこちの世界へ向かえるようになっているという運営の手によって建造された人工惑星。
特殊なエネルギーによって惑星内部の構造が常に変化し続けており、アップデートによってさまざまな出口を次々と開設できるようになっているため、長期的な利用が可能である。
また、結局一つの星に向かわなければいけないという文句が出そうなことも対応するために、あちこちの宇宙にワープポイントが設置されており、そこから入ることであっという間にメルダリアのある宙域へと容易に辿り着くことが出来るようになっている。
―――
「天界や修行のための世界などにもいきやすくか…わかりやすい場所から向かいやすくなるって言うのは、これはこれで便利で良いかもね」
「直接その場所へワープできれば良さそうな気もするけど、こういう港があるからこそ人が集まって様々なことがしやすいって言うのもあるのかも」
実際、数多くの宇宙に散らばったプレイヤーたちがあちこちからやってくる中継地点ともなる場所のため、宇宙の果てだろうがどこだろうか、あちこちの特産品を得やすいなどの利便性が開拓されているらしい。
単純にあちこち行けるだけではなく、その行ける場所を利用した商売を行う商魂たくましいプレイヤーも多いらしく、AL稼ぎにはもってこいともいわれているようだ。
「それに、まだ追加されているアナウンスはないはずなのに、特殊なスキルを持っていることでそのプレイヤーだけが向かうことが出来る世界もあるみたいだね」
「神系スキル所有者には神界、妖怪系スキルで妖界、変態系スキルで変態界とかあるって」
「前者はまだわかりやすいけど、その最後のは絶対に行きたくないな」
そこに向かえそうな人に、心当たりがあるが…うん、欲望戦隊ならば絶対に向かっていてもおかしくはないだろう。
変態も解釈を変えればまだどうにかなりそうなものもあると思うし、その解釈違いを狙って入る可能性は十分にある。
そのまま過ぎたら、意味もないがあの欲望変態共ならば問題ないだろう。戦隊と変態を言い間違えているわけでもないが、間違っていてもいなくてもそう大きな差はない…はず?
「それにしても、神界とか…それはそれで興味はあるな。こういう名が付く奴は、絶対に滅茶苦茶レアなアイテムが眠っていたりするからね」
「でも、向かうにはスキルで変身しないといけないみたいだよ。ハルの場合、向かうなら黒き女神の姿だよね」
「ううっ…」
珍しい場所へ向かうためには何かが代償になるというが。女神の姿になるとはどういう代償なのか。
まぁ、最初こそは抵抗が大きかったが、ここ最近は割とすんなり受け入れている自分がいるような気がしなくもない。
そうなりつつあるのは、何か恐ろしいような気もするが、気にしないほうが良いのだろうか。
けれども、最初から未知の界隈へ向かうのは勇気があるので、まずは既知の場所へ本当に向かいやすくなっているのかという確認作業のほうが良さそうである。
「それに、神界ってことは、下手すると最近噂の変態神とか言う存在に遭遇する可能性が大きいからな…絶対に出会いたくない」
「言われてみれば、そうだったね…それって本当に、神の類なの?スキル関係無しで真の変態が神を名乗っているだけじゃないのかな」
「それはそれで物凄く大問題なのでは」
そんなことに思考を割くのは時間の無駄ということで切り捨てることにして、進路は決まった。
向かうは惑星メルアリアへ、舵を取る。
「それじゃ、あちこちへ本当に楽に迎えるようになったのか確かめるために、グレイ号発進!!」
【あ、その前に主様、良いでしょうカ】
「ん?」
意気揚々と向かおうとした矢先、ふと気が付いたらロロが近くに立っていた。
「どうしたの、ロロ?」
【現実のほうで、主様へ訪問客のようデス】
「訪問客?」
家に来る人とは言えば友人とか家族がいるが、本日は誰かが来る予定はないはず。
それなのに、やってきたとなると誰がいるのか。
「んー、気になるし一旦ログアウトしてみるか。ミーちゃん、ちょっと待っていてね」
「仕方がないけど、別に良いか。私もログアウトして一緒に出迎えるよ」
やる気があったところへ水を差されたような感じだが、現実のほうも十分大事。
グレイ号の発信準備をロロに任せて、僕らはすぐにログアウトを行い、玄関へ向かう。
「とはいえ、誰がいるのやら…ロロが訪問客の名前を告げなかったあたりを考えると、不審者とかはないかな」
「むしろ、彼女の場合私たちが知らない間に、周囲一帯の不審者を撃退・殲滅していそうだよね」
「いやいや、流石に使用人がそこまでやることはないと思うよ」
ここ最近、近隣での空き巣被害とかの話は失せているが、そこまでやっていることはないだろう。
そう思いながら、玄関についてドアに手をかけ、訪問客を出迎える。
「えっと、誰ですかね今日来たお客は…は?」
「…え?」
玄関のドアを開け、外にいた客の姿を見て…僕らは思わず間抜けな声を漏らして固まった。
誰か、知り合いでも訪ねてきたのかと思っていたのだが、確かに知り合いなことは知り合いなのだが…ついさっき、知り合ったばかりというべきか、戻っていったはずの…
【…現実世界ニ、出レコレタゾ主ヨ】
「「…か、か、か、カイニスーーーーーーーーーーー!?」」
…まさかまさかの、眷属になりたてほやほやの黒色夜叉ことカイニスが、そこに立っていたのであった。
「いやいやいやいや、モンスタードールとか使って出ているとかだよね!?」
「あ、でもあれって確かテイムモンスター専用で、眷属でも使用できるって明言はなかったよね!?」
「というかそもそも、ドールは今日はまだ家の中にしまっているはずなんだけど!?」
「外部からだとしても、どうやってぇぇぇぇぇぇ!!」
【オ、オゴガァ…何カ、凄イ混乱シテイルナ】
「「誰のせいだと思っているの!!」」
そう思いつつも、とりあえず他の新要素に触れたいと思い、ハウス内にカイニスを戻し、ティラリアさんたちとも別れて、ハルたちは船に戻っていた。
「…さてと、テイムモンスターたちの言葉もわかるようになったし、他に触れやすい新要素の方に移りたいけど…どこへ向かうべきか」
「んー、冥界とかも気になるけど、アレはデスペナルティの時にあるらしいし、そうでないなら…そうだ、あちこちへ向かえる新しい宇宙港があるっていう惑星『メルダリア』へ向かうのはどうかな?」
「メルダリア…ああ、他の次元へ行けるって話の星か」
アップデートによって新たに冥界などが追加されたそうだが、これまでにも他フィールド扱いとしての魔界や天界、鏡界などが存在している。
それらに向かうには特殊なゲートを通る必要があって、宇宙フィールドにプレイヤー達が進出できるようになった今、わざわざ最初の星に戻ってゲートを目指すというのは大きな手間になるだろう。
そこで今回、あちこちに広がり過ぎたアルケディア・オンラインの世界の交通の便をより行き来しやすくなるようにということで、全部に向かいやすくなる集約型宇宙港…現実の世界でいえばハブ空港的な場所としての星…惑星メルダリアが追加されたのである。
―――
随時進化型機械港惑星『メルダリア』
広がりつつあるアルケディア・オンラインの各世界に通じるゲートを集約しており、あちこちの世界へ向かえるようになっているという運営の手によって建造された人工惑星。
特殊なエネルギーによって惑星内部の構造が常に変化し続けており、アップデートによってさまざまな出口を次々と開設できるようになっているため、長期的な利用が可能である。
また、結局一つの星に向かわなければいけないという文句が出そうなことも対応するために、あちこちの宇宙にワープポイントが設置されており、そこから入ることであっという間にメルダリアのある宙域へと容易に辿り着くことが出来るようになっている。
―――
「天界や修行のための世界などにもいきやすくか…わかりやすい場所から向かいやすくなるって言うのは、これはこれで便利で良いかもね」
「直接その場所へワープできれば良さそうな気もするけど、こういう港があるからこそ人が集まって様々なことがしやすいって言うのもあるのかも」
実際、数多くの宇宙に散らばったプレイヤーたちがあちこちからやってくる中継地点ともなる場所のため、宇宙の果てだろうがどこだろうか、あちこちの特産品を得やすいなどの利便性が開拓されているらしい。
単純にあちこち行けるだけではなく、その行ける場所を利用した商売を行う商魂たくましいプレイヤーも多いらしく、AL稼ぎにはもってこいともいわれているようだ。
「それに、まだ追加されているアナウンスはないはずなのに、特殊なスキルを持っていることでそのプレイヤーだけが向かうことが出来る世界もあるみたいだね」
「神系スキル所有者には神界、妖怪系スキルで妖界、変態系スキルで変態界とかあるって」
「前者はまだわかりやすいけど、その最後のは絶対に行きたくないな」
そこに向かえそうな人に、心当たりがあるが…うん、欲望戦隊ならば絶対に向かっていてもおかしくはないだろう。
変態も解釈を変えればまだどうにかなりそうなものもあると思うし、その解釈違いを狙って入る可能性は十分にある。
そのまま過ぎたら、意味もないがあの欲望変態共ならば問題ないだろう。戦隊と変態を言い間違えているわけでもないが、間違っていてもいなくてもそう大きな差はない…はず?
「それにしても、神界とか…それはそれで興味はあるな。こういう名が付く奴は、絶対に滅茶苦茶レアなアイテムが眠っていたりするからね」
「でも、向かうにはスキルで変身しないといけないみたいだよ。ハルの場合、向かうなら黒き女神の姿だよね」
「ううっ…」
珍しい場所へ向かうためには何かが代償になるというが。女神の姿になるとはどういう代償なのか。
まぁ、最初こそは抵抗が大きかったが、ここ最近は割とすんなり受け入れている自分がいるような気がしなくもない。
そうなりつつあるのは、何か恐ろしいような気もするが、気にしないほうが良いのだろうか。
けれども、最初から未知の界隈へ向かうのは勇気があるので、まずは既知の場所へ本当に向かいやすくなっているのかという確認作業のほうが良さそうである。
「それに、神界ってことは、下手すると最近噂の変態神とか言う存在に遭遇する可能性が大きいからな…絶対に出会いたくない」
「言われてみれば、そうだったね…それって本当に、神の類なの?スキル関係無しで真の変態が神を名乗っているだけじゃないのかな」
「それはそれで物凄く大問題なのでは」
そんなことに思考を割くのは時間の無駄ということで切り捨てることにして、進路は決まった。
向かうは惑星メルアリアへ、舵を取る。
「それじゃ、あちこちへ本当に楽に迎えるようになったのか確かめるために、グレイ号発進!!」
【あ、その前に主様、良いでしょうカ】
「ん?」
意気揚々と向かおうとした矢先、ふと気が付いたらロロが近くに立っていた。
「どうしたの、ロロ?」
【現実のほうで、主様へ訪問客のようデス】
「訪問客?」
家に来る人とは言えば友人とか家族がいるが、本日は誰かが来る予定はないはず。
それなのに、やってきたとなると誰がいるのか。
「んー、気になるし一旦ログアウトしてみるか。ミーちゃん、ちょっと待っていてね」
「仕方がないけど、別に良いか。私もログアウトして一緒に出迎えるよ」
やる気があったところへ水を差されたような感じだが、現実のほうも十分大事。
グレイ号の発信準備をロロに任せて、僕らはすぐにログアウトを行い、玄関へ向かう。
「とはいえ、誰がいるのやら…ロロが訪問客の名前を告げなかったあたりを考えると、不審者とかはないかな」
「むしろ、彼女の場合私たちが知らない間に、周囲一帯の不審者を撃退・殲滅していそうだよね」
「いやいや、流石に使用人がそこまでやることはないと思うよ」
ここ最近、近隣での空き巣被害とかの話は失せているが、そこまでやっていることはないだろう。
そう思いながら、玄関についてドアに手をかけ、訪問客を出迎える。
「えっと、誰ですかね今日来たお客は…は?」
「…え?」
玄関のドアを開け、外にいた客の姿を見て…僕らは思わず間抜けな声を漏らして固まった。
誰か、知り合いでも訪ねてきたのかと思っていたのだが、確かに知り合いなことは知り合いなのだが…ついさっき、知り合ったばかりというべきか、戻っていったはずの…
【…現実世界ニ、出レコレタゾ主ヨ】
「「…か、か、か、カイニスーーーーーーーーーーー!?」」
…まさかまさかの、眷属になりたてほやほやの黒色夜叉ことカイニスが、そこに立っていたのであった。
「いやいやいやいや、モンスタードールとか使って出ているとかだよね!?」
「あ、でもあれって確かテイムモンスター専用で、眷属でも使用できるって明言はなかったよね!?」
「というかそもそも、ドールは今日はまだ家の中にしまっているはずなんだけど!?」
「外部からだとしても、どうやってぇぇぇぇぇぇ!!」
【オ、オゴガァ…何カ、凄イ混乱シテイルナ】
「「誰のせいだと思っているの!!」」
11
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる