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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.0-1 フラグブレーカーに私はなりたい
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…ついに来た、大型アップデートによって生み出されたVer.5へと到達したアルケディア・オンラインの世界。
いくつかの様々な要素が追加されたり修正されているようだが、その中でも今、僕らは最優先してやってみたいことがある。
「マリー、リン、セレア、ルト、アリス、ネア、コユキ、シア、新しい言語獲得クエストに向かおう!!」
【シャゲシャゲェェ!!】
【ガウガウガウ!!】
【バルルルルゥ!!】
【ギャベェェイ!!】
【オォォォン!!】
【ピキィィ!!】
【ユッキイィィィィ!!】
【ピャァァイ!!】
「おー、こうやってハルのテイムモンスターを全員見るのは、結構久しぶりな気がするかもね」
「まぁ、最近はハウスシステム内でのレベル上げ作業とかをやっていたからなぁ…」
こうやって全員をまともに出すのは、確かに久しぶりかもしれない。
現実でのドタバタも多かったし、何かとそろってやる機会がなかっただろう。
けれども、本日はしっかりとした目的があり…そのために、わざわざ全員をハウスシステム内から出して、グレイ号で集合させたのである。
こうやって皆をしっかり見ると、光景としては…うん、某変態戦隊の面々が全力で駆け寄って着そうだから、防ぐための道具がないかちょっと探ってしまうな。
「それでロロ、例のクエストの場所は?」
【テイムモンスターとより会話が円滑になるクエスト…『ロジックネゴスト』という名の特別なクエストがある星は既に確認しておりマス。奇妙奇天烈摩訶不思議惑星『ファンタズム』のとある町の中で受けられるようデス】
まだアップデートが完了して数時間程度しかたっていないのだが、既に攻略・前線組などはあちこちの情報を獲得していたようで、その中に特殊なクエストの入手方法も含まれていた。
数多く追加された中に…その言語を拡張する特殊なクエストも存在しているのだる。
―――
奇妙奇天烈摩訶不思議惑星『ファンタズム』
・常識が通用しなくなると言われている、ver.5にて追加された新たな惑星。
・何がどう通用しなくなるかはわかっておらず、把握することが難しいとされている。
―――
【惑星ファンタズムは常識が通用しなくなる以外は情報が微妙ですが、それでも信用に値する情報筋から仕入れておりマス】
「なら、大丈夫そうかな?」
ロロが言うのであれば、信用できる情報筋とやらも偽りがなさそうだ。
ならば、ここで僕らが選ぶのは当然…
「それじゃ、惑星ファンタズムとやらへ舵を取れ!!全員、一気に獲得して話せる幅を増やすぞー!!」
普段の鳴き声だけの会話でも通じることは通じるが、やはり一緒に喋れるようにもなりたい。
何をどのようにしゃべっているのか、その気持ちとかも理解したい。
その気持ちに関しては、テイムモンスターを所有しているプレイヤーたち共通のようで、惑星へ向かう道中同じ方向へ進路を取っている船がいくつも見られた。
「というか、かなり速度が出るよね、この船。なんか、前に私の方の魔導船と並走していた時があったけど、あれって実はかなり減速していたの?」
「いや、そこそこ並走する程度にしていて、そんなに減速はしていなかったけど…そこのところ、どうなの、ロロ」
かなりの距離があるようで、到着まで時間がかかるため、暇つぶしに聞いてみる。
この船どころか、あちこち魔改造の手を広げているロロのことだから、何か仕掛けているとは思うのだが、詳細をこうやってまともに聞くのも久しぶりなような気がするだろう。
【あー、報告が遅れましたネ。バージョンアップに伴い、仕様が一部変更になったので、これ幸いとばかりに各システム面を見直したため、効率が上がっているのデス。全体の性能自体はそこまで変化はないのですが、より力を集中させやすくなったので…主に推進力のほうに影響が出たようデス】
「大体、どのぐらい?」
【20~30%ほどデス。ワープ航法があるため、船の速度を向上させてもそこまで意味もないようですが、それでも通常航行での速度が上昇しまシタ】
ついでに言えば、某宇宙戦艦と同じように連続ワープとか、はたまたは某艦首の…
「いや、考えたらそれは元から撃てているから問題はない…のか?あれ?
ちょっとおかしい気がしたが、ロロの改造した船ということを考えるとまだおとなしい方の装備なのかもしれない。
いざという時の切り札にはなるだろうし、備えておくに越したことはないだろう。
用意できていても、使用する機会はほとんど無いので無用の長物となりかけているが。うん、女神の力でぶちかます電磁砲とかのほうが威力があるので、何とも言えない。
そうこうしているうちに、目的地の惑星が見えてきたようだ。
「あれが、惑星ファンタズムか…惑星なの?」
「木星のように、大きなガス状の星っぽいけど…」
【大丈夫デス。表面のあの靄のような部分は、一種の妨害電波が目に見える形で実体化したような大気になっているらしく、宇宙から見ると中身が見えないようになっているだけらしく、内部は地球型の惑星に近いという情報がありマス】
もやもやとしている見た目の大きな星だが、それは見た目だけの話。
常識が通用しないような場所ということ以外では、頑張れば住みやすい星としても評判があるらしい。
「頑張れば…か。その感じだと、そうじゃないならさっさと出て行ったほうが良いって感じかな?」
もしかすると、常識が通用しない星ということは、常識人には厳しい星なのかもしれない。
そう考えると、中々手ごわそうな惑星だが、僕らは今、一つの目的に向かって挑むだけなので、出来る限りスルーを行えばどうにかなるだろう。
そう思いつつ、惑星への着陸へと移り始めるのであった…
「さて、鬼が出るか蛇が出るか…常識が通用しない星ってのは、不安もあるけど妙な期待もあるな…」
【シャゲェ?】
「あ、マリーは蛇だけど、今の別に反応しなくていいからね」
…お約束といえばそうだが、そうなると鬼も欲しくなるところ。
吸血鬼も鬼が付くが、ミーちゃんの場合その上位の真祖だしなぁ…面子を考えると、本当に馬鹿力の純粋な鬼的なものが欲しいかもなぁ。
いくつかの様々な要素が追加されたり修正されているようだが、その中でも今、僕らは最優先してやってみたいことがある。
「マリー、リン、セレア、ルト、アリス、ネア、コユキ、シア、新しい言語獲得クエストに向かおう!!」
【シャゲシャゲェェ!!】
【ガウガウガウ!!】
【バルルルルゥ!!】
【ギャベェェイ!!】
【オォォォン!!】
【ピキィィ!!】
【ユッキイィィィィ!!】
【ピャァァイ!!】
「おー、こうやってハルのテイムモンスターを全員見るのは、結構久しぶりな気がするかもね」
「まぁ、最近はハウスシステム内でのレベル上げ作業とかをやっていたからなぁ…」
こうやって全員をまともに出すのは、確かに久しぶりかもしれない。
現実でのドタバタも多かったし、何かとそろってやる機会がなかっただろう。
けれども、本日はしっかりとした目的があり…そのために、わざわざ全員をハウスシステム内から出して、グレイ号で集合させたのである。
こうやって皆をしっかり見ると、光景としては…うん、某変態戦隊の面々が全力で駆け寄って着そうだから、防ぐための道具がないかちょっと探ってしまうな。
「それでロロ、例のクエストの場所は?」
【テイムモンスターとより会話が円滑になるクエスト…『ロジックネゴスト』という名の特別なクエストがある星は既に確認しておりマス。奇妙奇天烈摩訶不思議惑星『ファンタズム』のとある町の中で受けられるようデス】
まだアップデートが完了して数時間程度しかたっていないのだが、既に攻略・前線組などはあちこちの情報を獲得していたようで、その中に特殊なクエストの入手方法も含まれていた。
数多く追加された中に…その言語を拡張する特殊なクエストも存在しているのだる。
―――
奇妙奇天烈摩訶不思議惑星『ファンタズム』
・常識が通用しなくなると言われている、ver.5にて追加された新たな惑星。
・何がどう通用しなくなるかはわかっておらず、把握することが難しいとされている。
―――
【惑星ファンタズムは常識が通用しなくなる以外は情報が微妙ですが、それでも信用に値する情報筋から仕入れておりマス】
「なら、大丈夫そうかな?」
ロロが言うのであれば、信用できる情報筋とやらも偽りがなさそうだ。
ならば、ここで僕らが選ぶのは当然…
「それじゃ、惑星ファンタズムとやらへ舵を取れ!!全員、一気に獲得して話せる幅を増やすぞー!!」
普段の鳴き声だけの会話でも通じることは通じるが、やはり一緒に喋れるようにもなりたい。
何をどのようにしゃべっているのか、その気持ちとかも理解したい。
その気持ちに関しては、テイムモンスターを所有しているプレイヤーたち共通のようで、惑星へ向かう道中同じ方向へ進路を取っている船がいくつも見られた。
「というか、かなり速度が出るよね、この船。なんか、前に私の方の魔導船と並走していた時があったけど、あれって実はかなり減速していたの?」
「いや、そこそこ並走する程度にしていて、そんなに減速はしていなかったけど…そこのところ、どうなの、ロロ」
かなりの距離があるようで、到着まで時間がかかるため、暇つぶしに聞いてみる。
この船どころか、あちこち魔改造の手を広げているロロのことだから、何か仕掛けているとは思うのだが、詳細をこうやってまともに聞くのも久しぶりなような気がするだろう。
【あー、報告が遅れましたネ。バージョンアップに伴い、仕様が一部変更になったので、これ幸いとばかりに各システム面を見直したため、効率が上がっているのデス。全体の性能自体はそこまで変化はないのですが、より力を集中させやすくなったので…主に推進力のほうに影響が出たようデス】
「大体、どのぐらい?」
【20~30%ほどデス。ワープ航法があるため、船の速度を向上させてもそこまで意味もないようですが、それでも通常航行での速度が上昇しまシタ】
ついでに言えば、某宇宙戦艦と同じように連続ワープとか、はたまたは某艦首の…
「いや、考えたらそれは元から撃てているから問題はない…のか?あれ?
ちょっとおかしい気がしたが、ロロの改造した船ということを考えるとまだおとなしい方の装備なのかもしれない。
いざという時の切り札にはなるだろうし、備えておくに越したことはないだろう。
用意できていても、使用する機会はほとんど無いので無用の長物となりかけているが。うん、女神の力でぶちかます電磁砲とかのほうが威力があるので、何とも言えない。
そうこうしているうちに、目的地の惑星が見えてきたようだ。
「あれが、惑星ファンタズムか…惑星なの?」
「木星のように、大きなガス状の星っぽいけど…」
【大丈夫デス。表面のあの靄のような部分は、一種の妨害電波が目に見える形で実体化したような大気になっているらしく、宇宙から見ると中身が見えないようになっているだけらしく、内部は地球型の惑星に近いという情報がありマス】
もやもやとしている見た目の大きな星だが、それは見た目だけの話。
常識が通用しないような場所ということ以外では、頑張れば住みやすい星としても評判があるらしい。
「頑張れば…か。その感じだと、そうじゃないならさっさと出て行ったほうが良いって感じかな?」
もしかすると、常識が通用しない星ということは、常識人には厳しい星なのかもしれない。
そう考えると、中々手ごわそうな惑星だが、僕らは今、一つの目的に向かって挑むだけなので、出来る限りスルーを行えばどうにかなるだろう。
そう思いつつ、惑星への着陸へと移り始めるのであった…
「さて、鬼が出るか蛇が出るか…常識が通用しない星ってのは、不安もあるけど妙な期待もあるな…」
【シャゲェ?】
「あ、マリーは蛇だけど、今の別に反応しなくていいからね」
…お約束といえばそうだが、そうなると鬼も欲しくなるところ。
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