アルケディア・オンライン ～のんびりしたいけど好奇心が勝ってしまうのです～

Ver.4.0 ～星々の輝き、揺らめく境界～

ver.4.3-175 揺らぐ境界の前夜祭

『運営からのお知らせ』
Ver.4を楽しんでいた皆様へ！！時間はかかりましたがいよいよ明日、大型アップデートが行われて、アルケディア・オンラインはまた一つ、新しい段階へと進みます！！
その名もVer.5『～世界の焔と、導きの篝火～』！！
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「よっしゃ、アップデートのお知らせが来たぁぁぁ！！」
「いよいよ、バージョン5！！オンラインゲームとしては、結構良い数に乗ってきたね！！」

…吸血鬼騒動から時間が経ち、ついに来たアルケディア・オンラインの大型パップデートのお知らせ。
　そのせいで、メンテナンスが設けられていたのだが、どうも何か支障があったようで、1週間ほどの時間を要してしまった。

　そのため、お詫びとしてのアイテム配布はしっかりあるようだが、そのお知らせと一緒にようやく、大型アップデートに関しての情報が入ってきたのだ。


「本アップデートにより、新しいエリアの解放はもちろんのこと、技術革新が少々進んで、現実の方でも一部、オンライン内と同等になるサービスの提供が可能になるか…なるほど、サービスがオンライン内にとどまらず、拡張してきたってことかな？」
「宇宙まで行ったら、新しいエリアって出しにくいとは思うけど、それ以外のものも用意しているのだろうか？ああ、現実のほうは…へぇ、一部モンスタードールによるカフェの拡大以外にも、知覚システムを利用したレストランなんかも出てくるみたいだね。オンラインの世界でしか見なかったような、不思議なファンタジー料理とか現実でも食べられるのだろうか」
「ニガ団子詰め合わせ丼とか？」
「いや、それ需要ないよね…え、本当に無いよね？」

　とにもかくにも、色々と大型アップデートに関しての情報は数多くあるようで、全部を一度に見るのは時間がかかりそうである。


「それにしても、他にもおおざっぱな部分とかがあるな…一部惑星の破壊及び再形成とかいう滅茶苦茶なものから、モンスターの出現変更、テイムモンスターの言語修正・新規獲得…え、何か変わるの？」
【どうやら、人の言語の一部を話せるようになるようですネ】

　メンテナンス中だが、使用人サーバーは使えるようにされており、日常生活に支障なく稼働できるロロが疑問に答えてくれた。
　オンラインとつながっているシステム自体はまだメンテナンスのためにそこから情報を得ることはできないようだが、その代わりに使用人一同が新しいバージョンでも対応できるように、一部ネタバレを避けつつも楽しみにしているプレイヤーのためにアンロックされた情報を得られるようになっているらしい。

　得られた情報によれば、どうやらマリーたちの鳴き声が流石にずっと同じものが使いまわしされているのは不便だし、もっといっぱいおしゃべりとかをしたいお客の要望に応えて言語の変更がされるようだ。
　ただし、そうあっさりと行われるものではなく、特殊なクエストが解放されるから、それをこなすことによって言語の変更が可能になるらしい。

　やるのもやらないのもプレイヤーの自由で、いつでも切り替えられるから、前の状態のほうが良い人はそのままにできる。
　でも、やったほうが普段の鳴き声による感情の読み取りよりも深く話ができるようになるから、こなす価値は十分あるだろう。

「それはそれで面白そうだね。僕の場合、結構人数がいるし…」
「私の方も、牧場にそれなりにいるからね」

　お互いにテイムモンスターの数は多いため、こういうクエストをやる意味はある。
　彼女たちがどういう会話をしているのか、それはそれで気になるのだ。

【ああ、それと主様。ロブハウスの改造も少し時間がかかりましたが、こちらも完了しまシタ。大型アップデートに合わせての再調整を行い、グレイ号のほうも対応させまシタ】
「え、調整ってことは何？ハウスシステムや魔導船に何か加えられたの？」
【ハイ。一部、使用されている船に備え付けられた装備の威力や、反動、耐久力等が問題視されたようで、無茶な独自の改造でやらかす人も出ていたらしく、そのあたりの修正が入りましたネ】
「となると、春のグレイ号も確か色々つけていたけど…使用できなくなったものとかあるの？」
【そこはまぁ、色々とやりましたのでどうにか大丈夫ですが…一部コードが変更されたようで、同じような操作ができない部分ができましたので、対応させたのデス】

　あれはあれで、結構無茶苦茶な装備が付いていたが…どうにかしたのなら問題ないのだろう。
　いや、それなりにやばいのもあったが、それが大丈夫というのはそれはそれで問題になるような？


　とにもかくにも、ついにやってくる大型アップデートに期待する春たち。
　大型アップデートで得られる変化はどのようなものなのか、ログイン出来たら確かめたいことをリスト化し始め、楽しむための準備を進めるのであった…

「それにしても、テイムモンスターの会話も可能にか…どういう口調だったりするのかな？」
「個人的には、聞きやすい話し方を希望したいね」
【口調が私と同じだと、仲間意識作りやすいデス】