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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.3-173 素質・天性・なんとやら
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「…えっと、春なのか?それとも、黒き女神…どっちなんだ?」
『---』
…オデールだった化け物が世界から消滅し、周囲には静寂が戻った。
その中で、地面に降ろされたところでミントは、目の前でフワフワと地に足を付けずに浮いたままの状態を保つ人物…春だったはずが、そうではないものに問いかける。
落盤が起き、巻き込まれたかと思ったあの一瞬。
春自身も女神を使うには間に合わず、お互いに一緒に潰され…視界が一時的に失ったその瞬間に、春の埋もれた方向から黒い光が発生し、それに飲み込まれたのをミントは覚えていた。
そして光が収まって目を開ければ、先ほどの黒き女神に抱え込まれた形で助かっていたのだ、
あとは今、目の前で起きた通り、化け物が瞬殺されたわけなのだが…
『---私/僕は私/僕。それとしか言いようがないというか…なんだろうね?』
「いや、聞いているのは私の方なのに、聞き返してくるの?」
少々困ったかのような顔で、逆に問われてしまい、思わずツッコミを入れる。
春なのか黒き女神なのかはさておき、どっちにしても根っこの部分の天然さは変わっていないようだ。
『んー、そうだね、私/僕を言うのであれば…女神、かな?』
「なぜ、疑問形」
見た目こそは、あのオンラインの世界やフィギュアの造形になっている黒き女神の姿のはずなのだが、どうも自覚が薄い部分があるらしい。
いつぞやか、自動で動いたこともあったが、あの時はまだ、何者かという回答をしっかりと持っていそうなものだったのだが…
『何しろ今、オフライン。私/僕、この肉体の一部だけでしか、顕現できていないからね』
「どういうこと?」
『大事な部分、こっち。情報部分、あっち…』
かくかくしかじかと話を聞いてみれば、今回の件は彼女(?)にとってもイレギュラーな事態になっていたらしい。
命の危機ということで、本能的な部分から飛び出すことが出来たが…肝心の自身の情報に関しては、オンラインの世界のほうに置いてきているようなものだということだ。
「つまり、ゲーム機のハードとソフトが別々の様なもので、ハードが春で、ソフトがオンラインの世界にあるようなものということか?」
『そうなるのかな。私/僕は私/僕だから出られたし、元からあるものは使えるけど…そうでない部分は、まだオンラインの世界でないと、できないようだね』
「ハード面だけで、あれなのか…」
100%の状態ではなく、力をオンライン内でのように扱えるわけではない。
それなのに、ほぼ本体の性能だけで、狂気じみた化け物を世界から屠ることが出来ていたことに驚愕をさせられる。
真祖である自身さえも、すぐには討伐できなかった化け物を、たった一撃で。
これで完全な状態であれば、さらに強さが増すということがあり、どれほどのものなのか想像がつかない。
オンラインの世界では、本当に最強クラスと言って良い存在で…そこまで考えたところで、現実のほうに意識を戻した。
「いやいや、でもおかしくないか?オンラインにつないでない環境で、ハードだけで起動したようなものとか言うけど、春は普通の人間だぞ?そりゃ、私やあの化け物みたいな存在もこの現実世界にはうじゃうじゃいたりするけど、そうじゃない彼の身ができないよね!?」
『それは確かにそう。この肉体は、普通の人間だし、ゲームの中の存在が現実に出てくるのは、普通はありえない話だよ』
「それなのに、何故」
『何故って…ああ、このぐらいならハードの方にもあるね。理由としては…「青葉春」という存在は普通の人間で、非凡のようだけれども、その中身に核となりえるだけの才能…天性の代物?とでもいうべきものが、眠っていたのがあるかな』
「どういうこと?」
…オンラインの世界に接続していなくとも、彼女(?)の中はその回答があったようだ。
どのような理由があるのかミントは詳しく聞かせてもらい、本日何度目の驚愕かわからなくなるほどの感情を抱かされた。
「…そっか、ありえなくもない話なのか、それなら確かに、冬華ちゃんや春のお母様やお婆様…その他でも確かに、あるのかも。…でも、昔はそんなことはなかったのに、何で」
『そうだね…ふむ、あるNPCのおふざけがきっかけかな?彼女はそんなことを微塵も考えていなかったのだろうけれども、そのおかげで私/僕が起きたような…ああ、これ以上は、無理だね』
「あ…」
流石に長時間の、黒き女神としての…いや、女神なのかどうなのかは不明だが、その姿を維持するのは限界だったようで、姿が少しづつ春の肉体へと戻っていく。
『時間切れ…まぁ、今回は心も体も、必要なものがなかったし無理はないか。それに、長時間の顕現はありとあらゆるものへ影響を与えちゃうから、この辺りが頃合いかもね』
薄れていき、春の姿へと戻っていく。
戻っていくというか、彼の体を借りていた存在が帰っていくといっても良いのかもしれない。
『それじゃ、またね。ミント…私/僕は眠るよ…ああ、そうだ。その前にもう一つあった』
「何?」
『ちょっと顔を近づけてくれないかな』
「耳を貸してほしいってことな、
ちゅっ
…へ?」
…まだ何か、聞いてほしいものがあったのか、ほぼ春の肉体へと変わりつつ存在の言うことに従って近づいたその時、彼女は不意打ちを喰らった。
春は寝ているような状態らしく、これは彼の意志ではない。
でも、今はほとんど肉体自体が戻っている状態で、突然受けたその行為に、ミントの頭が許容量を超えて一時停止してしまう。
『ふふふふふ、面白い顔!!私/僕は私/僕だけど、きっかけの人の精神にも影響されたのか、ちょっとだけいたずらしちゃった!!ああ、言いたかったことはあるよ。私/僕の血でかなり興奮して強さを増していたけど、血の中に私/僕のものがあったことだけが原因じゃなくて…本当に、番になりえるから、その力が増したんだよ』
いたずらが成功した少女のように笑い声をあげ、彼女(?)はそう告げる。
『本当の気持ちはドストレートに、惑星を砕けるほどの一撃で伝えたほうが良いよ!!私/僕はとんでもなく唐変木・超鈍感と言って良いからね!!それでやってあげてから、今度は彼にもらってね!!』
「え、ちょ、待って、今のは」
『それじゃ!!』
ミントが慌てて動くも、時すでに遅し。
既に肉体の奥底へ眠ってしまったようで、問いかけに答えてくれるものはいなくなってしまった。
唖然としつつ、手繰り寄せようのない手を虚空に浮かべ、固まるミント。
後に残るのは、横になって眠っている春だけであり、ひゅぅぅっと風が笑うかのように吹くだけであった…
「…あの人、いや、神なのか何なのかわからないけど、何をしてくれているのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
『---』
…オデールだった化け物が世界から消滅し、周囲には静寂が戻った。
その中で、地面に降ろされたところでミントは、目の前でフワフワと地に足を付けずに浮いたままの状態を保つ人物…春だったはずが、そうではないものに問いかける。
落盤が起き、巻き込まれたかと思ったあの一瞬。
春自身も女神を使うには間に合わず、お互いに一緒に潰され…視界が一時的に失ったその瞬間に、春の埋もれた方向から黒い光が発生し、それに飲み込まれたのをミントは覚えていた。
そして光が収まって目を開ければ、先ほどの黒き女神に抱え込まれた形で助かっていたのだ、
あとは今、目の前で起きた通り、化け物が瞬殺されたわけなのだが…
『---私/僕は私/僕。それとしか言いようがないというか…なんだろうね?』
「いや、聞いているのは私の方なのに、聞き返してくるの?」
少々困ったかのような顔で、逆に問われてしまい、思わずツッコミを入れる。
春なのか黒き女神なのかはさておき、どっちにしても根っこの部分の天然さは変わっていないようだ。
『んー、そうだね、私/僕を言うのであれば…女神、かな?』
「なぜ、疑問形」
見た目こそは、あのオンラインの世界やフィギュアの造形になっている黒き女神の姿のはずなのだが、どうも自覚が薄い部分があるらしい。
いつぞやか、自動で動いたこともあったが、あの時はまだ、何者かという回答をしっかりと持っていそうなものだったのだが…
『何しろ今、オフライン。私/僕、この肉体の一部だけでしか、顕現できていないからね』
「どういうこと?」
『大事な部分、こっち。情報部分、あっち…』
かくかくしかじかと話を聞いてみれば、今回の件は彼女(?)にとってもイレギュラーな事態になっていたらしい。
命の危機ということで、本能的な部分から飛び出すことが出来たが…肝心の自身の情報に関しては、オンラインの世界のほうに置いてきているようなものだということだ。
「つまり、ゲーム機のハードとソフトが別々の様なもので、ハードが春で、ソフトがオンラインの世界にあるようなものということか?」
『そうなるのかな。私/僕は私/僕だから出られたし、元からあるものは使えるけど…そうでない部分は、まだオンラインの世界でないと、できないようだね』
「ハード面だけで、あれなのか…」
100%の状態ではなく、力をオンライン内でのように扱えるわけではない。
それなのに、ほぼ本体の性能だけで、狂気じみた化け物を世界から屠ることが出来ていたことに驚愕をさせられる。
真祖である自身さえも、すぐには討伐できなかった化け物を、たった一撃で。
これで完全な状態であれば、さらに強さが増すということがあり、どれほどのものなのか想像がつかない。
オンラインの世界では、本当に最強クラスと言って良い存在で…そこまで考えたところで、現実のほうに意識を戻した。
「いやいや、でもおかしくないか?オンラインにつないでない環境で、ハードだけで起動したようなものとか言うけど、春は普通の人間だぞ?そりゃ、私やあの化け物みたいな存在もこの現実世界にはうじゃうじゃいたりするけど、そうじゃない彼の身ができないよね!?」
『それは確かにそう。この肉体は、普通の人間だし、ゲームの中の存在が現実に出てくるのは、普通はありえない話だよ』
「それなのに、何故」
『何故って…ああ、このぐらいならハードの方にもあるね。理由としては…「青葉春」という存在は普通の人間で、非凡のようだけれども、その中身に核となりえるだけの才能…天性の代物?とでもいうべきものが、眠っていたのがあるかな』
「どういうこと?」
…オンラインの世界に接続していなくとも、彼女(?)の中はその回答があったようだ。
どのような理由があるのかミントは詳しく聞かせてもらい、本日何度目の驚愕かわからなくなるほどの感情を抱かされた。
「…そっか、ありえなくもない話なのか、それなら確かに、冬華ちゃんや春のお母様やお婆様…その他でも確かに、あるのかも。…でも、昔はそんなことはなかったのに、何で」
『そうだね…ふむ、あるNPCのおふざけがきっかけかな?彼女はそんなことを微塵も考えていなかったのだろうけれども、そのおかげで私/僕が起きたような…ああ、これ以上は、無理だね』
「あ…」
流石に長時間の、黒き女神としての…いや、女神なのかどうなのかは不明だが、その姿を維持するのは限界だったようで、姿が少しづつ春の肉体へと戻っていく。
『時間切れ…まぁ、今回は心も体も、必要なものがなかったし無理はないか。それに、長時間の顕現はありとあらゆるものへ影響を与えちゃうから、この辺りが頃合いかもね』
薄れていき、春の姿へと戻っていく。
戻っていくというか、彼の体を借りていた存在が帰っていくといっても良いのかもしれない。
『それじゃ、またね。ミント…私/僕は眠るよ…ああ、そうだ。その前にもう一つあった』
「何?」
『ちょっと顔を近づけてくれないかな』
「耳を貸してほしいってことな、
ちゅっ
…へ?」
…まだ何か、聞いてほしいものがあったのか、ほぼ春の肉体へと変わりつつ存在の言うことに従って近づいたその時、彼女は不意打ちを喰らった。
春は寝ているような状態らしく、これは彼の意志ではない。
でも、今はほとんど肉体自体が戻っている状態で、突然受けたその行為に、ミントの頭が許容量を超えて一時停止してしまう。
『ふふふふふ、面白い顔!!私/僕は私/僕だけど、きっかけの人の精神にも影響されたのか、ちょっとだけいたずらしちゃった!!ああ、言いたかったことはあるよ。私/僕の血でかなり興奮して強さを増していたけど、血の中に私/僕のものがあったことだけが原因じゃなくて…本当に、番になりえるから、その力が増したんだよ』
いたずらが成功した少女のように笑い声をあげ、彼女(?)はそう告げる。
『本当の気持ちはドストレートに、惑星を砕けるほどの一撃で伝えたほうが良いよ!!私/僕はとんでもなく唐変木・超鈍感と言って良いからね!!それでやってあげてから、今度は彼にもらってね!!』
「え、ちょ、待って、今のは」
『それじゃ!!』
ミントが慌てて動くも、時すでに遅し。
既に肉体の奥底へ眠ってしまったようで、問いかけに答えてくれるものはいなくなってしまった。
唖然としつつ、手繰り寄せようのない手を虚空に浮かべ、固まるミント。
後に残るのは、横になって眠っている春だけであり、ひゅぅぅっと風が笑うかのように吹くだけであった…
「…あの人、いや、神なのか何なのかわからないけど、何をしてくれているのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
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