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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.3-160 現実もたまには(?)奇妙なり
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ロブハウスの魔改造が始まったが、時間がそれなりにかかるらしい。
あのハウス展覧会のほうで見て、得てきた要望をできる限り伝えて、妖精郷に作られた特別製の工房に運ばれたが…果たして、無事に答えられるのだろうか。
いや、多少の無茶ならば、宇宙戦艦にまで魔改造した前例を持っているロロならば成し遂げてくれるだろう。
だが、それよりも不安なのは、余計な改造などが付いてこないかという可能性である。
「そう考えると、余計なことをできるだけしないようにと命じるべきだったか…んー、でも自由にやらせた方が良いものができる可能性もあったし、何とも言えないな」
縛られた作業よりも、自由にやる作業のほうがのびのびとやりやすいところもある。
それに、いざという時に臨機応変に対応できた方が、色々と助かることもあるだろう。
可能な限りの素材も集めて、渡して後は任せるだけ。
それだけで済む話なので、余計なことを考えないほうが良いというべきか。
とにもかくにも、ロブハウスがぎっちょんがっちょんと変な音を立てる工房内で大改造されている間に、現実での生活に戻る。
「それで、今日は珍しくうちの会社の海外支店の人たちが来て会議するって話を聞いていたけど…久しぶりですね、太郎丸さん」
「ははは、一応、この国出身だが、今は海外扱いになっているからな」
国を離れて他国へ移籍したはずの、生粋のロリコン魂によって奇妙な経歴を持つようになってしまった太郎丸さんが久しぶりにこの会社に来ていた。
いつぞやか、鏡面ののじゃロリ騒動の副産物という形で生み出されてしまった、人工の島で樹立された国家「神聖独立幼女讃美歌楽園島国家ロリタニアティスランド」という呼びにくい場所。
この国からわざわざ国籍を移し替えて住人として住まい、海外支店扱いで会社が作られてそこで生活しているはずの変人である。
なお、元凶となった鏡面のじゃロリことアティは今、国家君主だとかなんとかトップの立場にいるようだが、今も変態共に追い回される多忙の日々と聞く。
やらかした所業が所業だけにある程度の罰としてはあっているのだろうが、それでもどこか同情してしまうのはなぜだろうか。
…あ、変態被害者みたいな部分があるのか。そのあたり、今度話し合えそうな気がする。
そんなことはさておき、本日こうやって他の拠点にいるはずの人たちがこの会社に集まってきていたのは、ある会議のためだった。
「それで、今回各国にいつの間にか設けられていた海外支店の人たちが集まって会議をしていた内容って何だったの?」
「そう、我がロリタニアティスランドの素晴らしさを世界中に語るためにぃ!!…というのはまぁ、冗談だとして」
「冗談に聞こえなかったのですが」
「素晴らしさを広めるための観光パンフ(辞典サイズ)はまた別として、今回集まったのはどうも、他の分野に手を出したいから、どうするべきかって内容だったよ」
さらっとやばそうな代物が用意されつつあるのはさておき、どうやら今、会社では少々変革が求められているらしい。
アルケディア・オンラインを運営しているところとの経営提携などの規模が大きいことをやりはしたが、それでもまだまだ会社の成長というのは留まるところを知らない。
でも、いつかどこかで頭打ちになる可能性は否定できないので、やれる可能性を広げたいという話が出てきたようである。
「この国だけじゃなくて、他国で過ごしている視点であれば、客観的に見て他のことが出来ないかという案が出せそうだったからね。サバゲーとかもあったようだけど、世界の奇祭をヒントにしたものでもやれないかって話も出たな」
「具体的なものとしては?」
「我が国の、24時間耐久全力君主追い求め乱戦祭りとか…」
…抽象的なような、絵面を想像したら事案になるような。
しかも、こればかりは冗談ではないというマジな顔をしており、実際に行われたのか聞きたくはない。
これで一応見た目はイケメンで、黙っていたら他の人にもてる人なんだけどなー…天は二物を与えずというけど、余計なものを与えまくっておかしなものにしてしまっていないだろうか。
ついでに久しぶりに太郎丸さんが来たことで、最近活動休止気味だった謎の黒魔術部なる会社内に作られていた部活らしいものも活動を再開し始めたというので、寄らないほうが良いのだろうか。
また何やらいあいあいあいあと叫んでいたし…黒魔術どころかよりやばいところと接続しつつあるのではないだろうか。
「ああ、そういえば春。会議の中で、ルーマニア支部の奴が何か呼んでいたぞ」
「え?僕に海外の知り合いとかはいないはず…というか、そもそもそんな海外拠点の人とも親しいわけでもないのに、なんでだ?」
「さぁ?とりあえず、午後2時ぐらいに何もなければ、3階の第2会議室に来てくれって言っていたぞ」
「うーん、心当たりがないんだけどなぁ」
海外拠点の人がわざわざ呼び掛けてくるのは珍しいが、変なものではないと思いたい。
予定を確認しつつ、調整できるかどうか考えてみるのであった…
「そういや、他にどのぐらいうちって展開していたっけか」
「まだ20か国程度らしいな。できれば全世界を目指したいが、人材とか環境、法律などが色々あるあらそうたやすくいかないのだとか」
…そう考えると、割とあっさりと視点が出来上がった島国のほうは異例なのかもしれない。
「ついでに今度、宇宙エレベーターの関係で宇宙人が来るって噂もあるらしいぞ。本当かどうかは知らんが、月の支店とかできるかもしれん」
「それはそれで気になるな…月支店とかできたら、ロマンあるかも」
あのハウス展覧会のほうで見て、得てきた要望をできる限り伝えて、妖精郷に作られた特別製の工房に運ばれたが…果たして、無事に答えられるのだろうか。
いや、多少の無茶ならば、宇宙戦艦にまで魔改造した前例を持っているロロならば成し遂げてくれるだろう。
だが、それよりも不安なのは、余計な改造などが付いてこないかという可能性である。
「そう考えると、余計なことをできるだけしないようにと命じるべきだったか…んー、でも自由にやらせた方が良いものができる可能性もあったし、何とも言えないな」
縛られた作業よりも、自由にやる作業のほうがのびのびとやりやすいところもある。
それに、いざという時に臨機応変に対応できた方が、色々と助かることもあるだろう。
可能な限りの素材も集めて、渡して後は任せるだけ。
それだけで済む話なので、余計なことを考えないほうが良いというべきか。
とにもかくにも、ロブハウスがぎっちょんがっちょんと変な音を立てる工房内で大改造されている間に、現実での生活に戻る。
「それで、今日は珍しくうちの会社の海外支店の人たちが来て会議するって話を聞いていたけど…久しぶりですね、太郎丸さん」
「ははは、一応、この国出身だが、今は海外扱いになっているからな」
国を離れて他国へ移籍したはずの、生粋のロリコン魂によって奇妙な経歴を持つようになってしまった太郎丸さんが久しぶりにこの会社に来ていた。
いつぞやか、鏡面ののじゃロリ騒動の副産物という形で生み出されてしまった、人工の島で樹立された国家「神聖独立幼女讃美歌楽園島国家ロリタニアティスランド」という呼びにくい場所。
この国からわざわざ国籍を移し替えて住人として住まい、海外支店扱いで会社が作られてそこで生活しているはずの変人である。
なお、元凶となった鏡面のじゃロリことアティは今、国家君主だとかなんとかトップの立場にいるようだが、今も変態共に追い回される多忙の日々と聞く。
やらかした所業が所業だけにある程度の罰としてはあっているのだろうが、それでもどこか同情してしまうのはなぜだろうか。
…あ、変態被害者みたいな部分があるのか。そのあたり、今度話し合えそうな気がする。
そんなことはさておき、本日こうやって他の拠点にいるはずの人たちがこの会社に集まってきていたのは、ある会議のためだった。
「それで、今回各国にいつの間にか設けられていた海外支店の人たちが集まって会議をしていた内容って何だったの?」
「そう、我がロリタニアティスランドの素晴らしさを世界中に語るためにぃ!!…というのはまぁ、冗談だとして」
「冗談に聞こえなかったのですが」
「素晴らしさを広めるための観光パンフ(辞典サイズ)はまた別として、今回集まったのはどうも、他の分野に手を出したいから、どうするべきかって内容だったよ」
さらっとやばそうな代物が用意されつつあるのはさておき、どうやら今、会社では少々変革が求められているらしい。
アルケディア・オンラインを運営しているところとの経営提携などの規模が大きいことをやりはしたが、それでもまだまだ会社の成長というのは留まるところを知らない。
でも、いつかどこかで頭打ちになる可能性は否定できないので、やれる可能性を広げたいという話が出てきたようである。
「この国だけじゃなくて、他国で過ごしている視点であれば、客観的に見て他のことが出来ないかという案が出せそうだったからね。サバゲーとかもあったようだけど、世界の奇祭をヒントにしたものでもやれないかって話も出たな」
「具体的なものとしては?」
「我が国の、24時間耐久全力君主追い求め乱戦祭りとか…」
…抽象的なような、絵面を想像したら事案になるような。
しかも、こればかりは冗談ではないというマジな顔をしており、実際に行われたのか聞きたくはない。
これで一応見た目はイケメンで、黙っていたら他の人にもてる人なんだけどなー…天は二物を与えずというけど、余計なものを与えまくっておかしなものにしてしまっていないだろうか。
ついでに久しぶりに太郎丸さんが来たことで、最近活動休止気味だった謎の黒魔術部なる会社内に作られていた部活らしいものも活動を再開し始めたというので、寄らないほうが良いのだろうか。
また何やらいあいあいあいあと叫んでいたし…黒魔術どころかよりやばいところと接続しつつあるのではないだろうか。
「ああ、そういえば春。会議の中で、ルーマニア支部の奴が何か呼んでいたぞ」
「え?僕に海外の知り合いとかはいないはず…というか、そもそもそんな海外拠点の人とも親しいわけでもないのに、なんでだ?」
「さぁ?とりあえず、午後2時ぐらいに何もなければ、3階の第2会議室に来てくれって言っていたぞ」
「うーん、心当たりがないんだけどなぁ」
海外拠点の人がわざわざ呼び掛けてくるのは珍しいが、変なものではないと思いたい。
予定を確認しつつ、調整できるかどうか考えてみるのであった…
「そういや、他にどのぐらいうちって展開していたっけか」
「まだ20か国程度らしいな。できれば全世界を目指したいが、人材とか環境、法律などが色々あるあらそうたやすくいかないのだとか」
…そう考えると、割とあっさりと視点が出来上がった島国のほうは異例なのかもしれない。
「ついでに今度、宇宙エレベーターの関係で宇宙人が来るって噂もあるらしいぞ。本当かどうかは知らんが、月の支店とかできるかもしれん」
「それはそれで気になるな…月支店とかできたら、ロマンあるかも」
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