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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.3-158 四方八方玉潰し災害の陣
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さてと、残るはサイキック・ゴールデンオーガ及びオーガクラッシャーズたちだけ。
その他のオーガたちは既に吹き飛ばされて、ドロップ品へと変り果てており、邪魔するものはいなくなった。
しかし、これでも相手はレイドボス級のモンスター…ここまでして、並大抵の方法では対峙しきれまい。
【オ・オ・オ・------ゴルゴォァァァァァァァ!!】
ぐつぐつと水球が煮えたぎり、真っ赤な水に変色させながら中の黄金の鎧に包まれたサイキック・ゴールデンオーガが咆哮をあげると、周辺で構えていたオーガクラッシャーズたちがそれぞれ浮き上がり、その周辺を衛星のように飛び回り始める。
「サイコキネシスによる、サテライトガードか…」
「鬼武者なオーガたちの耐久も高いし、身を固めたか」
ぐるぐると周囲を回り、鬼武者のオーガたちが戦闘の構えを取る。
攻撃方法としては、相手は種族名としてサイキックの名があるとおり超能力系の技が多いようで、クラッシャーズが足りない火力・防御力を補ってくるようだ。
まともに相手をした場合、攻撃した瞬間にクラッシャーズに防がれて、反撃の手を受けるという恐ろしさがあるだろう。
しかも、真ん中のサイキック本体を倒さなければ、仮に一体の鬼武者を倒せたとしても、時間経過で再生させ、今度はアンデッド化して操ってくるという話もある。
そもそもビュンビュンものすごい速度で回転して飛び回っている鬼武者の絵面の時点で、恐ろしさはあるが…それでも勝たなければいけない相手。
「それじゃ、いくぞ皆!ここで一気に攻めおとせぇぇぇ!!」
「「「「おおおおおおお!!」」」」
無策で突っ込むわけではないが、気合を入れて伝説のマタギが叫べば、答えて皆で咆える。
全力で相手をするのにふさわしく、第4の作戦を決行する。
「総員、四方へ散らばって囲め!!」
サイキック・ゴールデンオーガを取り囲むようにプレイヤーたちが陣を作る。
東西南北それぞれに並び、クラッシャーズもそれに相対するように動き、いない部分にはサイキックの正面が水球の中を動いて向き直る。
「東西南北、水で剥がし音で砕き、風で消し飛ばし…光で貫くぞ!!」
「「「「うおっしゃぁぁ!!」」」」
水のスキル、風のスキル、音による攻撃とこれまでの作戦で使用された数々のスキルやアイテムが使用されて、周囲から一気に圧力をかける。
ぎゅぎゅっと攻撃の圧が周囲からかけられたことで、鬼武者たちが押し込められて、水球が圧縮されていく。
守る鬼の肉や鋼鉄の鎧、水の壁が圧縮されて高度が増すが、押されることで延ばされて薄くなる部分が出来上がる。
四方から同時に圧がかけられることで延ばされる部位も決まって…そして、一番薄いところへ狙いが定められる。
「これで守りは薄くなった!!仕留めて見せよう、この一射を!」
出来上がったのは、ほんの一瞬だけの薄い守り。
わずかな隙間しかなく、しかしその隙間でも問題ないと伝説のマタギは愛用の銃を取り出し、狙いを定めて引き金を引く。
「願掛け一撃の矢は光になりて!!『スターショットォォォォォ』!!」
撃ちだされるは、光の弾丸。
星々の光を集めて作られる特殊な弾で、一撃の威力が高い代わりに外せばHPの大半を奪われてしまう代償のもの。
輝ける光の航跡はまっすぐ突き進み…鬼武者の肉をすり抜け、水の膜を貫き、寸分たがわずオーガの黄金の鎧をかわし…中身へ着弾する。
ドッバァァァァァン!!
【グギュアァァァァアアアアアアア!!】
断末魔と同時に水球がはじけ飛び、鬼武者たちが地へ叩きつけられる。
今のは決まったかと思われた…次の瞬間だった。
ドンッ!!
「「「「げっ!?」」」
はじけ飛んだはずの水球の爆散地点。
爆発によって巻き上げられた砂埃が急に拡散し、中身が一気に飛び出す。
…奴は、色々と考えて水球に入っていた。
己の身にある力を抑えるために鎧を纏い、水に包まれていた。
今、その制御装置がはじけ飛んだことで、失われかけたその命が瞬時に繋ぎ止められて、爆発的に大きくなっていく。
【オグォォォォォォォォォォォォ!!】
肉を増やし、倒れた鬼武者たちを取り込み、肥大化していく。
その力に耐えるために肉体が自ら再構築されて、どんどん巨大な鬼へと化していく。
森を全て覆いつくしそうな、巨人変貌し、ここで終わりかと思われた。
だが、その万が一の事態を予想していたからこそ、対応はすぐにできる。
「エネルギー充填100%!!誤差修正上下角度20度!!」
【オグガァァ!?】
その動きに気が付いた時には、遅かった。
予想して動けたからこそ、相手が急に察知するよりも素早く用意しており、氷の砲で狙いを定め、過剰な電流が渦を巻いて道を作り、あとは狙いを任せて引き金を引くだけ。
「機械惑星で女神がやった奴よりも威力は落ちるが…それでも十分!!『電磁砲』発射ぁぁぁぁぁ!!」
引き金が引かれると同時に、弾が加速して打ち上げられる。
ただの弾丸ではなく、こちらもまた別のもの…今回は顕現されなかったが、その分の力を圧縮して込めた女神の力入りのもの。
なまじ適性が無いものが扱えば自爆になるが、女神そのものと等しいようなものであれば問題なく打ち出せる神の弾丸。
ズドォォォォォォォォォォォン!!
【オッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!】
貫かれ、今度こそ断末魔の叫びをあげ、巨大化しつつあった肉体が崩壊していく。
そしてすべてが崩れ去り…後に残ったのは、巨大な鬼の角のドロップアイテムだけ。
「…良し、我々の勝利だぁぁぁぁぁ!!」
「「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
周囲を確認し、生き残りや相手の息の根が失われていることを確認し、勝利の号令と共に歓声があがるのであった…
その他のオーガたちは既に吹き飛ばされて、ドロップ品へと変り果てており、邪魔するものはいなくなった。
しかし、これでも相手はレイドボス級のモンスター…ここまでして、並大抵の方法では対峙しきれまい。
【オ・オ・オ・------ゴルゴォァァァァァァァ!!】
ぐつぐつと水球が煮えたぎり、真っ赤な水に変色させながら中の黄金の鎧に包まれたサイキック・ゴールデンオーガが咆哮をあげると、周辺で構えていたオーガクラッシャーズたちがそれぞれ浮き上がり、その周辺を衛星のように飛び回り始める。
「サイコキネシスによる、サテライトガードか…」
「鬼武者なオーガたちの耐久も高いし、身を固めたか」
ぐるぐると周囲を回り、鬼武者のオーガたちが戦闘の構えを取る。
攻撃方法としては、相手は種族名としてサイキックの名があるとおり超能力系の技が多いようで、クラッシャーズが足りない火力・防御力を補ってくるようだ。
まともに相手をした場合、攻撃した瞬間にクラッシャーズに防がれて、反撃の手を受けるという恐ろしさがあるだろう。
しかも、真ん中のサイキック本体を倒さなければ、仮に一体の鬼武者を倒せたとしても、時間経過で再生させ、今度はアンデッド化して操ってくるという話もある。
そもそもビュンビュンものすごい速度で回転して飛び回っている鬼武者の絵面の時点で、恐ろしさはあるが…それでも勝たなければいけない相手。
「それじゃ、いくぞ皆!ここで一気に攻めおとせぇぇぇ!!」
「「「「おおおおおおお!!」」」」
無策で突っ込むわけではないが、気合を入れて伝説のマタギが叫べば、答えて皆で咆える。
全力で相手をするのにふさわしく、第4の作戦を決行する。
「総員、四方へ散らばって囲め!!」
サイキック・ゴールデンオーガを取り囲むようにプレイヤーたちが陣を作る。
東西南北それぞれに並び、クラッシャーズもそれに相対するように動き、いない部分にはサイキックの正面が水球の中を動いて向き直る。
「東西南北、水で剥がし音で砕き、風で消し飛ばし…光で貫くぞ!!」
「「「「うおっしゃぁぁ!!」」」」
水のスキル、風のスキル、音による攻撃とこれまでの作戦で使用された数々のスキルやアイテムが使用されて、周囲から一気に圧力をかける。
ぎゅぎゅっと攻撃の圧が周囲からかけられたことで、鬼武者たちが押し込められて、水球が圧縮されていく。
守る鬼の肉や鋼鉄の鎧、水の壁が圧縮されて高度が増すが、押されることで延ばされて薄くなる部分が出来上がる。
四方から同時に圧がかけられることで延ばされる部位も決まって…そして、一番薄いところへ狙いが定められる。
「これで守りは薄くなった!!仕留めて見せよう、この一射を!」
出来上がったのは、ほんの一瞬だけの薄い守り。
わずかな隙間しかなく、しかしその隙間でも問題ないと伝説のマタギは愛用の銃を取り出し、狙いを定めて引き金を引く。
「願掛け一撃の矢は光になりて!!『スターショットォォォォォ』!!」
撃ちだされるは、光の弾丸。
星々の光を集めて作られる特殊な弾で、一撃の威力が高い代わりに外せばHPの大半を奪われてしまう代償のもの。
輝ける光の航跡はまっすぐ突き進み…鬼武者の肉をすり抜け、水の膜を貫き、寸分たがわずオーガの黄金の鎧をかわし…中身へ着弾する。
ドッバァァァァァン!!
【グギュアァァァァアアアアアアア!!】
断末魔と同時に水球がはじけ飛び、鬼武者たちが地へ叩きつけられる。
今のは決まったかと思われた…次の瞬間だった。
ドンッ!!
「「「「げっ!?」」」
はじけ飛んだはずの水球の爆散地点。
爆発によって巻き上げられた砂埃が急に拡散し、中身が一気に飛び出す。
…奴は、色々と考えて水球に入っていた。
己の身にある力を抑えるために鎧を纏い、水に包まれていた。
今、その制御装置がはじけ飛んだことで、失われかけたその命が瞬時に繋ぎ止められて、爆発的に大きくなっていく。
【オグォォォォォォォォォォォォ!!】
肉を増やし、倒れた鬼武者たちを取り込み、肥大化していく。
その力に耐えるために肉体が自ら再構築されて、どんどん巨大な鬼へと化していく。
森を全て覆いつくしそうな、巨人変貌し、ここで終わりかと思われた。
だが、その万が一の事態を予想していたからこそ、対応はすぐにできる。
「エネルギー充填100%!!誤差修正上下角度20度!!」
【オグガァァ!?】
その動きに気が付いた時には、遅かった。
予想して動けたからこそ、相手が急に察知するよりも素早く用意しており、氷の砲で狙いを定め、過剰な電流が渦を巻いて道を作り、あとは狙いを任せて引き金を引くだけ。
「機械惑星で女神がやった奴よりも威力は落ちるが…それでも十分!!『電磁砲』発射ぁぁぁぁぁ!!」
引き金が引かれると同時に、弾が加速して打ち上げられる。
ただの弾丸ではなく、こちらもまた別のもの…今回は顕現されなかったが、その分の力を圧縮して込めた女神の力入りのもの。
なまじ適性が無いものが扱えば自爆になるが、女神そのものと等しいようなものであれば問題なく打ち出せる神の弾丸。
ズドォォォォォォォォォォォン!!
【オッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!】
貫かれ、今度こそ断末魔の叫びをあげ、巨大化しつつあった肉体が崩壊していく。
そしてすべてが崩れ去り…後に残ったのは、巨大な鬼の角のドロップアイテムだけ。
「…良し、我々の勝利だぁぁぁぁぁ!!」
「「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
周囲を確認し、生き残りや相手の息の根が失われていることを確認し、勝利の号令と共に歓声があがるのであった…
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