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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.3-149 目指すならば、やるがよい
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…屋台で販売し、売れ行きが良いもののの情報を集めて改良していく。
地道にやっていくことがこのクエストの攻略の糸口になり、ロブハウスを手に入れ…
「…冷静になって考えると、移動拠点がロブハウスだと後でどう改造するか悩むとことが多いな」
「外見の時点で、ツッコミどころ満載じゃないかな?」
翌日、改めてログインし治して屋台収入を確認していたところ、そこそこ売れていたのだが、ふとそのことを思うと微妙な気分になった。
新要素としての移動拠点、確かに欲しくはあるのだが…こうやって落ち着いて考えると、無理にロブハウスを入手する必要はない。
まぁ、いくつか入手できるのであれば一つぐらいまじめにやっても良いのだとは思うのだが、何故あの家で良いのかとちょっと疑問に浮かんでしまったのである。
「どうせ海を引いてくるなら、もっと別のものとかもあったんだろうけど、何でロブスターをモデルにしたんだろうか」
「一応、理由はあるのじゃ」
っと、大樹の村内で屋台で販売する品物づくりのための資材を確保していたところ、どこからともなくのじゃロリが混ざってきた。
「理由?」
「うむ、ハウスシステムの発展型というか、目に見える形での移動拠点の話自体は、実は前々から予定されていたようでな、そのデータ自体は自分のような特殊なNPCであれば確認して、予測することが出来ていたんじゃよ」
のじゃロリのように何かしらの理由があって、運営のことを認識して自由に行動するようなNPCはそこそこいるようで、アップデート情報なども他所へ漏らすようなことがなければ入手できたりすることもあったらしい。
そして今回の移動拠点に関して、アップデート前にその存在を確認していたようだが…
「村おこしの機会にその存在を思い出して、クエストの報酬としてちょうどよいと思ったのじゃが…本当は移動拠点はロブハウスじゃなくて正統派のログハウスの形式で予定していたのじゃよ」
「それなのに、なんでロブスター要素が混ざったの?」
「海から輸送してきた海産物の中で、やばいロブスターが混ざっていたのじゃ」
詳しい部分は運営や関係者でしか見れないために話せない部分も多いそうだが、のじゃロリは当初、意外なことにまともな方向性での移動拠点を目指していたらしい。
大体の材料が集まり、あとはデータを色々といじくって作りあげるだけの段階まで来たようだが…そこに余計なものが混ざってしまった。
「新鮮さが売りじゃが、新鮮すぎるというのも考え物じゃな。どうも海産物の中に、ロブスターに外見がよく似たモンスターの中でもさらに強力な『ゴールデンロブスターDX』なるやつが混ざっておってな、そいつはこの村に来た時点で逃走したそうじゃ」
村おこしの品物を作るための材料として、用意しておいた海産物。
そこから偶然一匹のモンスターが逃亡して行方不明になり、こんな大樹の村では海のモンスターは力を発揮できないだろうと思って放置していたようだが…その油断がいけなかった。
「どうも、大樹の村で根性で生き延びていたようでな。そこそこ知性もあったのか、海から連れてこられる元凶が自分にあると気がついて、復讐しようとしていたようなのじゃ」
ネームドがあるようなモンスターの場合、大抵他のモンスターと比較して知能が高いことが多く、そのゴールデンロブスターとやらもおそらくその類にあったようで、どうしてここに連れてこられたのかその元凶を理解していたらしい。
そして、海から離されたことに対して復讐心を募らせていたようで…のじゃロリを襲撃したようだ。
「呪いを受けた身とはいえ、一応まだまだやれるからのぅ。返り討ちにしたんじゃが、その際にちょっとしたはずみで移動拠点制作現場に混ざって…データが混ざり合った結果、アレになったんじゃ」
「復讐の末路が、拠点として利用される未来か…復讐ってむなしいね」
「いや、結構特殊な末路だよね?」
そんな生々しい裏話があったとは、ロブハウス誕生秘話に驚かされはする。
でも、よく考えるとのじゃロリの監督不行き届きみたいな部分もあるような…やめておこう。こういう話を考えると余計なやらかしがドバドバ出てきそうだ。
叩けば叩くほど埃が出てきそうで、聞いたら後悔しそうである。
とにもかくにもそんな裏話を聞きつつ、改めて屋台の品をどうしたものかと試行する。
売れ行きを見ると、食料関係…それも手軽に食べられそうなもののほうが良いようで、その方向背にしたほうがより稼ぎやすくもなるだろう。
「餅や団子、刺身とかよりもおにぎりのほうが良さげかな?」
塩も作ろうと思えばできるし、海苔やその他の具材も海産物から用意できる。
中身が多ければ種類も豊富になるし、見た目こそ一見地味だけど、中身が何かわからないようにすればランダム性から楽しめる可能性もある。
「いっそ、セットで作ってロシアンルーレット風にでも…ニガ団子を混ぜて外れとかもつけるか?」
「ロシアンルーレットでそれやると、余計にやばい気がする」
そういう楽しみもありかな。うん、いくつか試作品を作ってみよう。
屋台だけじゃなくて、露天とかやれればそれはそれで…ありかな?
…混ぜたらやばいものが混ざるおにぎりが爆誕しつつあるそのころ。
大樹の村から少し離れた森の中で、マタギはある発見をしていた。
「うぉいうぉい、マジかよ…オーガたちのリーダがいると思っていたが…こりゃ、やばめの大物がいたな」
遠距離からスコープ越しに確認し、そうつぶやくマタギ。
森の中を捜索して、オーガたちをまとめ上げていたリーダー的存在を探していたのだが思ったよりも早く見つかったことは喜ぶべきはずのことだった。
想像以上にやばい相手の姿を見ることがなければ。
「…巨大な鎧を身に纏った、鬼武者風の3体セット『ヘルオーガクラッシャーズ』…一体だけでも相当厄介な奴らを護衛にしているのは…」
その周囲に鎮座し、三方向から警戒しているように見ている巨大な鬼武者。
中心でたたずんでいるのは、巨大な水球の中に身を漂わせている金色の鎧を身に纏い、より強烈な般若のお面をかぶったオーガの一種。
「『サイキック・ゴールデンオーガ』か…となるとこれは、ソロではまずいな」
―――
『サイキック・ゴールデンオーガ』
サイコキネシスなどの超能力を扱うようなオーガの一種だが、身に宿す力が強い場合は自身が崩壊しかけるため、あえて制御するために身を様々なもので包んでいる。
水球の中で浮かんでいるようだがそれでも意識ははっきりしており、同族のみに対してテレパシーを発して、指示を行っている。
本来はレイドボス用に調整されていたはずだが…
―――
「…惑星ガルガンティアで、オーガ種を利用しようとした悪の研究所イベントがあったが、その生き残りがここにいたか。どうりで、オーガたちへの指示が的確だったり、狩っても狩っても減る様子が見えなかったが…あれがいるならば納得だな。確か、改造種だったか」
マタギとしての任務の中で、そのイベントに参加していたことがあるからこそすぐに理解する。
それと同時に、ソロでやるのは非常に危険であり、流石に狩人としての魂があれども相手が悪すぎることもわかるので、いったんこの場を撤退して戦略を練り直す判断を下す。
「ひとまず、大樹の村の依頼主への報告と、至急戦力の増強か…ロブハウスである程度集まってきているとはいえ、まともにやれる奴がいるかが勝負の鍵だな」
最悪の場合、依頼失敗として放棄して逃げ出す手段もあるだろう。
だが、それはあくまでも最終手段であり、相手がいくらヤバかろうとも狩ろうと決めた獲物から逃亡するのは狩人の恥である。
大急ぎで行動して、絶対に相手をしてやろうと思いつつ、マタギは大樹の村へ向かうのであった…
「水球と鎧が厄介なんだよなぁ…遠距離狙撃したいが厳しいか…」
地道にやっていくことがこのクエストの攻略の糸口になり、ロブハウスを手に入れ…
「…冷静になって考えると、移動拠点がロブハウスだと後でどう改造するか悩むとことが多いな」
「外見の時点で、ツッコミどころ満載じゃないかな?」
翌日、改めてログインし治して屋台収入を確認していたところ、そこそこ売れていたのだが、ふとそのことを思うと微妙な気分になった。
新要素としての移動拠点、確かに欲しくはあるのだが…こうやって落ち着いて考えると、無理にロブハウスを入手する必要はない。
まぁ、いくつか入手できるのであれば一つぐらいまじめにやっても良いのだとは思うのだが、何故あの家で良いのかとちょっと疑問に浮かんでしまったのである。
「どうせ海を引いてくるなら、もっと別のものとかもあったんだろうけど、何でロブスターをモデルにしたんだろうか」
「一応、理由はあるのじゃ」
っと、大樹の村内で屋台で販売する品物づくりのための資材を確保していたところ、どこからともなくのじゃロリが混ざってきた。
「理由?」
「うむ、ハウスシステムの発展型というか、目に見える形での移動拠点の話自体は、実は前々から予定されていたようでな、そのデータ自体は自分のような特殊なNPCであれば確認して、予測することが出来ていたんじゃよ」
のじゃロリのように何かしらの理由があって、運営のことを認識して自由に行動するようなNPCはそこそこいるようで、アップデート情報なども他所へ漏らすようなことがなければ入手できたりすることもあったらしい。
そして今回の移動拠点に関して、アップデート前にその存在を確認していたようだが…
「村おこしの機会にその存在を思い出して、クエストの報酬としてちょうどよいと思ったのじゃが…本当は移動拠点はロブハウスじゃなくて正統派のログハウスの形式で予定していたのじゃよ」
「それなのに、なんでロブスター要素が混ざったの?」
「海から輸送してきた海産物の中で、やばいロブスターが混ざっていたのじゃ」
詳しい部分は運営や関係者でしか見れないために話せない部分も多いそうだが、のじゃロリは当初、意外なことにまともな方向性での移動拠点を目指していたらしい。
大体の材料が集まり、あとはデータを色々といじくって作りあげるだけの段階まで来たようだが…そこに余計なものが混ざってしまった。
「新鮮さが売りじゃが、新鮮すぎるというのも考え物じゃな。どうも海産物の中に、ロブスターに外見がよく似たモンスターの中でもさらに強力な『ゴールデンロブスターDX』なるやつが混ざっておってな、そいつはこの村に来た時点で逃走したそうじゃ」
村おこしの品物を作るための材料として、用意しておいた海産物。
そこから偶然一匹のモンスターが逃亡して行方不明になり、こんな大樹の村では海のモンスターは力を発揮できないだろうと思って放置していたようだが…その油断がいけなかった。
「どうも、大樹の村で根性で生き延びていたようでな。そこそこ知性もあったのか、海から連れてこられる元凶が自分にあると気がついて、復讐しようとしていたようなのじゃ」
ネームドがあるようなモンスターの場合、大抵他のモンスターと比較して知能が高いことが多く、そのゴールデンロブスターとやらもおそらくその類にあったようで、どうしてここに連れてこられたのかその元凶を理解していたらしい。
そして、海から離されたことに対して復讐心を募らせていたようで…のじゃロリを襲撃したようだ。
「呪いを受けた身とはいえ、一応まだまだやれるからのぅ。返り討ちにしたんじゃが、その際にちょっとしたはずみで移動拠点制作現場に混ざって…データが混ざり合った結果、アレになったんじゃ」
「復讐の末路が、拠点として利用される未来か…復讐ってむなしいね」
「いや、結構特殊な末路だよね?」
そんな生々しい裏話があったとは、ロブハウス誕生秘話に驚かされはする。
でも、よく考えるとのじゃロリの監督不行き届きみたいな部分もあるような…やめておこう。こういう話を考えると余計なやらかしがドバドバ出てきそうだ。
叩けば叩くほど埃が出てきそうで、聞いたら後悔しそうである。
とにもかくにもそんな裏話を聞きつつ、改めて屋台の品をどうしたものかと試行する。
売れ行きを見ると、食料関係…それも手軽に食べられそうなもののほうが良いようで、その方向背にしたほうがより稼ぎやすくもなるだろう。
「餅や団子、刺身とかよりもおにぎりのほうが良さげかな?」
塩も作ろうと思えばできるし、海苔やその他の具材も海産物から用意できる。
中身が多ければ種類も豊富になるし、見た目こそ一見地味だけど、中身が何かわからないようにすればランダム性から楽しめる可能性もある。
「いっそ、セットで作ってロシアンルーレット風にでも…ニガ団子を混ぜて外れとかもつけるか?」
「ロシアンルーレットでそれやると、余計にやばい気がする」
そういう楽しみもありかな。うん、いくつか試作品を作ってみよう。
屋台だけじゃなくて、露天とかやれればそれはそれで…ありかな?
…混ぜたらやばいものが混ざるおにぎりが爆誕しつつあるそのころ。
大樹の村から少し離れた森の中で、マタギはある発見をしていた。
「うぉいうぉい、マジかよ…オーガたちのリーダがいると思っていたが…こりゃ、やばめの大物がいたな」
遠距離からスコープ越しに確認し、そうつぶやくマタギ。
森の中を捜索して、オーガたちをまとめ上げていたリーダー的存在を探していたのだが思ったよりも早く見つかったことは喜ぶべきはずのことだった。
想像以上にやばい相手の姿を見ることがなければ。
「…巨大な鎧を身に纏った、鬼武者風の3体セット『ヘルオーガクラッシャーズ』…一体だけでも相当厄介な奴らを護衛にしているのは…」
その周囲に鎮座し、三方向から警戒しているように見ている巨大な鬼武者。
中心でたたずんでいるのは、巨大な水球の中に身を漂わせている金色の鎧を身に纏い、より強烈な般若のお面をかぶったオーガの一種。
「『サイキック・ゴールデンオーガ』か…となるとこれは、ソロではまずいな」
―――
『サイキック・ゴールデンオーガ』
サイコキネシスなどの超能力を扱うようなオーガの一種だが、身に宿す力が強い場合は自身が崩壊しかけるため、あえて制御するために身を様々なもので包んでいる。
水球の中で浮かんでいるようだがそれでも意識ははっきりしており、同族のみに対してテレパシーを発して、指示を行っている。
本来はレイドボス用に調整されていたはずだが…
―――
「…惑星ガルガンティアで、オーガ種を利用しようとした悪の研究所イベントがあったが、その生き残りがここにいたか。どうりで、オーガたちへの指示が的確だったり、狩っても狩っても減る様子が見えなかったが…あれがいるならば納得だな。確か、改造種だったか」
マタギとしての任務の中で、そのイベントに参加していたことがあるからこそすぐに理解する。
それと同時に、ソロでやるのは非常に危険であり、流石に狩人としての魂があれども相手が悪すぎることもわかるので、いったんこの場を撤退して戦略を練り直す判断を下す。
「ひとまず、大樹の村の依頼主への報告と、至急戦力の増強か…ロブハウスである程度集まってきているとはいえ、まともにやれる奴がいるかが勝負の鍵だな」
最悪の場合、依頼失敗として放棄して逃げ出す手段もあるだろう。
だが、それはあくまでも最終手段であり、相手がいくらヤバかろうとも狩ろうと決めた獲物から逃亡するのは狩人の恥である。
大急ぎで行動して、絶対に相手をしてやろうと思いつつ、マタギは大樹の村へ向かうのであった…
「水球と鎧が厄介なんだよなぁ…遠距離狙撃したいが厳しいか…」
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