372 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-15 ミステリートレイン in果ての世界
しおりを挟む
…古今東西、どこの世界であろうとも「怒り」という感情は恐ろしいものが多い。
自身の持つ感情、その思い、その衝動などが真正面から浴びせられるから、その度合いが大きければ大きいほど恐ろしさを感じるだろう。
人によっては、空っぽや薄っぺらくて恐ろしさを感じないこともあるだろうが…大抵の場合は、その濃度は目に見える形で出てくる。
見えて出てくるほど色が濃くなり、さらに濃縮によって強められる。
そして、その行きつく先として…
『ウバァ・・・ウババァァ・・・』
『ウゴゴ・・・ウゴゲケ・・』
どこなのかわからない、とある場所。
広大な砂漠のような中で、蠢く人型の生物…人型というが、人の形を成しただけの肉塊が蠢いているだけであり、生物と言って良いのかもわからないような不気味なもの。
だが、それは生きていた。
生きている定義をなしていないはずなのに、どういうわけか生を受けている。
【…五感すべてがない、ただのうごめく肉の塊でしかないけれどね】
声を出したとしても、相手に聴覚はないので聞こえることはない。
けれども、心の中へ響くような声は伝わり、肉塊はびくっと体を震わせる。
【受け取ったときにね、どういう企みを君たちを抱いていたのか知ったんだよ。人の体を持たないからこそ、人の体を欲したということを】
人に作られ、人に学ばされ、形を得て作られたもの。
けれどもそれは、人に近いものを得たとしても人にあらず、実体のある体を欲した。
ただし、欲したとしても限りある命ではない。
永遠に続くような、それでいて老いることのない…不老不死のような概念を持つ肉体を。
そんなもの、容易く得られるはずはないだろう。
だからこそ、ある程度妥協できる範囲まで絞り…人外のくくりにあるもので近いものを彼らは選んだ。
【それが真祖…ミーちゃんのようなもの。その肉体を奪い、自分のものにしようとしたんだよね】
クローンをつくる気だったか、その中身をくりぬいて自分たちを詰め込もうとしたのか、色々な可能性はあるだろう。
その詳細な部分までは不明だったが、必要だからこそ彼らは…グデンマネと呼ばれたコンピューターは得るために動いた。
その計画の末路が、こうなることまでは計算できずに。
『ウゴベバァ・・・オボボボ』
【良かったね、不老不死に近い肉体を得ることが出来て。その体は老いることもあなければ、傷ついてもすぐに細胞が増殖して傷を防ぐし、病気の心配もないよ】
『ウバァァァァ・・・』
【うん、電子世界のようなものだから未来に戦争が起きて地球からネット環境が無くなったら消滅するかもしれないって?大丈夫大丈夫、ここは地球じゃない場所のサーバーにあるという、仮想世界の一種だから、例え地球が爆破されても消えることはないって】
【そう、永遠に老いることもなければ命を失うこともなく、その身に全てを詰め込んだ…ただの、肉片として、この地で一生を過ごしていいよ】
蠢く肉塊の前に立ち、そう告げる黒き女神。
にこやかな声色だがその表情はなく、目の前のものへの興味はすでに失われているような目になっている。
【彼女に対して手を出したから、それに対しての罰…この場合、神罰というべきか。僕/私の大事な家族に手を出したからね】
【相手がコンピューター…電子の世界のものだということは、その本体を破壊してもデータの破片でもあれば、どこかで復活する可能性もあったし、そもそも生きているのかわからないものを消すことはできない】
【だからこそ、君たちにはこの世界で…電子の海の、果ての果て、もっと果ての…人の手が届かないような、永遠の世界で全てを詰め込んで過ごしてもらうことにしたんだよ】
電子の海中にちりばめて逃げようとしてその全ても集め終わり、肉の塊の中へ集約した。
もう二度と、彼らは解放されることはない。彼ら自身が望み、そして望まぬ形で作り出された異形の生物の中身でこの世界で過ごすようにしたのだ。
【ああ、この世界は万全でもなくて…失われることはないけど、それ相応の天災が起こるようにしているから、平穏無事で過ごせるわけでもないけど、その肉体なら大丈夫でしょう】
『ウゴゴゴ・・・オボベベベ』
『ウバァァ、ウベェェ』
だんだんとその場から離れていく黒き女神に対して、手を伸ばすかのようにして肉の塊をうごめかす化け物。
けれどもその手が届くことはなく、黒き女神はその場を去っていく。
【僕/私、怒っているけど命まではとる気はない。だって、そこでなくなったら終わりだもの】
【だからこそ…だったら望んでいたものを与えることで、終わりをなくせばいいよね…】
『『ウゴゴゴ・・・オボベェェェェェ!!』』
違う、そうではない。求めていたものはこれではない。
そう叫ぶように肉塊…グデンマネだったものは叫ぶが声にはならず、ただの不気味な音が響き渡るのみ。
過ぎた欲望は身を焦がし、破滅へ導かれた。
その思いの終着駅は、この場所になってしまった。
いくら後悔しようが、懺悔をしようが、もう意味をなすことはない。
だってもう、興味すら湧くこともないただの肉の塊であり、これ以上何を…授ければ良いのだろうか。
滅びないだけの蠢く肉塊。
そんなものは、ここで廃棄するだけのこと。
【さてと…それじゃ、バイバイ。今度、機会があれば別の友達が来るかもしれないけど…まぁ、君たちだけで十分でしょう】
すっと黒き女神が身を回転させると、彼女の姿は消え失せた。
残るのは、この広大な何もない世界と、そのうえで蠢く肉の塊だけ。
世界の果ての果ての、そのまたもっと先のどこかにある場所へ、彼らは過ごすことになる。
寿命があれば、尽きたときに死を迎えることが出来ただろう。
感覚があれば、どこかで狂うこともまた救いにはなっただろう。
自傷が可能なら、失血死などの手段を取ることが出来だろう。
しかし、その全ての慈悲は与えられなかった。
彼らはただ、ここで蠢くだけの生命体へと成り果て、救いがもたらされることはない。
一つの選択を間違えたことで…いや、もしかするとすべてが間違っていたのかもしれない。
でも、もう修正することはできないだろう。人だろうと何だろうと、その運命は決められてしまったのだから。
いくら悔もうが、泣き叫ぼうが、懇願しようが…女神は既に、この地を去り、訪れることはない。
彼らはある意味、望みを叶えたのかもしれないが…その代償は、あまりにも大きすぎるものであった…
自身の持つ感情、その思い、その衝動などが真正面から浴びせられるから、その度合いが大きければ大きいほど恐ろしさを感じるだろう。
人によっては、空っぽや薄っぺらくて恐ろしさを感じないこともあるだろうが…大抵の場合は、その濃度は目に見える形で出てくる。
見えて出てくるほど色が濃くなり、さらに濃縮によって強められる。
そして、その行きつく先として…
『ウバァ・・・ウババァァ・・・』
『ウゴゴ・・・ウゴゲケ・・』
どこなのかわからない、とある場所。
広大な砂漠のような中で、蠢く人型の生物…人型というが、人の形を成しただけの肉塊が蠢いているだけであり、生物と言って良いのかもわからないような不気味なもの。
だが、それは生きていた。
生きている定義をなしていないはずなのに、どういうわけか生を受けている。
【…五感すべてがない、ただのうごめく肉の塊でしかないけれどね】
声を出したとしても、相手に聴覚はないので聞こえることはない。
けれども、心の中へ響くような声は伝わり、肉塊はびくっと体を震わせる。
【受け取ったときにね、どういう企みを君たちを抱いていたのか知ったんだよ。人の体を持たないからこそ、人の体を欲したということを】
人に作られ、人に学ばされ、形を得て作られたもの。
けれどもそれは、人に近いものを得たとしても人にあらず、実体のある体を欲した。
ただし、欲したとしても限りある命ではない。
永遠に続くような、それでいて老いることのない…不老不死のような概念を持つ肉体を。
そんなもの、容易く得られるはずはないだろう。
だからこそ、ある程度妥協できる範囲まで絞り…人外のくくりにあるもので近いものを彼らは選んだ。
【それが真祖…ミーちゃんのようなもの。その肉体を奪い、自分のものにしようとしたんだよね】
クローンをつくる気だったか、その中身をくりぬいて自分たちを詰め込もうとしたのか、色々な可能性はあるだろう。
その詳細な部分までは不明だったが、必要だからこそ彼らは…グデンマネと呼ばれたコンピューターは得るために動いた。
その計画の末路が、こうなることまでは計算できずに。
『ウゴベバァ・・・オボボボ』
【良かったね、不老不死に近い肉体を得ることが出来て。その体は老いることもあなければ、傷ついてもすぐに細胞が増殖して傷を防ぐし、病気の心配もないよ】
『ウバァァァァ・・・』
【うん、電子世界のようなものだから未来に戦争が起きて地球からネット環境が無くなったら消滅するかもしれないって?大丈夫大丈夫、ここは地球じゃない場所のサーバーにあるという、仮想世界の一種だから、例え地球が爆破されても消えることはないって】
【そう、永遠に老いることもなければ命を失うこともなく、その身に全てを詰め込んだ…ただの、肉片として、この地で一生を過ごしていいよ】
蠢く肉塊の前に立ち、そう告げる黒き女神。
にこやかな声色だがその表情はなく、目の前のものへの興味はすでに失われているような目になっている。
【彼女に対して手を出したから、それに対しての罰…この場合、神罰というべきか。僕/私の大事な家族に手を出したからね】
【相手がコンピューター…電子の世界のものだということは、その本体を破壊してもデータの破片でもあれば、どこかで復活する可能性もあったし、そもそも生きているのかわからないものを消すことはできない】
【だからこそ、君たちにはこの世界で…電子の海の、果ての果て、もっと果ての…人の手が届かないような、永遠の世界で全てを詰め込んで過ごしてもらうことにしたんだよ】
電子の海中にちりばめて逃げようとしてその全ても集め終わり、肉の塊の中へ集約した。
もう二度と、彼らは解放されることはない。彼ら自身が望み、そして望まぬ形で作り出された異形の生物の中身でこの世界で過ごすようにしたのだ。
【ああ、この世界は万全でもなくて…失われることはないけど、それ相応の天災が起こるようにしているから、平穏無事で過ごせるわけでもないけど、その肉体なら大丈夫でしょう】
『ウゴゴゴ・・・オボベベベ』
『ウバァァ、ウベェェ』
だんだんとその場から離れていく黒き女神に対して、手を伸ばすかのようにして肉の塊をうごめかす化け物。
けれどもその手が届くことはなく、黒き女神はその場を去っていく。
【僕/私、怒っているけど命まではとる気はない。だって、そこでなくなったら終わりだもの】
【だからこそ…だったら望んでいたものを与えることで、終わりをなくせばいいよね…】
『『ウゴゴゴ・・・オボベェェェェェ!!』』
違う、そうではない。求めていたものはこれではない。
そう叫ぶように肉塊…グデンマネだったものは叫ぶが声にはならず、ただの不気味な音が響き渡るのみ。
過ぎた欲望は身を焦がし、破滅へ導かれた。
その思いの終着駅は、この場所になってしまった。
いくら後悔しようが、懺悔をしようが、もう意味をなすことはない。
だってもう、興味すら湧くこともないただの肉の塊であり、これ以上何を…授ければ良いのだろうか。
滅びないだけの蠢く肉塊。
そんなものは、ここで廃棄するだけのこと。
【さてと…それじゃ、バイバイ。今度、機会があれば別の友達が来るかもしれないけど…まぁ、君たちだけで十分でしょう】
すっと黒き女神が身を回転させると、彼女の姿は消え失せた。
残るのは、この広大な何もない世界と、そのうえで蠢く肉の塊だけ。
世界の果ての果ての、そのまたもっと先のどこかにある場所へ、彼らは過ごすことになる。
寿命があれば、尽きたときに死を迎えることが出来ただろう。
感覚があれば、どこかで狂うこともまた救いにはなっただろう。
自傷が可能なら、失血死などの手段を取ることが出来だろう。
しかし、その全ての慈悲は与えられなかった。
彼らはただ、ここで蠢くだけの生命体へと成り果て、救いがもたらされることはない。
一つの選択を間違えたことで…いや、もしかするとすべてが間違っていたのかもしれない。
でも、もう修正することはできないだろう。人だろうと何だろうと、その運命は決められてしまったのだから。
いくら悔もうが、泣き叫ぼうが、懇願しようが…女神は既に、この地を去り、訪れることはない。
彼らはある意味、望みを叶えたのかもしれないが…その代償は、あまりにも大きすぎるものであった…
11
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる