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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-0.8 ミステリートレイン in 目的地
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…朝になり、朝食をとって列車内で過ごしていると、列車内のアナウンスがあった。
「いよいよ、このミステリートレインの終点…目的地へ着くらしいけれど、どんなところなんだろうか」
「さっき、謎の洞窟に入ってからずっと外が暗いけど…中までお見せできないのかな?」
結構長いトンネルがあったようで、暗闇の中を列車は駆け抜ける。
予定よりちょっとだけ遅れるというが、それでも目的地が近くなっているということだけあって、乗客たちもどこに着くのかそわそわと落ち着きない様子。
時間をかなりかけているので、相当離れたところにあるのだろうが、果たしてどこにたどり着くのか。
そうこうしているうちに、トンネルを抜け…ようやく見えてきた外の景色に、僕らは驚いた。
「「海の上を走っているんだけど!?」」
まさかの陸地を離れ、海上を列車は駆け抜けていた。
いや、よく見ると海の中に線路が敷かれているようで、その上を走行しているようだけれども、それでもこんな道のりを行くとは思わなかった。
大きな橋を走るとかならまだしも、線路部分が海抜ぎりぎりに位置しており、時折カモメが飛んでいたり魚が飛び跳ねていたりしており、ちょっと不思議な光景になっている。
そして、その線路の先のほうに目的地が見えてきたが…そこは、大きな島のようだった。
「というか、島だけど断崖絶壁に囲まれていて、あそこのトンネルを抜けるようになっているな」
「うーん、海の上に出るのは予想外だったけど、こんな場所に目的地があるのか…」
海を駆け抜ける時間はそう長くはなく、すぐに島に上陸して再びトンネルへ入り込む。
そして、抜けた先にようやく目的地が広がっていた。
『車内に乗車の皆様、大変長らくのご乗車ありがとうございました。当列車は間もなく本ツアーの目的地…近未来では市場に流通を目的としつつも、ここで先行して技術を体験できる特殊研究所兼テーマ―パークを兼ね備えた絶海の孤島、空想の未来を今ここに実現させた『ファンタジックアイランド』へ到着いたします!!駅に到着後、案内係のものがおりますので少々待機をお願いいたします。繰り返します、車内に…』
「…まさかの、ぶっ飛んだ研究施設でありつつ、世の中に出回る前に先行体験できる未来技術って…そりゃ、孤島のような場所に作られているわけだよ」
「しかも、これすごいね。小さいときに思い描くような未来の道具とか、そんなものが色々と用意されているよ」
使用のしやすさや安全性を考慮したものだけしか出されていないようだが、それでも今の世界の技術力を考えると並外れたものばかり。
ほんの少し、この施設についてのレクチャーを受けた後、各自が好きな技術を試しにそれらがある場所へ向かったが、誰もが子供のころは思い浮かべたようなものばかりで、滅茶苦茶楽しみまくっている。
「空を飛ぶ道具や、大きさが変わる道具、服装が一瞬で変わったり、瞬間合成で料理の再現とか、色々凄いのが多いよ」
「軽く運動するだけで従来の運動マシンよりも飛躍的にカロリー消費量が激しかったり、筋力が付きやすかったり…一瞬で髪が生えそろう超育毛剤とか、面白いのもあるね」
「それはそれで、争いの火種になりかねないような」
劇的なものから微妙なものまで取り揃えているようだが、ここで試せるのはどれもこれも今後市場に出る予定があるらしい。
正確には数年から十数年ほどの期間があるようだが、それでも出回ってきたときに受ける衝撃は結構大きいだろう。
しかもいくつかは…アルケディア・オンライン内で見たことがあるようなものも混ざっている。
乗れば勝手に移動してくれる道路、未知の浮力で空を駆け抜ける船など似たようなものも存在しているようだ。
「説明によると…オンライン内の一部技術も、現実世界で実現できているところもあるのか」
「物理演算が現実と類似しているからこそ、似たようなものを逆に現実で再現することもできるのかも」
驚愕するようなものが多いが、これはこれでワクワクするものばかりである。
ただの体験施設ではなくテーマパークのようにもなっているので、アトラクションに組み込まれていたりと楽しめる様相は非常に多い。
「「「うわぁぁぁ!!実態のある分身ができたんだけど!?」」」
「『忍者ごっこ遊具:巻物(分身用)』って説明書きにあるね。3分間限定で、本物と同じ動きの実像ができます…子供用の遊び道具として作られているみたいだけど、他にもあるのか…春が3人…悪くはないね」
扱いやすさを考え、すぐに未知のものに手を付けるよりも、まずはお手軽そうな子供用の玩具のコーナーから手を出してみたけど、この時点でとんでもないものだなぁ。
「あ、魔法少女ステッキってのもあるね!!魔法は無理だけど、瞬間コスチューム変身機能付きかぁ…」
「変身バンクは選択機能付き…春、やってみる?」
「いや、僕はやらないからね!?なんでこっち見るのミーちゃん!!」
魔法少女は以前のイベントで体験しちゃったことがあるから、やる気はないって!!
「というか、それならミーちゃんがやったほうが良いじゃん」
「それもそうかな?じゃぁ、ちょっとやってみようか。えっと、変身方法はステッキを振りながらこちらの呪文…ジュゲムジュゲムゴゴウノスリキレ…」
何故、よりによって時間かかりそうなそれが選ばれた?いや、こういう変身バンクは大抵の場合変身までの間に攻撃はされないのがお約束だから、それを逆手に取ったものなのだろうか…?
―――ステッキに用意されている魔法少女衣装の適正サイズが幼児用にされていたため、起きてしまう悲劇まであと数十秒前…
【…ふむ、地上系が来ましたが、報告だと主様方のほうに手が伸びてきたようですネ】
地下室のメインルームで一休みしながら、ロロは出てきた報告を読みながらつぶやいていた。
真夜中の襲撃はこちら側にはなかったが、どうやらミステリートレイン側のほうであったらしい。
幸いなことに、相手の動きを事前に読めてきたために予測ができており、無事に多重次元空間へ置き去りにして振り切っているというが…
【それでも、敵対企業の技術力を見ると相当進んだようですね…いや、もはや企業の体をなしていないようですガ】
相手がどこの企業なのか、わかっていたところまでは良い。
だが、調べていくと既に人の手で動いている状態ではなく…もはや、ちょっとしたディストピアのような状態になっているらしいということが分かってきた。
他社の技術を盗みまくり、無理やりつなぎ合わせたことで、経営に利用していたコンピューターがすでに、人の手には負えないような代物へ成り果ててしまったようだ。
既に上がってきた報告では、社員全員の生体反応だけならば確認されているが、まともな状態ではないだろう。
肉体的にも精神的にも支配されており、生体ユニットとして一部品に成り下がっているようだ。
【創設者自身も当然のように水槽の中の…いえ、この部分はちょっと違うようですネ】
やらかしてしまった人間の手による自業自得かと思われたが、事情は少し違うようだ。
作った人は自分の手でつなぎ合わせて最高のものが出来上がったと思わされているが…そうではないらしい。
【…変態戦隊とは違う欲望の追及ですが、より邪悪な方向に向かった結果、いつの間にか操られていたことに気が付かなかったのでしょうカ】
アルケディア・オンライン内で主と何かと接触しがちな変態もとい欲望戦隊。
あれはあれで一種の変態集団ですさまじい欲望を持っており、特異点候補に挙げられるほどの尋常ではない持っていてうれしくない才能の持ち主たちと分かっていたが、それでもまだギリギリ人としての倫理的な部分では大丈夫だっただろう。
だが、それとは違う方向への欲望…完全なる悪意の方向へねじ上がった欲望の結果、呼び寄せてはいけないものを出してしまったようだ。
【それもあったために、ありえない技術革新も起きていたようですが…厄介ですネ。念のため、こちらの用意をしておきましょうカ】
主たちのいる場所に、相手はそう簡単に侵入できないはず。
だが、昨夜の時点ですでに居場所が分かってしまっているのであれば、完全に安全とは言えないだろう。
そのためすぐにロロは動き、まずは保存されている例の人形…黒き女神を模したものを取り出すのであった。
【…ソプラノ村の方にも連絡を取っておきましょうカ】
「いよいよ、このミステリートレインの終点…目的地へ着くらしいけれど、どんなところなんだろうか」
「さっき、謎の洞窟に入ってからずっと外が暗いけど…中までお見せできないのかな?」
結構長いトンネルがあったようで、暗闇の中を列車は駆け抜ける。
予定よりちょっとだけ遅れるというが、それでも目的地が近くなっているということだけあって、乗客たちもどこに着くのかそわそわと落ち着きない様子。
時間をかなりかけているので、相当離れたところにあるのだろうが、果たしてどこにたどり着くのか。
そうこうしているうちに、トンネルを抜け…ようやく見えてきた外の景色に、僕らは驚いた。
「「海の上を走っているんだけど!?」」
まさかの陸地を離れ、海上を列車は駆け抜けていた。
いや、よく見ると海の中に線路が敷かれているようで、その上を走行しているようだけれども、それでもこんな道のりを行くとは思わなかった。
大きな橋を走るとかならまだしも、線路部分が海抜ぎりぎりに位置しており、時折カモメが飛んでいたり魚が飛び跳ねていたりしており、ちょっと不思議な光景になっている。
そして、その線路の先のほうに目的地が見えてきたが…そこは、大きな島のようだった。
「というか、島だけど断崖絶壁に囲まれていて、あそこのトンネルを抜けるようになっているな」
「うーん、海の上に出るのは予想外だったけど、こんな場所に目的地があるのか…」
海を駆け抜ける時間はそう長くはなく、すぐに島に上陸して再びトンネルへ入り込む。
そして、抜けた先にようやく目的地が広がっていた。
『車内に乗車の皆様、大変長らくのご乗車ありがとうございました。当列車は間もなく本ツアーの目的地…近未来では市場に流通を目的としつつも、ここで先行して技術を体験できる特殊研究所兼テーマ―パークを兼ね備えた絶海の孤島、空想の未来を今ここに実現させた『ファンタジックアイランド』へ到着いたします!!駅に到着後、案内係のものがおりますので少々待機をお願いいたします。繰り返します、車内に…』
「…まさかの、ぶっ飛んだ研究施設でありつつ、世の中に出回る前に先行体験できる未来技術って…そりゃ、孤島のような場所に作られているわけだよ」
「しかも、これすごいね。小さいときに思い描くような未来の道具とか、そんなものが色々と用意されているよ」
使用のしやすさや安全性を考慮したものだけしか出されていないようだが、それでも今の世界の技術力を考えると並外れたものばかり。
ほんの少し、この施設についてのレクチャーを受けた後、各自が好きな技術を試しにそれらがある場所へ向かったが、誰もが子供のころは思い浮かべたようなものばかりで、滅茶苦茶楽しみまくっている。
「空を飛ぶ道具や、大きさが変わる道具、服装が一瞬で変わったり、瞬間合成で料理の再現とか、色々凄いのが多いよ」
「軽く運動するだけで従来の運動マシンよりも飛躍的にカロリー消費量が激しかったり、筋力が付きやすかったり…一瞬で髪が生えそろう超育毛剤とか、面白いのもあるね」
「それはそれで、争いの火種になりかねないような」
劇的なものから微妙なものまで取り揃えているようだが、ここで試せるのはどれもこれも今後市場に出る予定があるらしい。
正確には数年から十数年ほどの期間があるようだが、それでも出回ってきたときに受ける衝撃は結構大きいだろう。
しかもいくつかは…アルケディア・オンライン内で見たことがあるようなものも混ざっている。
乗れば勝手に移動してくれる道路、未知の浮力で空を駆け抜ける船など似たようなものも存在しているようだ。
「説明によると…オンライン内の一部技術も、現実世界で実現できているところもあるのか」
「物理演算が現実と類似しているからこそ、似たようなものを逆に現実で再現することもできるのかも」
驚愕するようなものが多いが、これはこれでワクワクするものばかりである。
ただの体験施設ではなくテーマパークのようにもなっているので、アトラクションに組み込まれていたりと楽しめる様相は非常に多い。
「「「うわぁぁぁ!!実態のある分身ができたんだけど!?」」」
「『忍者ごっこ遊具:巻物(分身用)』って説明書きにあるね。3分間限定で、本物と同じ動きの実像ができます…子供用の遊び道具として作られているみたいだけど、他にもあるのか…春が3人…悪くはないね」
扱いやすさを考え、すぐに未知のものに手を付けるよりも、まずはお手軽そうな子供用の玩具のコーナーから手を出してみたけど、この時点でとんでもないものだなぁ。
「あ、魔法少女ステッキってのもあるね!!魔法は無理だけど、瞬間コスチューム変身機能付きかぁ…」
「変身バンクは選択機能付き…春、やってみる?」
「いや、僕はやらないからね!?なんでこっち見るのミーちゃん!!」
魔法少女は以前のイベントで体験しちゃったことがあるから、やる気はないって!!
「というか、それならミーちゃんがやったほうが良いじゃん」
「それもそうかな?じゃぁ、ちょっとやってみようか。えっと、変身方法はステッキを振りながらこちらの呪文…ジュゲムジュゲムゴゴウノスリキレ…」
何故、よりによって時間かかりそうなそれが選ばれた?いや、こういう変身バンクは大抵の場合変身までの間に攻撃はされないのがお約束だから、それを逆手に取ったものなのだろうか…?
―――ステッキに用意されている魔法少女衣装の適正サイズが幼児用にされていたため、起きてしまう悲劇まであと数十秒前…
【…ふむ、地上系が来ましたが、報告だと主様方のほうに手が伸びてきたようですネ】
地下室のメインルームで一休みしながら、ロロは出てきた報告を読みながらつぶやいていた。
真夜中の襲撃はこちら側にはなかったが、どうやらミステリートレイン側のほうであったらしい。
幸いなことに、相手の動きを事前に読めてきたために予測ができており、無事に多重次元空間へ置き去りにして振り切っているというが…
【それでも、敵対企業の技術力を見ると相当進んだようですね…いや、もはや企業の体をなしていないようですガ】
相手がどこの企業なのか、わかっていたところまでは良い。
だが、調べていくと既に人の手で動いている状態ではなく…もはや、ちょっとしたディストピアのような状態になっているらしいということが分かってきた。
他社の技術を盗みまくり、無理やりつなぎ合わせたことで、経営に利用していたコンピューターがすでに、人の手には負えないような代物へ成り果ててしまったようだ。
既に上がってきた報告では、社員全員の生体反応だけならば確認されているが、まともな状態ではないだろう。
肉体的にも精神的にも支配されており、生体ユニットとして一部品に成り下がっているようだ。
【創設者自身も当然のように水槽の中の…いえ、この部分はちょっと違うようですネ】
やらかしてしまった人間の手による自業自得かと思われたが、事情は少し違うようだ。
作った人は自分の手でつなぎ合わせて最高のものが出来上がったと思わされているが…そうではないらしい。
【…変態戦隊とは違う欲望の追及ですが、より邪悪な方向に向かった結果、いつの間にか操られていたことに気が付かなかったのでしょうカ】
アルケディア・オンライン内で主と何かと接触しがちな変態もとい欲望戦隊。
あれはあれで一種の変態集団ですさまじい欲望を持っており、特異点候補に挙げられるほどの尋常ではない持っていてうれしくない才能の持ち主たちと分かっていたが、それでもまだギリギリ人としての倫理的な部分では大丈夫だっただろう。
だが、それとは違う方向への欲望…完全なる悪意の方向へねじ上がった欲望の結果、呼び寄せてはいけないものを出してしまったようだ。
【それもあったために、ありえない技術革新も起きていたようですが…厄介ですネ。念のため、こちらの用意をしておきましょうカ】
主たちのいる場所に、相手はそう簡単に侵入できないはず。
だが、昨夜の時点ですでに居場所が分かってしまっているのであれば、完全に安全とは言えないだろう。
そのためすぐにロロは動き、まずは保存されている例の人形…黒き女神を模したものを取り出すのであった。
【…ソプラノ村の方にも連絡を取っておきましょうカ】
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