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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-132 とびだせ〇〇の森
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…海とくればそこにあったイベントがいくつも用意されている。
海ばかりのこの惑星も例にもれず、海で行われるイベントがいくつもある。
水着コンテスト、スイカ割り、ビーチフラッグ、遊泳、競泳…その他色々とあるようだが、どれもこれもプレイヤーたちが参加し、盛り上がることは間違いないだろう。
ただし、その中でも異彩を放つものに関しては…
【ギャベェェェェェ!!】
【ゴゲェェェェ!!】
【ツオtdgボウtドウホウヨ!!】
【イアイアイアイアイアイアイア!!】
「…クトゥルフ関連、外なる何かしらの神に関連する者限定の大会か」
【ルトの分野ですが、カオスな光景ですネ】
むしろこれ、やって良い類なのだろうか。
色々とSAN値とか直葬されそうな光景になっているが、盛り上がっているのであれば問題ないのかもしれない。
一部、いあいあ叫ぶ人が出ているが…服装からその関係の人っぽいので通常営業だとは思う。
とにもかくにも、何故これに出てしまったのかといえば、その関連が一部あるルトが興味を示し、参加してみたわけなのだが…こうやって見ると、意外に参加者が多い。
形があるルトはともかく、他の参加者だとスライっぽいものからイカっぽいもの、何か名状しがたきものまで色々と参加しており、各々がアピールを繰り広げている様子。
何が得点に加点されるのかは不明だが、何かしらの盛り上がるポイントがあったときに会場が沸き上がるのを見ると、わかる人には理解されるものなのだろう。
そして大体30分ぐらいで結果発表となったが…この大会の加点要素が何か不明なままではあったが、何とかルトは3位になった。
【ギャベェイ!!】
「3位か…まだ上があるっぽいけど、本当にこれどういう部分が加点要素だったのやら」
優勝したのは、別のプレイヤーが参加させていたテイムモンスター『ショゴスリアント』のアンというモンスター。
アリのような見た目でありつつも表面の外骨格の隙間から何かがうねうねと漏れ出している異様な雰囲気の持ち主で、彼は何やら演説し、他の参加者たちを感心させていたらしい。
どういう演説がされていたのかは不明だが、ルトの反応も良かったことから、彼女たちの属するような何かを讃えるような内容だったのか…気になる内容だな。
景品としてうねうね栽培セットとやらをいただき、後でハウスシステム内の栽培施設でやってみようかなと思いつつ、他のイベントも何か参加してみようかなと思っていた…その時だった。
「ん?」
【シャゲェ?】
ふと、人混みの中である人物をハルは見つけた。
一瞬見間違いかと思ったが、もう一度見直せば…間違いない。
「おーい、中三病さーん?」
「うおっ!!…あ、ハルさんか!!」
そこにいたのは、先日の決闘騒ぎ以来、行方不明となっていた中三病さん。
ティラリアさんと賭けを行い、自らの自由を放棄していたような人が…まさか、ここで再会することができるとは思いもしなかった。
「…脱獄して、現在再起のための戦力集め中?」
「ああ、そうだ。今はまだ気が付かれてもすぐにわからないように、色々と工作をしているからこそ自由だが…いつ、あの魔の手が、恐るべき姉が侵攻してこないとは限らないからな。それまでに、あの恐竜帝国を凌駕するようなものを得なければいけないのだ」
「ゲッ〇ーロボとか用意するの?」
「いや、流石にこのオンラインの世界にゲ〇ター線は無いだろう」
【ありますヨ】
「「あるの!?」」
話を聞いてみたところ、どうやら現在中三病さんはティラリアさんの魔の手から再び逃れるために、戦力増強を試みているらしい。
その対抗策の一つとして、この惑星でやろうとしているのは…
「この惑星の名前にもなっている、ルカドン。それをテイムするための準備を行っているのだ」
「え?ルカドンってこの惑星で信仰されていたものだっけ…テイムってことは、モンスターで存在するのか」
「そういうことだ」
かくかくしかじかと説明してもらうと、あのティラリアさんの元は意外にも情報を集めやすい場所だったようで、ありとあらゆる星の話を集め、対抗するだけの戦力となりうるものを探しやすかったらしい。
その中で、今回この惑星に訪れたのは、惑星の名前の元にもなったモンスターのルカドンをテイムしようとしているそうなのだ。
「過去にもテイムされた記録があるが、扱いが酷かったようでな…やっていた奴は破滅の道を歩んでしまったようだ。だが、自分は違う。破滅の道を歩まないように、心から接して協力してもらうつもりなのだ」
「ティラリアさんへ再び挑むこと自体が、破滅の道のような気もするんだけど」
それでも挑み続けるのは、諦める気のない心があるからだとか。
それはさておき、テイムしようと意気込んでいるようで、テイム条件や出現場所などの情報も確認しており、条件を揃えて万全の態勢で挑もうとしているらしいが…その条件の一つにあるアイテムが必要らしく、今はそこで少々足止めを喰らっていたようだ。
「テイムにはいくつかのアイテムが必要だが…この惑星で行われるイベントの中に、必要なアイテムがあることが確認できた」
「それは何?」
「『海王轟雷扇』という、扇の装備品で…それを使って決められた舞を行うことで、確定でルカドンを呼び寄せられるらしい」
「物々しい名前だけど…それが得られるイベントがあるなら、参加して得てくればいいんじゃないの?」
「それがな…このイベントなんだよ」
そう言って、何やら悩むようなそぶりで中三病さんが出してきたのは、この惑星で行われている各イベントに関してのチラシ。
その中で赤丸で囲まれているものの優勝賞品に、扇があったが…
「…『プレイヤー限定の水着美女武闘会』?え、コンテストとか舞踏会じゃなくてまさかの武闘会?」
「そうなんだよ!!参加条件が女性プレイヤーだけなうえにまさかの武闘会なんだよ!!単純なコンテストならば、できる限りALなんかで頼み込むだけでどうにかできそうだったけど、武闘会までなると、両立させられるようない人が中々得られないんだよぉおおおおおおおお!!」
心の底から叫ぶような、中三病さんの嘆き。
確かに、結構厳しいよなその条件…むしろ何を思ってそんなものを開催したのやら。
「えっと、開催概要によると…ポセイドン撃退の意味を込めて?襲ってきたら全力で殴り倒せるほどの乙女が出てくるように祈るためにか…まず、そんな人がいる時点で襲うこと自体命知らずじゃないかな?」
ツッコミどころが多いが、とりあえず不審者撃退も兼ねての催しらしい。
ちなみに優勝した場合、扇だけではなく様々な特典もつくようで、優勝賞金も1千万ALと中々高額なものになっている。
「あー…武闘派少女でも友人にいたらできそうだけど…こりゃ、厳しいね」
内心、ミーちゃんならこれ嬉々として参加しそうな気がしなくもないが…彼女が参加した場合、優勝は間違いないことになるだろう。
いやまぁ、綺麗なことは間違いないんだけど…彼女の場合武術もガチで長けているんだよなぁ…どこかの道場に試しに入門してみたときに、やってきた道場破りを次々撃退して、すぐにやめた結果、「幻の撃退人」として各道場から勧誘のために捜索されていた時もあったような…結局全部断ったけど、この大会はまさに向いている。
だが、肝心のミーちゃんがこの場にいないのは残念なことだ。
しかもこの大会、今日の午後開催らしいが…次回開催は未定とか、そんなにやっていない感じがするな。
「中三病さん、諦めたら?武闘派凄腕優勝確実水着美女なんて、そもそもこの字面の時点で幻だし…」
「しかし…いや、まだ手はある!!」
しゅんっと意気消沈しかけた中三病さんだったが、ふとこちらの真剣な顔を向けた。
「…ハルさん、マジで一生のお願いで、頼む!!黒き女神の力で出てくれないか!!」
「…僕男性なんだけど。女神の力で出ても、それはそれでずるっぽい様な、そもそも参加条件を満たすのかな」
「本気でお願いします!!この先何かあったら、死ぬ気でどうにかやってあげるから!!どうかどうかどうかどうかどうか何卒何卒何卒頼みますぅうううううううう!!」
確かに、黒き女神の力も優勝できそうな類だが…こんな場所で、使いたくはない。
けれども、日ごろの中三病さんの扱いを見ると同情したくなるし、ここまで全力で必死で頼み込まれると断りづらいところもある。
「…はぁ、わかったよ中三病さん。どうにかできるかわからないけど、あのティラリアさんへの反抗の強さを見ると断り切れないし、シアのボディの元を作ったのもあるから…今回だけ、やってあげるよ」
「ありがとうハルさぁぁぁぁん!!」
…やるだけやってやらかしつつも、色々とあった中三病さんのことを考えると、どうにかしたほうがいだろう。
そう思いつつ、この大会でやってみようかと黒き女神の仕様を行うのであった…
「…あ、そういえばこれ水着でか…ちょうど良いのが…うわぁ」
…こういう時に着るとは。せめて、あの変態戦隊がこの地にいないことを祈るか。
海ばかりのこの惑星も例にもれず、海で行われるイベントがいくつもある。
水着コンテスト、スイカ割り、ビーチフラッグ、遊泳、競泳…その他色々とあるようだが、どれもこれもプレイヤーたちが参加し、盛り上がることは間違いないだろう。
ただし、その中でも異彩を放つものに関しては…
【ギャベェェェェェ!!】
【ゴゲェェェェ!!】
【ツオtdgボウtドウホウヨ!!】
【イアイアイアイアイアイアイア!!】
「…クトゥルフ関連、外なる何かしらの神に関連する者限定の大会か」
【ルトの分野ですが、カオスな光景ですネ】
むしろこれ、やって良い類なのだろうか。
色々とSAN値とか直葬されそうな光景になっているが、盛り上がっているのであれば問題ないのかもしれない。
一部、いあいあ叫ぶ人が出ているが…服装からその関係の人っぽいので通常営業だとは思う。
とにもかくにも、何故これに出てしまったのかといえば、その関連が一部あるルトが興味を示し、参加してみたわけなのだが…こうやって見ると、意外に参加者が多い。
形があるルトはともかく、他の参加者だとスライっぽいものからイカっぽいもの、何か名状しがたきものまで色々と参加しており、各々がアピールを繰り広げている様子。
何が得点に加点されるのかは不明だが、何かしらの盛り上がるポイントがあったときに会場が沸き上がるのを見ると、わかる人には理解されるものなのだろう。
そして大体30分ぐらいで結果発表となったが…この大会の加点要素が何か不明なままではあったが、何とかルトは3位になった。
【ギャベェイ!!】
「3位か…まだ上があるっぽいけど、本当にこれどういう部分が加点要素だったのやら」
優勝したのは、別のプレイヤーが参加させていたテイムモンスター『ショゴスリアント』のアンというモンスター。
アリのような見た目でありつつも表面の外骨格の隙間から何かがうねうねと漏れ出している異様な雰囲気の持ち主で、彼は何やら演説し、他の参加者たちを感心させていたらしい。
どういう演説がされていたのかは不明だが、ルトの反応も良かったことから、彼女たちの属するような何かを讃えるような内容だったのか…気になる内容だな。
景品としてうねうね栽培セットとやらをいただき、後でハウスシステム内の栽培施設でやってみようかなと思いつつ、他のイベントも何か参加してみようかなと思っていた…その時だった。
「ん?」
【シャゲェ?】
ふと、人混みの中である人物をハルは見つけた。
一瞬見間違いかと思ったが、もう一度見直せば…間違いない。
「おーい、中三病さーん?」
「うおっ!!…あ、ハルさんか!!」
そこにいたのは、先日の決闘騒ぎ以来、行方不明となっていた中三病さん。
ティラリアさんと賭けを行い、自らの自由を放棄していたような人が…まさか、ここで再会することができるとは思いもしなかった。
「…脱獄して、現在再起のための戦力集め中?」
「ああ、そうだ。今はまだ気が付かれてもすぐにわからないように、色々と工作をしているからこそ自由だが…いつ、あの魔の手が、恐るべき姉が侵攻してこないとは限らないからな。それまでに、あの恐竜帝国を凌駕するようなものを得なければいけないのだ」
「ゲッ〇ーロボとか用意するの?」
「いや、流石にこのオンラインの世界にゲ〇ター線は無いだろう」
【ありますヨ】
「「あるの!?」」
話を聞いてみたところ、どうやら現在中三病さんはティラリアさんの魔の手から再び逃れるために、戦力増強を試みているらしい。
その対抗策の一つとして、この惑星でやろうとしているのは…
「この惑星の名前にもなっている、ルカドン。それをテイムするための準備を行っているのだ」
「え?ルカドンってこの惑星で信仰されていたものだっけ…テイムってことは、モンスターで存在するのか」
「そういうことだ」
かくかくしかじかと説明してもらうと、あのティラリアさんの元は意外にも情報を集めやすい場所だったようで、ありとあらゆる星の話を集め、対抗するだけの戦力となりうるものを探しやすかったらしい。
その中で、今回この惑星に訪れたのは、惑星の名前の元にもなったモンスターのルカドンをテイムしようとしているそうなのだ。
「過去にもテイムされた記録があるが、扱いが酷かったようでな…やっていた奴は破滅の道を歩んでしまったようだ。だが、自分は違う。破滅の道を歩まないように、心から接して協力してもらうつもりなのだ」
「ティラリアさんへ再び挑むこと自体が、破滅の道のような気もするんだけど」
それでも挑み続けるのは、諦める気のない心があるからだとか。
それはさておき、テイムしようと意気込んでいるようで、テイム条件や出現場所などの情報も確認しており、条件を揃えて万全の態勢で挑もうとしているらしいが…その条件の一つにあるアイテムが必要らしく、今はそこで少々足止めを喰らっていたようだ。
「テイムにはいくつかのアイテムが必要だが…この惑星で行われるイベントの中に、必要なアイテムがあることが確認できた」
「それは何?」
「『海王轟雷扇』という、扇の装備品で…それを使って決められた舞を行うことで、確定でルカドンを呼び寄せられるらしい」
「物々しい名前だけど…それが得られるイベントがあるなら、参加して得てくればいいんじゃないの?」
「それがな…このイベントなんだよ」
そう言って、何やら悩むようなそぶりで中三病さんが出してきたのは、この惑星で行われている各イベントに関してのチラシ。
その中で赤丸で囲まれているものの優勝賞品に、扇があったが…
「…『プレイヤー限定の水着美女武闘会』?え、コンテストとか舞踏会じゃなくてまさかの武闘会?」
「そうなんだよ!!参加条件が女性プレイヤーだけなうえにまさかの武闘会なんだよ!!単純なコンテストならば、できる限りALなんかで頼み込むだけでどうにかできそうだったけど、武闘会までなると、両立させられるようない人が中々得られないんだよぉおおおおおおおお!!」
心の底から叫ぶような、中三病さんの嘆き。
確かに、結構厳しいよなその条件…むしろ何を思ってそんなものを開催したのやら。
「えっと、開催概要によると…ポセイドン撃退の意味を込めて?襲ってきたら全力で殴り倒せるほどの乙女が出てくるように祈るためにか…まず、そんな人がいる時点で襲うこと自体命知らずじゃないかな?」
ツッコミどころが多いが、とりあえず不審者撃退も兼ねての催しらしい。
ちなみに優勝した場合、扇だけではなく様々な特典もつくようで、優勝賞金も1千万ALと中々高額なものになっている。
「あー…武闘派少女でも友人にいたらできそうだけど…こりゃ、厳しいね」
内心、ミーちゃんならこれ嬉々として参加しそうな気がしなくもないが…彼女が参加した場合、優勝は間違いないことになるだろう。
いやまぁ、綺麗なことは間違いないんだけど…彼女の場合武術もガチで長けているんだよなぁ…どこかの道場に試しに入門してみたときに、やってきた道場破りを次々撃退して、すぐにやめた結果、「幻の撃退人」として各道場から勧誘のために捜索されていた時もあったような…結局全部断ったけど、この大会はまさに向いている。
だが、肝心のミーちゃんがこの場にいないのは残念なことだ。
しかもこの大会、今日の午後開催らしいが…次回開催は未定とか、そんなにやっていない感じがするな。
「中三病さん、諦めたら?武闘派凄腕優勝確実水着美女なんて、そもそもこの字面の時点で幻だし…」
「しかし…いや、まだ手はある!!」
しゅんっと意気消沈しかけた中三病さんだったが、ふとこちらの真剣な顔を向けた。
「…ハルさん、マジで一生のお願いで、頼む!!黒き女神の力で出てくれないか!!」
「…僕男性なんだけど。女神の力で出ても、それはそれでずるっぽい様な、そもそも参加条件を満たすのかな」
「本気でお願いします!!この先何かあったら、死ぬ気でどうにかやってあげるから!!どうかどうかどうかどうかどうか何卒何卒何卒頼みますぅうううううううう!!」
確かに、黒き女神の力も優勝できそうな類だが…こんな場所で、使いたくはない。
けれども、日ごろの中三病さんの扱いを見ると同情したくなるし、ここまで全力で必死で頼み込まれると断りづらいところもある。
「…はぁ、わかったよ中三病さん。どうにかできるかわからないけど、あのティラリアさんへの反抗の強さを見ると断り切れないし、シアのボディの元を作ったのもあるから…今回だけ、やってあげるよ」
「ありがとうハルさぁぁぁぁん!!」
…やるだけやってやらかしつつも、色々とあった中三病さんのことを考えると、どうにかしたほうがいだろう。
そう思いつつ、この大会でやってみようかと黒き女神の仕様を行うのであった…
「…あ、そういえばこれ水着でか…ちょうど良いのが…うわぁ」
…こういう時に着るとは。せめて、あの変態戦隊がこの地にいないことを祈るか。
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