334 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-121 助っ人なのかそうなのか
しおりを挟む
―――真・エンプレス・シャドウフェニックスは困惑していた。
影の中から感じ取っていた、自身への脅威を、いや、同族嫌悪のようなものを感じ取れるような相手を自身の場へ引きずり込み、有利な立場にいたはずだった。
あのまま何事もなければ、そのまますべてを焼き尽くしていたはずだが…気が付けば、雄どもと同じように硬い体を付与され、表へ引きずり出されたのだ。
みれば、その元凶と思わしき者共は焼却処分対象との間に立っているようであり、こいつらが引っ張り上げてきたのは間違いないだろう。
忌々しい。機械の体を付与するスキルを有しているようだが、そんなことはどうでも良い。
この手のものは相手を消し去れば問題ないことを理解しており、自身の目の前に立ちふさがるのであれば消し炭と化してしまえばいいだけの話だ。
獲物が少々増えた程度の問題にしか思えず、突然の状況の変化に困惑していた部分もあったがすぐに冷静になり、全てを狩る方へ意識を向ける。
体の奥底から湧き上がる熱い炎を用意し、全てへ向かって噴き出す。
壁が増えようが、まだ狙う対象はあり…だからこそ、最優先で消し飛ばすために集中させた一撃を放出するのだ。
ジュイイイイイイイイイイン!!
大気を焼きながら切り裂き、炎から高められて光線と化した一撃はまっすぐに突き進む。
だが、その攻撃は単純な軌道だったがゆえに、防ぎやすくもあった。
ズバンッ!!
【ゲェェェンッ!?(はぁっ!?)】
【ニヤー、ニャゴゴン(この程度のものなのか、その攻撃は)】
攻撃の先には、先ほどまでいなかったはずのモンスターが立っており、その手に持ったレイピアで切り裂かれていたのだ。
身に合わないような大きな帽子や長靴を装備しつつ、にやりとこちらに向かってそう口にする猫のようなモンスター。
火山周辺にいるようなフレイムキャットに似たようなものかと思いたかったが、こちらは立派な二足歩行であり、タップダンスをしているような動きの余裕が見えるだろう。
【ゲェェェン!!(ならば体当たりで押しつぶしてくれるわぁぁぁ!!)】
瞬間的に飛び道具ではダメだと悟り、ならば己の体を生かした攻撃のほうが有効と判断し、フェニックスは飛び上がって突き進む。
相手が武器を持っていようが、その程度の剣筋では機械が一部出来つつも己の黒い炎の体に傷を与えることはできないだろう。
先ほどよりも体を燃やしたがゆえに重量は減ったが、逆に燃え上がる体がより鋭く宙を切り裂く感覚があり、あの細身では防ぎきれず、周辺の他の輩もまとめて倒せるはずだ…と、そう思っていたが、こちらの企みもまた、別のものによって防がれた。
【ブモォォォォォォ!!(よっせぇぇぇぇい!!)】
【ゲェェン!?】
体当たりをかまそうとあと一歩のところで、前に巨体が立ちふさがり、炎の体を受け止める。
そのままその場に停止はされなかったが、その勢いを利用されて投げ飛ばされてしまい、宙を舞いつつも何とかバランスをとる。
何が起きたのか、見ればそこには一体のオークが立っていたようだが、こちらも猫同様に纏う気配が異なっている様子。
しかもどちらも、自身の炎の…燃え上がる影の炎に対して脅威を感じるような光を纏っているようだ。
【ゲェェェェェン…(これはやばそうだな…)】
火山の真の主として君臨している立場にあるからこそ、相手の力がどれほどのものなのか素直に認め、理解することができるだろう。
相手が何の変哲もないただのモンスターであれば気にするようなこともなかったが、これは非常に大きな脅威になると感が告げている。
【ゲェェェン!!】
だが、これで攻撃を諦めるような気は毛頭ない。
この地に君臨するボスは自分自身であり、脅威になるような対象が現れているのであれば、排除するために全力で挑めばいいだけの話だ。
それに、この二体よりも、自分を影から引きずり上げてきた者共よりも、真っ先に潰すべき対象がいるからこそ、引き下がるわけにはいかないだろう。
何者なのかは理解できない。
ただ、己に似たようなものを持ち、真逆でありながらもそうでもないような、それでいて嫌悪したくなるような相手がいるのだから、葬り去らなければ気が済むことはない。
自身の体を更に炎上させ、連動するかのように火山もまた揺れ動き始める…
「…うわぉ、マッチョンのほうはまだ勇者になっているのはこの間のイベントで見たけど、こっちの猫さんは初めて見たけどすごくない?」
「ふふふ、どうだハルさん。こちら、マッチョンと同じく勇者に覚醒した自分のテイムモンスター、猫勇者こと『ブレイバーキャット』へなった玉五郎三世だよ!!」
【ニャーッ!!】
ぽっけねこさんの声に合わせて、びしっとポーズを決める猫勇者。
初期のころからの知り合いだが、あの時から確かテイムしていた猫だったはずで…まさか、今になって勇者猫にまでなりあがっているとは驚愕させられるだろう。
しかも、さっきまであのフェニックスの攻撃で防ぐのが厳しかったものを、彼らは見事に防ぎ、いなしてしまったのだ。
「どうやら勇者系の攻撃なら、やっぱり対抗しやすいようだーぜ!」
「ふふふ、マッチョンもこの間勇者になったが、ここにきてすさまじい活躍を見せられそうだな」
ギターマンさんに欲望戦隊の面々がそう口にする。
手短に説明してもらったが、どうもあのフェニックスは隠しクエストなるものに出てくる存在のようで、僕らはたまたま条件を満たしてしまったらしい。
そしてこの前線組たちがいる理由も、彼らがこのクエストに挑むためにやってきており、偶然にも僕らと合流することができたようだ。
「でも、ハルさんのほういつもより少ないね?蛇とか雪の子とかいたのに、なんでそっちのロリ巨乳とドラゴンメイドと、別プレイヤーしかいないの」
「えーっと、この星で道中やられかけて、まだ全員回復中なんですよね…」
スキルで力を借りれるとはいえ、大幅に戦力が減っていた状況。
だが、先ほどの短い戦闘を見るだけでも、十分に足りるほどの戦力増強ができただろう。
「さて、こちらも実は一度挑み敗北したが…人が増えるのであれば、勝利までの道を築き上げられそうだから、この出会いも幸運というべきだろう。
「ふふふふ、やつの炎はかなり強力のようだが、果たして我々の欲望の炎を焼き尽くせるだろうか?むしろ、ボスモンスターによくある別形態になって、可愛い女の子になって挑んできてくれた方がより興奮するんじゃがなぁぁ!!」
「でてこなくとも結構結構こけこっこう!!お前を糧にして、我々はまだ見ぬ美女を求めて蠢くからなぁ!!」
「いや、あんたらだけだから、その欲望のすさまじさは」
「むしろ、これで飲み込まれるものだったら、余計にやばい変態の炎だと思うんだけど…」
【ゲ、ゲェェ…】
ミートンやタローンの心からの叫びの様な言葉に対して、フェニックスのほうも心なしかドン引きしているように見えなくもない。
火山の真のボスというよな相手らしいが、その相手をドン引きさせる変態性って、こっちのほうがよりやばい奴らなのではなかろうか?
そんなある意味わかりきってしまっているようなことはさておき、ここから反撃を開始させてもらうのであった…
「…しかし、久しぶりに見たけど玉五郎三世が勇者にか…こっちも何か、女神とかに認められた感じなの?」
「神は神でも、猫神様だね。こう、物凄く大きな猫の神様なんだよ」
…何の種類の猫なんだろう。巨大な感じだということは、すごいモフモフしていそうで気になるな。
影の中から感じ取っていた、自身への脅威を、いや、同族嫌悪のようなものを感じ取れるような相手を自身の場へ引きずり込み、有利な立場にいたはずだった。
あのまま何事もなければ、そのまますべてを焼き尽くしていたはずだが…気が付けば、雄どもと同じように硬い体を付与され、表へ引きずり出されたのだ。
みれば、その元凶と思わしき者共は焼却処分対象との間に立っているようであり、こいつらが引っ張り上げてきたのは間違いないだろう。
忌々しい。機械の体を付与するスキルを有しているようだが、そんなことはどうでも良い。
この手のものは相手を消し去れば問題ないことを理解しており、自身の目の前に立ちふさがるのであれば消し炭と化してしまえばいいだけの話だ。
獲物が少々増えた程度の問題にしか思えず、突然の状況の変化に困惑していた部分もあったがすぐに冷静になり、全てを狩る方へ意識を向ける。
体の奥底から湧き上がる熱い炎を用意し、全てへ向かって噴き出す。
壁が増えようが、まだ狙う対象はあり…だからこそ、最優先で消し飛ばすために集中させた一撃を放出するのだ。
ジュイイイイイイイイイイン!!
大気を焼きながら切り裂き、炎から高められて光線と化した一撃はまっすぐに突き進む。
だが、その攻撃は単純な軌道だったがゆえに、防ぎやすくもあった。
ズバンッ!!
【ゲェェェンッ!?(はぁっ!?)】
【ニヤー、ニャゴゴン(この程度のものなのか、その攻撃は)】
攻撃の先には、先ほどまでいなかったはずのモンスターが立っており、その手に持ったレイピアで切り裂かれていたのだ。
身に合わないような大きな帽子や長靴を装備しつつ、にやりとこちらに向かってそう口にする猫のようなモンスター。
火山周辺にいるようなフレイムキャットに似たようなものかと思いたかったが、こちらは立派な二足歩行であり、タップダンスをしているような動きの余裕が見えるだろう。
【ゲェェェン!!(ならば体当たりで押しつぶしてくれるわぁぁぁ!!)】
瞬間的に飛び道具ではダメだと悟り、ならば己の体を生かした攻撃のほうが有効と判断し、フェニックスは飛び上がって突き進む。
相手が武器を持っていようが、その程度の剣筋では機械が一部出来つつも己の黒い炎の体に傷を与えることはできないだろう。
先ほどよりも体を燃やしたがゆえに重量は減ったが、逆に燃え上がる体がより鋭く宙を切り裂く感覚があり、あの細身では防ぎきれず、周辺の他の輩もまとめて倒せるはずだ…と、そう思っていたが、こちらの企みもまた、別のものによって防がれた。
【ブモォォォォォォ!!(よっせぇぇぇぇい!!)】
【ゲェェン!?】
体当たりをかまそうとあと一歩のところで、前に巨体が立ちふさがり、炎の体を受け止める。
そのままその場に停止はされなかったが、その勢いを利用されて投げ飛ばされてしまい、宙を舞いつつも何とかバランスをとる。
何が起きたのか、見ればそこには一体のオークが立っていたようだが、こちらも猫同様に纏う気配が異なっている様子。
しかもどちらも、自身の炎の…燃え上がる影の炎に対して脅威を感じるような光を纏っているようだ。
【ゲェェェェェン…(これはやばそうだな…)】
火山の真の主として君臨している立場にあるからこそ、相手の力がどれほどのものなのか素直に認め、理解することができるだろう。
相手が何の変哲もないただのモンスターであれば気にするようなこともなかったが、これは非常に大きな脅威になると感が告げている。
【ゲェェェン!!】
だが、これで攻撃を諦めるような気は毛頭ない。
この地に君臨するボスは自分自身であり、脅威になるような対象が現れているのであれば、排除するために全力で挑めばいいだけの話だ。
それに、この二体よりも、自分を影から引きずり上げてきた者共よりも、真っ先に潰すべき対象がいるからこそ、引き下がるわけにはいかないだろう。
何者なのかは理解できない。
ただ、己に似たようなものを持ち、真逆でありながらもそうでもないような、それでいて嫌悪したくなるような相手がいるのだから、葬り去らなければ気が済むことはない。
自身の体を更に炎上させ、連動するかのように火山もまた揺れ動き始める…
「…うわぉ、マッチョンのほうはまだ勇者になっているのはこの間のイベントで見たけど、こっちの猫さんは初めて見たけどすごくない?」
「ふふふ、どうだハルさん。こちら、マッチョンと同じく勇者に覚醒した自分のテイムモンスター、猫勇者こと『ブレイバーキャット』へなった玉五郎三世だよ!!」
【ニャーッ!!】
ぽっけねこさんの声に合わせて、びしっとポーズを決める猫勇者。
初期のころからの知り合いだが、あの時から確かテイムしていた猫だったはずで…まさか、今になって勇者猫にまでなりあがっているとは驚愕させられるだろう。
しかも、さっきまであのフェニックスの攻撃で防ぐのが厳しかったものを、彼らは見事に防ぎ、いなしてしまったのだ。
「どうやら勇者系の攻撃なら、やっぱり対抗しやすいようだーぜ!」
「ふふふ、マッチョンもこの間勇者になったが、ここにきてすさまじい活躍を見せられそうだな」
ギターマンさんに欲望戦隊の面々がそう口にする。
手短に説明してもらったが、どうもあのフェニックスは隠しクエストなるものに出てくる存在のようで、僕らはたまたま条件を満たしてしまったらしい。
そしてこの前線組たちがいる理由も、彼らがこのクエストに挑むためにやってきており、偶然にも僕らと合流することができたようだ。
「でも、ハルさんのほういつもより少ないね?蛇とか雪の子とかいたのに、なんでそっちのロリ巨乳とドラゴンメイドと、別プレイヤーしかいないの」
「えーっと、この星で道中やられかけて、まだ全員回復中なんですよね…」
スキルで力を借りれるとはいえ、大幅に戦力が減っていた状況。
だが、先ほどの短い戦闘を見るだけでも、十分に足りるほどの戦力増強ができただろう。
「さて、こちらも実は一度挑み敗北したが…人が増えるのであれば、勝利までの道を築き上げられそうだから、この出会いも幸運というべきだろう。
「ふふふふ、やつの炎はかなり強力のようだが、果たして我々の欲望の炎を焼き尽くせるだろうか?むしろ、ボスモンスターによくある別形態になって、可愛い女の子になって挑んできてくれた方がより興奮するんじゃがなぁぁ!!」
「でてこなくとも結構結構こけこっこう!!お前を糧にして、我々はまだ見ぬ美女を求めて蠢くからなぁ!!」
「いや、あんたらだけだから、その欲望のすさまじさは」
「むしろ、これで飲み込まれるものだったら、余計にやばい変態の炎だと思うんだけど…」
【ゲ、ゲェェ…】
ミートンやタローンの心からの叫びの様な言葉に対して、フェニックスのほうも心なしかドン引きしているように見えなくもない。
火山の真のボスというよな相手らしいが、その相手をドン引きさせる変態性って、こっちのほうがよりやばい奴らなのではなかろうか?
そんなある意味わかりきってしまっているようなことはさておき、ここから反撃を開始させてもらうのであった…
「…しかし、久しぶりに見たけど玉五郎三世が勇者にか…こっちも何か、女神とかに認められた感じなの?」
「神は神でも、猫神様だね。こう、物凄く大きな猫の神様なんだよ」
…何の種類の猫なんだろう。巨大な感じだということは、すごいモフモフしていそうで気になるな。
1
お気に入りに追加
2,029
あなたにおすすめの小説
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる