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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-94 矛先が違うような
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…牧場の大地に澄んだ風が吹きわたり、あの悪臭は消え去った。
いくら地の底へ沈めたといっても、放出され続けていた臭いが染みつく可能性があり、全員全力で脱臭作業に取り掛かり、現実時間で多分3時間以上はかかったと思われるだろう。
「どうにかこうにか、大地をえぐって消し飛ばしたりせずに、無事に消臭完了したね…」
「臭いを打ち消すための消臭花や香草、お香、香水等々…どうにかなったねぇ」
「「それで、このくそ忙しい状態にしてくれたこいつらは、どうしてくれようか」」
「「「ひ、ひぃぃいいいいいいいい!!」」」
僕とミーちゃんがそろって睨みつけた先にいるのは、がんじがらめに拘束して逃げられなくなっているザマスリア一味。
まともに戦えば苦戦しそうな強者でもあったようだが、女神の一撃を喰らってすっかり弱っていたようで、難なく確保できていたのである。
ついでに言えば、牧場中のミーちゃんのテイムモンスターたちや僕のほうのマリーたちも一緒に目を光らせて取り囲んでいるため、逃げ切ることは不可能に近いだろう。
何とかしようにも拘束している縄はただの縄ではなく、ネアのほうの妖精糸や牧場の羊たちなどから合わせて作り上げた頑丈な代物で、ちぎったり燃やしたりして逃げることもできない。
「どうするミーちゃん?ザマスリア一味は賞金首だから、しかるべきところに引き渡して賞金を受け取る?」
「うーん、こいつらの余罪を見るとどうも大量に恨みを買っているようだし…賞金首を引き渡せばそこで終わりになっちゃうようなものだから、恨みを持っている人たちと連絡を取って引き渡したほうが良いような気もするよ?」
「ああ、それもいいかも。でも、今は弱っていても、時間が経ったら回復しちゃうよね?」
「だったら、毒薬でも使ってデバフをかけ続けたほうがいいんじゃないかな?」
「「とりあえず、ただで済ます気はないからね…」」
お互いに悪い顔をしているのをわかりつつ、どう扱ってやろうかと話し合う。
「なんかものすっごい悪い顔をしているざます!!」
「まぁ、さんざん暴れたから納得でやんすが」
「こちらが悪党なのは自覚しているでふぅが、悪の中のさらに極めた悪にしか見えないでふぅ…」」
そんなことを言われる筋合いはない。
こちとら、しっかり善人として生きてきており、悪になったつもりもないのである。
でも、絵面的には悪の組織っぽくはあるような…うん、そこは気にする必要もないだろう。
そう思いつつ、どうこの一味を扱ってやろうかと話し合う中、ふとあることを思い出した。
「あ、そういえば…一つ聞きたいけど、良いかな?というか、吐け」
「強制ざます!?」
「襲ってきたときに、事前にここを調べてきて用意していたってしゃべっていたが…あのキンニンコングを使用するに至った情報ってどこから得たんだ?あんな悪臭溢れる物体、鼻がある生き物なら例外もあるだろうけれども、なんであの選択ができたのかなって、今更疑問に思ったんだよね」
襲ってきた際に、ザマスリア一味は事前に牧場とその牧場主について調べてきて対策を練っていたような口ぶりだったが、それが気になっていた。
ミーちゃん、昔から知っていることが多いけれども、そんな対応策が思いつけるほど弱点をさらしていたことがあったのかと思ったのである。
「そういえば、そうだよね…なんで、あんなものを対応策として用意したんだい?私、確かに臭いのは苦手だけど、そんな情報誰にも漏らしていないんだけどな」
「ミーちゃん、自分の弱みを話すことも見せることもないからね。なんであの選択ができたのかって思ったんだよね」
「そ、それはざますね…ええい、もうどうせ酷い目に遭う未来があるならば、げろってやるざます。あたくしたちが牧場を狙っていた時に、近づいてきたある人物がいたのざます。そいつが、牧場主の弱点として臭いもの、特にニンニク臭がダメという情報をくれたのざますよ」
「自分たちで見つけたんじゃなくて、第三者の言葉で判断したのか?」
「そうざますよ」
話を聞き出してみると、どうやら今回この行動に及んだのは、完全に自分たちで全てを用意したわけじゃないからということらしい。
元々この牧場を狙っていたのはあったが、流石に強さはあっても、牧場を持つ相手がよくわからないからこそ、うかつに攻めにくいところがあったらしい。
「あたくしたち、自分で強いとは思うけれども、攻める前に念入りに情報を集めて安心してから攻めるたちなのざます。なので、情報が集まるまでと思ってもう少し先に予定していたのざます」
「レアなものを得たとしても、売りさばくルートの確保や、相手が抵抗してきたときに備えての道具の準備など、色々とかかるでやんすからな。あっしら、何も考えずに突撃する気はなく、こうやって準備をすることである程度の最悪なルートを回避できるようにして、最高の結果を得るためにやっているのでやんすよ」
「そんな準備を行っていた先日、話を持ち掛けてきたやつがいたのでふぅ」
準備を念入りに行ってから、襲撃を企てていたある日。
ザマスリア一味のもとに近づいてきた者たちがいて、依頼を受けたそうだ。
「牧場主の弱点や、その他ルートの確保など細かい部分を教えてくれたのざますが…その代わりに、何故かレア物はいらず、牧場主だけに嫌がらせというか可能ならばぶった押してほしいという話だったざますよ」
「それをやってくれるならという条件で、このキンニンコングを作るだけの材料や改造費用なども、そいつらが負担してくれたのでやんす」
「悪には悪の恩義の返しもあるのでふぅが、ものよりも特に牧場主を徹底的に痛めつけてほしい…そんな話を持ち掛けてきたのでふぅ」
「…牧場主のミーちゃんを?何か、恨んでいる人だったとか?ミーちゃん、昔から色々とやっているし、恨みを買っていてもおかしくはないけど」
「それ、どういう意味かなハル」
「いや、それはないざますね。あの人たち、恨みを晴らすとかそういう目はしていなかったざます」
悪の道を歩んでいるからこそ、目を見て心の奥底にあるものを見極めるようにしているらしいのだが、ザマスリア一味曰く、恨みつらみによる依頼ではなかったようだ。
「どちらかといえば…そうざますね、何かこう、拒絶・拒否というか、消したいというか…強い信念的なものだったざます」
「信念?」
「なにかこう、信じる者のために動くような…いや、何かをすがっていたり崇拝することは別に自由だと思うのざますが、狂気に似たような強さを持ったものだったざますね」
良いような例えが見当たらないようだが、とりあえずミーちゃんを消したいと強く思うような人たちが関わっていたようである。
一人ではなく複数人で、それでいて色々と用意できたりしている…何かこう、組織的なものも感じるような気がしなくもない。
「何それ、怖いな。ミーちゃん、やっかいな組織とかに狙われているの?」
「んー…ダメだ、心当たりが色々とあってわからないかも」
「心当たりが色々とあるって、何をやっているのざます…」
悪党に引かれているようだが、その気持ちはわからなくもない。
確かにミーちゃん、過去にもいろいろやらかしているからなぁ…恨みつらみじゃなくて信念的な相手とは何なのか不明だけど、狙うような奴がいてもおかしくはないのか。
「小さい時だと、誘拐を主にしていた組織を潰した武勇伝的なものもあったよね」
「永遠のペドリストとして社会的には抹殺しちゃったけど…うーん、その時の縁がもとで、狙ってきているのもいるのかな?」
「本当に何をやっているのざます?」
疑問に思われても、どうしようもないのがミーちゃんですとしか言いようがないだろう。
厄介事を引き寄せては斜め上の方向で解決していたりするので、どうつながっているのか予想しづらいのである。
とりあえず、考えていても仕方がないので、やる気もそがれたのでザマスリア一味は普通に近くの星のしかるべきところに引き渡すだけにとどめることにした。
一応情報はもらえたし、もしも組織的なものだった場合、ここでちょっと情報を漏らした時点で、後で口封じのために消される可能性もあるのでこれ以上何もする必要がないかと思えたからだ。
「なんか今日、ちょっとプレイする気も削がれちゃったかな?ミーちゃん、一時間ほどログアウトして、休憩してからやろうか」
「そうしたほうがいいかもね」
何をするにしても、やる気がなければやり続ける必要もない。
メリハリをつけるからこそ動きやすいし、脱臭作業で精神的にも疲れたので、現実のほうでゆっくり休んで英気を養うのが良いだろう。
そう思い、僕らはいったん牧場の星でログアウトを行うのであった…
「しかし、なんでニンニクだったのか…ゴリラの獣臭さもあったけど、臭いだけなら他にもあるよね?ラフレシアとか、シュールストレミングなんかもあるはずなのに」
「…さぁ?」
…まぁ、どれを選んできても、激臭は勘弁してほしい。もうちょっとこう、まだましな方法がなかったのかと情報を提供してきたやつを説教したい。
いくら地の底へ沈めたといっても、放出され続けていた臭いが染みつく可能性があり、全員全力で脱臭作業に取り掛かり、現実時間で多分3時間以上はかかったと思われるだろう。
「どうにかこうにか、大地をえぐって消し飛ばしたりせずに、無事に消臭完了したね…」
「臭いを打ち消すための消臭花や香草、お香、香水等々…どうにかなったねぇ」
「「それで、このくそ忙しい状態にしてくれたこいつらは、どうしてくれようか」」
「「「ひ、ひぃぃいいいいいいいい!!」」」
僕とミーちゃんがそろって睨みつけた先にいるのは、がんじがらめに拘束して逃げられなくなっているザマスリア一味。
まともに戦えば苦戦しそうな強者でもあったようだが、女神の一撃を喰らってすっかり弱っていたようで、難なく確保できていたのである。
ついでに言えば、牧場中のミーちゃんのテイムモンスターたちや僕のほうのマリーたちも一緒に目を光らせて取り囲んでいるため、逃げ切ることは不可能に近いだろう。
何とかしようにも拘束している縄はただの縄ではなく、ネアのほうの妖精糸や牧場の羊たちなどから合わせて作り上げた頑丈な代物で、ちぎったり燃やしたりして逃げることもできない。
「どうするミーちゃん?ザマスリア一味は賞金首だから、しかるべきところに引き渡して賞金を受け取る?」
「うーん、こいつらの余罪を見るとどうも大量に恨みを買っているようだし…賞金首を引き渡せばそこで終わりになっちゃうようなものだから、恨みを持っている人たちと連絡を取って引き渡したほうが良いような気もするよ?」
「ああ、それもいいかも。でも、今は弱っていても、時間が経ったら回復しちゃうよね?」
「だったら、毒薬でも使ってデバフをかけ続けたほうがいいんじゃないかな?」
「「とりあえず、ただで済ます気はないからね…」」
お互いに悪い顔をしているのをわかりつつ、どう扱ってやろうかと話し合う。
「なんかものすっごい悪い顔をしているざます!!」
「まぁ、さんざん暴れたから納得でやんすが」
「こちらが悪党なのは自覚しているでふぅが、悪の中のさらに極めた悪にしか見えないでふぅ…」」
そんなことを言われる筋合いはない。
こちとら、しっかり善人として生きてきており、悪になったつもりもないのである。
でも、絵面的には悪の組織っぽくはあるような…うん、そこは気にする必要もないだろう。
そう思いつつ、どうこの一味を扱ってやろうかと話し合う中、ふとあることを思い出した。
「あ、そういえば…一つ聞きたいけど、良いかな?というか、吐け」
「強制ざます!?」
「襲ってきたときに、事前にここを調べてきて用意していたってしゃべっていたが…あのキンニンコングを使用するに至った情報ってどこから得たんだ?あんな悪臭溢れる物体、鼻がある生き物なら例外もあるだろうけれども、なんであの選択ができたのかなって、今更疑問に思ったんだよね」
襲ってきた際に、ザマスリア一味は事前に牧場とその牧場主について調べてきて対策を練っていたような口ぶりだったが、それが気になっていた。
ミーちゃん、昔から知っていることが多いけれども、そんな対応策が思いつけるほど弱点をさらしていたことがあったのかと思ったのである。
「そういえば、そうだよね…なんで、あんなものを対応策として用意したんだい?私、確かに臭いのは苦手だけど、そんな情報誰にも漏らしていないんだけどな」
「ミーちゃん、自分の弱みを話すことも見せることもないからね。なんであの選択ができたのかって思ったんだよね」
「そ、それはざますね…ええい、もうどうせ酷い目に遭う未来があるならば、げろってやるざます。あたくしたちが牧場を狙っていた時に、近づいてきたある人物がいたのざます。そいつが、牧場主の弱点として臭いもの、特にニンニク臭がダメという情報をくれたのざますよ」
「自分たちで見つけたんじゃなくて、第三者の言葉で判断したのか?」
「そうざますよ」
話を聞き出してみると、どうやら今回この行動に及んだのは、完全に自分たちで全てを用意したわけじゃないからということらしい。
元々この牧場を狙っていたのはあったが、流石に強さはあっても、牧場を持つ相手がよくわからないからこそ、うかつに攻めにくいところがあったらしい。
「あたくしたち、自分で強いとは思うけれども、攻める前に念入りに情報を集めて安心してから攻めるたちなのざます。なので、情報が集まるまでと思ってもう少し先に予定していたのざます」
「レアなものを得たとしても、売りさばくルートの確保や、相手が抵抗してきたときに備えての道具の準備など、色々とかかるでやんすからな。あっしら、何も考えずに突撃する気はなく、こうやって準備をすることである程度の最悪なルートを回避できるようにして、最高の結果を得るためにやっているのでやんすよ」
「そんな準備を行っていた先日、話を持ち掛けてきたやつがいたのでふぅ」
準備を念入りに行ってから、襲撃を企てていたある日。
ザマスリア一味のもとに近づいてきた者たちがいて、依頼を受けたそうだ。
「牧場主の弱点や、その他ルートの確保など細かい部分を教えてくれたのざますが…その代わりに、何故かレア物はいらず、牧場主だけに嫌がらせというか可能ならばぶった押してほしいという話だったざますよ」
「それをやってくれるならという条件で、このキンニンコングを作るだけの材料や改造費用なども、そいつらが負担してくれたのでやんす」
「悪には悪の恩義の返しもあるのでふぅが、ものよりも特に牧場主を徹底的に痛めつけてほしい…そんな話を持ち掛けてきたのでふぅ」
「…牧場主のミーちゃんを?何か、恨んでいる人だったとか?ミーちゃん、昔から色々とやっているし、恨みを買っていてもおかしくはないけど」
「それ、どういう意味かなハル」
「いや、それはないざますね。あの人たち、恨みを晴らすとかそういう目はしていなかったざます」
悪の道を歩んでいるからこそ、目を見て心の奥底にあるものを見極めるようにしているらしいのだが、ザマスリア一味曰く、恨みつらみによる依頼ではなかったようだ。
「どちらかといえば…そうざますね、何かこう、拒絶・拒否というか、消したいというか…強い信念的なものだったざます」
「信念?」
「なにかこう、信じる者のために動くような…いや、何かをすがっていたり崇拝することは別に自由だと思うのざますが、狂気に似たような強さを持ったものだったざますね」
良いような例えが見当たらないようだが、とりあえずミーちゃんを消したいと強く思うような人たちが関わっていたようである。
一人ではなく複数人で、それでいて色々と用意できたりしている…何かこう、組織的なものも感じるような気がしなくもない。
「何それ、怖いな。ミーちゃん、やっかいな組織とかに狙われているの?」
「んー…ダメだ、心当たりが色々とあってわからないかも」
「心当たりが色々とあるって、何をやっているのざます…」
悪党に引かれているようだが、その気持ちはわからなくもない。
確かにミーちゃん、過去にもいろいろやらかしているからなぁ…恨みつらみじゃなくて信念的な相手とは何なのか不明だけど、狙うような奴がいてもおかしくはないのか。
「小さい時だと、誘拐を主にしていた組織を潰した武勇伝的なものもあったよね」
「永遠のペドリストとして社会的には抹殺しちゃったけど…うーん、その時の縁がもとで、狙ってきているのもいるのかな?」
「本当に何をやっているのざます?」
疑問に思われても、どうしようもないのがミーちゃんですとしか言いようがないだろう。
厄介事を引き寄せては斜め上の方向で解決していたりするので、どうつながっているのか予想しづらいのである。
とりあえず、考えていても仕方がないので、やる気もそがれたのでザマスリア一味は普通に近くの星のしかるべきところに引き渡すだけにとどめることにした。
一応情報はもらえたし、もしも組織的なものだった場合、ここでちょっと情報を漏らした時点で、後で口封じのために消される可能性もあるのでこれ以上何もする必要がないかと思えたからだ。
「なんか今日、ちょっとプレイする気も削がれちゃったかな?ミーちゃん、一時間ほどログアウトして、休憩してからやろうか」
「そうしたほうがいいかもね」
何をするにしても、やる気がなければやり続ける必要もない。
メリハリをつけるからこそ動きやすいし、脱臭作業で精神的にも疲れたので、現実のほうでゆっくり休んで英気を養うのが良いだろう。
そう思い、僕らはいったん牧場の星でログアウトを行うのであった…
「しかし、なんでニンニクだったのか…ゴリラの獣臭さもあったけど、臭いだけなら他にもあるよね?ラフレシアとか、シュールストレミングなんかもあるはずなのに」
「…さぁ?」
…まぁ、どれを選んできても、激臭は勘弁してほしい。もうちょっとこう、まだましな方法がなかったのかと情報を提供してきたやつを説教したい。
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