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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-89 動くからこそ、見つけるものも
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思った以上に、すさまじい効果を持っていた牛乳によるバフ。
だが、自重の文字を自身の辞書に持っていたミーちゃんのおかげで、世に出回るミルルン牧場産のミルクのバフは控えめになるに加工されていたおかげで、そこまで注目されることにはなっていないらしい。
【まぁ、それでも材料としては最初から持っているバフでは優れているということで、バフを盛りたい料理を主にしている使用人たちからはかなり注目されているんですけれどネ】
「あれ?逆に余計なところに注目を集めてないかな?」
プレイヤーたちよりも、より一層料理へ関わるような使用人たちのほうがよりその価値を理解しているようで、人の目は確かにそらしてはいるが、使用人の目はごまかせていないようだ。
【それでもどうにかしているヨ。主のために、できる限りの活動を行うために、加工を命じられた使用人としては当然のことだヨ】
【おや、久しぶりですネ。セバキョウ】
「ん?…ああ、ミーちゃんのところの使用人?」
「そうだよ。私のところの使用人、ハルのところはメイドのようだけど、こちらは執事のセバキョウ。主に牧場内の加工品や操縦面での管理を行ってもらっているよ」
【そうでございますヨ。名前は既に出されましたが、改めまして、主の友人殿ヨ。当方、主の使用人を務めておりますセバキョウと申しますヨ】
いつの間にかやってきていたのは、燕尾服を着こなした青年。
ロロと同じく使用人の、牧場内の管理など色々と担っているらしい。
【本来であれば、この牧場に来てくださった時に姿を見せるべきでしたが、こちらの方で少々あったので、遅れてしまったヨ】
「少々あった?」
「あー…セバキョウ、もしかしてまた?」
【ええ、なので今回もご丁寧におもてなし行い、お帰りいただきましたヨ】
セバキョウの言葉で何が起きたのか理解したらしいミーちゃん。
その予想があっているというように会話がなされているが、何があったのだろうか?
「おもてなし、お帰り…何か襲撃者でもいたとか」
「【その通りだ(ヨ)】」
かくかくしかじかと話を聞けば、このミルルン牧場。星を人工太陽で動かしてあちこちの宇宙を渡りあることはできるが、それでも執念で狙ってくる輩がいるらしい。
「そもそも、使用人たちに人気が出ている牧場産のミルクや卵を狙ってくる泥棒とかも多いけど、レアドロップが見込めそうなレアなモンスターも飼っているからね」
【どこかで情報を得て、探し出してやってくる迷惑な襲撃者が時たま発生するのだヨ】
「場所を変えても、星そのものが移動するのは目撃を完全になくすのは厳しそうだもんなぁ」
人工太陽による引力移動の超加速で疑似的なワープもしたりして長距離を吹っ飛ぶことも可能だが、狙う人たちの執念というのは舐められないもので、どこでどうやって情報を得たのか襲ってくる輩もいるようだ。
「基本的に泥棒、密猟者たちなら楽なんだけどねぇ…現実のほうからもちょっとやってくるのも怖いかな」
「現実のほうからも?」
「何かと余計な敵を、作っているみたいでね、オンラインの世界だというのに、現実での憂さ晴らしを目的にわざわざアカウントを作ってやってくる人たちもいるんだよ」
人の執念というのは人の想像を超えるもので、ある程度想定できていても、凌駕してくる輩も普通に存在している。
そのため、普段セバキョウが星の内部の探知システムのほうに常駐しており、他にもライトンや強力なテイムモンスターたちも警戒を怠らないようにして、それぞれで対処しているそうだ。
「まったく、NPCだろうとプレイヤーだろうと、襲ってくるなら覚悟をしてほしいんだけどね。牧場のほうでテイムモンスターたちがある程度統括していても、やらかされて怒りで暴れて制御効かない子だっているんだからやめてほしいよ」
「え?あれだけのテイムモンスターがいながら、制御できない奴がいるって普通に不味いんじゃ」
「めったなことで、激怒しないからいいんだけどね。前に激怒されたときは…人工太陽を買い替える羽目になったかなぁ…はぁぁ…」
【あれ、けっこう痛い損害でしたヨ】
ミーちゃんとセバキョウが遠い目をしているが、あの空に浮かんでいる人工太陽を買い替えるって…そもそもの話、人工物とはいえ太陽に損害を与えるって、どんなヤバいのがいるのだろうか。
幸いなことに、今はその制御できない奴とやらは深く眠っているようで、めったに表に出てこないので怒ることもそんなにないらしい。
「危険人物か危険モンスターかわからないけど、よく牧場に置いておくよな…」
「あははは…まぁ、色々と助かることもあるし、怒らなければ良い子だしね」
【損害は出ますが、激怒させなければいい話の事。無茶ぶりを言うようなものでもなく、単純にここにいる理由としては…『ぐうたらのんきな場所で過ごしたい』ということでもあり、牧場の肉エリアの裏ボス的な立ち位置にいますので、そこまではまぁ…むしろ、相手に与える損害のほうがすさまじいといいますか…】
「この間は確か、宇宙海賊団とかいうのが10隻ぐらいの船を引き連れてきたけど、怒らせる前に面倒だということで、あっという間に片づけちゃったからね。ある意味、牧場のやばめの用心棒だね」
「やばめ、という枠を超えているような気がするなぁ…もしかして、レイドボスでもテイムしたの?」
「…さぁ?詳細不明だし、テイムモンスターと言えるのか分からないけど、牧場の用心棒としてはいついているから別にいいかなって感じだね」
なお、先ほどの牛牧場で会えなかった奴と同様、こちらも見せてもらえないらしい。
「単純に、普通プレイではいけない場所だからねー。…この星、改造惑星だけど地球型の星に近いところで、ものすごく奥の方の最深部、星の核近くにマントルっぽい部分があるけど、普段そこにいるんだよ。何かあったら出てくるだけで、そこまで行くのは厳しいかな」
「なるほど…無理に会う必要もないなら、別に良いかな」
怒らせたら不味い奴っぽいし、触らぬ神に祟りなしというからやめておいたほうが良いだろう。
牧場の用心棒として働くことがあるってことは、敵対することもそうそうないだろうが…お目にかかるようなことがない方が、平和かな?
「そこまでやらかす人も、そんなにいないとは思いたいかな…現実の方でも、杭をもって突撃してくる人がいたりするけどね」
「何を思ってその人はミーちゃんに対して、杭をもって突撃したんだろうか」
「心臓に刺せば、確実に命を奪えると思ってやらかしたのだと思うよ」
「それは普通、どんな人でも確実にダメなやつだよね?」
…というか、何をしでかせばそんな突撃襲撃者を引き寄せてくるのだろうか。
うーん、過去にミーちゃんのやったことで逆恨みした人が、待ち伏せてナイフで刺してこようとした本物の事件になりかけたことはあったけどね。
確か、行動に移された直後に、偶然にも一緒にキャッチボールして遊んでた帰りだったせいで、ミーちゃんは刺される前に手に持っていたボールを投げて…ナイフを持っていた手を狙って当てて、刺されなかったな。
でも、飛ばされたナイフがちょうど真上に飛んで、手を抑えて痛がった相手が今度は殴りかかろうとした瞬間、身長の関係上前かがみになったせいで、重力に引かれたナイフが落下して尻に刺さったんだっけ…いや、違うな。奇跡というぐらい綺麗に股の間を通ってざっくり…思い出すのをやめておこうか。
【ああ、それと主ヨ。報告がありましたヨ】
「何かあったの?」
【すでに探知システムにかかってますが、バレないようにとしているのか星の反対側のほうで着陸を試みる船を確認しておりますヨ。記録にない船ですので、襲撃か密猟かまだ判断が付かないのですが、いかがいたしましょうカ】
「うーん…せっかくだし、見にいってみようかな。星の裏なら確か今、『セボドゥ』と『ヌルセイドン』がいるはずだし、すぐに動けるように連絡を取ってほしい」
【わかりましたヨ】
「ハル、どうする?危ない可能性もあるけど、一緒に行く?」
「あー…そうだな、一緒に向かおうかな。ここに招待されてきているのだから、何かあるなら手助けしたいからね」
危ない橋を渡る気もないが、ミーちゃんとなら無茶も何とかなりそうな気がする。
特にここは、アルケディア・オンラインの世界…現実ではやれないようなこともできるゲームの世界だ。
つまり、何かここで放置しておけば、現実ではできない無茶をミーちゃんがやらかす可能性が非常に大きいので、しっかり見にいったほうが良いと僕は判断した。
そんなわけで、牧場内エリア巡りをちょっとだけ止めて、星に降り立つ不審船とやらを見に行くことにするのであった…
「でも、星の反対側ならどうやっていくの?結構時間かかるよね?」
「こんなこともあろうかと、最速のテイムモンスターがいるから、それに乗っていくつもりだよ!!」
へえ、最速のモンスターね。牧場ということを考えると、馬関係のモンスターかな。でもケンタウロスのアルサとかいたけど、防御高そうだけど星の反対まで一気に行けるほど最速かといえば、そうでもないっぽいような。
牛も遅いイメージだし、鶏は早いけど最速かは疑問だし…豚とか羊もいるだろうけど、他に何かいるのだろうか?
だが、自重の文字を自身の辞書に持っていたミーちゃんのおかげで、世に出回るミルルン牧場産のミルクのバフは控えめになるに加工されていたおかげで、そこまで注目されることにはなっていないらしい。
【まぁ、それでも材料としては最初から持っているバフでは優れているということで、バフを盛りたい料理を主にしている使用人たちからはかなり注目されているんですけれどネ】
「あれ?逆に余計なところに注目を集めてないかな?」
プレイヤーたちよりも、より一層料理へ関わるような使用人たちのほうがよりその価値を理解しているようで、人の目は確かにそらしてはいるが、使用人の目はごまかせていないようだ。
【それでもどうにかしているヨ。主のために、できる限りの活動を行うために、加工を命じられた使用人としては当然のことだヨ】
【おや、久しぶりですネ。セバキョウ】
「ん?…ああ、ミーちゃんのところの使用人?」
「そうだよ。私のところの使用人、ハルのところはメイドのようだけど、こちらは執事のセバキョウ。主に牧場内の加工品や操縦面での管理を行ってもらっているよ」
【そうでございますヨ。名前は既に出されましたが、改めまして、主の友人殿ヨ。当方、主の使用人を務めておりますセバキョウと申しますヨ】
いつの間にかやってきていたのは、燕尾服を着こなした青年。
ロロと同じく使用人の、牧場内の管理など色々と担っているらしい。
【本来であれば、この牧場に来てくださった時に姿を見せるべきでしたが、こちらの方で少々あったので、遅れてしまったヨ】
「少々あった?」
「あー…セバキョウ、もしかしてまた?」
【ええ、なので今回もご丁寧におもてなし行い、お帰りいただきましたヨ】
セバキョウの言葉で何が起きたのか理解したらしいミーちゃん。
その予想があっているというように会話がなされているが、何があったのだろうか?
「おもてなし、お帰り…何か襲撃者でもいたとか」
「【その通りだ(ヨ)】」
かくかくしかじかと話を聞けば、このミルルン牧場。星を人工太陽で動かしてあちこちの宇宙を渡りあることはできるが、それでも執念で狙ってくる輩がいるらしい。
「そもそも、使用人たちに人気が出ている牧場産のミルクや卵を狙ってくる泥棒とかも多いけど、レアドロップが見込めそうなレアなモンスターも飼っているからね」
【どこかで情報を得て、探し出してやってくる迷惑な襲撃者が時たま発生するのだヨ】
「場所を変えても、星そのものが移動するのは目撃を完全になくすのは厳しそうだもんなぁ」
人工太陽による引力移動の超加速で疑似的なワープもしたりして長距離を吹っ飛ぶことも可能だが、狙う人たちの執念というのは舐められないもので、どこでどうやって情報を得たのか襲ってくる輩もいるようだ。
「基本的に泥棒、密猟者たちなら楽なんだけどねぇ…現実のほうからもちょっとやってくるのも怖いかな」
「現実のほうからも?」
「何かと余計な敵を、作っているみたいでね、オンラインの世界だというのに、現実での憂さ晴らしを目的にわざわざアカウントを作ってやってくる人たちもいるんだよ」
人の執念というのは人の想像を超えるもので、ある程度想定できていても、凌駕してくる輩も普通に存在している。
そのため、普段セバキョウが星の内部の探知システムのほうに常駐しており、他にもライトンや強力なテイムモンスターたちも警戒を怠らないようにして、それぞれで対処しているそうだ。
「まったく、NPCだろうとプレイヤーだろうと、襲ってくるなら覚悟をしてほしいんだけどね。牧場のほうでテイムモンスターたちがある程度統括していても、やらかされて怒りで暴れて制御効かない子だっているんだからやめてほしいよ」
「え?あれだけのテイムモンスターがいながら、制御できない奴がいるって普通に不味いんじゃ」
「めったなことで、激怒しないからいいんだけどね。前に激怒されたときは…人工太陽を買い替える羽目になったかなぁ…はぁぁ…」
【あれ、けっこう痛い損害でしたヨ】
ミーちゃんとセバキョウが遠い目をしているが、あの空に浮かんでいる人工太陽を買い替えるって…そもそもの話、人工物とはいえ太陽に損害を与えるって、どんなヤバいのがいるのだろうか。
幸いなことに、今はその制御できない奴とやらは深く眠っているようで、めったに表に出てこないので怒ることもそんなにないらしい。
「危険人物か危険モンスターかわからないけど、よく牧場に置いておくよな…」
「あははは…まぁ、色々と助かることもあるし、怒らなければ良い子だしね」
【損害は出ますが、激怒させなければいい話の事。無茶ぶりを言うようなものでもなく、単純にここにいる理由としては…『ぐうたらのんきな場所で過ごしたい』ということでもあり、牧場の肉エリアの裏ボス的な立ち位置にいますので、そこまではまぁ…むしろ、相手に与える損害のほうがすさまじいといいますか…】
「この間は確か、宇宙海賊団とかいうのが10隻ぐらいの船を引き連れてきたけど、怒らせる前に面倒だということで、あっという間に片づけちゃったからね。ある意味、牧場のやばめの用心棒だね」
「やばめ、という枠を超えているような気がするなぁ…もしかして、レイドボスでもテイムしたの?」
「…さぁ?詳細不明だし、テイムモンスターと言えるのか分からないけど、牧場の用心棒としてはいついているから別にいいかなって感じだね」
なお、先ほどの牛牧場で会えなかった奴と同様、こちらも見せてもらえないらしい。
「単純に、普通プレイではいけない場所だからねー。…この星、改造惑星だけど地球型の星に近いところで、ものすごく奥の方の最深部、星の核近くにマントルっぽい部分があるけど、普段そこにいるんだよ。何かあったら出てくるだけで、そこまで行くのは厳しいかな」
「なるほど…無理に会う必要もないなら、別に良いかな」
怒らせたら不味い奴っぽいし、触らぬ神に祟りなしというからやめておいたほうが良いだろう。
牧場の用心棒として働くことがあるってことは、敵対することもそうそうないだろうが…お目にかかるようなことがない方が、平和かな?
「そこまでやらかす人も、そんなにいないとは思いたいかな…現実の方でも、杭をもって突撃してくる人がいたりするけどね」
「何を思ってその人はミーちゃんに対して、杭をもって突撃したんだろうか」
「心臓に刺せば、確実に命を奪えると思ってやらかしたのだと思うよ」
「それは普通、どんな人でも確実にダメなやつだよね?」
…というか、何をしでかせばそんな突撃襲撃者を引き寄せてくるのだろうか。
うーん、過去にミーちゃんのやったことで逆恨みした人が、待ち伏せてナイフで刺してこようとした本物の事件になりかけたことはあったけどね。
確か、行動に移された直後に、偶然にも一緒にキャッチボールして遊んでた帰りだったせいで、ミーちゃんは刺される前に手に持っていたボールを投げて…ナイフを持っていた手を狙って当てて、刺されなかったな。
でも、飛ばされたナイフがちょうど真上に飛んで、手を抑えて痛がった相手が今度は殴りかかろうとした瞬間、身長の関係上前かがみになったせいで、重力に引かれたナイフが落下して尻に刺さったんだっけ…いや、違うな。奇跡というぐらい綺麗に股の間を通ってざっくり…思い出すのをやめておこうか。
【ああ、それと主ヨ。報告がありましたヨ】
「何かあったの?」
【すでに探知システムにかかってますが、バレないようにとしているのか星の反対側のほうで着陸を試みる船を確認しておりますヨ。記録にない船ですので、襲撃か密猟かまだ判断が付かないのですが、いかがいたしましょうカ】
「うーん…せっかくだし、見にいってみようかな。星の裏なら確か今、『セボドゥ』と『ヌルセイドン』がいるはずだし、すぐに動けるように連絡を取ってほしい」
【わかりましたヨ】
「ハル、どうする?危ない可能性もあるけど、一緒に行く?」
「あー…そうだな、一緒に向かおうかな。ここに招待されてきているのだから、何かあるなら手助けしたいからね」
危ない橋を渡る気もないが、ミーちゃんとなら無茶も何とかなりそうな気がする。
特にここは、アルケディア・オンラインの世界…現実ではやれないようなこともできるゲームの世界だ。
つまり、何かここで放置しておけば、現実ではできない無茶をミーちゃんがやらかす可能性が非常に大きいので、しっかり見にいったほうが良いと僕は判断した。
そんなわけで、牧場内エリア巡りをちょっとだけ止めて、星に降り立つ不審船とやらを見に行くことにするのであった…
「でも、星の反対側ならどうやっていくの?結構時間かかるよね?」
「こんなこともあろうかと、最速のテイムモンスターがいるから、それに乗っていくつもりだよ!!」
へえ、最速のモンスターね。牧場ということを考えると、馬関係のモンスターかな。でもケンタウロスのアルサとかいたけど、防御高そうだけど星の反対まで一気に行けるほど最速かといえば、そうでもないっぽいような。
牛も遅いイメージだし、鶏は早いけど最速かは疑問だし…豚とか羊もいるだろうけど、他に何かいるのだろうか?
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