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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.1-83 なかったことに、見せかける
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「…ん、ふわぁ…ここは…」
暖かい何かに包まれるような夢から覚め、僕は目を覚ます。
起きたばかりでまだ頭がぼうっとしてはっきりしていないのだが、周囲を見ればまだ薄暗い部屋の中のようで、壁に掛けてある時計を見れば深夜3時ごろ…
「って…あれ?なんで帰宅して…いや、そもそもなんかやられたような…うっ」
ずきっと頭が痛むような感じがしたが、はっきりと覚えていない。
確か、今日はミーちゃんと一緒に祭りへ向かって、それで何か変な声が聞こえて、向かった先でミーちゃんが大暴れをして…
「そこからどうなったんだっけ…ああ、確か酒飲み勝負でもしたっけか」
何か間違っているような気がするが、この頭の痛みを考えるのであれば二日酔いによるものなのだろうか。
確かそこでお互いに飲みまくって、結構ふらふらになって帰宅したんだっけ。
流石に、飲みすぎでの急性アルコール中毒とかは勘弁だからね…わきまえてここで引き分けで良いかってことにしたんだったか。
ずきずきと痛むが、感覚的にはだいぶ収まってきたような気がする。
二日酔いはたぶん、もうちょっとぐっすり眠れば回復するだろう。
…でも、本当にそうだったか?酒ってそんなに飲めなかったような…いや、気にしなくていいか。こういう頭痛がするときは、しっかり寝て英気を養って、遊ぶまでゆっくりと休めばいいのだから。
そう考えるとふわぁっとあくびが出てきて、眠気がやってくる。
おかしいような記憶だが、これでいいのならば問題ないかと思い、改めて眠りにつくのであった…
「ふぅ…良し、記憶の改竄が成功していたか」
すやぁすやぁっと寝息を立て始めた春の様子を見て、こっそりとドアの隙間からのぞき込んでいたミントはほっと安どの息を吐く。
あの祭りの中で起きた、サイボーグ襲撃事件。
もう二度と、目の前に現れることはないだろう相手だが、あの騒動で大けがを負った彼には、そんな記憶は持っていてほしくないと思い、別の記憶として改竄したが、怪しまれることはなかったらしい。
正直言うと、こういう手の技術は少々自分の手では厳しいところもあるが…
「協力してくれて、ありがとうロロさん」
【私としても、主様に辛い記憶などあってほしくはないので良かったのデス】
春のほうで雇っている使用人、ロロの手助けがあってこそ、都合よく改竄ができた。
一人でやれば穴だらけの怪しいものになっただろうが、これで当分の間思い出すこともなくなるだろうし、いつしか改竄前の記憶も風化するはずである。
【それでも…私としては主様に対して起きたことに関して、やらかしたきっかけになる人には文句を言いたいのですがネ】
「うっ…」
今回の騒動、全員をぶん殴っていく前にさっさと逃走のほうを選べば、余計な傷を負うことはなかっただろう。
だが、深入りしすぎてしまったので…結果としては助かったのは良いのだが、それでもやらかしたことは事実なので、痛いところを突かれてミントはうなだれる。
「本当にごめんって…私としても、春に深手を負わせたくはなかったけど…」
【言い訳は無用デス】
「はい」
強くきっぱりと言われてしまえば、どうしようもない。
色々とやれる手があるとはいえ、自分が悪いことは悪いのだ。
「朝にはもうオンラインログインできるから…お詫びに、牧場の最高級品セットを贈るよ」
【…なら、この話はここまでにしておきましょう】
話を切り替えて、叱られる未来はどうにか回避できたらしい。
自分でしでかしたこともあるとはいえ、長々話されるのもつらいものがらある。
【それと一つ、お聞きしますが…朝食後にオンラインの予定のようですが大丈夫ですカ?】
「何が?」
【衝動。…主様のそばにいる人の事情、調べていたのですが…数年前から音信不通だった理由は、それも関係していますよネ】
「…まぁ、あと一、二週間ぐらいならいいかな。ちょっと怒りでぶちまけた分、短くなったけど、今はだいぶ落ち着くための薬とかもあるしね」
ロロの指摘を受け、少し考えこんだミントだが、自分の体のことは自分でよく理解している。
ちょっとばかり激怒して解放したことによって、抑えられる期間が短くなったが、それでも一緒に楽しめるだけの時間がある。
「それに…遅かれ早かれ、覚悟ができたら春に告げるつもりだったし、彼が受け入れてくれるなら別に大丈夫だと思うよ。…怖いのは、ソレをしって彼が私から離れようとすることだけど」
隠し事のつもりだが、それでもずっと隠せるわけではないのはわかっている。
だからこそ、ばれたらばれたでその時だし、そうなる前に話すことも覚悟ができたらやれるだろう。
ただ、それでも彼女は怖いのだ。その秘密を知って、彼が自分に対して恐怖を抱き、離れて逝ってしまうかもしれないことを。
少しだけそのあるかもしれないことに関してミントが体を震わせたのを見て、ロロはぼそっと口をこぼす。
【ですが…たぶん、主様なら大丈夫だと思いますけれどネ。そもそもの話というか、あれだけのものに囲まれて今さらな感じがありそうですが…どうなりますかネ】
彼はおそらく、彼女の秘密を知っても大丈夫だとロロは思う。
使用人として仕えて主を見ているからこそ、なんとなくそうなるだろうと思って言えるのだ。
なんにしてもすべては春の受け取り方次第であり、ここでどういう結果が出るのかは推測でしかない。
そう思いながら、彼女たちはそれぞれ話題を切り替え、寝床へ移動するのであった…
【ところで、改竄の手助けをした程度なのですが、まだ未熟な感じがしますがどこで身に付けたのですカ?】
「えっと、これ。母さんから各国回っている中で受講させられた『今日からあなたもできる、記憶改変マスターへの道』っていう通信講座。自称凄腕スパイを自称している母さんだけど、覚えた技術で、自分のことがばれないようにしていたりするっていうから習っていたんだよ」
【そんな通信講座が普通にあってほしくないのですが…あ、講師がこの方ですカ】
「知り合いなの?」
【まぁ、少々。使用人一同…とはちょっと関係性が薄いですが、上のほうで確かあったと。今のご時世、改竄技術がないと後始末も面倒ですからネ】
…とはいえ、通信講座の枠内にあるせいで、本来のレベルよりもかなり下になっているようなのは、ある程度自重したのだろう。
そんな誰にでも扱えるレベルにまでやり過ぎると、危険なことにもなりかねないので、しっかり受講前に審査もうけさせられるらしい。
それはそれで、この手の通信講座を主に身につけてもらうほうが何かといいのではないかと、ロロは思いつくのであった…
暖かい何かに包まれるような夢から覚め、僕は目を覚ます。
起きたばかりでまだ頭がぼうっとしてはっきりしていないのだが、周囲を見ればまだ薄暗い部屋の中のようで、壁に掛けてある時計を見れば深夜3時ごろ…
「って…あれ?なんで帰宅して…いや、そもそもなんかやられたような…うっ」
ずきっと頭が痛むような感じがしたが、はっきりと覚えていない。
確か、今日はミーちゃんと一緒に祭りへ向かって、それで何か変な声が聞こえて、向かった先でミーちゃんが大暴れをして…
「そこからどうなったんだっけ…ああ、確か酒飲み勝負でもしたっけか」
何か間違っているような気がするが、この頭の痛みを考えるのであれば二日酔いによるものなのだろうか。
確かそこでお互いに飲みまくって、結構ふらふらになって帰宅したんだっけ。
流石に、飲みすぎでの急性アルコール中毒とかは勘弁だからね…わきまえてここで引き分けで良いかってことにしたんだったか。
ずきずきと痛むが、感覚的にはだいぶ収まってきたような気がする。
二日酔いはたぶん、もうちょっとぐっすり眠れば回復するだろう。
…でも、本当にそうだったか?酒ってそんなに飲めなかったような…いや、気にしなくていいか。こういう頭痛がするときは、しっかり寝て英気を養って、遊ぶまでゆっくりと休めばいいのだから。
そう考えるとふわぁっとあくびが出てきて、眠気がやってくる。
おかしいような記憶だが、これでいいのならば問題ないかと思い、改めて眠りにつくのであった…
「ふぅ…良し、記憶の改竄が成功していたか」
すやぁすやぁっと寝息を立て始めた春の様子を見て、こっそりとドアの隙間からのぞき込んでいたミントはほっと安どの息を吐く。
あの祭りの中で起きた、サイボーグ襲撃事件。
もう二度と、目の前に現れることはないだろう相手だが、あの騒動で大けがを負った彼には、そんな記憶は持っていてほしくないと思い、別の記憶として改竄したが、怪しまれることはなかったらしい。
正直言うと、こういう手の技術は少々自分の手では厳しいところもあるが…
「協力してくれて、ありがとうロロさん」
【私としても、主様に辛い記憶などあってほしくはないので良かったのデス】
春のほうで雇っている使用人、ロロの手助けがあってこそ、都合よく改竄ができた。
一人でやれば穴だらけの怪しいものになっただろうが、これで当分の間思い出すこともなくなるだろうし、いつしか改竄前の記憶も風化するはずである。
【それでも…私としては主様に対して起きたことに関して、やらかしたきっかけになる人には文句を言いたいのですがネ】
「うっ…」
今回の騒動、全員をぶん殴っていく前にさっさと逃走のほうを選べば、余計な傷を負うことはなかっただろう。
だが、深入りしすぎてしまったので…結果としては助かったのは良いのだが、それでもやらかしたことは事実なので、痛いところを突かれてミントはうなだれる。
「本当にごめんって…私としても、春に深手を負わせたくはなかったけど…」
【言い訳は無用デス】
「はい」
強くきっぱりと言われてしまえば、どうしようもない。
色々とやれる手があるとはいえ、自分が悪いことは悪いのだ。
「朝にはもうオンラインログインできるから…お詫びに、牧場の最高級品セットを贈るよ」
【…なら、この話はここまでにしておきましょう】
話を切り替えて、叱られる未来はどうにか回避できたらしい。
自分でしでかしたこともあるとはいえ、長々話されるのもつらいものがらある。
【それと一つ、お聞きしますが…朝食後にオンラインの予定のようですが大丈夫ですカ?】
「何が?」
【衝動。…主様のそばにいる人の事情、調べていたのですが…数年前から音信不通だった理由は、それも関係していますよネ】
「…まぁ、あと一、二週間ぐらいならいいかな。ちょっと怒りでぶちまけた分、短くなったけど、今はだいぶ落ち着くための薬とかもあるしね」
ロロの指摘を受け、少し考えこんだミントだが、自分の体のことは自分でよく理解している。
ちょっとばかり激怒して解放したことによって、抑えられる期間が短くなったが、それでも一緒に楽しめるだけの時間がある。
「それに…遅かれ早かれ、覚悟ができたら春に告げるつもりだったし、彼が受け入れてくれるなら別に大丈夫だと思うよ。…怖いのは、ソレをしって彼が私から離れようとすることだけど」
隠し事のつもりだが、それでもずっと隠せるわけではないのはわかっている。
だからこそ、ばれたらばれたでその時だし、そうなる前に話すことも覚悟ができたらやれるだろう。
ただ、それでも彼女は怖いのだ。その秘密を知って、彼が自分に対して恐怖を抱き、離れて逝ってしまうかもしれないことを。
少しだけそのあるかもしれないことに関してミントが体を震わせたのを見て、ロロはぼそっと口をこぼす。
【ですが…たぶん、主様なら大丈夫だと思いますけれどネ。そもそもの話というか、あれだけのものに囲まれて今さらな感じがありそうですが…どうなりますかネ】
彼はおそらく、彼女の秘密を知っても大丈夫だとロロは思う。
使用人として仕えて主を見ているからこそ、なんとなくそうなるだろうと思って言えるのだ。
なんにしてもすべては春の受け取り方次第であり、ここでどういう結果が出るのかは推測でしかない。
そう思いながら、彼女たちはそれぞれ話題を切り替え、寝床へ移動するのであった…
【ところで、改竄の手助けをした程度なのですが、まだ未熟な感じがしますがどこで身に付けたのですカ?】
「えっと、これ。母さんから各国回っている中で受講させられた『今日からあなたもできる、記憶改変マスターへの道』っていう通信講座。自称凄腕スパイを自称している母さんだけど、覚えた技術で、自分のことがばれないようにしていたりするっていうから習っていたんだよ」
【そんな通信講座が普通にあってほしくないのですが…あ、講師がこの方ですカ】
「知り合いなの?」
【まぁ、少々。使用人一同…とはちょっと関係性が薄いですが、上のほうで確かあったと。今のご時世、改竄技術がないと後始末も面倒ですからネ】
…とはいえ、通信講座の枠内にあるせいで、本来のレベルよりもかなり下になっているようなのは、ある程度自重したのだろう。
そんな誰にでも扱えるレベルにまでやり過ぎると、危険なことにもなりかねないので、しっかり受講前に審査もうけさせられるらしい。
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