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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.1-78 えっさほいさっと、走る光景はどこにでも
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…公園へ赴く前に、商店街での水着の購入。
明日行く予定だから帰りに購入したほうが荷物が少なく済むのだが、公園で運動したら疲れて寄り道する気力がなくなるのが目に見えている。
だからこそ、気力に余裕がある今のうちによっておけばいい話なのだ。
「そう思って、水着を売っている服屋の方に来たけど…なんか混んでいるな?」
「もしや、同じようにプールを楽しむとしているのかな?」
最近できたばかりだという全天候対応屋内プールの噂は実は、ちょっと前からあった。
夏だろうと冬だろうと、全天候季節に関わらずに泳げるのであれば泳ぎたい人もいるのだろうし、割と駅が近くにあるらしく、交通の便としても悪くはないと聞く。
だからこそ、噂話がある今の時期に耳にして、なら一度は入ってみようかなと思う人が多くなってもおかしくはないのかもしれない。
この服屋にある水着の7割はまともだが3割おかしいことは気にしないでおこう。あれほぼ紐だったり、葉っぱだったり、面積が極力減っているものと対照的に宇宙服のようにがっちがちに固められたものも売っているのは…うん、まぁ水着の好みは人それぞれだろう。
「うーん、でも紐は紐でいいかもしれない…邪魔なものがないのは動きやすいかな」
「いや、ミーちゃん、あれアウトだと思うよ」
「でも、黒き女神の春だと似合いそうだよ?」
「…絶対に女神の状態で水着を着る機会は金輪際ないと、言っておくからね?」
あのスキル、衣服までしっかり女神の姿に対応したものになるのだが、水着に着替えるようなことはないとは思う。
オンラインゲームだとそのうち宇宙遊泳とか海の星で水着イベントが生じるような気がしなくもないのだが、流石に女神の姿で参加するようなことはないだろう。今はメンテナンス中だし、考えなくてもいいか。
「じゃあ、もしも春が黒き女神で水着になったら、昔からあるあのパフェ屋『ガルパッドパフェ』の超豪華特盛セット(2万)おごってね☆」
「さらっとやばいの賭けに出さないで!!」
そういうのに乗ると、絶対になりかねないようなものになるっていうのお約束みたいだし、乗らないようにせねば!!
とにもかくにも賭け事は無しとして気を取り直しつつ、手ごろな水着を選び購入した。
元から持っているのもあるが、後発で出てきた方が何かと性能が良かったりするので、こちらも買っておく。
ミーちゃんのほうは何を選んだのかと思ったが、それは秘密と言われてしまった。
「試着しても良かったけど、ちょっと人が多かったしね。大体のサイズはあっているはずだから、問題ないよ」
「まさかとは思うけど、紐のやつとかじゃないよな?」
「流石にしないよ~。昔ガキ大将に着せたことはあったけどね」
「ああ、あのプール爆走大滑走事件の件か…確か、隣町のほうのガキ大将だったかな?」
風の噂では、その時の影響か変な扉を開き、今はパリで過激デザイナーとして名をはせていると聞く。モデルを使わずに自分自身を使ってやっているらしいが、元気でやっているのであればミーちゃんの被害者としては良い方なのだろう。
そう思いつつも、公園のほうにたどり着いた。
「へぇ、アスレチック形式の公園『ヌルポンドゥ公園』か。普通のランニングコース、アスレチックが楽しめる運動コース、テレビ番組とかに出そうな超過激運動コース、うねうねと脈動する体幹筋トレコースと4つ備えられているとは、中々広いな」
「なんでも再開発とかしているようで、その一環として作られたようだね。どうする、春?後者二つのどっちかやってみる?」
「いや、ここは普通のランニング…もいいけど、アスレチックのほうが良いかな?そっちを選ぼうよ」
「わかったよ」
公園で遊ぶ以上、さっき購入したものを置きたかったが、どうやらコインロッカーが置かれているらしい。
脈動する体幹コースでものを落としやすい人が多いようで、運動しやすくするためにも荷物を保管するためにということで、設置されたようだ。
荷物を預けつつ、運動にしやすいジャージがレンタルできるようなので、せっかくだからそちらも借りてアスレチックコースを挑むことにする。
ミーちゃん一人なら後者は楽勝なんだろうけれども、流石に僕自身は彼女ほどの身体能力はないからなぁ。オンラインの世界なら対応できるだろうけれども、流石にゲームと現実での肉体の差を感じさせられるだろう。いや、それであれなら、ミーちゃんオンライン内だと素手でドラゴンとか殴り倒せそうな…うん、あり得そうな光景が目に浮かぶな。
とりあえずそんな光景はいつの日か見せられそうな気がするので心構えをしつつ、軽く準備運動を行ってから公園内を楽しみ始めるのであった…
「…しかし、ちょっと体を動かすだけでも思うけど、小さい時のほうがもっと動けていた感じがあるよね」
「わかるかも。体が小さい分軽いから、結構楽に動けていたよね」
「そうそう、縄跳びとか久しぶりにやってみたりすると、思ったよりも飛べないもん」
「昔台風が来た時に、春が空飛ぶ夢を見て傘を広げただけで、軽く吹っ飛んでいったぐらい軽かったもんねー」
「…それは忘れてほしい」
さりげなく出てきた昔の話に、ちょっと恥ずかしくなる。
いや、あれ本当に強烈な台風だったのもあるけど、幼心ながら何であんな馬鹿なことをしたのか、昔の自分に小一時間ほど説教してやりたい。
あれだけの強風なら、もしかすると飛べるかもと思って、やらかした痛ましい記憶…幸い、その時たまたまひいひいひい…フロン婆ちゃんこほん、フロン姉さんが偶然にも来ていて助けてくれたので、大事に至ることはなかったけどね。お仕置きや説教を兼ねて、その時が確か初ぬっころしを味わされたけど…おおぅ、思い出すだけでも寒気が…
明日行く予定だから帰りに購入したほうが荷物が少なく済むのだが、公園で運動したら疲れて寄り道する気力がなくなるのが目に見えている。
だからこそ、気力に余裕がある今のうちによっておけばいい話なのだ。
「そう思って、水着を売っている服屋の方に来たけど…なんか混んでいるな?」
「もしや、同じようにプールを楽しむとしているのかな?」
最近できたばかりだという全天候対応屋内プールの噂は実は、ちょっと前からあった。
夏だろうと冬だろうと、全天候季節に関わらずに泳げるのであれば泳ぎたい人もいるのだろうし、割と駅が近くにあるらしく、交通の便としても悪くはないと聞く。
だからこそ、噂話がある今の時期に耳にして、なら一度は入ってみようかなと思う人が多くなってもおかしくはないのかもしれない。
この服屋にある水着の7割はまともだが3割おかしいことは気にしないでおこう。あれほぼ紐だったり、葉っぱだったり、面積が極力減っているものと対照的に宇宙服のようにがっちがちに固められたものも売っているのは…うん、まぁ水着の好みは人それぞれだろう。
「うーん、でも紐は紐でいいかもしれない…邪魔なものがないのは動きやすいかな」
「いや、ミーちゃん、あれアウトだと思うよ」
「でも、黒き女神の春だと似合いそうだよ?」
「…絶対に女神の状態で水着を着る機会は金輪際ないと、言っておくからね?」
あのスキル、衣服までしっかり女神の姿に対応したものになるのだが、水着に着替えるようなことはないとは思う。
オンラインゲームだとそのうち宇宙遊泳とか海の星で水着イベントが生じるような気がしなくもないのだが、流石に女神の姿で参加するようなことはないだろう。今はメンテナンス中だし、考えなくてもいいか。
「じゃあ、もしも春が黒き女神で水着になったら、昔からあるあのパフェ屋『ガルパッドパフェ』の超豪華特盛セット(2万)おごってね☆」
「さらっとやばいの賭けに出さないで!!」
そういうのに乗ると、絶対になりかねないようなものになるっていうのお約束みたいだし、乗らないようにせねば!!
とにもかくにも賭け事は無しとして気を取り直しつつ、手ごろな水着を選び購入した。
元から持っているのもあるが、後発で出てきた方が何かと性能が良かったりするので、こちらも買っておく。
ミーちゃんのほうは何を選んだのかと思ったが、それは秘密と言われてしまった。
「試着しても良かったけど、ちょっと人が多かったしね。大体のサイズはあっているはずだから、問題ないよ」
「まさかとは思うけど、紐のやつとかじゃないよな?」
「流石にしないよ~。昔ガキ大将に着せたことはあったけどね」
「ああ、あのプール爆走大滑走事件の件か…確か、隣町のほうのガキ大将だったかな?」
風の噂では、その時の影響か変な扉を開き、今はパリで過激デザイナーとして名をはせていると聞く。モデルを使わずに自分自身を使ってやっているらしいが、元気でやっているのであればミーちゃんの被害者としては良い方なのだろう。
そう思いつつも、公園のほうにたどり着いた。
「へぇ、アスレチック形式の公園『ヌルポンドゥ公園』か。普通のランニングコース、アスレチックが楽しめる運動コース、テレビ番組とかに出そうな超過激運動コース、うねうねと脈動する体幹筋トレコースと4つ備えられているとは、中々広いな」
「なんでも再開発とかしているようで、その一環として作られたようだね。どうする、春?後者二つのどっちかやってみる?」
「いや、ここは普通のランニング…もいいけど、アスレチックのほうが良いかな?そっちを選ぼうよ」
「わかったよ」
公園で遊ぶ以上、さっき購入したものを置きたかったが、どうやらコインロッカーが置かれているらしい。
脈動する体幹コースでものを落としやすい人が多いようで、運動しやすくするためにも荷物を保管するためにということで、設置されたようだ。
荷物を預けつつ、運動にしやすいジャージがレンタルできるようなので、せっかくだからそちらも借りてアスレチックコースを挑むことにする。
ミーちゃん一人なら後者は楽勝なんだろうけれども、流石に僕自身は彼女ほどの身体能力はないからなぁ。オンラインの世界なら対応できるだろうけれども、流石にゲームと現実での肉体の差を感じさせられるだろう。いや、それであれなら、ミーちゃんオンライン内だと素手でドラゴンとか殴り倒せそうな…うん、あり得そうな光景が目に浮かぶな。
とりあえずそんな光景はいつの日か見せられそうな気がするので心構えをしつつ、軽く準備運動を行ってから公園内を楽しみ始めるのであった…
「…しかし、ちょっと体を動かすだけでも思うけど、小さい時のほうがもっと動けていた感じがあるよね」
「わかるかも。体が小さい分軽いから、結構楽に動けていたよね」
「そうそう、縄跳びとか久しぶりにやってみたりすると、思ったよりも飛べないもん」
「昔台風が来た時に、春が空飛ぶ夢を見て傘を広げただけで、軽く吹っ飛んでいったぐらい軽かったもんねー」
「…それは忘れてほしい」
さりげなく出てきた昔の話に、ちょっと恥ずかしくなる。
いや、あれ本当に強烈な台風だったのもあるけど、幼心ながら何であんな馬鹿なことをしたのか、昔の自分に小一時間ほど説教してやりたい。
あれだけの強風なら、もしかすると飛べるかもと思って、やらかした痛ましい記憶…幸い、その時たまたまひいひいひい…フロン婆ちゃんこほん、フロン姉さんが偶然にも来ていて助けてくれたので、大事に至ることはなかったけどね。お仕置きや説教を兼ねて、その時が確か初ぬっころしを味わされたけど…おおぅ、思い出すだけでも寒気が…
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