277 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.1-65 メンテ期間の過ごし方
しおりを挟む
「…アルケディア・オンラインが、明後日あたりに3日間の大規模メンテナンスかぁ」
日帰りの実家帰省も終え、早々にだが運営のほうより全プレイヤーに向けて、メンテナンスの予告が出されていた。
また何かしらの大型アップデートも行うのかと思ったが、そうでもないらしい。
あの帰省中のオンライン内で起きていた侵略クエスト…それがどうも宇宙フィールドのあちこちの星で多発していたらしく、本来の運営の意図するところからずれていた部分があり、全システムの確認のために行うようである。
流石にいくら技術が進んでいたとしても、そもそもが24時間稼働し続けるようなオンラインゲーム…規模も世界中につながるからこそ、大本のほうの負担もあって、何かの異常が出てもおかしくはないのかもしれない。
そう考えると、取り返しのつかないことになる前に調査を行うためのメンテナンスは必然だったのだろう。一応、サービスが停止したとかじゃないし、メンテナンスなら大丈夫か。
また、全システムがメンテナンス中は動かないのかと思ったが、一部使用人システム関係は民間医療機関などでも応用して使用されている部分もあるらしく、そのあたりは別システムで動かせるから停止することはないらしい。
ただ、それでもテイムモンスターたちの挙動を管理するようなAIなどの部分はメンテナンス対象になるようで、しばしマリーたちと触れ合えないのは寂しいと思う。
ゲーム中毒とかでもないし、そこそこわきまえているのでメンテナンスがあっても問題なく過ごせるだろうが…こういうときに、より深くのめりこんでいるような人たちからしてみれば、再会までかなり待ち遠しくなってしまうのかもしれない。
メンテナンスによる、アルケディア・オンラインの普段の日常への影響力ってどれだけ出るのか…想像すると、ちょっと怖いかもしれない。
「なお、メンテナンス終了後は期間中のお詫びとしてのALや一部アイテムの配布か…個人的には、あの侵略イベントで手に入れたアイテムの検証を行いたかったんだけどな」
黒き女神の力で討伐したようなものなのだが、レイドボスバトルのトップクラスの功績と認定されちゃったようで、一緒に参加していた母さんや妹たちとはまた違うアイテムを実は獲得していた。
卵とかではなく、ポイズンワーム星人やギラクネアの要素がしっかり残っているような…毒の効果を持った武器『ポイズン・インジェクション』…見た目がどう見ても、巨大な注射器である。
―――――
『ポイズン・インジェクション』
注入する液体の効果を倍増して打ち込むことができる、注射型のレイドボス限定ドロップアイテムの武器。
職業に関係なく装備することが可能なものであり、いれるものがなければ通常時はギラクネアの持っていた猛毒を再現した毒液を打ち分けることが可能。
溶解毒、神経毒、出血毒などの効果があり、中身が入ったままでも瞬時に切り替え、素早く別の効果の毒を連続で注入することができてしまう。
―――――
…武器説明を見たら、結構えげつない毒を通常時でも連続で注入可能らしい。
使用するポーションなどの薬品によって効果も変えることができるが、通常時でもレイドボスが使用していた毒を使うことができるのはかなり強力ではなかろうか。
しかし、そんなに細かかったかな…?もしかして、HPの減り具合によって実は毒を打ち分けるようになっていたとか、そんなシステムがあったのではなかろうか。
そんな検証、できればしたくはないのだが…うん、まぁ、考えないようにしよう。
毒攻撃に関しては、RMPでマリーから毒の霧とかが使えるし、錬金術師の職業のほうでも調合可能だが、それらに頼ることがなく、常時やばめの毒のデバフをばらまけるのは中々良いかもしれない。
溶解毒に関しては、注入して打ち込んだらグロそうな光景になりかねないけどね…あ、溶解だけじゃなくて熔解ってのもあるのか。前者は液状化、後者は金属が主体の敵にやけどっぽいデバフもおまけで付けることが…うわぁ…
その武器がどのぐらい使えるのはかメンテナンス後の検証になるだろうが、今からちょっと楽しみではあるだろう。
黒き女神の力に頼り切るわけにもいかないし、糸や爆弾などの武器とは違って、物理的にも使え押すな巨大注射器ってのはそれはそれで変な方向性のロマン武器になりそうだしね。いっそ、欲望選対のメンバーにぶち込むってのもありかもしれない。毒じゃなくて変態性を治すような薬を…いや、それ作れる人がまずいないか。いたら多分、ノーベル賞を取ってもおかしくはないとは思う。
そんなありえなさそうな、それでもできればあの変態たちを真人間にできるような薬のクラウドファンディングがあれば、投資する価値は絶対あるだろう。
「ないか、今度探そうかな…ネットの海を探せば見つけられるし…そういえば、母さんが言っていたっけ」
ふと、そこでそんなものに対しての情報を持っていそうな人に関して、帰宅する前の実家でまた動こうとしていた父さんを簀巻きにしながら母さんが言っていたことを思い出した。
「ああ、そうそう。忘れるところだったわ。春、あなた家から出て一人暮らししているけど、あの子に連絡先教えていなかったでしょ。だから、こっちに電話があったのよね」
「誰から?」
「ミーちゃんからよ。今度帰国ついでに遊びに行くって伝言もあるから、相手してあげてね」
「ミーちゃん?…あー、従妹のあの子か!」
母さんの姉さんのほうの娘さん…僕と同じぐらいに生まれていた、従妹でミーちゃんと呼んでいたの、確かにいたな。
ここ数年、音信不通だったからすっかり忘れていたけれども…ん?帰国?
「え?ミーちゃん帰国って、どこか外国にいたの?」
「ほら、私のお姉さんあれでしょ…海外をまたにかける自称凄腕女スパイとか言って、1日として同じ国に居続けないあちこち行き過ぎるウルトラ放浪癖の持ち主でしょ。どうもここ数年は一緒についていってたらしくて、各国を回り続けていたそうなのよね。それで仕事が少しの間だけど、ひと段落するから、久しぶりに帰ってくるそうよ」
「なるほど、そりゃここ数年音信不通になるな」
あの伯母さん、自称凄腕女スパイとか名乗って胡散臭いが、実際に世界中を回っているんだっけ。
でも、あの人について回っていたら、確かに連絡がなかなか取れなくなるのも無理はない。昔、各国を回るのってなんかかっこよさそうだと子供心ながらに思って連れて行ってもらったら、気が付いたらわけのわからない研究所っぽいところにいて、めっちゃ舌の長い化け物とか巨人みたいな人に追われた思い出があるが…今思えば、あそこ本当にどこだったんだろうか。というか、そんな状況でよく自分助かっているな…何で助かったのか詳細までは覚えてないけど。
それでも、久しぶりに従妹が帰ってくるのはこれはこれで楽しみである。
確かミーちゃん、ネットに詳しかったはずだし、探すならどうやればいいのか相談に乗ってくれそうだ。
そんなことも思い出しつつ、ミーちゃんが来る日を聞いていたが、都合よくメンテ初日のころ合いに来るようだ。
メンテ期間中に帰ってくるならば、オンラインができなくても楽しくおしゃべりができそうだなと、楽しみに思うのであった…
「あれ?ミーちゃんが来るなら住所を教えているんだろうけど、伯母さんのほうは?」
「あっちはあっちで、国内のほうでまたうろつくらしいわよ。顔を見せに来つつ、放浪癖仲間の集いにでも向かうんじゃないかしらね」
「一秒もおとなしくできない人だったもんね…」
日帰りの実家帰省も終え、早々にだが運営のほうより全プレイヤーに向けて、メンテナンスの予告が出されていた。
また何かしらの大型アップデートも行うのかと思ったが、そうでもないらしい。
あの帰省中のオンライン内で起きていた侵略クエスト…それがどうも宇宙フィールドのあちこちの星で多発していたらしく、本来の運営の意図するところからずれていた部分があり、全システムの確認のために行うようである。
流石にいくら技術が進んでいたとしても、そもそもが24時間稼働し続けるようなオンラインゲーム…規模も世界中につながるからこそ、大本のほうの負担もあって、何かの異常が出てもおかしくはないのかもしれない。
そう考えると、取り返しのつかないことになる前に調査を行うためのメンテナンスは必然だったのだろう。一応、サービスが停止したとかじゃないし、メンテナンスなら大丈夫か。
また、全システムがメンテナンス中は動かないのかと思ったが、一部使用人システム関係は民間医療機関などでも応用して使用されている部分もあるらしく、そのあたりは別システムで動かせるから停止することはないらしい。
ただ、それでもテイムモンスターたちの挙動を管理するようなAIなどの部分はメンテナンス対象になるようで、しばしマリーたちと触れ合えないのは寂しいと思う。
ゲーム中毒とかでもないし、そこそこわきまえているのでメンテナンスがあっても問題なく過ごせるだろうが…こういうときに、より深くのめりこんでいるような人たちからしてみれば、再会までかなり待ち遠しくなってしまうのかもしれない。
メンテナンスによる、アルケディア・オンラインの普段の日常への影響力ってどれだけ出るのか…想像すると、ちょっと怖いかもしれない。
「なお、メンテナンス終了後は期間中のお詫びとしてのALや一部アイテムの配布か…個人的には、あの侵略イベントで手に入れたアイテムの検証を行いたかったんだけどな」
黒き女神の力で討伐したようなものなのだが、レイドボスバトルのトップクラスの功績と認定されちゃったようで、一緒に参加していた母さんや妹たちとはまた違うアイテムを実は獲得していた。
卵とかではなく、ポイズンワーム星人やギラクネアの要素がしっかり残っているような…毒の効果を持った武器『ポイズン・インジェクション』…見た目がどう見ても、巨大な注射器である。
―――――
『ポイズン・インジェクション』
注入する液体の効果を倍増して打ち込むことができる、注射型のレイドボス限定ドロップアイテムの武器。
職業に関係なく装備することが可能なものであり、いれるものがなければ通常時はギラクネアの持っていた猛毒を再現した毒液を打ち分けることが可能。
溶解毒、神経毒、出血毒などの効果があり、中身が入ったままでも瞬時に切り替え、素早く別の効果の毒を連続で注入することができてしまう。
―――――
…武器説明を見たら、結構えげつない毒を通常時でも連続で注入可能らしい。
使用するポーションなどの薬品によって効果も変えることができるが、通常時でもレイドボスが使用していた毒を使うことができるのはかなり強力ではなかろうか。
しかし、そんなに細かかったかな…?もしかして、HPの減り具合によって実は毒を打ち分けるようになっていたとか、そんなシステムがあったのではなかろうか。
そんな検証、できればしたくはないのだが…うん、まぁ、考えないようにしよう。
毒攻撃に関しては、RMPでマリーから毒の霧とかが使えるし、錬金術師の職業のほうでも調合可能だが、それらに頼ることがなく、常時やばめの毒のデバフをばらまけるのは中々良いかもしれない。
溶解毒に関しては、注入して打ち込んだらグロそうな光景になりかねないけどね…あ、溶解だけじゃなくて熔解ってのもあるのか。前者は液状化、後者は金属が主体の敵にやけどっぽいデバフもおまけで付けることが…うわぁ…
その武器がどのぐらい使えるのはかメンテナンス後の検証になるだろうが、今からちょっと楽しみではあるだろう。
黒き女神の力に頼り切るわけにもいかないし、糸や爆弾などの武器とは違って、物理的にも使え押すな巨大注射器ってのはそれはそれで変な方向性のロマン武器になりそうだしね。いっそ、欲望選対のメンバーにぶち込むってのもありかもしれない。毒じゃなくて変態性を治すような薬を…いや、それ作れる人がまずいないか。いたら多分、ノーベル賞を取ってもおかしくはないとは思う。
そんなありえなさそうな、それでもできればあの変態たちを真人間にできるような薬のクラウドファンディングがあれば、投資する価値は絶対あるだろう。
「ないか、今度探そうかな…ネットの海を探せば見つけられるし…そういえば、母さんが言っていたっけ」
ふと、そこでそんなものに対しての情報を持っていそうな人に関して、帰宅する前の実家でまた動こうとしていた父さんを簀巻きにしながら母さんが言っていたことを思い出した。
「ああ、そうそう。忘れるところだったわ。春、あなた家から出て一人暮らししているけど、あの子に連絡先教えていなかったでしょ。だから、こっちに電話があったのよね」
「誰から?」
「ミーちゃんからよ。今度帰国ついでに遊びに行くって伝言もあるから、相手してあげてね」
「ミーちゃん?…あー、従妹のあの子か!」
母さんの姉さんのほうの娘さん…僕と同じぐらいに生まれていた、従妹でミーちゃんと呼んでいたの、確かにいたな。
ここ数年、音信不通だったからすっかり忘れていたけれども…ん?帰国?
「え?ミーちゃん帰国って、どこか外国にいたの?」
「ほら、私のお姉さんあれでしょ…海外をまたにかける自称凄腕女スパイとか言って、1日として同じ国に居続けないあちこち行き過ぎるウルトラ放浪癖の持ち主でしょ。どうもここ数年は一緒についていってたらしくて、各国を回り続けていたそうなのよね。それで仕事が少しの間だけど、ひと段落するから、久しぶりに帰ってくるそうよ」
「なるほど、そりゃここ数年音信不通になるな」
あの伯母さん、自称凄腕女スパイとか名乗って胡散臭いが、実際に世界中を回っているんだっけ。
でも、あの人について回っていたら、確かに連絡がなかなか取れなくなるのも無理はない。昔、各国を回るのってなんかかっこよさそうだと子供心ながらに思って連れて行ってもらったら、気が付いたらわけのわからない研究所っぽいところにいて、めっちゃ舌の長い化け物とか巨人みたいな人に追われた思い出があるが…今思えば、あそこ本当にどこだったんだろうか。というか、そんな状況でよく自分助かっているな…何で助かったのか詳細までは覚えてないけど。
それでも、久しぶりに従妹が帰ってくるのはこれはこれで楽しみである。
確かミーちゃん、ネットに詳しかったはずだし、探すならどうやればいいのか相談に乗ってくれそうだ。
そんなことも思い出しつつ、ミーちゃんが来る日を聞いていたが、都合よくメンテ初日のころ合いに来るようだ。
メンテ期間中に帰ってくるならば、オンラインができなくても楽しくおしゃべりができそうだなと、楽しみに思うのであった…
「あれ?ミーちゃんが来るなら住所を教えているんだろうけど、伯母さんのほうは?」
「あっちはあっちで、国内のほうでまたうろつくらしいわよ。顔を見せに来つつ、放浪癖仲間の集いにでも向かうんじゃないかしらね」
「一秒もおとなしくできない人だったもんね…」
11
お気に入りに追加
2,031
あなたにおすすめの小説
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる