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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.1-65 メンテ期間の過ごし方
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「…アルケディア・オンラインが、明後日あたりに3日間の大規模メンテナンスかぁ」
日帰りの実家帰省も終え、早々にだが運営のほうより全プレイヤーに向けて、メンテナンスの予告が出されていた。
また何かしらの大型アップデートも行うのかと思ったが、そうでもないらしい。
あの帰省中のオンライン内で起きていた侵略クエスト…それがどうも宇宙フィールドのあちこちの星で多発していたらしく、本来の運営の意図するところからずれていた部分があり、全システムの確認のために行うようである。
流石にいくら技術が進んでいたとしても、そもそもが24時間稼働し続けるようなオンラインゲーム…規模も世界中につながるからこそ、大本のほうの負担もあって、何かの異常が出てもおかしくはないのかもしれない。
そう考えると、取り返しのつかないことになる前に調査を行うためのメンテナンスは必然だったのだろう。一応、サービスが停止したとかじゃないし、メンテナンスなら大丈夫か。
また、全システムがメンテナンス中は動かないのかと思ったが、一部使用人システム関係は民間医療機関などでも応用して使用されている部分もあるらしく、そのあたりは別システムで動かせるから停止することはないらしい。
ただ、それでもテイムモンスターたちの挙動を管理するようなAIなどの部分はメンテナンス対象になるようで、しばしマリーたちと触れ合えないのは寂しいと思う。
ゲーム中毒とかでもないし、そこそこわきまえているのでメンテナンスがあっても問題なく過ごせるだろうが…こういうときに、より深くのめりこんでいるような人たちからしてみれば、再会までかなり待ち遠しくなってしまうのかもしれない。
メンテナンスによる、アルケディア・オンラインの普段の日常への影響力ってどれだけ出るのか…想像すると、ちょっと怖いかもしれない。
「なお、メンテナンス終了後は期間中のお詫びとしてのALや一部アイテムの配布か…個人的には、あの侵略イベントで手に入れたアイテムの検証を行いたかったんだけどな」
黒き女神の力で討伐したようなものなのだが、レイドボスバトルのトップクラスの功績と認定されちゃったようで、一緒に参加していた母さんや妹たちとはまた違うアイテムを実は獲得していた。
卵とかではなく、ポイズンワーム星人やギラクネアの要素がしっかり残っているような…毒の効果を持った武器『ポイズン・インジェクション』…見た目がどう見ても、巨大な注射器である。
―――――
『ポイズン・インジェクション』
注入する液体の効果を倍増して打ち込むことができる、注射型のレイドボス限定ドロップアイテムの武器。
職業に関係なく装備することが可能なものであり、いれるものがなければ通常時はギラクネアの持っていた猛毒を再現した毒液を打ち分けることが可能。
溶解毒、神経毒、出血毒などの効果があり、中身が入ったままでも瞬時に切り替え、素早く別の効果の毒を連続で注入することができてしまう。
―――――
…武器説明を見たら、結構えげつない毒を通常時でも連続で注入可能らしい。
使用するポーションなどの薬品によって効果も変えることができるが、通常時でもレイドボスが使用していた毒を使うことができるのはかなり強力ではなかろうか。
しかし、そんなに細かかったかな…?もしかして、HPの減り具合によって実は毒を打ち分けるようになっていたとか、そんなシステムがあったのではなかろうか。
そんな検証、できればしたくはないのだが…うん、まぁ、考えないようにしよう。
毒攻撃に関しては、RMPでマリーから毒の霧とかが使えるし、錬金術師の職業のほうでも調合可能だが、それらに頼ることがなく、常時やばめの毒のデバフをばらまけるのは中々良いかもしれない。
溶解毒に関しては、注入して打ち込んだらグロそうな光景になりかねないけどね…あ、溶解だけじゃなくて熔解ってのもあるのか。前者は液状化、後者は金属が主体の敵にやけどっぽいデバフもおまけで付けることが…うわぁ…
その武器がどのぐらい使えるのはかメンテナンス後の検証になるだろうが、今からちょっと楽しみではあるだろう。
黒き女神の力に頼り切るわけにもいかないし、糸や爆弾などの武器とは違って、物理的にも使え押すな巨大注射器ってのはそれはそれで変な方向性のロマン武器になりそうだしね。いっそ、欲望選対のメンバーにぶち込むってのもありかもしれない。毒じゃなくて変態性を治すような薬を…いや、それ作れる人がまずいないか。いたら多分、ノーベル賞を取ってもおかしくはないとは思う。
そんなありえなさそうな、それでもできればあの変態たちを真人間にできるような薬のクラウドファンディングがあれば、投資する価値は絶対あるだろう。
「ないか、今度探そうかな…ネットの海を探せば見つけられるし…そういえば、母さんが言っていたっけ」
ふと、そこでそんなものに対しての情報を持っていそうな人に関して、帰宅する前の実家でまた動こうとしていた父さんを簀巻きにしながら母さんが言っていたことを思い出した。
「ああ、そうそう。忘れるところだったわ。春、あなた家から出て一人暮らししているけど、あの子に連絡先教えていなかったでしょ。だから、こっちに電話があったのよね」
「誰から?」
「ミーちゃんからよ。今度帰国ついでに遊びに行くって伝言もあるから、相手してあげてね」
「ミーちゃん?…あー、従妹のあの子か!」
母さんの姉さんのほうの娘さん…僕と同じぐらいに生まれていた、従妹でミーちゃんと呼んでいたの、確かにいたな。
ここ数年、音信不通だったからすっかり忘れていたけれども…ん?帰国?
「え?ミーちゃん帰国って、どこか外国にいたの?」
「ほら、私のお姉さんあれでしょ…海外をまたにかける自称凄腕女スパイとか言って、1日として同じ国に居続けないあちこち行き過ぎるウルトラ放浪癖の持ち主でしょ。どうもここ数年は一緒についていってたらしくて、各国を回り続けていたそうなのよね。それで仕事が少しの間だけど、ひと段落するから、久しぶりに帰ってくるそうよ」
「なるほど、そりゃここ数年音信不通になるな」
あの伯母さん、自称凄腕女スパイとか名乗って胡散臭いが、実際に世界中を回っているんだっけ。
でも、あの人について回っていたら、確かに連絡がなかなか取れなくなるのも無理はない。昔、各国を回るのってなんかかっこよさそうだと子供心ながらに思って連れて行ってもらったら、気が付いたらわけのわからない研究所っぽいところにいて、めっちゃ舌の長い化け物とか巨人みたいな人に追われた思い出があるが…今思えば、あそこ本当にどこだったんだろうか。というか、そんな状況でよく自分助かっているな…何で助かったのか詳細までは覚えてないけど。
それでも、久しぶりに従妹が帰ってくるのはこれはこれで楽しみである。
確かミーちゃん、ネットに詳しかったはずだし、探すならどうやればいいのか相談に乗ってくれそうだ。
そんなことも思い出しつつ、ミーちゃんが来る日を聞いていたが、都合よくメンテ初日のころ合いに来るようだ。
メンテ期間中に帰ってくるならば、オンラインができなくても楽しくおしゃべりができそうだなと、楽しみに思うのであった…
「あれ?ミーちゃんが来るなら住所を教えているんだろうけど、伯母さんのほうは?」
「あっちはあっちで、国内のほうでまたうろつくらしいわよ。顔を見せに来つつ、放浪癖仲間の集いにでも向かうんじゃないかしらね」
「一秒もおとなしくできない人だったもんね…」
日帰りの実家帰省も終え、早々にだが運営のほうより全プレイヤーに向けて、メンテナンスの予告が出されていた。
また何かしらの大型アップデートも行うのかと思ったが、そうでもないらしい。
あの帰省中のオンライン内で起きていた侵略クエスト…それがどうも宇宙フィールドのあちこちの星で多発していたらしく、本来の運営の意図するところからずれていた部分があり、全システムの確認のために行うようである。
流石にいくら技術が進んでいたとしても、そもそもが24時間稼働し続けるようなオンラインゲーム…規模も世界中につながるからこそ、大本のほうの負担もあって、何かの異常が出てもおかしくはないのかもしれない。
そう考えると、取り返しのつかないことになる前に調査を行うためのメンテナンスは必然だったのだろう。一応、サービスが停止したとかじゃないし、メンテナンスなら大丈夫か。
また、全システムがメンテナンス中は動かないのかと思ったが、一部使用人システム関係は民間医療機関などでも応用して使用されている部分もあるらしく、そのあたりは別システムで動かせるから停止することはないらしい。
ただ、それでもテイムモンスターたちの挙動を管理するようなAIなどの部分はメンテナンス対象になるようで、しばしマリーたちと触れ合えないのは寂しいと思う。
ゲーム中毒とかでもないし、そこそこわきまえているのでメンテナンスがあっても問題なく過ごせるだろうが…こういうときに、より深くのめりこんでいるような人たちからしてみれば、再会までかなり待ち遠しくなってしまうのかもしれない。
メンテナンスによる、アルケディア・オンラインの普段の日常への影響力ってどれだけ出るのか…想像すると、ちょっと怖いかもしれない。
「なお、メンテナンス終了後は期間中のお詫びとしてのALや一部アイテムの配布か…個人的には、あの侵略イベントで手に入れたアイテムの検証を行いたかったんだけどな」
黒き女神の力で討伐したようなものなのだが、レイドボスバトルのトップクラスの功績と認定されちゃったようで、一緒に参加していた母さんや妹たちとはまた違うアイテムを実は獲得していた。
卵とかではなく、ポイズンワーム星人やギラクネアの要素がしっかり残っているような…毒の効果を持った武器『ポイズン・インジェクション』…見た目がどう見ても、巨大な注射器である。
―――――
『ポイズン・インジェクション』
注入する液体の効果を倍増して打ち込むことができる、注射型のレイドボス限定ドロップアイテムの武器。
職業に関係なく装備することが可能なものであり、いれるものがなければ通常時はギラクネアの持っていた猛毒を再現した毒液を打ち分けることが可能。
溶解毒、神経毒、出血毒などの効果があり、中身が入ったままでも瞬時に切り替え、素早く別の効果の毒を連続で注入することができてしまう。
―――――
…武器説明を見たら、結構えげつない毒を通常時でも連続で注入可能らしい。
使用するポーションなどの薬品によって効果も変えることができるが、通常時でもレイドボスが使用していた毒を使うことができるのはかなり強力ではなかろうか。
しかし、そんなに細かかったかな…?もしかして、HPの減り具合によって実は毒を打ち分けるようになっていたとか、そんなシステムがあったのではなかろうか。
そんな検証、できればしたくはないのだが…うん、まぁ、考えないようにしよう。
毒攻撃に関しては、RMPでマリーから毒の霧とかが使えるし、錬金術師の職業のほうでも調合可能だが、それらに頼ることがなく、常時やばめの毒のデバフをばらまけるのは中々良いかもしれない。
溶解毒に関しては、注入して打ち込んだらグロそうな光景になりかねないけどね…あ、溶解だけじゃなくて熔解ってのもあるのか。前者は液状化、後者は金属が主体の敵にやけどっぽいデバフもおまけで付けることが…うわぁ…
その武器がどのぐらい使えるのはかメンテナンス後の検証になるだろうが、今からちょっと楽しみではあるだろう。
黒き女神の力に頼り切るわけにもいかないし、糸や爆弾などの武器とは違って、物理的にも使え押すな巨大注射器ってのはそれはそれで変な方向性のロマン武器になりそうだしね。いっそ、欲望選対のメンバーにぶち込むってのもありかもしれない。毒じゃなくて変態性を治すような薬を…いや、それ作れる人がまずいないか。いたら多分、ノーベル賞を取ってもおかしくはないとは思う。
そんなありえなさそうな、それでもできればあの変態たちを真人間にできるような薬のクラウドファンディングがあれば、投資する価値は絶対あるだろう。
「ないか、今度探そうかな…ネットの海を探せば見つけられるし…そういえば、母さんが言っていたっけ」
ふと、そこでそんなものに対しての情報を持っていそうな人に関して、帰宅する前の実家でまた動こうとしていた父さんを簀巻きにしながら母さんが言っていたことを思い出した。
「ああ、そうそう。忘れるところだったわ。春、あなた家から出て一人暮らししているけど、あの子に連絡先教えていなかったでしょ。だから、こっちに電話があったのよね」
「誰から?」
「ミーちゃんからよ。今度帰国ついでに遊びに行くって伝言もあるから、相手してあげてね」
「ミーちゃん?…あー、従妹のあの子か!」
母さんの姉さんのほうの娘さん…僕と同じぐらいに生まれていた、従妹でミーちゃんと呼んでいたの、確かにいたな。
ここ数年、音信不通だったからすっかり忘れていたけれども…ん?帰国?
「え?ミーちゃん帰国って、どこか外国にいたの?」
「ほら、私のお姉さんあれでしょ…海外をまたにかける自称凄腕女スパイとか言って、1日として同じ国に居続けないあちこち行き過ぎるウルトラ放浪癖の持ち主でしょ。どうもここ数年は一緒についていってたらしくて、各国を回り続けていたそうなのよね。それで仕事が少しの間だけど、ひと段落するから、久しぶりに帰ってくるそうよ」
「なるほど、そりゃここ数年音信不通になるな」
あの伯母さん、自称凄腕女スパイとか名乗って胡散臭いが、実際に世界中を回っているんだっけ。
でも、あの人について回っていたら、確かに連絡がなかなか取れなくなるのも無理はない。昔、各国を回るのってなんかかっこよさそうだと子供心ながらに思って連れて行ってもらったら、気が付いたらわけのわからない研究所っぽいところにいて、めっちゃ舌の長い化け物とか巨人みたいな人に追われた思い出があるが…今思えば、あそこ本当にどこだったんだろうか。というか、そんな状況でよく自分助かっているな…何で助かったのか詳細までは覚えてないけど。
それでも、久しぶりに従妹が帰ってくるのはこれはこれで楽しみである。
確かミーちゃん、ネットに詳しかったはずだし、探すならどうやればいいのか相談に乗ってくれそうだ。
そんなことも思い出しつつ、ミーちゃんが来る日を聞いていたが、都合よくメンテ初日のころ合いに来るようだ。
メンテ期間中に帰ってくるならば、オンラインができなくても楽しくおしゃべりができそうだなと、楽しみに思うのであった…
「あれ?ミーちゃんが来るなら住所を教えているんだろうけど、伯母さんのほうは?」
「あっちはあっちで、国内のほうでまたうろつくらしいわよ。顔を見せに来つつ、放浪癖仲間の集いにでも向かうんじゃないかしらね」
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