271 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.1-60 カオスはどこにでもやってくる
しおりを挟む
緊急クエストとして出てきた「異星人の花侵略作戦」。
ポイズンワーム星人とやらが侵略しているが、宇宙フィールドが解放されて以来、初めてそんな侵略性の宇宙人の発生を体験した気がする。
「というか、名前から嫌な感じがしていたが…思った以上にわかりやすい見た目じゃん」
「リアル過ぎたら、流石に誰もやりづらいとか?」
「でもその割には、極限までリアルさを追求した類も出たりするのよねぇ。筋肉にものを言わせて潰していたあの人には問題なかったけれどね」
目の前でうごめくポイズンワーム星人の姿を見て、僕らはそうつぶやく。
名前から連想するとそのまま毒虫…ムカデなどのような姿を想像していたのだが、まったく違ったようだ。
いつぞやか巨大な虫が出る森に行ったこともあったが、アレに負けず劣らずの牛みたいなサイズの虫の姿の宇宙人がいるのだが…なんというか、こうニャ〇キとかはら〇こむしのような感じの、シンプルな丸い頭とグネグネと動くだけのシンプルな棒のついたような姿をしていた。
極限まで無駄をなくした、動きだけは虫っぽい手足をもがれた棒人間といえばわかりやすいだろうか?いや、それはそれで微妙だが…そうとしか言いようがない、絵で描くならかなり楽そうな感じだ。
だが、そのシンプル過ぎる手抜き感あふれる見た目のむしながらも、やっていることは中々えげつないだろう。
目はゴマ粒のように小さいのに、巨大な頭に見合った巨大なたらこ唇…周囲一帯にキスをしているようだが、そのキスマークがついたところかじわりじわりと変色していき、腐っていく様子が見て取れた。
「…ある意味毒虫といえば毒虫か。やりかたが巨大なたらこ唇でキスして周囲を腐らせるってのはどうなのかと思うが」
「もっとこう、毒液とか毒針とか飛ばすイメージだったんだけど…」
毒を出す虫の攻撃手段といえば、普通は牙とか針とか毛などが想像できただろう。
でも、どこの誰が巨大なキス毒をまき散らす虫を想像できたのだろうか?というか、誰が考えてデザインしたんだろうかあの謎キモ生命体キス魔もどき芋虫…あれはあれで悪夢に出てきそうではある。
「あ、第三次宇宙人図鑑に載っていたよ」
「本当か、トーカ?」
「うん」
巷で時たま販売されているという、アルケディア・オンライン内で出現する宇宙人に関しての図鑑があるらしく、それをどうやらトーカは購入していたらしい。
第三次とあるがちょっとだけ古い情報で、今は第五次まで更新されているらしいが、それでも情報があるのはありがたい。
中身を見せてもらうと、そこには確かにあの宇宙人に関しての図鑑説明が載せられていた。
―――――
『ポイズンワーム星人』
侵略性を持つ巨大な虫の宇宙人。
唇に見える部分は実は皮膚が異様に硬く盛り上がってできただけで、本当の口は細い体のお尻側のほうに存在している。
毒唇と呼ばれる感覚器でもあり、清浄な空気を嫌い、周囲一帯を腐り果てたものへ変えることに喜びを見出しており、常にきれいな星を汚そうと企んでいる。
友好性は存在せず、見かけたら討伐が積極的に推奨がされているが、繁殖力が強くて中々駆逐されない厄介な毒虫として知られている。
―――――
宇宙人とはいえ、侵略性が強く意思疎通もほぼできないような、虫というか蟲の文字のほうが合いそうな類なようで、モンスター扱いにしても問題はないらしい。
しかもあれで立派な成虫らしく、綺麗な蝶やまだましな蛾とかにもなることない、一生巨大たらこ唇芋虫…彼らに救いはないようだ。
「なお、弱点はわかりやすく火属性の攻撃…防御力が高いから、物理的なのはちょっと厳しいけれども、魔法とかの類ならいけるって」
「虫タイプに炎タイプが抜群なのはどこも一緒というべきか…」
【ピキィ?】
「あ、いやネアはそんなことはないんだっけか」
ブラックフェアリークイーンなネアも、もとをただせばプチワームという小さな虫のモンスターだったはずだが、何をどう間違えて妖精女王の座に着いちゃったせいなのか、実は火の耐性をいつの間にか獲得していたりする。
そのため炎に強い虫…うーん違うか。妖精のほうになったのであれば、虫のカテゴリから外れている可能性もあるならば、正しくはないのだろうか。
でも、きちんと妖精糸なんかも出せていたりするし…、虫要素が消失してはいないのだろう。
それはさておき、抜群な攻撃手段に関して知ることができたのは幸いだろう。
さらに言えば、ここにはより有効的にやれるメンツがそろっている。
「マリー、ルト、アリス。頼むよ」
【シャゲェ!!】
【ギャベェイ!!】
【オォォン!!】
マリーの可燃性のある毒の霧で包み込んで、ルトとアリスの電撃と炎で着火して大爆発を発生させる手段が取れるのは良い…と思っていたが、現実は甘くはなかった。
【ジュルルルベェェェン!!】
【ジュベバァァァァァァ!!】
【シャシャゲェ!?】
「…あー、毒の霧はダメか、吸って食べちゃうのか」
着火前に、大量に引き寄せられて一斉に吸って無意味にされてしまった。
毒の攻撃ができていたが、どうやら毒自体もこいつらの好物だったようで、引き寄せる程度に叱らないようだ。
なのでここはおとなしく、アリスの火炎放射だけでやっていけばいいかと思ったが、そこで母さんが不敵な笑みを見せた。
「ふっふっふっふ…この手が使えないなら、私がやればいいわね」
「え、何か手段があるの?」
「お母さん、エクスプロージョンとかそんな大爆発の魔法を使える魔法使いだったりするの?」
「いえ、そんなの持ってないわ。あの人なら筋肉大爆発とかいう技で大炎上させられるけど、そんな好都合な周囲一帯炎に包むようなものはないのよね」
「なら、どうするの?」
「簡単なことよ…ここは、これを使えばいいのよ!!」
そう言いながら母さんが自信満々に取り出したのは、何の変哲もなさそうな酒瓶。
中身があるようだが、そんなものでどうするのか?
「火炎瓶とかじゃないよね?見た感じ、普通のお酒っぽいアイテムなんだけどなんだけど」
「ただのお酒とかじゃないわ。これはね、お母さんの友人が錬金術師の職業で作ってくれた、特殊な殺虫剤よ」
「殺虫剤か…」
相手が虫ならば確かに効果があるかもしれないが、一応宇宙人。
そんなものに対して効果は抜群なのか、ちょっと疑わしくもある。
「大丈夫、作ってくれた友人を信じなさい。あの人、ちょっと現実のほうだとやばいところがあるけど、腕は確かなのよねぇ。だからこそ、これを食らいなさい虫ども!!」
魔法少女のコスチュームを着ているが、魔法に頼らずに綺麗なフォームで全力投球を行う母さん。
その手に持っていた殺虫剤入りの瓶は宙を舞い、毒虫たちの中央に着弾したその瞬間…
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォン!!
瓶が割れる音をするよりも早く、大爆発が起きた。
一瞬中身はニトログリセリンとかだったのではないかと思ったが、爆風はない。
どうやら爆発音だけがすさまじいだけのものだったようで、着弾地点からすさまじい量の煙が噴き出し、虫たちを覆いつくす。
そう長くは煙はとどまらず、ほんの十数秒程度だけだったはずだが…煙が晴れたときには、虫たちは全員ドロップアイテムを落として消失したのであった。
「…うわぁ、全滅している」
「どう、お母さんのお友達が作った現実でも調合できるというお手軽殺虫剤『ムシコロリ』は。強力だけど、なぜか派手な爆発音を立てるのが欠点で、世の中に出回ることはなかった悲しい発明品らしいけれども十分有効だったでしょ」
…確かに、使用するたびに派手な爆発音がする殺虫剤って売れなさそう。
効果は抜群で虫以外の動植物には害を及ば差ない安全性の高い薬品らしいが、なぜかちょっとした衝撃でとんでもない爆音が出るせいで、市場に出回ることはなかったらしい。
そんなとんでもない代物に驚愕しつつも、虫退治を進めるのであった…
「ちなみにそのお友達、他にも何か作っていたりするの?」
「実用はあるけど使用するには問題しかないものばかりの人なのよねぇ。毛生え薬だけど原始人みたいになるとか、きれいに洗えるけど食器が全部黄土色に変色する洗剤や、ビームを出せるようになるけど目や腕じゃなくて何故かへそからでるとか…微妙なのばかりのものしか作ってないわね」
…やることはすごいけどデメリットも微妙さがすごい発明家かな?
ポイズンワーム星人とやらが侵略しているが、宇宙フィールドが解放されて以来、初めてそんな侵略性の宇宙人の発生を体験した気がする。
「というか、名前から嫌な感じがしていたが…思った以上にわかりやすい見た目じゃん」
「リアル過ぎたら、流石に誰もやりづらいとか?」
「でもその割には、極限までリアルさを追求した類も出たりするのよねぇ。筋肉にものを言わせて潰していたあの人には問題なかったけれどね」
目の前でうごめくポイズンワーム星人の姿を見て、僕らはそうつぶやく。
名前から連想するとそのまま毒虫…ムカデなどのような姿を想像していたのだが、まったく違ったようだ。
いつぞやか巨大な虫が出る森に行ったこともあったが、アレに負けず劣らずの牛みたいなサイズの虫の姿の宇宙人がいるのだが…なんというか、こうニャ〇キとかはら〇こむしのような感じの、シンプルな丸い頭とグネグネと動くだけのシンプルな棒のついたような姿をしていた。
極限まで無駄をなくした、動きだけは虫っぽい手足をもがれた棒人間といえばわかりやすいだろうか?いや、それはそれで微妙だが…そうとしか言いようがない、絵で描くならかなり楽そうな感じだ。
だが、そのシンプル過ぎる手抜き感あふれる見た目のむしながらも、やっていることは中々えげつないだろう。
目はゴマ粒のように小さいのに、巨大な頭に見合った巨大なたらこ唇…周囲一帯にキスをしているようだが、そのキスマークがついたところかじわりじわりと変色していき、腐っていく様子が見て取れた。
「…ある意味毒虫といえば毒虫か。やりかたが巨大なたらこ唇でキスして周囲を腐らせるってのはどうなのかと思うが」
「もっとこう、毒液とか毒針とか飛ばすイメージだったんだけど…」
毒を出す虫の攻撃手段といえば、普通は牙とか針とか毛などが想像できただろう。
でも、どこの誰が巨大なキス毒をまき散らす虫を想像できたのだろうか?というか、誰が考えてデザインしたんだろうかあの謎キモ生命体キス魔もどき芋虫…あれはあれで悪夢に出てきそうではある。
「あ、第三次宇宙人図鑑に載っていたよ」
「本当か、トーカ?」
「うん」
巷で時たま販売されているという、アルケディア・オンライン内で出現する宇宙人に関しての図鑑があるらしく、それをどうやらトーカは購入していたらしい。
第三次とあるがちょっとだけ古い情報で、今は第五次まで更新されているらしいが、それでも情報があるのはありがたい。
中身を見せてもらうと、そこには確かにあの宇宙人に関しての図鑑説明が載せられていた。
―――――
『ポイズンワーム星人』
侵略性を持つ巨大な虫の宇宙人。
唇に見える部分は実は皮膚が異様に硬く盛り上がってできただけで、本当の口は細い体のお尻側のほうに存在している。
毒唇と呼ばれる感覚器でもあり、清浄な空気を嫌い、周囲一帯を腐り果てたものへ変えることに喜びを見出しており、常にきれいな星を汚そうと企んでいる。
友好性は存在せず、見かけたら討伐が積極的に推奨がされているが、繁殖力が強くて中々駆逐されない厄介な毒虫として知られている。
―――――
宇宙人とはいえ、侵略性が強く意思疎通もほぼできないような、虫というか蟲の文字のほうが合いそうな類なようで、モンスター扱いにしても問題はないらしい。
しかもあれで立派な成虫らしく、綺麗な蝶やまだましな蛾とかにもなることない、一生巨大たらこ唇芋虫…彼らに救いはないようだ。
「なお、弱点はわかりやすく火属性の攻撃…防御力が高いから、物理的なのはちょっと厳しいけれども、魔法とかの類ならいけるって」
「虫タイプに炎タイプが抜群なのはどこも一緒というべきか…」
【ピキィ?】
「あ、いやネアはそんなことはないんだっけか」
ブラックフェアリークイーンなネアも、もとをただせばプチワームという小さな虫のモンスターだったはずだが、何をどう間違えて妖精女王の座に着いちゃったせいなのか、実は火の耐性をいつの間にか獲得していたりする。
そのため炎に強い虫…うーん違うか。妖精のほうになったのであれば、虫のカテゴリから外れている可能性もあるならば、正しくはないのだろうか。
でも、きちんと妖精糸なんかも出せていたりするし…、虫要素が消失してはいないのだろう。
それはさておき、抜群な攻撃手段に関して知ることができたのは幸いだろう。
さらに言えば、ここにはより有効的にやれるメンツがそろっている。
「マリー、ルト、アリス。頼むよ」
【シャゲェ!!】
【ギャベェイ!!】
【オォォン!!】
マリーの可燃性のある毒の霧で包み込んで、ルトとアリスの電撃と炎で着火して大爆発を発生させる手段が取れるのは良い…と思っていたが、現実は甘くはなかった。
【ジュルルルベェェェン!!】
【ジュベバァァァァァァ!!】
【シャシャゲェ!?】
「…あー、毒の霧はダメか、吸って食べちゃうのか」
着火前に、大量に引き寄せられて一斉に吸って無意味にされてしまった。
毒の攻撃ができていたが、どうやら毒自体もこいつらの好物だったようで、引き寄せる程度に叱らないようだ。
なのでここはおとなしく、アリスの火炎放射だけでやっていけばいいかと思ったが、そこで母さんが不敵な笑みを見せた。
「ふっふっふっふ…この手が使えないなら、私がやればいいわね」
「え、何か手段があるの?」
「お母さん、エクスプロージョンとかそんな大爆発の魔法を使える魔法使いだったりするの?」
「いえ、そんなの持ってないわ。あの人なら筋肉大爆発とかいう技で大炎上させられるけど、そんな好都合な周囲一帯炎に包むようなものはないのよね」
「なら、どうするの?」
「簡単なことよ…ここは、これを使えばいいのよ!!」
そう言いながら母さんが自信満々に取り出したのは、何の変哲もなさそうな酒瓶。
中身があるようだが、そんなものでどうするのか?
「火炎瓶とかじゃないよね?見た感じ、普通のお酒っぽいアイテムなんだけどなんだけど」
「ただのお酒とかじゃないわ。これはね、お母さんの友人が錬金術師の職業で作ってくれた、特殊な殺虫剤よ」
「殺虫剤か…」
相手が虫ならば確かに効果があるかもしれないが、一応宇宙人。
そんなものに対して効果は抜群なのか、ちょっと疑わしくもある。
「大丈夫、作ってくれた友人を信じなさい。あの人、ちょっと現実のほうだとやばいところがあるけど、腕は確かなのよねぇ。だからこそ、これを食らいなさい虫ども!!」
魔法少女のコスチュームを着ているが、魔法に頼らずに綺麗なフォームで全力投球を行う母さん。
その手に持っていた殺虫剤入りの瓶は宙を舞い、毒虫たちの中央に着弾したその瞬間…
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォン!!
瓶が割れる音をするよりも早く、大爆発が起きた。
一瞬中身はニトログリセリンとかだったのではないかと思ったが、爆風はない。
どうやら爆発音だけがすさまじいだけのものだったようで、着弾地点からすさまじい量の煙が噴き出し、虫たちを覆いつくす。
そう長くは煙はとどまらず、ほんの十数秒程度だけだったはずだが…煙が晴れたときには、虫たちは全員ドロップアイテムを落として消失したのであった。
「…うわぁ、全滅している」
「どう、お母さんのお友達が作った現実でも調合できるというお手軽殺虫剤『ムシコロリ』は。強力だけど、なぜか派手な爆発音を立てるのが欠点で、世の中に出回ることはなかった悲しい発明品らしいけれども十分有効だったでしょ」
…確かに、使用するたびに派手な爆発音がする殺虫剤って売れなさそう。
効果は抜群で虫以外の動植物には害を及ば差ない安全性の高い薬品らしいが、なぜかちょっとした衝撃でとんでもない爆音が出るせいで、市場に出回ることはなかったらしい。
そんなとんでもない代物に驚愕しつつも、虫退治を進めるのであった…
「ちなみにそのお友達、他にも何か作っていたりするの?」
「実用はあるけど使用するには問題しかないものばかりの人なのよねぇ。毛生え薬だけど原始人みたいになるとか、きれいに洗えるけど食器が全部黄土色に変色する洗剤や、ビームを出せるようになるけど目や腕じゃなくて何故かへそからでるとか…微妙なのばかりのものしか作ってないわね」
…やることはすごいけどデメリットも微妙さがすごい発明家かな?
11
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる