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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-30 理解したくないが、させられているからこそ
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…巨大な木と岩の惑星とは言え、それ以外のものが無いわけではない。
流石にこの木々を支えるだけの水も実は地下で流れており、惑星中を循環しているらしいのだ。
「それだけ多くの地下水が流れているって訳だけど…すべてが岩の中に流れているわけじゃなくて、湖として地上に出ている場所がある!!そこに、おそらく今我々を追ってきているうっどぉおおおっと!?」
「オーガ共と対等に戦えるような、魔物が存在しているはずなん、」
「危ないのじゃ!!」
「ほげぇっ!?」
「…説明するか、避けるかどっちにして欲しいんだけど」
ウッドロックオーガたちが投げてきた岩石を避けつつ、かわすためにへし折られている欲望戦隊の説明を聞き、僕はそうツッコミをいれる。
彼らの説明によれば、この星にどうやら他にも狙っていたモンスターがいるようで、その湖に住まうやつであれば、僕等を狙っている後方のオーガたちを倒せるだろうと思っているらしい。
だがしかし、そんな楽してぶつけられるようなこともない。
「本当は欲しいんだけどね!!攻撃性が強いって話だから近寄りにくいんだよ!!」
「乱暴な女性は、ミートンの奥さんか孫娘さんだけで十ぶ、」
「誰が乱暴なのよ!!」
「ほげぇぇぇ!?」
あ、スッケンさんがその孫娘さんに殴られた。
そのまま気絶して倒れてくれれば、多少は時間稼ぎの駒にできそうではあったが、残念ながらカックウさんが拾い上げ、背負って駆け抜ける。
「湖に、攻撃性の高いモンスター…それでいて、欲望戦隊が狙いたいけどやりにくいのって、何があるんだろうか?」
性癖が色々と違うが、異性を面子に加えたがる欲望戦隊。
そんな彼らが相手の正体を理解しつつも、避けてウッドロックオーガの方を狙うのは何故なのか疑問を抱く。
そう思いつつもウッドロックオーガの攻撃を避けながら、僕等はようやくその湖に到着した。
「よーし!!後は見つけてあのオーガたちにぶつけるだけだ!!」
「とは言え、見つける相手はあるのかな?この湖、結構広そうだが…」
「いや、簡単な方法がある!!しかし、それをするには誰かが確実に犠牲にだが‥‥」
追われている状況の中、何やらここまで来て覚悟が鈍ったらしい欲望戦隊の面々。
何か呼びだす方法があるらしいのだが、その方法を使うのはためらうらしい。
「さっさとやらぬと、あいつらのところに投げ飛ばすのじゃ」
「お爺ちゃんたち、チェックリスト満点にされたいの?」
「「「「されたくないので、ジャンケンで進めてやらさせていただきます!!」」」」
おお、見事にそろった。
「犠牲になるが、これは奴らに全滅させられぬ栄誉ある生贄になると思え!!」
「何が出ても恨みっこ無しだが」
「確実に出会い、そして何とかする救世主へとなるのだ!!」
「可能であれば、やられたくはないが…」
「「「「ジャーン、ケーーーーーーン、ポォォォォン!!」」」」
威勢よく叫び、手を出し合い、結果が出た。
「ぎゃあああああああ!?やっちまったぁぁぁ!!」
「良し、タローン犠牲を頼む!!」
「こうなれば、もうやるしかねぇか!!」
悲鳴を上げつつも、すぐに切り替えるタローン。
すぅっと息を吸い、行動に移す。
「えーっと、確かあのモンスターの出現条件としては‥‥湖に、この汚泥を投げ込む!!」
何処からともなく取り出したのは、いかにもドロドロとしているヘドロのようなアイテム。
どうやら錬金術などで失敗した際に得ることがあるアイテムのようで、使用すると猛毒状態になるなどの状態異常の元としての利用方法があるらしいが、それを彼は湖に投げ込んだ。
そして湖に沈みこんで‥‥次の瞬間、瞬時に湖が真っ赤に光った。
カッ!!
【グォォォォォオォォオォォォォォォォォス!!】
咆哮が鳴り響き、凄い勢いでざばぁぁぁっと湖から何かが飛び出す。
長い蛇のような‥‥いや、違う。西洋の竜とかではなく、東洋の方でいう龍のような姿をしているモンスターのようだ。
「よっしゃ出た!!ツドス限定湖エリア生息モンスター…『アクアレイクドラゴン』!!湖がちょっとでも汚染されたら、汚染主を即座にターゲッティングして消し去りつつ、周辺一帯を怒りが収まるまで暴れまわるやべぇや、」
【グォォォォォォォォォォォォス!!】
シュボッ!!
「口から出た光線で一瞬でタローンが蒸発して消し飛んだぁ!?」
「激怒状態になった!!全員、急いで逃れつつあのウッドロックオーガへぶつけるんじゃぁ!!」
犠牲になったタローンはどこかで復活するから良いとして、今は目の前で暴れているアクアレイクドラゴンとやらをオーガたちへぶつける方が先決である。
ミートンが珍しく指揮を執ったので僕らもすぐにタローンが消し飛んだ驚愕を振り払い、背後から迫って来たウッドロックオーガたちへと駆け寄り、暴れまわり始めたアクアレイクドラゴンとやらと何とかぶつかり合うようにするのであった‥‥‥
【グォォォォォォォス!!】
【【【ウッスゥゥゥゥゥ!?】】】
「…うわぁ、ぶつけあって相打ちになるのかと思ったけど、全部あのアクアレイクドラゴンの光線で消し飛んでいくんだけど」
「どうも相当攻撃力が高いようでな…戦隊ものと言えば、ドラゴンもありかなーっと思っていたのじゃが…」
「テイム条件が厄介で、激怒終了後に話すことが出来る機会があるらしいんだけど」
「何やら問いかけがあるようで、回答を間違えたら…」
「「「通常よりもヤバめのデスペナルティ付きの、即死攻撃が確定するらしい」」」
「でも、情報があるってことはテイム出来た人がいるってことだよね?」
‥‥なんかこう、某電気ネズミのゲームの設定で暴れ尽くして色々滅ぼそうような怪獣と見間違えるような、青い龍相手に、そんなことをやろうとした人がいたのか。
それでテイムして情報を流すことが出来た人に、思わず敬意の心を抱きそうになるのであった。
「あ、流石にテイムしたという情報はないのじゃ。これ、以前解析したやつで…出来るらしいけれども、あやつが気に入らなければどんな回答でも消し飛ばされるようになっているだけじゃからのぅ」
「こういうオンラインゲームの解析って、普通は犯罪では?」
あ、でも考えたら、この鏡面ののじゃロリ、一応運営側にあるようなものなのか…リークしている時点で犯罪な気がしなくもないが、情報があってもまともにテイムできるような気も無いな。そりゃ、欲望戦隊もテイムを諦めていたぐらいだよ。
流石にこの木々を支えるだけの水も実は地下で流れており、惑星中を循環しているらしいのだ。
「それだけ多くの地下水が流れているって訳だけど…すべてが岩の中に流れているわけじゃなくて、湖として地上に出ている場所がある!!そこに、おそらく今我々を追ってきているうっどぉおおおっと!?」
「オーガ共と対等に戦えるような、魔物が存在しているはずなん、」
「危ないのじゃ!!」
「ほげぇっ!?」
「…説明するか、避けるかどっちにして欲しいんだけど」
ウッドロックオーガたちが投げてきた岩石を避けつつ、かわすためにへし折られている欲望戦隊の説明を聞き、僕はそうツッコミをいれる。
彼らの説明によれば、この星にどうやら他にも狙っていたモンスターがいるようで、その湖に住まうやつであれば、僕等を狙っている後方のオーガたちを倒せるだろうと思っているらしい。
だがしかし、そんな楽してぶつけられるようなこともない。
「本当は欲しいんだけどね!!攻撃性が強いって話だから近寄りにくいんだよ!!」
「乱暴な女性は、ミートンの奥さんか孫娘さんだけで十ぶ、」
「誰が乱暴なのよ!!」
「ほげぇぇぇ!?」
あ、スッケンさんがその孫娘さんに殴られた。
そのまま気絶して倒れてくれれば、多少は時間稼ぎの駒にできそうではあったが、残念ながらカックウさんが拾い上げ、背負って駆け抜ける。
「湖に、攻撃性の高いモンスター…それでいて、欲望戦隊が狙いたいけどやりにくいのって、何があるんだろうか?」
性癖が色々と違うが、異性を面子に加えたがる欲望戦隊。
そんな彼らが相手の正体を理解しつつも、避けてウッドロックオーガの方を狙うのは何故なのか疑問を抱く。
そう思いつつもウッドロックオーガの攻撃を避けながら、僕等はようやくその湖に到着した。
「よーし!!後は見つけてあのオーガたちにぶつけるだけだ!!」
「とは言え、見つける相手はあるのかな?この湖、結構広そうだが…」
「いや、簡単な方法がある!!しかし、それをするには誰かが確実に犠牲にだが‥‥」
追われている状況の中、何やらここまで来て覚悟が鈍ったらしい欲望戦隊の面々。
何か呼びだす方法があるらしいのだが、その方法を使うのはためらうらしい。
「さっさとやらぬと、あいつらのところに投げ飛ばすのじゃ」
「お爺ちゃんたち、チェックリスト満点にされたいの?」
「「「「されたくないので、ジャンケンで進めてやらさせていただきます!!」」」」
おお、見事にそろった。
「犠牲になるが、これは奴らに全滅させられぬ栄誉ある生贄になると思え!!」
「何が出ても恨みっこ無しだが」
「確実に出会い、そして何とかする救世主へとなるのだ!!」
「可能であれば、やられたくはないが…」
「「「「ジャーン、ケーーーーーーン、ポォォォォン!!」」」」
威勢よく叫び、手を出し合い、結果が出た。
「ぎゃあああああああ!?やっちまったぁぁぁ!!」
「良し、タローン犠牲を頼む!!」
「こうなれば、もうやるしかねぇか!!」
悲鳴を上げつつも、すぐに切り替えるタローン。
すぅっと息を吸い、行動に移す。
「えーっと、確かあのモンスターの出現条件としては‥‥湖に、この汚泥を投げ込む!!」
何処からともなく取り出したのは、いかにもドロドロとしているヘドロのようなアイテム。
どうやら錬金術などで失敗した際に得ることがあるアイテムのようで、使用すると猛毒状態になるなどの状態異常の元としての利用方法があるらしいが、それを彼は湖に投げ込んだ。
そして湖に沈みこんで‥‥次の瞬間、瞬時に湖が真っ赤に光った。
カッ!!
【グォォォォォオォォオォォォォォォォォス!!】
咆哮が鳴り響き、凄い勢いでざばぁぁぁっと湖から何かが飛び出す。
長い蛇のような‥‥いや、違う。西洋の竜とかではなく、東洋の方でいう龍のような姿をしているモンスターのようだ。
「よっしゃ出た!!ツドス限定湖エリア生息モンスター…『アクアレイクドラゴン』!!湖がちょっとでも汚染されたら、汚染主を即座にターゲッティングして消し去りつつ、周辺一帯を怒りが収まるまで暴れまわるやべぇや、」
【グォォォォォォォォォォォォス!!】
シュボッ!!
「口から出た光線で一瞬でタローンが蒸発して消し飛んだぁ!?」
「激怒状態になった!!全員、急いで逃れつつあのウッドロックオーガへぶつけるんじゃぁ!!」
犠牲になったタローンはどこかで復活するから良いとして、今は目の前で暴れているアクアレイクドラゴンとやらをオーガたちへぶつける方が先決である。
ミートンが珍しく指揮を執ったので僕らもすぐにタローンが消し飛んだ驚愕を振り払い、背後から迫って来たウッドロックオーガたちへと駆け寄り、暴れまわり始めたアクアレイクドラゴンとやらと何とかぶつかり合うようにするのであった‥‥‥
【グォォォォォォォス!!】
【【【ウッスゥゥゥゥゥ!?】】】
「…うわぁ、ぶつけあって相打ちになるのかと思ったけど、全部あのアクアレイクドラゴンの光線で消し飛んでいくんだけど」
「どうも相当攻撃力が高いようでな…戦隊ものと言えば、ドラゴンもありかなーっと思っていたのじゃが…」
「テイム条件が厄介で、激怒終了後に話すことが出来る機会があるらしいんだけど」
「何やら問いかけがあるようで、回答を間違えたら…」
「「「通常よりもヤバめのデスペナルティ付きの、即死攻撃が確定するらしい」」」
「でも、情報があるってことはテイム出来た人がいるってことだよね?」
‥‥なんかこう、某電気ネズミのゲームの設定で暴れ尽くして色々滅ぼそうような怪獣と見間違えるような、青い龍相手に、そんなことをやろうとした人がいたのか。
それでテイムして情報を流すことが出来た人に、思わず敬意の心を抱きそうになるのであった。
「あ、流石にテイムしたという情報はないのじゃ。これ、以前解析したやつで…出来るらしいけれども、あやつが気に入らなければどんな回答でも消し飛ばされるようになっているだけじゃからのぅ」
「こういうオンラインゲームの解析って、普通は犯罪では?」
あ、でも考えたら、この鏡面ののじゃロリ、一応運営側にあるようなものなのか…リークしている時点で犯罪な気がしなくもないが、情報があってもまともにテイムできるような気も無いな。そりゃ、欲望戦隊もテイムを諦めていたぐらいだよ。
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