227 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-18 一石二鳥かもしれないが
しおりを挟む
【オグギョガァァァァス!!】
中三病が搭乗していたらしい、巨大な恐竜ロボットみたいな機体。
それに憑りつき、ギガスマグネットは新たな姿として、磁力操作型決戦恐竜兵器モンスター「マグルス」とやらに変貌し、ボスモンスター戦の第2ラウンドが開幕した。
先ほどまでは巨大Uの字型磁石だったが、姿形が変わったことで、表面積が増えて、攻撃はある意味当てやすくなったとも言えるだろう。
しかしながら、その分鉱石を飛ばすなどの攻撃以外として、憑りついたマシンの力を利用して、新しい攻撃手段を取って来る。
【オグギョガァァ!!】
咆哮を上げたかと思えば、肩の方からどこにしまっていたんだというような巨大な棍棒を取り出し、ハルたちに向かって振るいまくる。
更にその棍棒の周囲に、先ほどまで利用していた浮遊する鉱石を展開した状態で纏わせ、直撃を避けたところでその鉱石群をかすめあて。ダメージを稼いでくる。
「ちっ、元からあった能力と憑りついた相手の能力を合わせてくるとは、厄介だな!!」
「しかも手足が追加された分、攻撃する方向が増えたせいでやりにくくもなっているようだ!!」
【オグギョォォォォォ!!】
「その上、口から光線も吐くとは最悪だぜ!!」
「目からビーム、肩から棍棒、背中からミサイルも…なんて奴なのかしらぁ!!」
「ぐぅ、面倒さが増すとは厄介だべな!!」
憑りついた相手の能力を活かしているようで、攻撃がより多様になっている。
時折磁力咆哮もやってきているようで、磁力状態になるせ、解除できても状態異常になっている間引き寄せられて、攻撃の回避が難しくなった。
数の差で多少は埋められても、地力の磁力をより強化したようなボスに変貌しているようで、強化されたせいでこちらは苦戦を強いられる。
黒き女神の力があっても、神域外では力がダウンしているので少々やりにくさも感じられるだろう。
「憑りついてパワーアップとか、ボスとしてやっていい手段なのかツッコミをいれたいけどね」
「いや、そいうのって案外いるよ。本体が糞雑魚ヒトデマンみたいなこともあるけど…」
「でも、あのギガスマグネットは元から強めだから、理不尽な強化とも言えなくもないべ」
「というか、中三病の奴が乗っているんだぜ!!おい、そっちでマシンならシャットダウンとかで稼働を止めることはできねぇのかだぜ!?」
『いや、無理だ!!磁力で内部電源も多少は操られているのか、エンジンが全然止まらん!!』
ギターマンさんの問いかけに対して、内部の方からそう声を上げる中三病。
現在絶賛操られている機体に搭乗しているとはいえ、完全に乗っ取られており、操縦すらも受け付けず、ただの中のお荷物になっているらしい。
人質になっているような構図でもあるが…まぁ、そこは関係ない。デスペナルティがあるとは言え、ここでやってもそんなに問題はないからだ。お互いにやり取りし合い、女神になっている僕とか、その他の面子の事に関しても納得してくれており、やられても文句はないらしい。
だがしかし、機体が憑りつかれていると内部のプレイヤーのステータスも少々利用しているらしく、
中三病から自身のMPなどが吸い取られているという報告も上がった。
『くそう!全然いう事もきかないし、操縦もできない!!まったく何もできない尽くしじゃないかぁ!!』
「というか、なんでそんなものに乗ってきているんだよ!!」
『仕方がないだろ!!あの魔性の恐竜の女帝から逃げるには、これを強奪して逃げ出すしかなかったからな!!』
「強奪って、盗んできたのかだべ!?」
『そうだよ!せっかく逃げられそうな星に来て、鬼畜目のダンジョンの奥深くならば魔の手も届かないだろうと思ってやって来たのに、床をぶち抜いて隠しダンジョンにも来たのにこんな目に合うとはな!!』
「そうか、そんな事があって…んん?」
「ん?」
「おや?」
「あら?」
「なぬ?」
‥‥‥今、さらっと何か中三病の口からこぼれたような。
「‥ねぇ、中三病さん。戦闘中とは言え、今何か聞超えたけど…『床をぶち抜いて』?」
『‥‥‥あ』
その問いかけに対して、何を自身の口から滑らしたのか、中三病は気が付いたらしい。
そして僕らも、どうしてこんなところに落ちてしまったのか、その元凶を見つけ出してしまったようだ。
「そうか、そういう事か」
「なーんだ、原因はすぐそこにいたのか」
『あ、あの皆さん?何かこう、凄く怖い雰囲気が漏れ出ているんですけれども?』
「いやいやいや、気のせいだぜ?」
「決して、ここまで苦労させられた元凶が、まさか目の前にいるから」
「憑りつかれて敵になっているから、これ幸いとばかりに」
「「「「「‥‥‥全力で、躊躇なく、完膚なきまでにフルボッコにしようなんて、ひとかけらも思っていませんって」」」」」
『嘘だぁぁぁぁあ!!全員今、仇を見つけたとばかりに、ギランと目を光らせたじゃないかぁぁぁぁぁ!!』
内部で中三病が叫ぶも、その哀れな子羊の鳴き声を気にすることもない。
せっかくだ、見つけたこの苦労の大元凶に対してかつ、この状態でそこそこ苦戦させられるボス相手には‥これをお披露目しよう。
「ねぇ、中三病さん。この黒き女神の姿に関して、僕ってことは分かるよね」
『あ、ああ、そうだけど。さっきの情報交換時にハルさんって知ったけど、あのレイドボスもやっていた黒き女神がまさか…‥んん?レイドボス?』
ふと、この言葉に対して中三病は気が付いたらしい。
ボス…大抵のゲームであれば、小ボスや中ボスなどもあるが、物語の最後の方に出てくる大ボスがあるだろう。
そしてそういうボスに限って、姿が一つとは限らないこともある…いや、それは大抵というよりも、何か強めのボスであればお約束なことかもしれない。
「そしてね、この黒き女神の姿だけど…実は、『第1形態』なんだよ。コレ」
『ま、ま、まさかまさかまさか!?』
ニヤリと不敵な笑みを浮かべた僕に対して、悟ってしまったらしい中三病。
そしてその怯えている憑りつき対象の心を読んだのか、ギガスマグネットもといマグルスとやらのほうも表情をこわばらせたようだが、何に手を出したのか気が付いたようだ。
「せっかくの強敵相手と、この状況にやった元凶‥‥その相手に使わずして、いつ使う。『黒き女神』のスキル、『第2形態』解放!!」
ぶわっと周囲に黒い光が集まり始め、黒き女神の周囲を包み込み始める。
どうやら変身が可能なスキルの中には、こういう風に形態を切り替えることが出来るものもあるようで、この黒き女神のスキルも例外ではない。
ただ、流石に女体化しているこのスキルで更に別の形態となるとろくでもない姿になる可能性もあったし、第1形態だけで片付くことが多かったのでやることはなかったのだが‥‥バージョンアップして相手が強くなってくるのであれば、こちらもそれ相応の強さに切り替える必要があるだろう。
磁力のボスは、巻き添えになっただけに過ぎない。単純に、この力のちょうどいい試し打ち相手に成り下がるだけだ。
どういう方向性に切り替わるか、試したことはなかったのだが‥‥やるのであれば、徹底的にボッコボコにすればいいのである。
そう思いながらも、徐々に姿が変わっていくのであった…‥‥
‥‥‥なお、中三病はこの時知らなかった。
目の前の恐怖以上の恐怖が、到達しようとしていることに。
彼にとっての真の地獄まで、黒き女神の第2形態は前菜に過ぎないことを、この場にいる誰もが想像もしていないのであった…‥‥
中三病が搭乗していたらしい、巨大な恐竜ロボットみたいな機体。
それに憑りつき、ギガスマグネットは新たな姿として、磁力操作型決戦恐竜兵器モンスター「マグルス」とやらに変貌し、ボスモンスター戦の第2ラウンドが開幕した。
先ほどまでは巨大Uの字型磁石だったが、姿形が変わったことで、表面積が増えて、攻撃はある意味当てやすくなったとも言えるだろう。
しかしながら、その分鉱石を飛ばすなどの攻撃以外として、憑りついたマシンの力を利用して、新しい攻撃手段を取って来る。
【オグギョガァァ!!】
咆哮を上げたかと思えば、肩の方からどこにしまっていたんだというような巨大な棍棒を取り出し、ハルたちに向かって振るいまくる。
更にその棍棒の周囲に、先ほどまで利用していた浮遊する鉱石を展開した状態で纏わせ、直撃を避けたところでその鉱石群をかすめあて。ダメージを稼いでくる。
「ちっ、元からあった能力と憑りついた相手の能力を合わせてくるとは、厄介だな!!」
「しかも手足が追加された分、攻撃する方向が増えたせいでやりにくくもなっているようだ!!」
【オグギョォォォォォ!!】
「その上、口から光線も吐くとは最悪だぜ!!」
「目からビーム、肩から棍棒、背中からミサイルも…なんて奴なのかしらぁ!!」
「ぐぅ、面倒さが増すとは厄介だべな!!」
憑りついた相手の能力を活かしているようで、攻撃がより多様になっている。
時折磁力咆哮もやってきているようで、磁力状態になるせ、解除できても状態異常になっている間引き寄せられて、攻撃の回避が難しくなった。
数の差で多少は埋められても、地力の磁力をより強化したようなボスに変貌しているようで、強化されたせいでこちらは苦戦を強いられる。
黒き女神の力があっても、神域外では力がダウンしているので少々やりにくさも感じられるだろう。
「憑りついてパワーアップとか、ボスとしてやっていい手段なのかツッコミをいれたいけどね」
「いや、そいうのって案外いるよ。本体が糞雑魚ヒトデマンみたいなこともあるけど…」
「でも、あのギガスマグネットは元から強めだから、理不尽な強化とも言えなくもないべ」
「というか、中三病の奴が乗っているんだぜ!!おい、そっちでマシンならシャットダウンとかで稼働を止めることはできねぇのかだぜ!?」
『いや、無理だ!!磁力で内部電源も多少は操られているのか、エンジンが全然止まらん!!』
ギターマンさんの問いかけに対して、内部の方からそう声を上げる中三病。
現在絶賛操られている機体に搭乗しているとはいえ、完全に乗っ取られており、操縦すらも受け付けず、ただの中のお荷物になっているらしい。
人質になっているような構図でもあるが…まぁ、そこは関係ない。デスペナルティがあるとは言え、ここでやってもそんなに問題はないからだ。お互いにやり取りし合い、女神になっている僕とか、その他の面子の事に関しても納得してくれており、やられても文句はないらしい。
だがしかし、機体が憑りつかれていると内部のプレイヤーのステータスも少々利用しているらしく、
中三病から自身のMPなどが吸い取られているという報告も上がった。
『くそう!全然いう事もきかないし、操縦もできない!!まったく何もできない尽くしじゃないかぁ!!』
「というか、なんでそんなものに乗ってきているんだよ!!」
『仕方がないだろ!!あの魔性の恐竜の女帝から逃げるには、これを強奪して逃げ出すしかなかったからな!!』
「強奪って、盗んできたのかだべ!?」
『そうだよ!せっかく逃げられそうな星に来て、鬼畜目のダンジョンの奥深くならば魔の手も届かないだろうと思ってやって来たのに、床をぶち抜いて隠しダンジョンにも来たのにこんな目に合うとはな!!』
「そうか、そんな事があって…んん?」
「ん?」
「おや?」
「あら?」
「なぬ?」
‥‥‥今、さらっと何か中三病の口からこぼれたような。
「‥ねぇ、中三病さん。戦闘中とは言え、今何か聞超えたけど…『床をぶち抜いて』?」
『‥‥‥あ』
その問いかけに対して、何を自身の口から滑らしたのか、中三病は気が付いたらしい。
そして僕らも、どうしてこんなところに落ちてしまったのか、その元凶を見つけ出してしまったようだ。
「そうか、そういう事か」
「なーんだ、原因はすぐそこにいたのか」
『あ、あの皆さん?何かこう、凄く怖い雰囲気が漏れ出ているんですけれども?』
「いやいやいや、気のせいだぜ?」
「決して、ここまで苦労させられた元凶が、まさか目の前にいるから」
「憑りつかれて敵になっているから、これ幸いとばかりに」
「「「「「‥‥‥全力で、躊躇なく、完膚なきまでにフルボッコにしようなんて、ひとかけらも思っていませんって」」」」」
『嘘だぁぁぁぁあ!!全員今、仇を見つけたとばかりに、ギランと目を光らせたじゃないかぁぁぁぁぁ!!』
内部で中三病が叫ぶも、その哀れな子羊の鳴き声を気にすることもない。
せっかくだ、見つけたこの苦労の大元凶に対してかつ、この状態でそこそこ苦戦させられるボス相手には‥これをお披露目しよう。
「ねぇ、中三病さん。この黒き女神の姿に関して、僕ってことは分かるよね」
『あ、ああ、そうだけど。さっきの情報交換時にハルさんって知ったけど、あのレイドボスもやっていた黒き女神がまさか…‥んん?レイドボス?』
ふと、この言葉に対して中三病は気が付いたらしい。
ボス…大抵のゲームであれば、小ボスや中ボスなどもあるが、物語の最後の方に出てくる大ボスがあるだろう。
そしてそういうボスに限って、姿が一つとは限らないこともある…いや、それは大抵というよりも、何か強めのボスであればお約束なことかもしれない。
「そしてね、この黒き女神の姿だけど…実は、『第1形態』なんだよ。コレ」
『ま、ま、まさかまさかまさか!?』
ニヤリと不敵な笑みを浮かべた僕に対して、悟ってしまったらしい中三病。
そしてその怯えている憑りつき対象の心を読んだのか、ギガスマグネットもといマグルスとやらのほうも表情をこわばらせたようだが、何に手を出したのか気が付いたようだ。
「せっかくの強敵相手と、この状況にやった元凶‥‥その相手に使わずして、いつ使う。『黒き女神』のスキル、『第2形態』解放!!」
ぶわっと周囲に黒い光が集まり始め、黒き女神の周囲を包み込み始める。
どうやら変身が可能なスキルの中には、こういう風に形態を切り替えることが出来るものもあるようで、この黒き女神のスキルも例外ではない。
ただ、流石に女体化しているこのスキルで更に別の形態となるとろくでもない姿になる可能性もあったし、第1形態だけで片付くことが多かったのでやることはなかったのだが‥‥バージョンアップして相手が強くなってくるのであれば、こちらもそれ相応の強さに切り替える必要があるだろう。
磁力のボスは、巻き添えになっただけに過ぎない。単純に、この力のちょうどいい試し打ち相手に成り下がるだけだ。
どういう方向性に切り替わるか、試したことはなかったのだが‥‥やるのであれば、徹底的にボッコボコにすればいいのである。
そう思いながらも、徐々に姿が変わっていくのであった…‥‥
‥‥‥なお、中三病はこの時知らなかった。
目の前の恐怖以上の恐怖が、到達しようとしていることに。
彼にとっての真の地獄まで、黒き女神の第2形態は前菜に過ぎないことを、この場にいる誰もが想像もしていないのであった…‥‥
2
お気に入りに追加
2,029
あなたにおすすめの小説
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる