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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-8 久しぶりの、めぐりあわせも
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‥‥‥宇宙空間での目的はさておき、広い場所だからこそ、巡り合うことも多くなることがある。
ほとんどのプレイヤーは宇宙港を利用してあちこちの星へ向かうことが多いが、中には宇宙船を購入して自由に進む人もいるのだ。
もちろん、僕のように魔導船を改造してきている人の中には、宇宙船のようにできると分かる人もいるそうだが‥‥‥それでもどうなるのか不安になり、手を出しにくい人もいるらしい。
「それでいて、そもそもそんな宇宙戦艦になることは普通ないんだけどね」
「まったくだぜーよ。攻略組なんかよりも、よっぽど斜め上のやり方をやっていると思うのだゼーよ」
「それもそうよねぇ。こっちは皆、普通の宇宙船しかないのに」
「まぁまぁ、それはそれで面白いだべさぁ。改造は人それぞれで、おらの方の宇宙船は畑大量に積んでるから、どっちもどっちだと思うのだべぇ」
「それはそれで、どうなんだろうか」
宇宙空間のとある星間にて、僕等は久しぶりにあるプレイヤーたちと遭遇していた。
アルケディア・オンラインの中でも、積極的に攻略を行うプレイヤーたちであり、以前は白黒の塔で組んだこともある人たち、ギターマンさん、オハナさん、グランプさん、そしてついでにぽっけねこさんだ。
それぞれ新バージョンで広がったこの宇宙の隅々を確認して動いていたようだが、偶然にもここで交差する道があったようであり、僕等はそれぞれの船で巡りあわせたのである。
白黒の塔以来の久しぶりの面子であり、あれから結構時間も経っていたので色々と変わるかなぁと思っていたところもあったのだが‥‥‥思った以上に、お互い変わっているところが多かった。
ギターマンさんはメイクが増えて何やらパンダメイクのような姿をしており、オハナさんは全身から目玉の生えた花を着飾っており、グランプさんは巨大な鍬をいくつも背負っている。
ぽっけねこさんはいつも通りの某青猫風な装備なのでこれはこれで安心感はあったのだが、それでも各々変わった姿に驚かされるだろう。
「いや、ツッコミどころが多いの、ハルさんだと思うのだぜ?」
「それもそうよねぇ。前よりもかわいい子が増えているじゃない」
「しかし、野菜系統の者がいないのが残念だべぇ。予想では巨大ニンジン風なやつがいてもおかしくなかったんだべさけどなぁ」
「個人的には猫も増えて欲しかったけど‥‥‥妖精とか氷の軍人とか、増えているよね」
「「「「というか、まず魔導船から何をどうやってそんな宇宙戦艦に?」」」」
「‥‥‥全て、使用人がやったことでございます」
【秘書のせいにするような政治家っぽい回答デス】
人の事、全然言える立場じゃなかった。僕らの方もツッコミどころ満載だった。
うん、気にしたら負けか。やらかしている度合いは強すぎるけど、黒き女神関連も彼等には知られているので、特に困ることもないはずだろう。
しいて言うのであれば、明かに僕らの船だけ目立つような感じ事ぐらいだが…戦艦、カテゴリというのを気にしなければ同じ宇宙を漂う船なのだから大丈夫だと思う。
それはともかくとして、けっこう久しぶりの再会なのは間違いない。
それに、こうやって宇宙でそれぞれ自由に動ける船を持っているのもあり、久し振りにパーティを組んで、僕等も彼等の攻略で一部手伝うことにした。
正確言えば船団みたいになっているのだが…‥‥部外者のはずの僕らの方が、宇宙戦艦ってレベルなのはどうなのか。
「というか、宇宙空間での攻略って道のりが果てしなさそうだよね」
「まったくそうなのよねぇ」
「怪しい星々が多すぎて、攻略したいところが定まらないのだべさぁ」
大きく道が開けまくったのは良いのだが、その分目的地も増えすぎてどこから手を付けるべきか悩むことも多い。
さらに、地上とはまた違う環境ゆえに強さもそこそこあるモンスターも出やすく、攻略組で分散して取り掛かるというのもやりにくいところがあるそうだ。
この面子はその中でも実力は持っている方なので、ソロで分担してやっても問題はなかったのだが‥‥‥それでも、厳しい所はあるらしい。
そこで今回、僕らと再会したので、このさいこの面子の実力を合わせれば攻略が出来そうな星を目指すことにしたのである。
「目指す目的地は、惑星『バルゲストロン』だぜ!!」
「その星には、何やらすさまじい秘宝が眠っていると、宇宙のあちこちの星に残された文献であったからね。ロマンもあるし、攻略しがいのありそうなところなんだよ」
「なるほど‥‥‥面白そうだよね」
宇宙とくれば、そんな未知との遭遇やお宝さがしというのもロマンがあるだろう。
せっかく出たのであれば、そんなロマンに挑んでみるのもいいかもしれない。
そういうわけで、この巡りあわせを祝しつつ、僕等も一緒に惑星『バルゲストロン』という星を目指して、進路を一緒に取ることにしたのであった…
「しかし、その戦艦スゴイだべさぁ。宇宙戦艦だし、どこかで宇宙戦争でもあっても勝てそうだべぇ」
「いや、そんな紛争地帯に行く勇気はないからね?全力でワープして逃げるよ」
【蹂躙も可能と言えば可能ですけれどネ。切り札も色々と仕込んでますからネ】
‥‥‥何を仕込んだのか、聞かないでおこう。どう考えてもやらかしている気配しかない。
ほとんどのプレイヤーは宇宙港を利用してあちこちの星へ向かうことが多いが、中には宇宙船を購入して自由に進む人もいるのだ。
もちろん、僕のように魔導船を改造してきている人の中には、宇宙船のようにできると分かる人もいるそうだが‥‥‥それでもどうなるのか不安になり、手を出しにくい人もいるらしい。
「それでいて、そもそもそんな宇宙戦艦になることは普通ないんだけどね」
「まったくだぜーよ。攻略組なんかよりも、よっぽど斜め上のやり方をやっていると思うのだゼーよ」
「それもそうよねぇ。こっちは皆、普通の宇宙船しかないのに」
「まぁまぁ、それはそれで面白いだべさぁ。改造は人それぞれで、おらの方の宇宙船は畑大量に積んでるから、どっちもどっちだと思うのだべぇ」
「それはそれで、どうなんだろうか」
宇宙空間のとある星間にて、僕等は久しぶりにあるプレイヤーたちと遭遇していた。
アルケディア・オンラインの中でも、積極的に攻略を行うプレイヤーたちであり、以前は白黒の塔で組んだこともある人たち、ギターマンさん、オハナさん、グランプさん、そしてついでにぽっけねこさんだ。
それぞれ新バージョンで広がったこの宇宙の隅々を確認して動いていたようだが、偶然にもここで交差する道があったようであり、僕等はそれぞれの船で巡りあわせたのである。
白黒の塔以来の久しぶりの面子であり、あれから結構時間も経っていたので色々と変わるかなぁと思っていたところもあったのだが‥‥‥思った以上に、お互い変わっているところが多かった。
ギターマンさんはメイクが増えて何やらパンダメイクのような姿をしており、オハナさんは全身から目玉の生えた花を着飾っており、グランプさんは巨大な鍬をいくつも背負っている。
ぽっけねこさんはいつも通りの某青猫風な装備なのでこれはこれで安心感はあったのだが、それでも各々変わった姿に驚かされるだろう。
「いや、ツッコミどころが多いの、ハルさんだと思うのだぜ?」
「それもそうよねぇ。前よりもかわいい子が増えているじゃない」
「しかし、野菜系統の者がいないのが残念だべぇ。予想では巨大ニンジン風なやつがいてもおかしくなかったんだべさけどなぁ」
「個人的には猫も増えて欲しかったけど‥‥‥妖精とか氷の軍人とか、増えているよね」
「「「「というか、まず魔導船から何をどうやってそんな宇宙戦艦に?」」」」
「‥‥‥全て、使用人がやったことでございます」
【秘書のせいにするような政治家っぽい回答デス】
人の事、全然言える立場じゃなかった。僕らの方もツッコミどころ満載だった。
うん、気にしたら負けか。やらかしている度合いは強すぎるけど、黒き女神関連も彼等には知られているので、特に困ることもないはずだろう。
しいて言うのであれば、明かに僕らの船だけ目立つような感じ事ぐらいだが…戦艦、カテゴリというのを気にしなければ同じ宇宙を漂う船なのだから大丈夫だと思う。
それはともかくとして、けっこう久しぶりの再会なのは間違いない。
それに、こうやって宇宙でそれぞれ自由に動ける船を持っているのもあり、久し振りにパーティを組んで、僕等も彼等の攻略で一部手伝うことにした。
正確言えば船団みたいになっているのだが…‥‥部外者のはずの僕らの方が、宇宙戦艦ってレベルなのはどうなのか。
「というか、宇宙空間での攻略って道のりが果てしなさそうだよね」
「まったくそうなのよねぇ」
「怪しい星々が多すぎて、攻略したいところが定まらないのだべさぁ」
大きく道が開けまくったのは良いのだが、その分目的地も増えすぎてどこから手を付けるべきか悩むことも多い。
さらに、地上とはまた違う環境ゆえに強さもそこそこあるモンスターも出やすく、攻略組で分散して取り掛かるというのもやりにくいところがあるそうだ。
この面子はその中でも実力は持っている方なので、ソロで分担してやっても問題はなかったのだが‥‥‥それでも、厳しい所はあるらしい。
そこで今回、僕らと再会したので、このさいこの面子の実力を合わせれば攻略が出来そうな星を目指すことにしたのである。
「目指す目的地は、惑星『バルゲストロン』だぜ!!」
「その星には、何やらすさまじい秘宝が眠っていると、宇宙のあちこちの星に残された文献であったからね。ロマンもあるし、攻略しがいのありそうなところなんだよ」
「なるほど‥‥‥面白そうだよね」
宇宙とくれば、そんな未知との遭遇やお宝さがしというのもロマンがあるだろう。
せっかく出たのであれば、そんなロマンに挑んでみるのもいいかもしれない。
そういうわけで、この巡りあわせを祝しつつ、僕等も一緒に惑星『バルゲストロン』という星を目指して、進路を一緒に取ることにしたのであった…
「しかし、その戦艦スゴイだべさぁ。宇宙戦艦だし、どこかで宇宙戦争でもあっても勝てそうだべぇ」
「いや、そんな紛争地帯に行く勇気はないからね?全力でワープして逃げるよ」
【蹂躙も可能と言えば可能ですけれどネ。切り札も色々と仕込んでますからネ】
‥‥‥何を仕込んだのか、聞かないでおこう。どう考えてもやらかしている気配しかない。
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