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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-4 拝啓、ばあちゃゴホン、姉さんへ
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『ブラックフェアリークイーン』
妖精女王の資質ある者が、神に連なるものに仕えた時に出現する進化先。
どの神に仕えるかによって、そのイメージカラーで変化しやすく、今回は「黒き女神」に仕えたことによって、黒色がメインのカラーに変化した。
また、妖精女王としての性質も受け継いでおり、妖精たちの力を底上げすることが可能になる。
―――――
つまり、仕える神によって色合いが異なる程度に見えるのだが、何の神にという部分が問題である。
一介のプレイヤーに過ぎないのに、スキルの影響にとんでもない影響を与えてしまったようで、この進化先が出来てしまったようだ。
挙式も終わり、さっさと妖精女王たちが宇宙へ新婚旅行に出かけた後、僕等は今新しくネアの居城にもなったらしい妖精城の中の、女王専用の部屋にて確認作業を行っていた。
実際に進化して見たら‥‥‥キラキラと通常の進化とは異なる黒い光のエフェクトとなり、終わると同時にネアの姿は変化していた。
背中にあった美しい翅は漆黒を基調にして染まり、髪色や目の色も同時に黒くなる。
また、着ていた衣服もプリンセスからクイーンとしてのものに雰囲気が変化しており、より大人っぽい妖精女王の姿になったようだ。
【ピキ・・・・・ピキャァ!!】
くるくると回り、自身の姿の変化を確認するネア。
妖精女王の姿になったことで身体能力も向上したらしく、試すように走ったりジャンプしたり、バク宙、高速光速反復横跳びなど、様々な行動で自身能力を試しているようだ。
「より活発化したのは良いが‥‥‥釈然としないなぁ」
【まぁ、主人様に仕える身になる時点で、予想できた未来でしたけれどネ】
「予想できたなら、使用人として止めることできないのか?」
【‥‥‥諦めてくだサイ。メイドたるもの、『主の運命で必要に応じて捻じ曲げる運命があればやるべきだ』というのがありますが、主様の場合‥‥‥うん、すみません。まだまだ未熟な使用人ですのでどうにもできなかったのデス】
物凄く全力で目を横にそらし、そう口にするロロ。
そんな行動をさせるほどのものなのかと、自分の運命にツッコミをいれたくなるのだが、なってしまったものはもうどうしようもないのかもしれない。
諦めも感じんかと思いつつ、ふと今、違和感を感じた。
「あれ?まだ妖精郷にいるのに、何でいるんだ?」
妖精郷には基本的に、限られた者たちしか来れないはずで、テイムモンスターや使用人は来れないはずである。
ネアはここの妖精に該当するようになっているらしく例外だが、ロロは普通に使用人のカテゴリーに入るので、来ることはできなかったはずだ。
それなのに、気が付いたら側にいたのは、一体どういうことなのか?
【使用人たるもの、常に主の側に‥‥‥もありますけれども、どうもネアがここの女王の座についたのが影響しているようですネ】
どういうわけなのか確認するために探ってみると、いつの間にか僕の持っている称号に、新しいものが追加されていた。
―――――
『女神の神域』
常時発動の称号。神のスキルを持つものが特殊なモンスターをテイムすることによって、得ることが可能になる称号でもある。
この称号がある場合、その特殊なテイムモンスターが得た地域を自身の神域として得ることが可能になり、神域に加護を与えつつプレイヤーだから制限されていた部分を無くすことが可能になる。
―――――
「…なんじゃこりゃあ!?」
どうやら特殊なモンスターにネアが該当したらしく、そんな彼女は今妖精郷の女王の座につくものとなった。
一応ずっとここに留まる必要は無いようで、好きに出入りすることは可能らしい。
そのついでにというように、このスキルの判定対象に該当されてしまったらしく、妖精郷の頂点にたった今、僕自身の‥‥‥黒き女神の神域として妖精郷が認定されたようで、制限が撤廃されてしまったようなのだ。
つまり今ならば、他のテイムモンスターたちもここに連れてくることが可能になり、この妖精城そのものが第2のハウスシステムの拠点として機能することも可能になったらしい。
新しく判明したそのとんでもない事実に、驚愕させられてしまうのであった‥‥‥
「いやこれ、結構シャレにならないんだが!?他にも神に該当するスキルを持つ奴が神域を得て、より自由にやらかせてしまうってことになるじゃん!!」
なりそうなの心当たりあるんだけど!!何でこんなとんでもない称号が追加されているんだよぉぉぉ!!
妖精女王の資質ある者が、神に連なるものに仕えた時に出現する進化先。
どの神に仕えるかによって、そのイメージカラーで変化しやすく、今回は「黒き女神」に仕えたことによって、黒色がメインのカラーに変化した。
また、妖精女王としての性質も受け継いでおり、妖精たちの力を底上げすることが可能になる。
―――――
つまり、仕える神によって色合いが異なる程度に見えるのだが、何の神にという部分が問題である。
一介のプレイヤーに過ぎないのに、スキルの影響にとんでもない影響を与えてしまったようで、この進化先が出来てしまったようだ。
挙式も終わり、さっさと妖精女王たちが宇宙へ新婚旅行に出かけた後、僕等は今新しくネアの居城にもなったらしい妖精城の中の、女王専用の部屋にて確認作業を行っていた。
実際に進化して見たら‥‥‥キラキラと通常の進化とは異なる黒い光のエフェクトとなり、終わると同時にネアの姿は変化していた。
背中にあった美しい翅は漆黒を基調にして染まり、髪色や目の色も同時に黒くなる。
また、着ていた衣服もプリンセスからクイーンとしてのものに雰囲気が変化しており、より大人っぽい妖精女王の姿になったようだ。
【ピキ・・・・・ピキャァ!!】
くるくると回り、自身の姿の変化を確認するネア。
妖精女王の姿になったことで身体能力も向上したらしく、試すように走ったりジャンプしたり、バク宙、高速光速反復横跳びなど、様々な行動で自身能力を試しているようだ。
「より活発化したのは良いが‥‥‥釈然としないなぁ」
【まぁ、主人様に仕える身になる時点で、予想できた未来でしたけれどネ】
「予想できたなら、使用人として止めることできないのか?」
【‥‥‥諦めてくだサイ。メイドたるもの、『主の運命で必要に応じて捻じ曲げる運命があればやるべきだ』というのがありますが、主様の場合‥‥‥うん、すみません。まだまだ未熟な使用人ですのでどうにもできなかったのデス】
物凄く全力で目を横にそらし、そう口にするロロ。
そんな行動をさせるほどのものなのかと、自分の運命にツッコミをいれたくなるのだが、なってしまったものはもうどうしようもないのかもしれない。
諦めも感じんかと思いつつ、ふと今、違和感を感じた。
「あれ?まだ妖精郷にいるのに、何でいるんだ?」
妖精郷には基本的に、限られた者たちしか来れないはずで、テイムモンスターや使用人は来れないはずである。
ネアはここの妖精に該当するようになっているらしく例外だが、ロロは普通に使用人のカテゴリーに入るので、来ることはできなかったはずだ。
それなのに、気が付いたら側にいたのは、一体どういうことなのか?
【使用人たるもの、常に主の側に‥‥‥もありますけれども、どうもネアがここの女王の座についたのが影響しているようですネ】
どういうわけなのか確認するために探ってみると、いつの間にか僕の持っている称号に、新しいものが追加されていた。
―――――
『女神の神域』
常時発動の称号。神のスキルを持つものが特殊なモンスターをテイムすることによって、得ることが可能になる称号でもある。
この称号がある場合、その特殊なテイムモンスターが得た地域を自身の神域として得ることが可能になり、神域に加護を与えつつプレイヤーだから制限されていた部分を無くすことが可能になる。
―――――
「…なんじゃこりゃあ!?」
どうやら特殊なモンスターにネアが該当したらしく、そんな彼女は今妖精郷の女王の座につくものとなった。
一応ずっとここに留まる必要は無いようで、好きに出入りすることは可能らしい。
そのついでにというように、このスキルの判定対象に該当されてしまったらしく、妖精郷の頂点にたった今、僕自身の‥‥‥黒き女神の神域として妖精郷が認定されたようで、制限が撤廃されてしまったようなのだ。
つまり今ならば、他のテイムモンスターたちもここに連れてくることが可能になり、この妖精城そのものが第2のハウスシステムの拠点として機能することも可能になったらしい。
新しく判明したそのとんでもない事実に、驚愕させられてしまうのであった‥‥‥
「いやこれ、結構シャレにならないんだが!?他にも神に該当するスキルを持つ奴が神域を得て、より自由にやらかせてしまうってことになるじゃん!!」
なりそうなの心当たりあるんだけど!!何でこんなとんでもない称号が追加されているんだよぉぉぉ!!
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