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Ver.3.0 ~動き始める大きな世界~
ver.3.1-39 大海戦
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‥‥‥船同士のレースみたいな対抗戦だったはずだが、光景としてはどうなのか。
「戦艦は良いとして、あのタツノオトシゴ馬車と妖怪船がなぁ」
【絵面が酷いデス】
他の船は帆船が多く、いくつかは魔導船のようだ。
だが、形状としては普通の帆船などに近いのでまだ船と言えるのだが、あの二隻はどう考えても船の枠内に入るとは言い難い。
―――――
>プレイヤーが3名、乱入してきました!!
・プレイヤー「ハル」:魔導戦艦『グレイ号』
・プレイヤー「妖怪女王改め妖怪女帝」:妖界高速船『オボロヌシ号』
・プレイヤー「ケーバエナジー」:海戦強行馬車『ケルピーン号』
―――――
妖怪女王って人はいたが、アレをプレイヤー名に改名したのだろうか?いや、女帝になっているという事はもしや恐竜や怪獣辺りを意識したのか。
そしてもう片方はなんか競馬に出る馬っぽい名前だよなぁ…‥‥いや、そのまますぎる気がしなくもない。
片や妖怪だらけ、片や水上を疾走するタツノオトシゴの馬車だが、どちらも常軌を逸脱している。
それを言えば、こんな帆船が多い中で戦艦で突き進む僕らも人の事を言えないかもしれないが、それでも船の形状という点は守っているのでとやかく言われることはないと思う。
【バルヒヒィ!!】
「っと、どうしたセレア」
【どうやら馬のモンスターとしては、あっちのタツノオトシゴのようなモンスターに負けたくないようですネ】
「馬なのかなアレ?」
【図鑑だと『ケルピー』の進化先の一つですネ。『シーケルピー』のようデス】
なんでも水中を泳ぐ馬のモンスターがいるようで、それが海で進化したことによって変わったのが、あのタツノオトシゴのようなモンスターらしい。
名前がさほど変わっていないが、容姿は劇的に変化しているらしく、進化前のケルピーはまだ馬のようだがそれをどうしたらあんなタツノオトシゴになるのだろうか。
【ホェェェッェエン!!】
【バルヒィィン!!】
「おおぅ、お互いに雄たけびを上げて威嚇し合っているよ」
【翻訳しますと、あちらが『陸しかゆかぬ者よ、大海の覇者にひれ伏せ』で、セレアの方は『ひれ伏すわけがない』と叫んでますネ」
どちらも馬のモンスターの進化系ゆえに、それぞれの歩んで道で誇りを持っているらしい。
それゆえに、お互いにぶつかり合うようだが残念ながら海上では張り合うすべがない。
【バルルル、バルルル!!】
「わかったわかった、絶対に勝とう」
海の上では走れないことが悔しいのか、このレースでこちらの勝利を欲しがるセレア。
ぐらぐらと揺さぶられてねだられるが、船酔いしたら嫌なのでやめてほしいところではある。
とにもかくにも、現在はどの船も速度を上げているが、この3隻で接戦となっている状態。
グレイ号もかなり加速し始めたが、あちらも負けじと加速しモーターボートなんかよりも激しい水しぶきが出されていく。
「飛んだほうが早そうだけど、あくまでも水上レース形式だからなぁ…‥‥水の抵抗が大きいか」
【とは言え、まだまだ速度は出せマス。ブースターも点火可能デス】
魔導戦艦のエンジンをフル稼働すれば振り切れるが、あちら側にもまだ隠し玉がありそうで、全てをさらすのは得策ではないだろう。
とすれば、相手側の手をもう少し出してもらったほうが良いと考えていた…‥‥次の瞬間だった。
ドォォォン!!
【ガウガウ!!】
【ユッキー!!】
突然砲撃音が鳴り響き、リンとコユキがすぐに反応する。
「そう言えばこの対抗戦、攻撃もありだった!!出したのはあの二隻で、ドクロとニンジンみたいなのが飛んで来たんだけど!?迎撃開始!!」
【ギャベェェイ!!】
【オォォォン!!】
攻撃ありきの海戦でもあるので、すぐさま対空防御に入る。
素早くルトとアリスが電撃と焔を装填させ、撃ち出し防御した。
ゴッァァァアン!!
ドッガァァァァアン!!
「ドクロはまだ爆発四散が分かるけど、ニンジンの方が凄まじい爆発を起こしているんだが!?」
【どうやらニンジンに見せかけたミサイルですネ】
「どんなこだわりだよ‥‥‥まぁ、良い、そっちがやる気ならこっちもやり返させてもらうだけだ!!全員戦闘態勢!!マリー、ルト、アリスは艦の砲弾装填から射撃!!セレア、リン、コユキは敵艦に白兵戦を仕掛けろ!!乗り込むためのもの、備えているな?」
【了解デス。白兵戦用ゲートチューブ発射!!】
ロロがカチッと壁際にあったボタンを押すと、船の横から敵艦へ向けてチューブのようなものが射出され、撃ち込まれる。
「よし、乗り込め!!ここは思い切ってガンガン行こう!!」
【バルヒヒィィィン!!】
【ガウガウガーウ!!】
【ユッキユキー!!】
号令をかけるとともに全員やる気満々な咆哮をあげ、意気揚々と戦闘を開始するのであった…‥‥
【ところで、マリーンズはどうしましょうカ】
「こちらに乗り込まれる可能性があるから、防衛用意とマリーたちの手伝いかな。船の航行自体はグレイ号に任せる」
‥‥‥船自体が自分の意思で動けるので、ちょっと操船を離れていても大丈夫なのが良い所である。
たまに海賊を見つけて気に食わなかったら、上から押しつぶすけどね。
「戦艦は良いとして、あのタツノオトシゴ馬車と妖怪船がなぁ」
【絵面が酷いデス】
他の船は帆船が多く、いくつかは魔導船のようだ。
だが、形状としては普通の帆船などに近いのでまだ船と言えるのだが、あの二隻はどう考えても船の枠内に入るとは言い難い。
―――――
>プレイヤーが3名、乱入してきました!!
・プレイヤー「ハル」:魔導戦艦『グレイ号』
・プレイヤー「妖怪女王改め妖怪女帝」:妖界高速船『オボロヌシ号』
・プレイヤー「ケーバエナジー」:海戦強行馬車『ケルピーン号』
―――――
妖怪女王って人はいたが、アレをプレイヤー名に改名したのだろうか?いや、女帝になっているという事はもしや恐竜や怪獣辺りを意識したのか。
そしてもう片方はなんか競馬に出る馬っぽい名前だよなぁ…‥‥いや、そのまますぎる気がしなくもない。
片や妖怪だらけ、片や水上を疾走するタツノオトシゴの馬車だが、どちらも常軌を逸脱している。
それを言えば、こんな帆船が多い中で戦艦で突き進む僕らも人の事を言えないかもしれないが、それでも船の形状という点は守っているのでとやかく言われることはないと思う。
【バルヒヒィ!!】
「っと、どうしたセレア」
【どうやら馬のモンスターとしては、あっちのタツノオトシゴのようなモンスターに負けたくないようですネ】
「馬なのかなアレ?」
【図鑑だと『ケルピー』の進化先の一つですネ。『シーケルピー』のようデス】
なんでも水中を泳ぐ馬のモンスターがいるようで、それが海で進化したことによって変わったのが、あのタツノオトシゴのようなモンスターらしい。
名前がさほど変わっていないが、容姿は劇的に変化しているらしく、進化前のケルピーはまだ馬のようだがそれをどうしたらあんなタツノオトシゴになるのだろうか。
【ホェェェッェエン!!】
【バルヒィィン!!】
「おおぅ、お互いに雄たけびを上げて威嚇し合っているよ」
【翻訳しますと、あちらが『陸しかゆかぬ者よ、大海の覇者にひれ伏せ』で、セレアの方は『ひれ伏すわけがない』と叫んでますネ」
どちらも馬のモンスターの進化系ゆえに、それぞれの歩んで道で誇りを持っているらしい。
それゆえに、お互いにぶつかり合うようだが残念ながら海上では張り合うすべがない。
【バルルル、バルルル!!】
「わかったわかった、絶対に勝とう」
海の上では走れないことが悔しいのか、このレースでこちらの勝利を欲しがるセレア。
ぐらぐらと揺さぶられてねだられるが、船酔いしたら嫌なのでやめてほしいところではある。
とにもかくにも、現在はどの船も速度を上げているが、この3隻で接戦となっている状態。
グレイ号もかなり加速し始めたが、あちらも負けじと加速しモーターボートなんかよりも激しい水しぶきが出されていく。
「飛んだほうが早そうだけど、あくまでも水上レース形式だからなぁ…‥‥水の抵抗が大きいか」
【とは言え、まだまだ速度は出せマス。ブースターも点火可能デス】
魔導戦艦のエンジンをフル稼働すれば振り切れるが、あちら側にもまだ隠し玉がありそうで、全てをさらすのは得策ではないだろう。
とすれば、相手側の手をもう少し出してもらったほうが良いと考えていた…‥‥次の瞬間だった。
ドォォォン!!
【ガウガウ!!】
【ユッキー!!】
突然砲撃音が鳴り響き、リンとコユキがすぐに反応する。
「そう言えばこの対抗戦、攻撃もありだった!!出したのはあの二隻で、ドクロとニンジンみたいなのが飛んで来たんだけど!?迎撃開始!!」
【ギャベェェイ!!】
【オォォォン!!】
攻撃ありきの海戦でもあるので、すぐさま対空防御に入る。
素早くルトとアリスが電撃と焔を装填させ、撃ち出し防御した。
ゴッァァァアン!!
ドッガァァァァアン!!
「ドクロはまだ爆発四散が分かるけど、ニンジンの方が凄まじい爆発を起こしているんだが!?」
【どうやらニンジンに見せかけたミサイルですネ】
「どんなこだわりだよ‥‥‥まぁ、良い、そっちがやる気ならこっちもやり返させてもらうだけだ!!全員戦闘態勢!!マリー、ルト、アリスは艦の砲弾装填から射撃!!セレア、リン、コユキは敵艦に白兵戦を仕掛けろ!!乗り込むためのもの、備えているな?」
【了解デス。白兵戦用ゲートチューブ発射!!】
ロロがカチッと壁際にあったボタンを押すと、船の横から敵艦へ向けてチューブのようなものが射出され、撃ち込まれる。
「よし、乗り込め!!ここは思い切ってガンガン行こう!!」
【バルヒヒィィィン!!】
【ガウガウガーウ!!】
【ユッキユキー!!】
号令をかけるとともに全員やる気満々な咆哮をあげ、意気揚々と戦闘を開始するのであった…‥‥
【ところで、マリーンズはどうしましょうカ】
「こちらに乗り込まれる可能性があるから、防衛用意とマリーたちの手伝いかな。船の航行自体はグレイ号に任せる」
‥‥‥船自体が自分の意思で動けるので、ちょっと操船を離れていても大丈夫なのが良い所である。
たまに海賊を見つけて気に食わなかったら、上から押しつぶすけどね。
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