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Ver.3.0 ~動き始める大きな世界~
ver.3.1-35 女神襲来、凶悪襲来
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「ふぉぉぉぉぉぉぉぉ!!この程度軽いのぉぉぉぉ!!」
「「「どわぁぁぁぁあ!?」」」
「甘い甘い、この鉄壁を敗れるかこの野郎どもぉ!!」
「「「ひげぇぇぇぇ!?」」」
「「さて、ここでいっちょマッチョンぶっ放せぇ!!」」
【ブモー、ブモォォー!!(後で謝っておきます、加減しての粉砕光線!!)】
…‥‥戦隊と魔法少女が悪の組織と争う場の中で、異色の存在感を表している新変態戦隊ヨクボウモウジャーたち。
変態ギルドからの手の者だという事でかなりの色ものだと思われていたのだが、その実力は以外にも高く、悪の組織で欲望五人衆だった時の経験も活かし、より一層強化されていた。
その変態度の高さゆえなのか、タンクマンのさらに上の職業『ネオ・タンクマン』へと変わっており、防御力が異常に強化されている。
そしてマッチョンも欲望五人衆の時から種族が進化していたようで、『グランドダークオーク』へと変わっており、一撃の重さがさらに増していた。
「ふははははは!!戦隊どもよ見たか!!これぞ儂らこそが真の戦隊であると示すようなもの!!」
「かわいい子たちよ見ているかい!!強さとは欲望を極めた先に存在しているのだ!!」
「ついでにこの強さを見て、女の子入ってくれないかなぁ!!」
「今ならしっかりレクチャーし、ピンク担当として目立てるぞ!!」
【ブモ、ブモ(あ、すいません。できれば早めに誰か御婆様とお孫様に通報していただけないでしょうか?怪我がない様に、できるだけ手加減もしておきますので】
色々と思惑が入り混じりつつ、まともな思考が押しつぶされそうになるが、戦況としてはカオスになっていると言って間違いないだろう。
戦隊・魔法少女側からすればどう考えても戦隊と呼びたくない変態共の異常な強さに近寄りたくないし、悪の組織側にとっても流石にちょっと近寄りがたい。
敵味方関係なく目立っている奴らだが、抑え込むだけの力は周囲には無かった。
そう、周囲には。
「よし、このまま一気に大殲滅を行うぞぉ!!早めに攻め、早めに潰し、我々の変態ギルドこそが全てのギルドの頂点に立つと告げ、」
ジッ!!
「ん?何じゃ、今一瞬頭が熱かったような?」
「あれ、イエローことミートン、頭に何か当たっているぞ?」
「何じゃ何じゃ?」
「なにこれ?赤い点?」
「いやこれ、何と言うかレーザーポインターのような…‥‥んん?狙われているってことでは?」
「「「え?」」」
ふと感じた違和感に疑問を抱きつつ、照射をしていると思われる方向へ彼らは顔を向ける。
そこには大空が広がるだけで、何も無いように…‥‥
…ゴロゴロゴロゴロ!!
「うおっ!?何だ、いきなり雷雲が湧き出たんだが!?」
「何が起きてい、」
突然雷鳴が鳴り響き始め、晴天が一瞬のうちに雷雲に覆われた曇天へと化し、薄暗くなった状況に誰もが驚愕していったん動きを止める。
そしてミートンが驚いていた言葉を口につむごうとした、その瞬間だった。
ドンガラガッシャァァァァァァァアン!!
「「「「ほんげぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
【ブモォゥ!?】
突然、狙いを定めたかのように強烈な落雷が発生し、見事に変態戦隊へ直撃した。
しかも狙い定めたかのように、まともであったマッチョンには当たっておらず、的確にその他へ直撃したのである。
「な、何じゃ今の痺れるような一撃は…‥‥自然のものではないのぅ」
「意図的な落雷だと…‥‥雷系統の魔法はあるそうだが、こんな強烈なのは‥‥‥いや、待て?ログを見ろ!!」
タローンの言葉で、ギリギリ仕留め損なわれていた戦隊たちはログを確認する。
―――――
>‥‥‥黒き女神による『天罰の雷槍』が落ちました。
>デバフが一気に付与されます。
―――――
「ほげぇぇぇ!?黒き女神の天罰!?」
「うわぁ本当だ!?デバフがすんごいアホなほどつきまくっているんだけど!?」
「猛毒、真珠化(弱)、火傷、痺れ、凍傷、全ステータスダウン、全耐性ダウン‥‥‥今の一撃でじゃと!?」
ばっと改めて上を見れば、雷が落ちたところに黒き女神がいることに彼らは気が付く。
美しい容姿に、冷たいまなざしを向けられており、明かに侮蔑されているというかゴミクズのように見られていると理解できるだろう。
―――――
>ギルド対抗戦に、乱入者が出現しました!!
>今回の乱入者は『黒き女神』。それともう一つ、追加!!
―――――
「もう一つ?」
乱入者と言うのがギルド対抗戦に出てくるということ自体は、事前にギルドの方で通達されていた。
この対抗戦内でまさか黒き女神に遭遇するとは変態戦隊も予想していなかったが、もう一つという部分に目が向く。
この場で今、堂々と出てきた黒き女神のほうに目を奪われていたが、まだいたのだろうか?
そう思い、首をかしげて考えているとふと物凄い悪寒に襲われた。
ぞくぅ!!
「ひえっ!?」
「今、物凄い悪寒がしたのじゃが!?」
「何だこの圧倒的寒さ!!」
「黒き女神さまの方の冷徹な視線はむしろ気持ちよかったのだが、この悪寒は‥‥‥まさか!?」
嫌な予感に全員が同じ考えを浮かべ、ばっと悪寒がしてきた方向へ目を向ける。
すると、その方向にいたはずの戦隊や魔法少女、その他悪の組織がざっと道を開け、奥から二人の女性が来たが、その纏う雰囲気は一言で言い現わすのであれば般若であった。
「ふふふふふふふふ、対抗戦をちょっと用事で見るのが遅れたけれども、何をやっているのかしらぁ?」
「爺ちゃんカックウスッケンタローン…‥‥みーんなそろって、何馬鹿なことをしているのかなぁ?」
「「「「ひ、ひえええええええええええええええええええええええええ!?」」」」
そこにいたのは、ミートンの奥さんとその孫娘。
追加でその背後にはテイムモンスターなのか大鎌を背負った死神のようなモンスターや、ドラゴンのようなものも引き連れており、余計にやばい一団に見えるだろう。
いや、変態戦隊からすればそれこそ本気で恐ろしい集団であり、直ぐさま逃走を図りたかったが、それはできなかった。
「ぐぉぅ!?足が、固まって動けん!!」
「あ、これ真珠化による拘束状態か!?」
「「一歩も動けないんだが!?」」
女神の一撃による天罰は、どうやらこのためにあったらしい。
そのことをようやく理解したのだが、時すでに遅し。
【ブモー、ブモー(この時のために、『モザイク処理』のスキルを会得しました)。ブモブモ―(それでは皆様に見えないように、ちょっと映像加工いたします)】
「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!?」」」」
……余計に不味い変態を見せないようにするためにでも会得してしまったのか、マッチョンが手を振るえば変態戦隊たちの周囲だけがモザイクとなり、何が映っているのかわからなくなる。
けれども、響き渡る断末魔によって凄惨すぎる状態になっていることは、敵味方双方よく理解させられ、思わず彼らの冥福を祈ることに関して心が一つになるのであった‥‥‥‥
(…‥‥逃走防止のために状態異常を使ったけど、これ逃走させたほうが別の場所で行われるのだから、ここで悲惨な現場を見なかったのでは?)
「「「どわぁぁぁぁあ!?」」」
「甘い甘い、この鉄壁を敗れるかこの野郎どもぉ!!」
「「「ひげぇぇぇぇ!?」」」
「「さて、ここでいっちょマッチョンぶっ放せぇ!!」」
【ブモー、ブモォォー!!(後で謝っておきます、加減しての粉砕光線!!)】
…‥‥戦隊と魔法少女が悪の組織と争う場の中で、異色の存在感を表している新変態戦隊ヨクボウモウジャーたち。
変態ギルドからの手の者だという事でかなりの色ものだと思われていたのだが、その実力は以外にも高く、悪の組織で欲望五人衆だった時の経験も活かし、より一層強化されていた。
その変態度の高さゆえなのか、タンクマンのさらに上の職業『ネオ・タンクマン』へと変わっており、防御力が異常に強化されている。
そしてマッチョンも欲望五人衆の時から種族が進化していたようで、『グランドダークオーク』へと変わっており、一撃の重さがさらに増していた。
「ふははははは!!戦隊どもよ見たか!!これぞ儂らこそが真の戦隊であると示すようなもの!!」
「かわいい子たちよ見ているかい!!強さとは欲望を極めた先に存在しているのだ!!」
「ついでにこの強さを見て、女の子入ってくれないかなぁ!!」
「今ならしっかりレクチャーし、ピンク担当として目立てるぞ!!」
【ブモ、ブモ(あ、すいません。できれば早めに誰か御婆様とお孫様に通報していただけないでしょうか?怪我がない様に、できるだけ手加減もしておきますので】
色々と思惑が入り混じりつつ、まともな思考が押しつぶされそうになるが、戦況としてはカオスになっていると言って間違いないだろう。
戦隊・魔法少女側からすればどう考えても戦隊と呼びたくない変態共の異常な強さに近寄りたくないし、悪の組織側にとっても流石にちょっと近寄りがたい。
敵味方関係なく目立っている奴らだが、抑え込むだけの力は周囲には無かった。
そう、周囲には。
「よし、このまま一気に大殲滅を行うぞぉ!!早めに攻め、早めに潰し、我々の変態ギルドこそが全てのギルドの頂点に立つと告げ、」
ジッ!!
「ん?何じゃ、今一瞬頭が熱かったような?」
「あれ、イエローことミートン、頭に何か当たっているぞ?」
「何じゃ何じゃ?」
「なにこれ?赤い点?」
「いやこれ、何と言うかレーザーポインターのような…‥‥んん?狙われているってことでは?」
「「「え?」」」
ふと感じた違和感に疑問を抱きつつ、照射をしていると思われる方向へ彼らは顔を向ける。
そこには大空が広がるだけで、何も無いように…‥‥
…ゴロゴロゴロゴロ!!
「うおっ!?何だ、いきなり雷雲が湧き出たんだが!?」
「何が起きてい、」
突然雷鳴が鳴り響き始め、晴天が一瞬のうちに雷雲に覆われた曇天へと化し、薄暗くなった状況に誰もが驚愕していったん動きを止める。
そしてミートンが驚いていた言葉を口につむごうとした、その瞬間だった。
ドンガラガッシャァァァァァァァアン!!
「「「「ほんげぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
【ブモォゥ!?】
突然、狙いを定めたかのように強烈な落雷が発生し、見事に変態戦隊へ直撃した。
しかも狙い定めたかのように、まともであったマッチョンには当たっておらず、的確にその他へ直撃したのである。
「な、何じゃ今の痺れるような一撃は…‥‥自然のものではないのぅ」
「意図的な落雷だと…‥‥雷系統の魔法はあるそうだが、こんな強烈なのは‥‥‥いや、待て?ログを見ろ!!」
タローンの言葉で、ギリギリ仕留め損なわれていた戦隊たちはログを確認する。
―――――
>‥‥‥黒き女神による『天罰の雷槍』が落ちました。
>デバフが一気に付与されます。
―――――
「ほげぇぇぇ!?黒き女神の天罰!?」
「うわぁ本当だ!?デバフがすんごいアホなほどつきまくっているんだけど!?」
「猛毒、真珠化(弱)、火傷、痺れ、凍傷、全ステータスダウン、全耐性ダウン‥‥‥今の一撃でじゃと!?」
ばっと改めて上を見れば、雷が落ちたところに黒き女神がいることに彼らは気が付く。
美しい容姿に、冷たいまなざしを向けられており、明かに侮蔑されているというかゴミクズのように見られていると理解できるだろう。
―――――
>ギルド対抗戦に、乱入者が出現しました!!
>今回の乱入者は『黒き女神』。それともう一つ、追加!!
―――――
「もう一つ?」
乱入者と言うのがギルド対抗戦に出てくるということ自体は、事前にギルドの方で通達されていた。
この対抗戦内でまさか黒き女神に遭遇するとは変態戦隊も予想していなかったが、もう一つという部分に目が向く。
この場で今、堂々と出てきた黒き女神のほうに目を奪われていたが、まだいたのだろうか?
そう思い、首をかしげて考えているとふと物凄い悪寒に襲われた。
ぞくぅ!!
「ひえっ!?」
「今、物凄い悪寒がしたのじゃが!?」
「何だこの圧倒的寒さ!!」
「黒き女神さまの方の冷徹な視線はむしろ気持ちよかったのだが、この悪寒は‥‥‥まさか!?」
嫌な予感に全員が同じ考えを浮かべ、ばっと悪寒がしてきた方向へ目を向ける。
すると、その方向にいたはずの戦隊や魔法少女、その他悪の組織がざっと道を開け、奥から二人の女性が来たが、その纏う雰囲気は一言で言い現わすのであれば般若であった。
「ふふふふふふふふ、対抗戦をちょっと用事で見るのが遅れたけれども、何をやっているのかしらぁ?」
「爺ちゃんカックウスッケンタローン…‥‥みーんなそろって、何馬鹿なことをしているのかなぁ?」
「「「「ひ、ひえええええええええええええええええええええええええ!?」」」」
そこにいたのは、ミートンの奥さんとその孫娘。
追加でその背後にはテイムモンスターなのか大鎌を背負った死神のようなモンスターや、ドラゴンのようなものも引き連れており、余計にやばい一団に見えるだろう。
いや、変態戦隊からすればそれこそ本気で恐ろしい集団であり、直ぐさま逃走を図りたかったが、それはできなかった。
「ぐぉぅ!?足が、固まって動けん!!」
「あ、これ真珠化による拘束状態か!?」
「「一歩も動けないんだが!?」」
女神の一撃による天罰は、どうやらこのためにあったらしい。
そのことをようやく理解したのだが、時すでに遅し。
【ブモー、ブモー(この時のために、『モザイク処理』のスキルを会得しました)。ブモブモ―(それでは皆様に見えないように、ちょっと映像加工いたします)】
「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!?」」」」
……余計に不味い変態を見せないようにするためにでも会得してしまったのか、マッチョンが手を振るえば変態戦隊たちの周囲だけがモザイクとなり、何が映っているのかわからなくなる。
けれども、響き渡る断末魔によって凄惨すぎる状態になっていることは、敵味方双方よく理解させられ、思わず彼らの冥福を祈ることに関して心が一つになるのであった‥‥‥‥
(…‥‥逃走防止のために状態異常を使ったけど、これ逃走させたほうが別の場所で行われるのだから、ここで悲惨な現場を見なかったのでは?)
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