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Ver.3.0 ~動き始める大きな世界~
ver.3.0-9 身内がいると、何とも言えなくもなる
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‥‥‥さて、妹の冬華も来たという事で、本日もアルケディア・オンラインに僕らはログインした。
待ち合わせ場所として天界ではなく、集まりやすい始まりの街の中にある噴水を選んだのだが…‥‥
【これはこれは、お初にお目にかかるゼ!俺っち、妹さんの執事を務めているシーサーだゼ!】
【主様、彼は私の弟の使用人デス】
「そうか、こっちはこっちで使用人の姉弟があるのか。丁寧にどうも、妹の兄を務めているハルです」
【いやー、こっちの主っちはいーねー羨ましいゼ】
【まぁ、雇われる身だと主を簡単に選べないのですガ、問題ある方なのでしょうカ?】
ロロの問いかけに対して、冬華の使用人である赤髪の執事はものすごい微妙な表情を浮かべ、目線である場所を指し示した。
見ればそこには、僕の方のテイムモンスターたちがいるのだが‥‥‥
「ああああああああ!!お兄ちゃん、なんかずるーい!!何でこんなに、可愛い子が多いのよー!!」
【オォォォォン!!】
【ギャベェェェイ!!】
だだだだっと走り抜ける妹‥‥‥このゲーム内のアバター名は『トーカ』だが、着ている衣服はどことなく道化師っぽい。
そしてそんな妹に、アリスやルトが追いかけまわされていた。危害を加える判定だと罰則として落雷などもあるそうなのだが、一応可愛がりたい気持ちの方が強いのか落ちてこないらしい…‥‥いや、あれむしろ落ちるべきじゃないかな?
なお、マリーやセレア、リンは足が速いので直ぐに逃げおおせていた。
―――――
「現在のテイムモンスターたちの足の速さ」
セレア>リン=マリー>アリス、ルト
※平均的なプレイヤーの足の速さは大体アリスと同等、使用人はマリーたちと同じぐらい。バフや地形などに影響されるので、水中ではルトが早くなる。
―――――
とりあえず全速力で走り抜け続けて疲れ切らせたところで、一休みついでに町中にある喫茶店で話すことにした。
「ああ、ずるいよ兄ちゃん、なんでこんなにかわいい子が多いのさー!私なんて、テイムモンスターいるけど、可愛い子じゃないもん!」
「でも、大事にはしているんだよね?と言うか、その格好は何?」
「コレ?クラウンギルドのギルド衣装だよ。ギルドに所属していると、統一を出すための制服のようなものとして無料で配布され、着ることが出来るのよね」
ぷくーっと頬を膨らませつつも、トーカはそう答える。
なんでも妹がいるギルドはクラウンギルド…‥‥良くあちこちの町や村でサーカスを開いているところだ。なんか意外と言うか、そこに入ったのか。
「だって練習とか鍛練があるけど、一員になれば出番が来るまで実質無料で講演を見れるんだよ!このクラウンギルドのサーカスって面白いから、入ったほうがお得なの!!」
【ついでに言うのならば、主っちには才能があったのだゼ!玉乗りナイフジャグリング綱渡りトランポリン空中ブランコっと、まとめてひとつでやれるほど凄いのだゼ!】
「本当に何やってんの!?」
「言った通りのことだよ?テイムモンスターの『キングアシカ』である『ルルボーン』と、『キラーナイフ』の『キララ』と一緒にやっているのよ」
【オゥオゥ!!】
【シャキーン!!】
トーカの言葉に対して、王冠を被った大きなアザラシと、ナイフその物が空中に跳ねまわり、それぞれ声を上げて答える。
どうやら彼女の曲芸に惹かれてテイム条件がそろったようで、テイムされた面子のようだ。そんなテイム条件もあるのかと驚くが、テイム条件に関してはまだまだ色々とあるので、こんなのがあっても良いのかもしれない。条件の中にはロシアンルーレットを100回連続で生き延びるとか、違法建築で頭のおかしい建物を作り上げるとか、ガチの戦闘でクロスカウンターを決めるとかもあるらしいからね。むしろそういう条件を見つける人は何をやっているのかと思うので、これはまだまともな方なのかもしれない。
「なんというか、個性的な面子だな‥‥‥」
「まぁ、成り行きでなった気もあるかな?でもお兄ちゃんの方がすごいんだけど!!お兄ちゃんのアバター自身がなんか昔の感じだからそれはまだ良いけど、何でこんなにかわいい子が多くなっているのよー!!」
その叫びに対して、周囲にいた他のプレイヤーたちが今、一瞬うんうんと深く同意するように頷いたように見えた。
そんなこと言われても、意図せずになっていたのだから仕方がない。
「と言うか、元々みんなこの姿じゃなかったぞ?マリーは蛇だったし、リンはレオパルド、セレアは馬でルトは蛸、アリスは‥‥‥いや、あまり変わらないかな?」
【オォォン?】
考えたら、最初から人型じゃない面子の中で唯一そうじゃなかった子かもしれない。元々あの戦隊の狙いになるほどだったし…‥‥最近見ないけど、どうなっているのやら。
「それでもこうなるのって、本当にどうなっているのよー!!私の方のルルボーンやキララも可愛い感じにならないのかなー!!」
【残念ながら主っち、全員オスだゼ?】
「じゃぁ性転換して!!」
【オゥッ!?】
【シャキン!?】
「というかトーカ、そんな事を言っているけど、なんで使用人の方は執事にしているんだ?可愛いもの好きなら、メイドの方を雇うと思ったんだけど」
もっともな疑問である。
「あー‥‥‥それはね、ちょっと違うのよ」
「と言うと?」
「このシーサー、最初雇った時には可愛い男の子だったけど‥‥‥いわゆるショタってやつだったんだけど、なんか気が付いたらこんなイケメンに変わり果てていたんだけど!?あの時代を返せぇぇぇぇぇ!!でも解雇しづらいし、雇い続けているのぉぉぉぉぉ!!」
「成長!?」
【あー、そう言えばシーサー、あなたもしかして成長タイプの使用人ですカ】
【そうだゼ。アルケディア・オンラインでずっと同じ姿なのはマンネリが来るという意見があったようで、ならば自分で連れ歩いて育ててしまえば良いんじゃないか、という案を元に生まれたのだゼ!!成長タイプの使用人、初期投資費用は900Alだけど、ちゃんと成長させてくれた主がいたら、毎日ALやアイテムを集めて献上するのだゼ!!】
要は成長する使用人のようで、育ちきっても尽くすタイプらしい。
まぁ、色々と望むものをことごとく逃す妹だが、ちゃんと全員連れている。得た者を逃さず、しっかりとすべて活用しているので問題はないと思いたい。
「でもお兄ちゃんのテイムモンスターのようにかわいい子が欲しいんだよー!!だから今日は、テイムを手伝ってぇ!!」
「そんな都合良いのはいるのかな?」
「いるよ!!ネット情報でしっかりと調べていたけど、どうも天界の方で得られるかもしれないクエストがあるの!!」
ぐっとこぶしを握り締めて叫びつつ、懐から依頼書のようなものを取り出した。
「その名も『天使を救え魔法少女たち!!』という特殊なクエストよ!!魔法少女になって悪の組織の下っ端たちをふっ飛ばせば、その報酬の中にテイムモンスターの卵があるようで、天界のだと孵すと可愛い子が多いらしいのよ!!」
「組織本体じゃなくて、下っ端かよ」
「下っ端よ。何でも最近、イーイー叫ぶ全身黒タイツのコテコテの下っ端が出没しているようで、色々と問題が起きているんだって」
「コテコテすぎるな‥‥‥あれ?でも魔法少女たちと言うからには、流石に僕は無理なんじゃ?」
「大丈夫!男性でも魔法少女になれるって!」
「大丈夫なのか、そのクエスト」
…‥‥色々と不安を抱えつつも、ここで答えなければ今後絶対に何かしでかしかねない未来が見えている。
しかし、男でも魔法少女になるというのは精神的なきつさがある。
念のために、その魔法少女になる格好を見たが…‥‥いや、なんだこの罰ゲーム感。
「お兄ちゃんなら、その少年っぽいアバターだからまだ違和感ないって!!筋肉ムキムキのマッチョマンやでぶでぶの団子がなるよりもマシだって!!」
「むしろこの画像の奴らは、何を思ってこの格好をしたのか…‥‥深い闇を感じるんだけど」
どうしたものかと考えるが、どうしても男としてはこれは流石に避けたい。むしろ進んでなった奴らの方が、メンタルが強すぎる。
「‥‥‥あ、でもあれならまだ、マシ‥‥‥か?」
「何かあるの?」
「あると言えばあるんだけど‥‥‥うーん、どうしよう」
一応、男ではなく女としてなれる方法があるのだが…‥‥アレを身内に見せて良いのか、そもそも兄としての立場としてどうなのだろうか?
色々と悩むも、何もしなかったら後々絶対にやらかすとしか思えず、絶対に秘密にするという事で承諾するのであった…‥‥
「ちなみにばらしたら、母さんの隠しもっていたホスト宛の無数のラブレターを見つけ出してうっかり父さんの前に持ち出しかけた歴史を言ってやるからな」
「やめてよお兄ちゃん!?それバレたら怒られるって!!」
「じゃぁ、父さんの部屋に飾られていた1分の1フィギュアをいくつか壊して、泣きながら修復をねだった時のやつにするか?」
「それもやめてぇぇぇぇぇ!!だって普段筋肉馬鹿のパパが、隠して収集していたなんて知らなくて、お驚いて飛び跳ねちゃったのが原因なのよぉぉぉぉぉ!!」
…‥‥どうでもいいが、こうして言うとうちの家族も相当変かも。トーカの話によると、母さんもアルケディア・オンラインやっているようだが、何をしているのやら。
子供としては、親の隠しているものを目撃したくないんだよなぁ。
待ち合わせ場所として天界ではなく、集まりやすい始まりの街の中にある噴水を選んだのだが…‥‥
【これはこれは、お初にお目にかかるゼ!俺っち、妹さんの執事を務めているシーサーだゼ!】
【主様、彼は私の弟の使用人デス】
「そうか、こっちはこっちで使用人の姉弟があるのか。丁寧にどうも、妹の兄を務めているハルです」
【いやー、こっちの主っちはいーねー羨ましいゼ】
【まぁ、雇われる身だと主を簡単に選べないのですガ、問題ある方なのでしょうカ?】
ロロの問いかけに対して、冬華の使用人である赤髪の執事はものすごい微妙な表情を浮かべ、目線である場所を指し示した。
見ればそこには、僕の方のテイムモンスターたちがいるのだが‥‥‥
「ああああああああ!!お兄ちゃん、なんかずるーい!!何でこんなに、可愛い子が多いのよー!!」
【オォォォォン!!】
【ギャベェェェイ!!】
だだだだっと走り抜ける妹‥‥‥このゲーム内のアバター名は『トーカ』だが、着ている衣服はどことなく道化師っぽい。
そしてそんな妹に、アリスやルトが追いかけまわされていた。危害を加える判定だと罰則として落雷などもあるそうなのだが、一応可愛がりたい気持ちの方が強いのか落ちてこないらしい…‥‥いや、あれむしろ落ちるべきじゃないかな?
なお、マリーやセレア、リンは足が速いので直ぐに逃げおおせていた。
―――――
「現在のテイムモンスターたちの足の速さ」
セレア>リン=マリー>アリス、ルト
※平均的なプレイヤーの足の速さは大体アリスと同等、使用人はマリーたちと同じぐらい。バフや地形などに影響されるので、水中ではルトが早くなる。
―――――
とりあえず全速力で走り抜け続けて疲れ切らせたところで、一休みついでに町中にある喫茶店で話すことにした。
「ああ、ずるいよ兄ちゃん、なんでこんなにかわいい子が多いのさー!私なんて、テイムモンスターいるけど、可愛い子じゃないもん!」
「でも、大事にはしているんだよね?と言うか、その格好は何?」
「コレ?クラウンギルドのギルド衣装だよ。ギルドに所属していると、統一を出すための制服のようなものとして無料で配布され、着ることが出来るのよね」
ぷくーっと頬を膨らませつつも、トーカはそう答える。
なんでも妹がいるギルドはクラウンギルド…‥‥良くあちこちの町や村でサーカスを開いているところだ。なんか意外と言うか、そこに入ったのか。
「だって練習とか鍛練があるけど、一員になれば出番が来るまで実質無料で講演を見れるんだよ!このクラウンギルドのサーカスって面白いから、入ったほうがお得なの!!」
【ついでに言うのならば、主っちには才能があったのだゼ!玉乗りナイフジャグリング綱渡りトランポリン空中ブランコっと、まとめてひとつでやれるほど凄いのだゼ!】
「本当に何やってんの!?」
「言った通りのことだよ?テイムモンスターの『キングアシカ』である『ルルボーン』と、『キラーナイフ』の『キララ』と一緒にやっているのよ」
【オゥオゥ!!】
【シャキーン!!】
トーカの言葉に対して、王冠を被った大きなアザラシと、ナイフその物が空中に跳ねまわり、それぞれ声を上げて答える。
どうやら彼女の曲芸に惹かれてテイム条件がそろったようで、テイムされた面子のようだ。そんなテイム条件もあるのかと驚くが、テイム条件に関してはまだまだ色々とあるので、こんなのがあっても良いのかもしれない。条件の中にはロシアンルーレットを100回連続で生き延びるとか、違法建築で頭のおかしい建物を作り上げるとか、ガチの戦闘でクロスカウンターを決めるとかもあるらしいからね。むしろそういう条件を見つける人は何をやっているのかと思うので、これはまだまともな方なのかもしれない。
「なんというか、個性的な面子だな‥‥‥」
「まぁ、成り行きでなった気もあるかな?でもお兄ちゃんの方がすごいんだけど!!お兄ちゃんのアバター自身がなんか昔の感じだからそれはまだ良いけど、何でこんなにかわいい子が多くなっているのよー!!」
その叫びに対して、周囲にいた他のプレイヤーたちが今、一瞬うんうんと深く同意するように頷いたように見えた。
そんなこと言われても、意図せずになっていたのだから仕方がない。
「と言うか、元々みんなこの姿じゃなかったぞ?マリーは蛇だったし、リンはレオパルド、セレアは馬でルトは蛸、アリスは‥‥‥いや、あまり変わらないかな?」
【オォォン?】
考えたら、最初から人型じゃない面子の中で唯一そうじゃなかった子かもしれない。元々あの戦隊の狙いになるほどだったし…‥‥最近見ないけど、どうなっているのやら。
「それでもこうなるのって、本当にどうなっているのよー!!私の方のルルボーンやキララも可愛い感じにならないのかなー!!」
【残念ながら主っち、全員オスだゼ?】
「じゃぁ性転換して!!」
【オゥッ!?】
【シャキン!?】
「というかトーカ、そんな事を言っているけど、なんで使用人の方は執事にしているんだ?可愛いもの好きなら、メイドの方を雇うと思ったんだけど」
もっともな疑問である。
「あー‥‥‥それはね、ちょっと違うのよ」
「と言うと?」
「このシーサー、最初雇った時には可愛い男の子だったけど‥‥‥いわゆるショタってやつだったんだけど、なんか気が付いたらこんなイケメンに変わり果てていたんだけど!?あの時代を返せぇぇぇぇぇ!!でも解雇しづらいし、雇い続けているのぉぉぉぉぉ!!」
「成長!?」
【あー、そう言えばシーサー、あなたもしかして成長タイプの使用人ですカ】
【そうだゼ。アルケディア・オンラインでずっと同じ姿なのはマンネリが来るという意見があったようで、ならば自分で連れ歩いて育ててしまえば良いんじゃないか、という案を元に生まれたのだゼ!!成長タイプの使用人、初期投資費用は900Alだけど、ちゃんと成長させてくれた主がいたら、毎日ALやアイテムを集めて献上するのだゼ!!】
要は成長する使用人のようで、育ちきっても尽くすタイプらしい。
まぁ、色々と望むものをことごとく逃す妹だが、ちゃんと全員連れている。得た者を逃さず、しっかりとすべて活用しているので問題はないと思いたい。
「でもお兄ちゃんのテイムモンスターのようにかわいい子が欲しいんだよー!!だから今日は、テイムを手伝ってぇ!!」
「そんな都合良いのはいるのかな?」
「いるよ!!ネット情報でしっかりと調べていたけど、どうも天界の方で得られるかもしれないクエストがあるの!!」
ぐっとこぶしを握り締めて叫びつつ、懐から依頼書のようなものを取り出した。
「その名も『天使を救え魔法少女たち!!』という特殊なクエストよ!!魔法少女になって悪の組織の下っ端たちをふっ飛ばせば、その報酬の中にテイムモンスターの卵があるようで、天界のだと孵すと可愛い子が多いらしいのよ!!」
「組織本体じゃなくて、下っ端かよ」
「下っ端よ。何でも最近、イーイー叫ぶ全身黒タイツのコテコテの下っ端が出没しているようで、色々と問題が起きているんだって」
「コテコテすぎるな‥‥‥あれ?でも魔法少女たちと言うからには、流石に僕は無理なんじゃ?」
「大丈夫!男性でも魔法少女になれるって!」
「大丈夫なのか、そのクエスト」
…‥‥色々と不安を抱えつつも、ここで答えなければ今後絶対に何かしでかしかねない未来が見えている。
しかし、男でも魔法少女になるというのは精神的なきつさがある。
念のために、その魔法少女になる格好を見たが…‥‥いや、なんだこの罰ゲーム感。
「お兄ちゃんなら、その少年っぽいアバターだからまだ違和感ないって!!筋肉ムキムキのマッチョマンやでぶでぶの団子がなるよりもマシだって!!」
「むしろこの画像の奴らは、何を思ってこの格好をしたのか…‥‥深い闇を感じるんだけど」
どうしたものかと考えるが、どうしても男としてはこれは流石に避けたい。むしろ進んでなった奴らの方が、メンタルが強すぎる。
「‥‥‥あ、でもあれならまだ、マシ‥‥‥か?」
「何かあるの?」
「あると言えばあるんだけど‥‥‥うーん、どうしよう」
一応、男ではなく女としてなれる方法があるのだが…‥‥アレを身内に見せて良いのか、そもそも兄としての立場としてどうなのだろうか?
色々と悩むも、何もしなかったら後々絶対にやらかすとしか思えず、絶対に秘密にするという事で承諾するのであった…‥‥
「ちなみにばらしたら、母さんの隠しもっていたホスト宛の無数のラブレターを見つけ出してうっかり父さんの前に持ち出しかけた歴史を言ってやるからな」
「やめてよお兄ちゃん!?それバレたら怒られるって!!」
「じゃぁ、父さんの部屋に飾られていた1分の1フィギュアをいくつか壊して、泣きながら修復をねだった時のやつにするか?」
「それもやめてぇぇぇぇぇ!!だって普段筋肉馬鹿のパパが、隠して収集していたなんて知らなくて、お驚いて飛び跳ねちゃったのが原因なのよぉぉぉぉぉ!!」
…‥‥どうでもいいが、こうして言うとうちの家族も相当変かも。トーカの話によると、母さんもアルケディア・オンラインやっているようだが、何をしているのやら。
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