131 / 718
Ver.3.0 ~動き始める大きな世界~
ver.3.0-4 それはふと、思う疑問なんだけど
しおりを挟む
「そういえばさロロ、ふと思ったけど尋ねて良いかな?」
【何でしょうカ?】
天界のフィールドを探索する中、雲の大地を見てふと僕は思ったことがあった。
「ロロからのクエストで鉱石を捜すものがあったけど、こんな雲の上で鉱石なんて見つかるのだろうか?」
地面の中にあるような、岩場の多い魔界。
あの世界であれならば、普通に掘っていけば鉱脈なども見つかりやすそうで、様々な鉱石が産出できても納得が出来るだろう。
だがしかし、ここは天界で雲の上。鉱石が埋まっているような山などは見当たらないし、掘り進めば落っこちるそうで、そもそも雲の中にどうやってできるのかという疑問がわくのは普通の事だろう。
ゲームだからと言う理由でも片付くかもしれないが、そんな簡単に説明できるものではないように、ここの運営が何かを施していてもおかしくはないはず。
そう思い、思い切ってロロに尋ねてみた。元々このアルケディア・オンラインの使用人である彼女ならば、多分知っているだろうと思ってである。
【見つかりますネ。そもそも天界も魔界も産出する鉱石の種類は異なるものもありますが、成り立ち自体はほぼ同じだったりするんですよネ】
「え?同じ?」
【ハイ。天と地だから違うように見えますが、実は同じものもありマス。それは何でしょうカ?】
問いかけたはずが逆に問われ、僕は首をひねる。
【ヒントは、魔界であったけれども天界ではなっていないものデス】
「魔界であって、天界に無い‥‥‥もしかして、『常時魔力過多状態』か?」
【正解デス。そしてそれの原因は、魔界だとMPが大気中に溢れてましたが、実は天界でも同じような状態になる可能性もあったのデス】
「…‥‥どういうこと?」
いまいちわからないので詳しく説明を聞けば、なんでも天界と魔界は異なる場所だが、同じ条件が実はそろっているらしい。なんでも地面から常にMPが溢れるようになっているそうで、潤沢になっているからこそ、独特の生態を築き上げやすいらしい。
だがしかし、天界では魔界と同じようにならない理由としては、魔界だと天井が存在‥‥‥ようはMPの逃げ場のない状態になっていたからこそ大気にMPが溢れる状態になっていたが、ここは天界で空が解放されているからこそ、いくら湧き出たとしてもすぐに霧散するそうだ。
それならば地上の方でも同じようなことができそうだが、地質が色々と異なるというか、概念的な大本が違うせいで天界と同じ状態にはならないそうである。
とにもかくにも、天界も魔界も解放されるか密閉されるかで変わっているが、どちらもMPが常に自然発生するのは同じであり‥‥‥そしてそのMPが行き場を失っていった先に、集まって固まり、鉱石へ転じることがあるそうだ。
【魔界なら地面の中に、岩場の中に出来上がりやすいですガ、天界では雲の中に出来上がりマス。魔界ほどの密閉能力はないのですが、こうやって足場になる地面の雲の構造だからこそ、一部にどこか詰まってしまい、自然と鉱石になることがあるのデス】
「それが、地上とは異なる鉱石の出現の秘密ってことか…‥‥じゃぁ、もしかしてプレイヤーのMPとかも人為的に取り出して固めることが出来れば、それはそれで鉱石を精製できるんじゃないか?」
【簡単そうですガ、そうはいかないのデス。天界・魔界独特のMPはプレイヤーの持つMPとはちょっと構成が異なるのですが、そのわずかな差によって鉱石になるかならないかも決まっているそうデス】
なんというか、条件はそこそこシビアなようで、鉱石の発生条件を見つけ出して人為的に生み出せないかと探る悪魔や天界だと天使の人なども挑戦してきたことがあったようだが、世の中そううまいこと行かなかったようだ。
だからこそ、天界・魔界で産出される鉱石は独特なものになっており、それなりに価値も付くようだ。
…‥‥まぁ、簡単に人の手でなせないように設定されているだけかもしれないけど、面白い秘密ではある。
「そう考えると、鉱石を探すならもっとこう、MPが出にくそうな場所を捜したほうが良いのかなぁ‥‥‥そう考えると、雲の中にできつつ見えそうな部分だと‥‥‥」
天界に来る前に、実はちょっと天界門周辺のマップだけならば確保してきていたりする。
それを広げて考え、僕はあるところに目を付けた。
「なら、この湖の方に向かってみようかな。雲の上に湖が出来上がるのはそれはそれでおかしな話な気がしなくもないけど、水の中に閉じ込められて出来上がっていても不思議ではないからね」
MPが水で留められるとか言う話はないが、考えたらMP回復ポーションとかもあるのだし、こういう液体の中に留まっている可能性も否定できない。
それに、このマップによるとどうやらこちらはこちらで天界の観光スポットのようで、見つけられなくとも見る価値がある絶景のようで、期待が非常に高まるだろう。
そう考えつつ、僕らは湖へ向けて歩み始めるのであった…‥‥
トッテテトテテ♪トッテン♪
「ん?何の音?」
【あ、すいません主様。マナーモードにしてませんでシタ。どうやら使用人用の携帯が鳴ったようデス】
ふと何か変な音が鳴ったが、どうやら使用人たちが持つ連絡手段らしい。
このアルケディア・オンラインの中で携帯を見るのは変な気分だが、あの魔導船に仕上げる彼女を見る限り、持っていてもおかしくはないだろう。
【はい、こちらは今、主様と天界の湖へ‥‥‥ええ、ハイ。ほぅ?…‥‥分かりまシタ。念のために、情報を他の連絡先にも共有しておきマス】
「何があったの?」
【運営の方から直々に、全使用人への通達デスネ。何でも、本日使用人の雇われた数が綺麗なゾロ目になったようで、その報酬を決める会議が今晩使用人のトップたちで行われるそうデス。それと、主様に関して先日の裏魔界騒動で、もっときちんとしたお詫びの品を送付する予定らしいのですが、ギリギリのところでちょっと調整が入ったそうなので、本当に申し訳ないのですがもうちょっとだけ待ってほしいという話もありまシタ】
「それは普通にログに通達するとか、メールで送るとかもできそうなんだけどな」
【きちんと直接やらないと、後々大変だからそうデス。それにしても、決まっていたところで調整‥‥‥何か問題でもあったのでしょうカ?でも問題のある品を渡すこと自体がそもそもすさまじい大問題になるはずなので、ならないようにしているはずなのですガ、一体なぜ‥‥‥?】
【何でしょうカ?】
天界のフィールドを探索する中、雲の大地を見てふと僕は思ったことがあった。
「ロロからのクエストで鉱石を捜すものがあったけど、こんな雲の上で鉱石なんて見つかるのだろうか?」
地面の中にあるような、岩場の多い魔界。
あの世界であれならば、普通に掘っていけば鉱脈なども見つかりやすそうで、様々な鉱石が産出できても納得が出来るだろう。
だがしかし、ここは天界で雲の上。鉱石が埋まっているような山などは見当たらないし、掘り進めば落っこちるそうで、そもそも雲の中にどうやってできるのかという疑問がわくのは普通の事だろう。
ゲームだからと言う理由でも片付くかもしれないが、そんな簡単に説明できるものではないように、ここの運営が何かを施していてもおかしくはないはず。
そう思い、思い切ってロロに尋ねてみた。元々このアルケディア・オンラインの使用人である彼女ならば、多分知っているだろうと思ってである。
【見つかりますネ。そもそも天界も魔界も産出する鉱石の種類は異なるものもありますが、成り立ち自体はほぼ同じだったりするんですよネ】
「え?同じ?」
【ハイ。天と地だから違うように見えますが、実は同じものもありマス。それは何でしょうカ?】
問いかけたはずが逆に問われ、僕は首をひねる。
【ヒントは、魔界であったけれども天界ではなっていないものデス】
「魔界であって、天界に無い‥‥‥もしかして、『常時魔力過多状態』か?」
【正解デス。そしてそれの原因は、魔界だとMPが大気中に溢れてましたが、実は天界でも同じような状態になる可能性もあったのデス】
「…‥‥どういうこと?」
いまいちわからないので詳しく説明を聞けば、なんでも天界と魔界は異なる場所だが、同じ条件が実はそろっているらしい。なんでも地面から常にMPが溢れるようになっているそうで、潤沢になっているからこそ、独特の生態を築き上げやすいらしい。
だがしかし、天界では魔界と同じようにならない理由としては、魔界だと天井が存在‥‥‥ようはMPの逃げ場のない状態になっていたからこそ大気にMPが溢れる状態になっていたが、ここは天界で空が解放されているからこそ、いくら湧き出たとしてもすぐに霧散するそうだ。
それならば地上の方でも同じようなことができそうだが、地質が色々と異なるというか、概念的な大本が違うせいで天界と同じ状態にはならないそうである。
とにもかくにも、天界も魔界も解放されるか密閉されるかで変わっているが、どちらもMPが常に自然発生するのは同じであり‥‥‥そしてそのMPが行き場を失っていった先に、集まって固まり、鉱石へ転じることがあるそうだ。
【魔界なら地面の中に、岩場の中に出来上がりやすいですガ、天界では雲の中に出来上がりマス。魔界ほどの密閉能力はないのですが、こうやって足場になる地面の雲の構造だからこそ、一部にどこか詰まってしまい、自然と鉱石になることがあるのデス】
「それが、地上とは異なる鉱石の出現の秘密ってことか…‥‥じゃぁ、もしかしてプレイヤーのMPとかも人為的に取り出して固めることが出来れば、それはそれで鉱石を精製できるんじゃないか?」
【簡単そうですガ、そうはいかないのデス。天界・魔界独特のMPはプレイヤーの持つMPとはちょっと構成が異なるのですが、そのわずかな差によって鉱石になるかならないかも決まっているそうデス】
なんというか、条件はそこそこシビアなようで、鉱石の発生条件を見つけ出して人為的に生み出せないかと探る悪魔や天界だと天使の人なども挑戦してきたことがあったようだが、世の中そううまいこと行かなかったようだ。
だからこそ、天界・魔界で産出される鉱石は独特なものになっており、それなりに価値も付くようだ。
…‥‥まぁ、簡単に人の手でなせないように設定されているだけかもしれないけど、面白い秘密ではある。
「そう考えると、鉱石を探すならもっとこう、MPが出にくそうな場所を捜したほうが良いのかなぁ‥‥‥そう考えると、雲の中にできつつ見えそうな部分だと‥‥‥」
天界に来る前に、実はちょっと天界門周辺のマップだけならば確保してきていたりする。
それを広げて考え、僕はあるところに目を付けた。
「なら、この湖の方に向かってみようかな。雲の上に湖が出来上がるのはそれはそれでおかしな話な気がしなくもないけど、水の中に閉じ込められて出来上がっていても不思議ではないからね」
MPが水で留められるとか言う話はないが、考えたらMP回復ポーションとかもあるのだし、こういう液体の中に留まっている可能性も否定できない。
それに、このマップによるとどうやらこちらはこちらで天界の観光スポットのようで、見つけられなくとも見る価値がある絶景のようで、期待が非常に高まるだろう。
そう考えつつ、僕らは湖へ向けて歩み始めるのであった…‥‥
トッテテトテテ♪トッテン♪
「ん?何の音?」
【あ、すいません主様。マナーモードにしてませんでシタ。どうやら使用人用の携帯が鳴ったようデス】
ふと何か変な音が鳴ったが、どうやら使用人たちが持つ連絡手段らしい。
このアルケディア・オンラインの中で携帯を見るのは変な気分だが、あの魔導船に仕上げる彼女を見る限り、持っていてもおかしくはないだろう。
【はい、こちらは今、主様と天界の湖へ‥‥‥ええ、ハイ。ほぅ?…‥‥分かりまシタ。念のために、情報を他の連絡先にも共有しておきマス】
「何があったの?」
【運営の方から直々に、全使用人への通達デスネ。何でも、本日使用人の雇われた数が綺麗なゾロ目になったようで、その報酬を決める会議が今晩使用人のトップたちで行われるそうデス。それと、主様に関して先日の裏魔界騒動で、もっときちんとしたお詫びの品を送付する予定らしいのですが、ギリギリのところでちょっと調整が入ったそうなので、本当に申し訳ないのですがもうちょっとだけ待ってほしいという話もありまシタ】
「それは普通にログに通達するとか、メールで送るとかもできそうなんだけどな」
【きちんと直接やらないと、後々大変だからそうデス。それにしても、決まっていたところで調整‥‥‥何か問題でもあったのでしょうカ?でも問題のある品を渡すこと自体がそもそもすさまじい大問題になるはずなので、ならないようにしているはずなのですガ、一体なぜ‥‥‥?】
22
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる