108 / 718
Ver.2.0 ~広がる大海原の世界~
ver.2.5-46 海賊VS黒き女神
しおりを挟む
>キャプテンリッチの出現により、名称が変化します。
>船内のスケルトンの種族名称が、『パイレーツスケルトン』になります。
>スケルトンたちの士気が上昇!!Atkが2倍になりました!!
―――――
キャプテンリッチもとい彼らのボスである女海賊キャプテン・グレイが出現したことによって、状況に変化が起きたらしく、ログに詳細が出て来た。
どうやら出現するまではまだギリギリ普通のスケルトン扱いに近かったようだが、グレイが出現したことではっきりと彼女の支配下につき、種族名称が変化するらしい。能力なども大きく変わったようで、動きがさらに洗練されただろう。
「とは言え、指揮をしてやる気がみなぎったのならば、こっちだってやりようはある!!『黒き女神』!!」
周囲に他のプレイヤーの姿もないし、ここで戦力を出し惜しみしては敗北の可能性が出て来たので、対応するために僕はスキルを使用し、黒き女神の姿になる。
【ホネェ!?】
【ホネホネェ!!】
【静マレェ!!姿ガ変ワル相手ハ海デ見テキタダロゥ!!怯ムナ怯エルナ立チ向カエェ!!】
【【【ホネホネェェェ!!】】】
―――――
>キャプテン・グレイの『船長号令』によって、黒き女神のスキルによる周囲への恐慌状態などが防がれました!!
―――――
「うわぁ、絶対にいつぞやかのキングリッチよりも強い相手だよ!!でも全員こちらも全力でやるぞ!!」
【シャゲェェェ!!】
【ガウガウ!!】
【バルルルルルルゥ!!】
【ギャビィィィ!!】
【オォォォォォォォン!!】
【手加減抜きデス】
女海賊グレイ一行に対して、こちらは黒き女神一行としてぶつかり合い、お互いに指揮する立場にある者同士、手加減抜きでぶつかり合う。
電撃が飛び交い、骨が飛び交い、剣戟があれば槍で押さえ込むなど、一気に混戦が激しくなった。
毒の霧は回転で吹き飛ばし、電撃は耐久のある奴が避雷針となって防ぎ、槍には剣で対応。炎は流石に船上だと不味いのだが、流石に火事も想定してなのか消火設備で応戦してくるなど、こちらの攻撃に対応する形で応戦してくるようだ。
【ハハハハハ!!ヤルナオ前タチ!!アタシノ船ニ乗リコンデ暴レルダケアッテ、実力モアルト!!コノアンデッド生デ3度目ノ襲撃ダガ、一番骨ガアルナ!!】
「3度目?だったら前に二度はあるってことか!!」
【ソウダ!!真夜中ニ起キテ動イテイルセイカ、興味本位デ来ルノダ!!】
刃を交える中で、そう口にするキャプテン・グレイ。まぁ、こんな真夜中の怪物体としてのクエストに出てくる時点でとっくの前に誰かが先に来てもおかしくはないだろう。
【トハ言エ‥‥‥2度目ノ時ノ変態達ハ戦ウ前ニ放リ出シタガナ!!】
「‥‥‥何だろう、誰なのか凄い具体的に頭に思い浮かぶ様な」
【おそらく、主様の思っている人たちであっている気がしマス。全員、同じ人思い浮かべていマス】
キャプテン・グレイいわく、1度目の襲撃はこの辺りの人達から依頼された人たちのようだが、そちらはある程度戦ったらすぐに全滅したようで、消えたようだ。
そして2度目の襲撃は、大体予想が付くがどこぞやの変態戦隊と名乗っていたそうで、何故か骸骨なのにすぐに性別を見抜きまくり、手当たり次第に勧誘をしていたり、何かと必死にお願いをしていたようである。
‥‥‥まぁ、セクハラまがいな事が起こりかねたそうなので、船上での規律を守る立場上、樽に突っ込んで封印し、しっかりと重しを付けたうえで海に放り投げたらしい。肉体がほぼなくなって骨身になった身体だからこそ、本能的に骨までぞっとするような変態臭を感じたそうだ。
でも、多分復活しているな…‥‥NPCでないプレイヤーならば、死に戻りというか復活は可能。ある程度のペナルティが付くとは言え、それでも二度と遭わないという保証はない。
なお、何故かその一員の中にいたオークに関しては特に何もされず、むしろ他の人達を抑えるような動きをしていたことで少しばかり感心したらしく、樽詰め放り投げ後にいなくなる説明受けたのち、こっそり酒を少し譲ったそうだ。常識人、苦労していてもちょっとは良い事があるらしいなぁ…‥‥
何にしても海賊との戦闘になったが、骨身になっても生前の強さ以上のものをもち、更に船長の的確な指示によって見違えるような動きを可能にしたようで、強さは倍増したようだ。
けれども僕らの方も出し惜しみなく応戦し合い、お互い消耗しつつもいい勝負となっている。
【ギャビィィィ!!】
【オォォォォォン!!】
そうこうしているうちに、電撃とブレスの合わせ技でルトとアリスがスケルトンを数体ほどふっ飛ばした、その時だった。
―――――
>レベルアップ!!
>一定のレベル到達により、『カオス・スキュラ』の『ルト』と、『バフォメット・カーウ』の『アリス』の進化が解放されました。
>特殊進化に該当し、以降は別系統への進化が不可能になります。
>進化いたしますか?
―――――
「っと、戦闘中に進化の連絡か!!」
ちょうど今のスケルトンをふっ飛ばしたことで経験値が入り、レベルがある程度の高さに達したらしい。それによって進化が解放され、黒き女神の影響で‥‥‥あれ?
―――――
『ルト』の進化先:『黒き女神の使い魔見習いー邪神見習いスキュラ』
・黒き女神に仕える道を選んだ、異なる神の可能性も秘めているスキュラが変化する種族。
・通常攻撃で混乱攻撃を可能になり、電撃がより強化された。
・触手力が強くなり、禍々しいありようとは裏腹に繊細な行動がより可能になっている。
『アリス』の進化先:『黒き女神の使い魔見習いハーロット』
・黒き女神に仕える道を選んだ、母の可能性をまだ持たぬ悪魔に近いモンスターが変化する種族。
・宝石や酒による攻撃が可能になり、自身の吐く炎を強化して攻撃に使うようになっている。
・進化の可能性はまだあるが、一部未実装要素があるため不完全な進化となる。
―――――
‥‥‥なんかこう、ちょっとルトの進化先の説明がおかしい気がする。いや、アリスの方もまだ未実装要素があるなどの気になる部分があるが、これまた変わった進化が出てきたようだ。
「でも、進化しない選択肢はないよね?」
【ギャベェイ!!】
【オォォン!!】
ようやく手にした黒き女神の使い魔という道を逃したくないのか、声をそろえて答えるルトとアリス。
彼女達の進化先に少々不安要素が芽生えはしたけれども、この状況下で一気にこちらの戦力も強化できる。
―――――
>選択、受領しました。
>進化開始します。
―――――
【ギャベェェェ!!ギャべィ!!】
【オォォォォォ、オォォォォォン!!】
瞬時に二人の身体が光り輝き、その姿を一気に変化させる。
ルトの蠢いていた触手はより禍々しくなりつつも数を少し減らしてスッキリした印象に変えつつ、手にはいつの間にかこちらも禍々しい見た目をした杖を握っており、怪しい電撃を放ち始める。
一方でアリスの方は体形に変化は少ないが、来ている衣服に変化が起きており、赤と白のカラーリングのドレスと宝石を指にはめていた。
【ギャ…‥‥ギャビィィィ!!】
【オオオオオオン!!】
進化したことを確認し、試し打ちのように彼女達は攻撃を再開した。
電撃は紫電というか、色が変わった電撃へと切り替わり、直撃コースではない電撃だとしても軌道が切り替わり、何かを盾にしてもそれを回避して直撃させる。
吐き出される黒い炎は、手をかざすと宝石が輝き、より広範囲へ一気に広がりつつも不思議と船は燃えることはなく、狙った対象のみへの攻撃となっている。
【コノタイミングデ、一気ニ強化カ!!ダッタラ、コチラモ最終奥義用意!!ヤロウ共、合体ダァァァ!!】
【【【ホネホネェェェ!!】】】
こちらの変化に対応するように、キャプテン・グレイが号令をかけた瞬間、倒れていたはずのスケルトンたちまでもが急に起き上り、その言葉に呼応するかのように一か所に集まり始めた。
瞬時に骨をバラバラにして、それでいて欠けることなくまとまっていき、いつのまにか船のマストが安全のためなのか収納され始め、甲板上が広々とした状態に切り替わり、その大きな姿を邪魔することなく、月夜に照らす。
そしてその体の中央にキャプテン・グレイが乗り込み、最後に骨で集合して出来上がった大きな頭でバランスを取って、完成する。
【ホネ、ボンネェェェェ!!】
―――――
>なんと、スケルトンたちが集まり、合体した!!
>『パイレーツスケルトン』、『キャプテンリッチ』たちは意志を統率し、『キングパイレーツスケルトン:タイプG』になった!!
―――――
「どこかのスライム以上にでっかいなぁ!?」
【タイプGという事は、他の合体形態のもあるのでしょうカ?気になりますネ】
【ボンネェェェェェェェェェ!!】
【サァ、コノママヤリアオウ!!】
巨大な骸骨の中から声も響きつつ、船上の戦場は終局を迎えようとしていた。
なんかこう、最初の目的を何処かへ忘れている気がしなくもないが、こちらも全力を尽くすのみ。
そしてこのまま、決着がつくまで僕らは全力で戦いあうのであった‥‥‥‥
「‥‥‥そう言えば、キングって付いたけど王冠とかはないのか」
よく見れば、頭の大きな骸骨にドクロ帽子があるが、あれでキングになるのか?どちらかと言えばキャプテンと言うべきなのかもしれないけれども、形式美のようなものなのか…‥‥‥?
>船内のスケルトンの種族名称が、『パイレーツスケルトン』になります。
>スケルトンたちの士気が上昇!!Atkが2倍になりました!!
―――――
キャプテンリッチもとい彼らのボスである女海賊キャプテン・グレイが出現したことによって、状況に変化が起きたらしく、ログに詳細が出て来た。
どうやら出現するまではまだギリギリ普通のスケルトン扱いに近かったようだが、グレイが出現したことではっきりと彼女の支配下につき、種族名称が変化するらしい。能力なども大きく変わったようで、動きがさらに洗練されただろう。
「とは言え、指揮をしてやる気がみなぎったのならば、こっちだってやりようはある!!『黒き女神』!!」
周囲に他のプレイヤーの姿もないし、ここで戦力を出し惜しみしては敗北の可能性が出て来たので、対応するために僕はスキルを使用し、黒き女神の姿になる。
【ホネェ!?】
【ホネホネェ!!】
【静マレェ!!姿ガ変ワル相手ハ海デ見テキタダロゥ!!怯ムナ怯エルナ立チ向カエェ!!】
【【【ホネホネェェェ!!】】】
―――――
>キャプテン・グレイの『船長号令』によって、黒き女神のスキルによる周囲への恐慌状態などが防がれました!!
―――――
「うわぁ、絶対にいつぞやかのキングリッチよりも強い相手だよ!!でも全員こちらも全力でやるぞ!!」
【シャゲェェェ!!】
【ガウガウ!!】
【バルルルルルルゥ!!】
【ギャビィィィ!!】
【オォォォォォォォン!!】
【手加減抜きデス】
女海賊グレイ一行に対して、こちらは黒き女神一行としてぶつかり合い、お互いに指揮する立場にある者同士、手加減抜きでぶつかり合う。
電撃が飛び交い、骨が飛び交い、剣戟があれば槍で押さえ込むなど、一気に混戦が激しくなった。
毒の霧は回転で吹き飛ばし、電撃は耐久のある奴が避雷針となって防ぎ、槍には剣で対応。炎は流石に船上だと不味いのだが、流石に火事も想定してなのか消火設備で応戦してくるなど、こちらの攻撃に対応する形で応戦してくるようだ。
【ハハハハハ!!ヤルナオ前タチ!!アタシノ船ニ乗リコンデ暴レルダケアッテ、実力モアルト!!コノアンデッド生デ3度目ノ襲撃ダガ、一番骨ガアルナ!!】
「3度目?だったら前に二度はあるってことか!!」
【ソウダ!!真夜中ニ起キテ動イテイルセイカ、興味本位デ来ルノダ!!】
刃を交える中で、そう口にするキャプテン・グレイ。まぁ、こんな真夜中の怪物体としてのクエストに出てくる時点でとっくの前に誰かが先に来てもおかしくはないだろう。
【トハ言エ‥‥‥2度目ノ時ノ変態達ハ戦ウ前ニ放リ出シタガナ!!】
「‥‥‥何だろう、誰なのか凄い具体的に頭に思い浮かぶ様な」
【おそらく、主様の思っている人たちであっている気がしマス。全員、同じ人思い浮かべていマス】
キャプテン・グレイいわく、1度目の襲撃はこの辺りの人達から依頼された人たちのようだが、そちらはある程度戦ったらすぐに全滅したようで、消えたようだ。
そして2度目の襲撃は、大体予想が付くがどこぞやの変態戦隊と名乗っていたそうで、何故か骸骨なのにすぐに性別を見抜きまくり、手当たり次第に勧誘をしていたり、何かと必死にお願いをしていたようである。
‥‥‥まぁ、セクハラまがいな事が起こりかねたそうなので、船上での規律を守る立場上、樽に突っ込んで封印し、しっかりと重しを付けたうえで海に放り投げたらしい。肉体がほぼなくなって骨身になった身体だからこそ、本能的に骨までぞっとするような変態臭を感じたそうだ。
でも、多分復活しているな…‥‥NPCでないプレイヤーならば、死に戻りというか復活は可能。ある程度のペナルティが付くとは言え、それでも二度と遭わないという保証はない。
なお、何故かその一員の中にいたオークに関しては特に何もされず、むしろ他の人達を抑えるような動きをしていたことで少しばかり感心したらしく、樽詰め放り投げ後にいなくなる説明受けたのち、こっそり酒を少し譲ったそうだ。常識人、苦労していてもちょっとは良い事があるらしいなぁ…‥‥
何にしても海賊との戦闘になったが、骨身になっても生前の強さ以上のものをもち、更に船長の的確な指示によって見違えるような動きを可能にしたようで、強さは倍増したようだ。
けれども僕らの方も出し惜しみなく応戦し合い、お互い消耗しつつもいい勝負となっている。
【ギャビィィィ!!】
【オォォォォォン!!】
そうこうしているうちに、電撃とブレスの合わせ技でルトとアリスがスケルトンを数体ほどふっ飛ばした、その時だった。
―――――
>レベルアップ!!
>一定のレベル到達により、『カオス・スキュラ』の『ルト』と、『バフォメット・カーウ』の『アリス』の進化が解放されました。
>特殊進化に該当し、以降は別系統への進化が不可能になります。
>進化いたしますか?
―――――
「っと、戦闘中に進化の連絡か!!」
ちょうど今のスケルトンをふっ飛ばしたことで経験値が入り、レベルがある程度の高さに達したらしい。それによって進化が解放され、黒き女神の影響で‥‥‥あれ?
―――――
『ルト』の進化先:『黒き女神の使い魔見習いー邪神見習いスキュラ』
・黒き女神に仕える道を選んだ、異なる神の可能性も秘めているスキュラが変化する種族。
・通常攻撃で混乱攻撃を可能になり、電撃がより強化された。
・触手力が強くなり、禍々しいありようとは裏腹に繊細な行動がより可能になっている。
『アリス』の進化先:『黒き女神の使い魔見習いハーロット』
・黒き女神に仕える道を選んだ、母の可能性をまだ持たぬ悪魔に近いモンスターが変化する種族。
・宝石や酒による攻撃が可能になり、自身の吐く炎を強化して攻撃に使うようになっている。
・進化の可能性はまだあるが、一部未実装要素があるため不完全な進化となる。
―――――
‥‥‥なんかこう、ちょっとルトの進化先の説明がおかしい気がする。いや、アリスの方もまだ未実装要素があるなどの気になる部分があるが、これまた変わった進化が出てきたようだ。
「でも、進化しない選択肢はないよね?」
【ギャベェイ!!】
【オォォン!!】
ようやく手にした黒き女神の使い魔という道を逃したくないのか、声をそろえて答えるルトとアリス。
彼女達の進化先に少々不安要素が芽生えはしたけれども、この状況下で一気にこちらの戦力も強化できる。
―――――
>選択、受領しました。
>進化開始します。
―――――
【ギャベェェェ!!ギャべィ!!】
【オォォォォォ、オォォォォォン!!】
瞬時に二人の身体が光り輝き、その姿を一気に変化させる。
ルトの蠢いていた触手はより禍々しくなりつつも数を少し減らしてスッキリした印象に変えつつ、手にはいつの間にかこちらも禍々しい見た目をした杖を握っており、怪しい電撃を放ち始める。
一方でアリスの方は体形に変化は少ないが、来ている衣服に変化が起きており、赤と白のカラーリングのドレスと宝石を指にはめていた。
【ギャ…‥‥ギャビィィィ!!】
【オオオオオオン!!】
進化したことを確認し、試し打ちのように彼女達は攻撃を再開した。
電撃は紫電というか、色が変わった電撃へと切り替わり、直撃コースではない電撃だとしても軌道が切り替わり、何かを盾にしてもそれを回避して直撃させる。
吐き出される黒い炎は、手をかざすと宝石が輝き、より広範囲へ一気に広がりつつも不思議と船は燃えることはなく、狙った対象のみへの攻撃となっている。
【コノタイミングデ、一気ニ強化カ!!ダッタラ、コチラモ最終奥義用意!!ヤロウ共、合体ダァァァ!!】
【【【ホネホネェェェ!!】】】
こちらの変化に対応するように、キャプテン・グレイが号令をかけた瞬間、倒れていたはずのスケルトンたちまでもが急に起き上り、その言葉に呼応するかのように一か所に集まり始めた。
瞬時に骨をバラバラにして、それでいて欠けることなくまとまっていき、いつのまにか船のマストが安全のためなのか収納され始め、甲板上が広々とした状態に切り替わり、その大きな姿を邪魔することなく、月夜に照らす。
そしてその体の中央にキャプテン・グレイが乗り込み、最後に骨で集合して出来上がった大きな頭でバランスを取って、完成する。
【ホネ、ボンネェェェェ!!】
―――――
>なんと、スケルトンたちが集まり、合体した!!
>『パイレーツスケルトン』、『キャプテンリッチ』たちは意志を統率し、『キングパイレーツスケルトン:タイプG』になった!!
―――――
「どこかのスライム以上にでっかいなぁ!?」
【タイプGという事は、他の合体形態のもあるのでしょうカ?気になりますネ】
【ボンネェェェェェェェェェ!!】
【サァ、コノママヤリアオウ!!】
巨大な骸骨の中から声も響きつつ、船上の戦場は終局を迎えようとしていた。
なんかこう、最初の目的を何処かへ忘れている気がしなくもないが、こちらも全力を尽くすのみ。
そしてこのまま、決着がつくまで僕らは全力で戦いあうのであった‥‥‥‥
「‥‥‥そう言えば、キングって付いたけど王冠とかはないのか」
よく見れば、頭の大きな骸骨にドクロ帽子があるが、あれでキングになるのか?どちらかと言えばキャプテンと言うべきなのかもしれないけれども、形式美のようなものなのか…‥‥‥?
23
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる