90 / 718
Ver.2.0 ~広がる大海原の世界~
ver.2.1-30 諦めが悪いものは、潔くいかないもので
しおりを挟む
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!まだまだだぁぁぁぁぁ!!」
「全力をもって、迎え入れるためにもやるのじゃぁぁぁぁぁ!!」
‥‥‥アリスのテイム失敗によって落ち込むのかと思いきや、燃え上がるミートンたち。諦めの悪さはすさまじく、挑み続ける気力はあったらしい。
【オォォォ…‥ン】
【いや、流石にあれ、同族逃げる。と言ってますネ】
「翻訳されなくても見たらわかるって」
僕たちの方がテイム出来てしまったアリスの言葉に、全員同意して頷いてしまう。
テイムする気はなかったが、放置するとさらにミートンたちが暴走してやらかしかねない気がしたとは言え、彼らがまず彼女と同じようなモンスターをテイムできるのだろうかと疑問に思ってしまう。そもそもやっている時の絵面が、危ない不審者にしか見えなかったからなぁ。
【シャゲシャゲ、シャゲェ】
【バルバルゥ】
【ガウウ】
【ギャビィ】
他の面子が呆れたようになっているが、まぁ落ち込むよりはマシなのかもしれない。ちょっと危ない人たちの絵面になっているとも言えるが、止めようが無いしね。でも、一応動画に取っておいて、お孫さんの方へ流しておこう。あ、メールが…‥‥
―――――
>メールを受信しました。
『お爺ちゃんたちの暴走ぶりが良く分かりました。これからお婆ちゃんと一緒に向かいますが、巻き添えになる前に逃げてください。お婆ちゃん、鬼神のように凄い怖いことになってますので( ゚Д゚)』
―――――
‥‥‥そういえば、孫がいるってことは子供がいることで、つまりミートンは妻子が存在する…‥‥何だろう、今まで気が付かなかったけれども、結構驚愕の事実じゃないかな?あの人がまず結婚出来ていたということに驚愕させられるのだが、若さゆえのあやまちなどもあったのだろうか?
【あ、同職の方から連絡が…‥‥ふむ、ご主人様、この場からの退去をおすすめしマス】
「というと?」
【孫娘様の方にどうやら私の姉妹機もとい、使用人がいるようですが、そちらから状況が伝えられまシタ。いわく、『爆発寸前の火山』がいるようデス】
どう考えても、かなり不味い状況なのがうかがえるだろう。
テイム条件をそろえるためのものも失ったのに、それでも根性を見せるミートンたちを見ていられなくなったのかもしれない。
「全員、船に乗って避難するぞ。夫婦喧嘩は犬も食わぬというか、そんな家庭の状況を見たくないからね」
【シャゲ!】
【ガウウッ!】
【バルルル!】
【ギャビィ!】
【オォン!!】
【幸い、船も来たようデス】
この場に長居は無用という事で、末路が気になるけれども巻き添えにはなりたくはない。
緊急事態という事で別れを言う間もなく、この島の船着き場へ全速力で駆け込み、僕らはその場を去った。
‥‥‥そして数時間後、ネットの掲示板の一つに目撃情報が載ったようだが、火山噴火イベントでも起きたのかと勘違いされるほどのものであった。
「‥‥‥何ともまぁ、世の中にはすさまじい妻をもつ爺さんも居たのじゃなぁ。変態グループ相手に堂々とできるとは、何とも豪胆なものかもしれぬ」
「ミートンと同じような口調なのに、こっちのほうがまだまともに見えるなぁ」
「まともなんじゃが。ずっとまともな者なんじゃが」
ひとまず避難先として、僕らは今、大樹の村に訪れていた。
のじゃロリのいるところへ向かってしまったが、一応目的はある。
「それで、前に遭ったあの不審人物だけど、そのパーティの一人だったよ。来た時に逃げられるように、注意しておいてね」
「わかっているのじゃ。いくら何でも、変態はさけてほしいからのぅ」
そう、先日の襲撃変態の一人が、あのレッドのタローンであり、のじゃロリと遭遇すると結構絵面的に危ないので、注意を告げに来たのである。念のために、動画などももってきて、どういう人物だったのか、特徴は何なのかということも伝えておく。
悪い人ではないとは思うが、流石にぶっ飛び過ぎているからなぁ。のじゃロリには良い薬かもしれないけれども、流石に薬も度が過ぎれば毒となるからね。
「そう言えば、薬神のイベントは今どういう状況かな?」
「うむ、お主らが奉納してくれた薬は好評じゃったようでな、イベント終了後に特別賞などもあり得るかもしれぬのじゃ」
忘れがちだったが、今はイベント期間であり、今もなおプレイヤーたちによる薬の奉納は続いていて、大量に捧げられているらしい。
人によって出来上がる薬は様々であり、終了後は注目された薬のレシピが公開予定になっているらしく、今後のアルケディア・オンライン内でのポーションの向上などが期待されるようである。
「とは言え、悪ふざけで変なものを捧げる者たちもいたようじゃけれどな。薬と付けば何でもいいのかと疑問に思った者たちが検証グループとやらを立ち上げたらしく、滅茶苦茶なものも出て来たのじゃ」
「具体的には?」
「毒薬、麻痺薬は定番じゃが、何をどうやって作ったのか過敏薬や混乱薬なども捧げてきたようでな。度が過ぎた輩には天罰が落ちていたのぅ」
捧げるイベントとは言え、流石に度が過ぎると天罰として下るようだ。中身としては強力なデバフや、一部スキルや称号の期間限定凍結処理、アイテムの抹消などがあったらしい。
また、プレイヤーからの影響を受けるテイムモンスターにもくだっていたらしく、退化やおかしな方向へ進化するようになってしまった人たちもいたらしい。テイムモンスターにとってもとばっちりかもしれないが、その成長を楽しみにするプレイヤーにとってもかなりの罰にはなるだろう。
「何にしても、そんなこともあったがゆえに、今は通常通りというかまともなものが捧げられているのぅ」
ゲームの世界であっても、オンラインで多くの人々が集うからこそ、モラルは自然と求められるもの。節度を守って楽しむのが、一番である。…‥‥それ、ミートンたちに一番言えるかもしれないが、お婆ちゃんとやらの怒りに任せるとしよう。
とにもかくにも、この薬神のイベントはもう間もなく後半へ入り、あっと言う間に終盤に向かうだろう。だからこそ、今のうちにイベントを楽しんでおいたほうが良いかという事で、ミートンたちの末路を気にしない方針でいくことにしたのであった…‥‥
【オオォン?】
「‥‥‥しかしのぅ、新しい子が入ったのは良いのじゃろうけれども、あてつけか?持たざる者への大きな圧力をかけてきている気かのぅ?」
‥‥‥いや、そんなつもりは毛頭ない。ただ単純に、同じぐらいのものが出て来ただけで、大きな差を見せるようなことなんぞ考えていなかった。
【これ、レティアさんにはあとで、上からある程度の融通が働くかもしれまセン】
「え?なんで?」
【‥‥‥黙秘いたしマス。私は使用人で、それ以上のことを言う権限はございませんし、雷を落とされたくもありまセン】
「全力をもって、迎え入れるためにもやるのじゃぁぁぁぁぁ!!」
‥‥‥アリスのテイム失敗によって落ち込むのかと思いきや、燃え上がるミートンたち。諦めの悪さはすさまじく、挑み続ける気力はあったらしい。
【オォォォ…‥ン】
【いや、流石にあれ、同族逃げる。と言ってますネ】
「翻訳されなくても見たらわかるって」
僕たちの方がテイム出来てしまったアリスの言葉に、全員同意して頷いてしまう。
テイムする気はなかったが、放置するとさらにミートンたちが暴走してやらかしかねない気がしたとは言え、彼らがまず彼女と同じようなモンスターをテイムできるのだろうかと疑問に思ってしまう。そもそもやっている時の絵面が、危ない不審者にしか見えなかったからなぁ。
【シャゲシャゲ、シャゲェ】
【バルバルゥ】
【ガウウ】
【ギャビィ】
他の面子が呆れたようになっているが、まぁ落ち込むよりはマシなのかもしれない。ちょっと危ない人たちの絵面になっているとも言えるが、止めようが無いしね。でも、一応動画に取っておいて、お孫さんの方へ流しておこう。あ、メールが…‥‥
―――――
>メールを受信しました。
『お爺ちゃんたちの暴走ぶりが良く分かりました。これからお婆ちゃんと一緒に向かいますが、巻き添えになる前に逃げてください。お婆ちゃん、鬼神のように凄い怖いことになってますので( ゚Д゚)』
―――――
‥‥‥そういえば、孫がいるってことは子供がいることで、つまりミートンは妻子が存在する…‥‥何だろう、今まで気が付かなかったけれども、結構驚愕の事実じゃないかな?あの人がまず結婚出来ていたということに驚愕させられるのだが、若さゆえのあやまちなどもあったのだろうか?
【あ、同職の方から連絡が…‥‥ふむ、ご主人様、この場からの退去をおすすめしマス】
「というと?」
【孫娘様の方にどうやら私の姉妹機もとい、使用人がいるようですが、そちらから状況が伝えられまシタ。いわく、『爆発寸前の火山』がいるようデス】
どう考えても、かなり不味い状況なのがうかがえるだろう。
テイム条件をそろえるためのものも失ったのに、それでも根性を見せるミートンたちを見ていられなくなったのかもしれない。
「全員、船に乗って避難するぞ。夫婦喧嘩は犬も食わぬというか、そんな家庭の状況を見たくないからね」
【シャゲ!】
【ガウウッ!】
【バルルル!】
【ギャビィ!】
【オォン!!】
【幸い、船も来たようデス】
この場に長居は無用という事で、末路が気になるけれども巻き添えにはなりたくはない。
緊急事態という事で別れを言う間もなく、この島の船着き場へ全速力で駆け込み、僕らはその場を去った。
‥‥‥そして数時間後、ネットの掲示板の一つに目撃情報が載ったようだが、火山噴火イベントでも起きたのかと勘違いされるほどのものであった。
「‥‥‥何ともまぁ、世の中にはすさまじい妻をもつ爺さんも居たのじゃなぁ。変態グループ相手に堂々とできるとは、何とも豪胆なものかもしれぬ」
「ミートンと同じような口調なのに、こっちのほうがまだまともに見えるなぁ」
「まともなんじゃが。ずっとまともな者なんじゃが」
ひとまず避難先として、僕らは今、大樹の村に訪れていた。
のじゃロリのいるところへ向かってしまったが、一応目的はある。
「それで、前に遭ったあの不審人物だけど、そのパーティの一人だったよ。来た時に逃げられるように、注意しておいてね」
「わかっているのじゃ。いくら何でも、変態はさけてほしいからのぅ」
そう、先日の襲撃変態の一人が、あのレッドのタローンであり、のじゃロリと遭遇すると結構絵面的に危ないので、注意を告げに来たのである。念のために、動画などももってきて、どういう人物だったのか、特徴は何なのかということも伝えておく。
悪い人ではないとは思うが、流石にぶっ飛び過ぎているからなぁ。のじゃロリには良い薬かもしれないけれども、流石に薬も度が過ぎれば毒となるからね。
「そう言えば、薬神のイベントは今どういう状況かな?」
「うむ、お主らが奉納してくれた薬は好評じゃったようでな、イベント終了後に特別賞などもあり得るかもしれぬのじゃ」
忘れがちだったが、今はイベント期間であり、今もなおプレイヤーたちによる薬の奉納は続いていて、大量に捧げられているらしい。
人によって出来上がる薬は様々であり、終了後は注目された薬のレシピが公開予定になっているらしく、今後のアルケディア・オンライン内でのポーションの向上などが期待されるようである。
「とは言え、悪ふざけで変なものを捧げる者たちもいたようじゃけれどな。薬と付けば何でもいいのかと疑問に思った者たちが検証グループとやらを立ち上げたらしく、滅茶苦茶なものも出て来たのじゃ」
「具体的には?」
「毒薬、麻痺薬は定番じゃが、何をどうやって作ったのか過敏薬や混乱薬なども捧げてきたようでな。度が過ぎた輩には天罰が落ちていたのぅ」
捧げるイベントとは言え、流石に度が過ぎると天罰として下るようだ。中身としては強力なデバフや、一部スキルや称号の期間限定凍結処理、アイテムの抹消などがあったらしい。
また、プレイヤーからの影響を受けるテイムモンスターにもくだっていたらしく、退化やおかしな方向へ進化するようになってしまった人たちもいたらしい。テイムモンスターにとってもとばっちりかもしれないが、その成長を楽しみにするプレイヤーにとってもかなりの罰にはなるだろう。
「何にしても、そんなこともあったがゆえに、今は通常通りというかまともなものが捧げられているのぅ」
ゲームの世界であっても、オンラインで多くの人々が集うからこそ、モラルは自然と求められるもの。節度を守って楽しむのが、一番である。…‥‥それ、ミートンたちに一番言えるかもしれないが、お婆ちゃんとやらの怒りに任せるとしよう。
とにもかくにも、この薬神のイベントはもう間もなく後半へ入り、あっと言う間に終盤に向かうだろう。だからこそ、今のうちにイベントを楽しんでおいたほうが良いかという事で、ミートンたちの末路を気にしない方針でいくことにしたのであった…‥‥
【オオォン?】
「‥‥‥しかしのぅ、新しい子が入ったのは良いのじゃろうけれども、あてつけか?持たざる者への大きな圧力をかけてきている気かのぅ?」
‥‥‥いや、そんなつもりは毛頭ない。ただ単純に、同じぐらいのものが出て来ただけで、大きな差を見せるようなことなんぞ考えていなかった。
【これ、レティアさんにはあとで、上からある程度の融通が働くかもしれまセン】
「え?なんで?」
【‥‥‥黙秘いたしマス。私は使用人で、それ以上のことを言う権限はございませんし、雷を落とされたくもありまセン】
33
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる