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Ver.2.0 ~広がる大海原の世界~
ver.2.1-28 お約束事も、転換出来て
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「「「「全員そろって、欲望戦隊『ミセタインジャー』ここに見参!!」」」」
【ブモウ!!】
ドッガァァァン!!
【グベェェェ!!】
【オォォォォォ!?】
「‥‥‥あの決めポーズで出る爆発、きちんと攻撃にも使えたんだ」
【やるまでにちょっと時間がかかりますが、それでも威力は十分のようですネ】
背景に出る爆発に巻き込まれて吹き飛ぶモンスターたちを見て、僕らはそうつぶやき合う。
現在、ミートン一家改め欲望戦隊と共に、レアドロップを求めてあるモンスター討伐を目指すために島の中を探索しているのだが、意外な戦闘力を目にしていた。
呪われた装備品とは言え、その代償は十分のようで、きちんと見合ったものになっているらしく、モンスターが襲い掛かって来ても何のそのというように戦闘を行い、勝利していく。
【ギャビィィ!!】
【ガウウ!!】
一方で、僕らの方もまた勝利を重ねている。相手の数が多ければルトの電撃で広範囲攻撃を行い、強そうな奴がいればリンが素早く蹴り上げて宙に舞わせる。
牛のモンスターが多い島だけに、群れてきたり突進してくる相手が多いので、相性としては悪くはない。しいて言うのであれば‥‥‥
「乳製品のドロップアイテム多いなぁ。ミルク、牛乳、グラタン、チーズ、蘇‥‥‥材料になって、料理の幅が広がるけれども、どれだけ取らせる気なのやら」
「意外なほどに、肉が余り無いな」
「むぅ、目当ての薬草が取れたら、パーッと焼肉パーティがしたいのじゃがなぁ」
牛のモンスターが多い島とは言え、ドロップ品は肉に限らないようだ。焼肉パーティは楽しそうなのだが、乳製品ばかりだと牛乳臭くなりそうである。
まぁ、これはこれでスイーツの材料になるので困ることも無いが、出来れば肉が欲しかったと思ってしまうだろう。
とにもかくにもドッカンバッゴンと薙ぎ払っていくのは良いのだが、お目当てのモンスターが中々出現してくれない。自然に出てくるはずなのに、こういう時に限って出現しにくいのは何故なのか。
「というかそもそも、お目当てのモンスターって『マッチョカーウ』だったよな?図鑑だと、かなり目立つ特徴があるはずなんだが…‥‥」
―――――
『マッチョカーウ』
常に多くの数で群れを作り上げている、バイソン島限定のモンスター。
通常一体一体出現するようなモンスターの方が多いのだが、このモンスターに限っては最低でも30体ほど同時に同じ場所で出現し、自分たち以外のものをすべて敵とみなして攻撃を仕掛けてくる気の荒さを持っている。
その外見は猛牛がより筋肉質になっているだけではなく、角が大きくねじ曲がって合わさり合い、まるでリーゼントをしているかのような状態になりつつも、先端が鋭いものは突き刺し、板のように変化すれば押しつぶすなどの攻撃手段をとってくる。
―――――
数の多さも厄介だが、その突進力もすさまじいそうで、タンク役をする人がいたとしても押し負けてふっ飛ばされてしまうことが多いらしい。
だがしかし、近接戦闘に特化しているような攻撃手段しかとらないせいなのか、遠距離攻撃が使えれば一方的に倒しやすいそうだ。
「面子的には、全員遠距離攻撃手段なら色々持っているからそんなに不安でもないか」
「うん。スーツの効果も相まって、特殊な必殺技と言えるようなスキルもあるからな。レッドな自分は炎を吐き!!」
「イエローな儂は生卵をぶつけ!!」
「グリーンとして良いのか、青汁をぶっかけ!!」
「ブルー関連故か水鉄砲が放てるのだ!!」
【ブモブー!!(翻訳:自分は独学で作った弓を放てる!!】
「「「「ミセタインジャー合体奥義!!名乗りを上げて、お約束の爆発芸!!」」」」
【ブモォゥ!!】
ドッガァァァン!!
‥‥‥役に立つ攻撃手段か、少し不安になった。いや、レッドとブルーはまだわかるし、マッチョンが武器を扱えるのは良いけど、イエローとグリーンは何なのか。
なお、生卵に関して詳しく聞くと、ぶつけるだけでかなりのデバフをかける効果があるらしい。きちんと処理がされていない不衛生な手段らしいが、まずその卵はどこから出てくるのか。青汁の方は味方が飲むと苦いらしいが多少の良い方面でのバフ効果があるらしいけれどね。
ツッコミどころが多すぎる面子だが、それでもその時はやってくる。
【ガウガーウ!!】
「お、リン、見つけたのか?」
【ガウ!!】
素早さが高い彼女が先行して見にいったようだが、どうやら向こうの方にようやくマッチョカーウたちが出現したそうだ。
気が荒い性格ゆえに周囲のモンスターたちに体当たり攻撃を仕掛けているらしく、一部が勢いそのままで突撃をしており、こちらに向かってきているようだ。
「よし!全員攻撃用意!!接近戦より遠距離攻撃で、一方的に狩るぞ!」
ドドドドッと凄まじい爆音を鳴り響かせながら、遠方から土煙を上げて迫りくるマッチョカーウたち。
その目は血走っており、明かにこちらを完全に敵とみなし、押しつぶし貫く気が満々のようだが、容易くやられる気もない。
爆裂薬を投げつけ、銃撃が放たれ、槍が投げ飛ばされて、生卵がぶつけられる。
毒の霧が流れ、青汁がかけられ、水鉄砲で濡れたところに電撃が放たれる。
その中をかいくぐってきたところで、火であぶられ矢や蹴りが突き刺さり、次々に狩ってゆく。
「よし!!中々良い感じかな!!」
「電撃と水鉄砲、中々合う!!というか、青汁が役に立つのも意外過ぎる!!」
「うおぉぉぉ!!卵が火で固まって拘束しやすい連携技もできているぞぉぉぉ!!」
ツッコミどころが多すぎる攻撃も混じっているが、それらが奇跡的にかみ合い、良い感じに攻めることが出来ているようだ。
この調子ならば、どんどん来ても問題はない…‥‥はずだった。
【モモモモォォォウ!?】
【モモモモー!?】
仲間たちが狩られて、どんどんやって来るもその光景を見て悲鳴をあげ始めるマッチョカーウたち。気性が荒くとも恐怖の光景は十分に頭を冷やせるようで、逃げようとするものもちらほら見えてくる。
だがしかし、そんな動揺しまくっている群れの中で、ひときわ大きな鳴き声が響き渡った。
【オオオオオオオオオオオオオン!!】
【【【ブモォォォウ!?】】】
動揺する群れの中を、突き抜けるかのような大きな雄たけびにマッチョカーウたちは体を突然こわばらせ、僕らも何事かと思いその声の方向を見る。
茂みをかき分け、声の主が姿を表し…‥‥次の瞬間、違う声が響いた。
「「「「よっしゃでたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「!?」
いきなり横で叫ばれてびっくりしたが、どうやらミートンさんたちが喜びの声を上げたらしい。何故、そのような声を出したのかは‥‥‥出てきた相手の姿を見て、納得した。
黒褐色の肌を持ち、頭には大きな黒い角が二本、他のマッチョカーウたちとは違ってぐるぐるとした生え方をしており、どちらかと言えば牛よりヤギっぽい
鮮やかな赤茶色の髪と瞳をしており、背丈はやや低いが…‥‥いうのであればミノタウロスと言えるようなモンスター。いや、あれは牛頭人体の奴だが‥‥‥
「‥‥‥その声の感じからして、全員もしかしてアレを狙っていたのか?」
「そうだ!!ちょうど容姿的には理想に近く!!」
「かと言ってロリというには大きすぎる双丘を持ち!!」
「強さ的にも申し分は無く!!」
「可愛さも併せ持っている!!」
「「「「マッチョカーウの群れで、超低確率で出現するという牛の群れに交じるヤギのような女の子、ネームドモンスターの一種『バフォメット・カーウ』!!」」」」
―――――
『バフォメット・カーウ』
マッチョカーウの群れに、超低確率で出現するヤギ娘というべきモンスター。
ただし、性質としてはどちらかと言えばデビル‥‥‥悪魔という形に近く、そのためか人のような容姿を持ちつつもヤギとしての特徴を色々と持つ。
一説ではマッチョカーウたちの突進だけではだめだという、何処かで感じ取っている深層心理に反応して出現するとも言われており、似たような例はコングリビングアーマーというモンスターが出現する可能性のある若いリッチたちの群れで確認されている。
―――――
「テイム可能という話も聞きつつ!!」
「敵対している時はカーウたちと同様に気が荒いが、懐けば相当可愛らしく!!」
「「絶対に欲しいと思っていたんだぁぁぁぁ!!」」
心を合わせ、叫ぶタローンとミートン。
既にさんづけを外しているが、この欲望にまみれた姿を見てしまうと、何も言えなくなるだろう。
‥‥‥要は、あれが出現するまで狙っていたようである。
だがしかし、テイムモンスターはそもそもテイムできる確率が非常に低いし、条件なども分かっていないと駄目なのだが…‥ああ、駄目だ、この人たち出会えたことだけでもう満足しているようで、頭から必要なことなどが抜けているっぽい。
うぉぉぉっと雄たけびを上げる彼らを見て、マリーたちが物凄い冷ややかな目で見ている事すらも感じ取ってくれないようであった…‥‥
【ブモゥブモゥ】
「あれ?マッチョンの反応はちょっと薄くないか?」
【どうやら女の子が入るのはいいけれども、自分としては鳴き声がちょっと被りそうでありつつ、個人的なこの身としては当てはまらないそうデス。意外に冷静ですね、このオーク】
テイムしている人達よりも、冷静すぎるオークとはこれいかに?
【ブモウ!!】
ドッガァァァン!!
【グベェェェ!!】
【オォォォォォ!?】
「‥‥‥あの決めポーズで出る爆発、きちんと攻撃にも使えたんだ」
【やるまでにちょっと時間がかかりますが、それでも威力は十分のようですネ】
背景に出る爆発に巻き込まれて吹き飛ぶモンスターたちを見て、僕らはそうつぶやき合う。
現在、ミートン一家改め欲望戦隊と共に、レアドロップを求めてあるモンスター討伐を目指すために島の中を探索しているのだが、意外な戦闘力を目にしていた。
呪われた装備品とは言え、その代償は十分のようで、きちんと見合ったものになっているらしく、モンスターが襲い掛かって来ても何のそのというように戦闘を行い、勝利していく。
【ギャビィィ!!】
【ガウウ!!】
一方で、僕らの方もまた勝利を重ねている。相手の数が多ければルトの電撃で広範囲攻撃を行い、強そうな奴がいればリンが素早く蹴り上げて宙に舞わせる。
牛のモンスターが多い島だけに、群れてきたり突進してくる相手が多いので、相性としては悪くはない。しいて言うのであれば‥‥‥
「乳製品のドロップアイテム多いなぁ。ミルク、牛乳、グラタン、チーズ、蘇‥‥‥材料になって、料理の幅が広がるけれども、どれだけ取らせる気なのやら」
「意外なほどに、肉が余り無いな」
「むぅ、目当ての薬草が取れたら、パーッと焼肉パーティがしたいのじゃがなぁ」
牛のモンスターが多い島とは言え、ドロップ品は肉に限らないようだ。焼肉パーティは楽しそうなのだが、乳製品ばかりだと牛乳臭くなりそうである。
まぁ、これはこれでスイーツの材料になるので困ることも無いが、出来れば肉が欲しかったと思ってしまうだろう。
とにもかくにもドッカンバッゴンと薙ぎ払っていくのは良いのだが、お目当てのモンスターが中々出現してくれない。自然に出てくるはずなのに、こういう時に限って出現しにくいのは何故なのか。
「というかそもそも、お目当てのモンスターって『マッチョカーウ』だったよな?図鑑だと、かなり目立つ特徴があるはずなんだが…‥‥」
―――――
『マッチョカーウ』
常に多くの数で群れを作り上げている、バイソン島限定のモンスター。
通常一体一体出現するようなモンスターの方が多いのだが、このモンスターに限っては最低でも30体ほど同時に同じ場所で出現し、自分たち以外のものをすべて敵とみなして攻撃を仕掛けてくる気の荒さを持っている。
その外見は猛牛がより筋肉質になっているだけではなく、角が大きくねじ曲がって合わさり合い、まるでリーゼントをしているかのような状態になりつつも、先端が鋭いものは突き刺し、板のように変化すれば押しつぶすなどの攻撃手段をとってくる。
―――――
数の多さも厄介だが、その突進力もすさまじいそうで、タンク役をする人がいたとしても押し負けてふっ飛ばされてしまうことが多いらしい。
だがしかし、近接戦闘に特化しているような攻撃手段しかとらないせいなのか、遠距離攻撃が使えれば一方的に倒しやすいそうだ。
「面子的には、全員遠距離攻撃手段なら色々持っているからそんなに不安でもないか」
「うん。スーツの効果も相まって、特殊な必殺技と言えるようなスキルもあるからな。レッドな自分は炎を吐き!!」
「イエローな儂は生卵をぶつけ!!」
「グリーンとして良いのか、青汁をぶっかけ!!」
「ブルー関連故か水鉄砲が放てるのだ!!」
【ブモブー!!(翻訳:自分は独学で作った弓を放てる!!】
「「「「ミセタインジャー合体奥義!!名乗りを上げて、お約束の爆発芸!!」」」」
【ブモォゥ!!】
ドッガァァァン!!
‥‥‥役に立つ攻撃手段か、少し不安になった。いや、レッドとブルーはまだわかるし、マッチョンが武器を扱えるのは良いけど、イエローとグリーンは何なのか。
なお、生卵に関して詳しく聞くと、ぶつけるだけでかなりのデバフをかける効果があるらしい。きちんと処理がされていない不衛生な手段らしいが、まずその卵はどこから出てくるのか。青汁の方は味方が飲むと苦いらしいが多少の良い方面でのバフ効果があるらしいけれどね。
ツッコミどころが多すぎる面子だが、それでもその時はやってくる。
【ガウガーウ!!】
「お、リン、見つけたのか?」
【ガウ!!】
素早さが高い彼女が先行して見にいったようだが、どうやら向こうの方にようやくマッチョカーウたちが出現したそうだ。
気が荒い性格ゆえに周囲のモンスターたちに体当たり攻撃を仕掛けているらしく、一部が勢いそのままで突撃をしており、こちらに向かってきているようだ。
「よし!全員攻撃用意!!接近戦より遠距離攻撃で、一方的に狩るぞ!」
ドドドドッと凄まじい爆音を鳴り響かせながら、遠方から土煙を上げて迫りくるマッチョカーウたち。
その目は血走っており、明かにこちらを完全に敵とみなし、押しつぶし貫く気が満々のようだが、容易くやられる気もない。
爆裂薬を投げつけ、銃撃が放たれ、槍が投げ飛ばされて、生卵がぶつけられる。
毒の霧が流れ、青汁がかけられ、水鉄砲で濡れたところに電撃が放たれる。
その中をかいくぐってきたところで、火であぶられ矢や蹴りが突き刺さり、次々に狩ってゆく。
「よし!!中々良い感じかな!!」
「電撃と水鉄砲、中々合う!!というか、青汁が役に立つのも意外過ぎる!!」
「うおぉぉぉ!!卵が火で固まって拘束しやすい連携技もできているぞぉぉぉ!!」
ツッコミどころが多すぎる攻撃も混じっているが、それらが奇跡的にかみ合い、良い感じに攻めることが出来ているようだ。
この調子ならば、どんどん来ても問題はない…‥‥はずだった。
【モモモモォォォウ!?】
【モモモモー!?】
仲間たちが狩られて、どんどんやって来るもその光景を見て悲鳴をあげ始めるマッチョカーウたち。気性が荒くとも恐怖の光景は十分に頭を冷やせるようで、逃げようとするものもちらほら見えてくる。
だがしかし、そんな動揺しまくっている群れの中で、ひときわ大きな鳴き声が響き渡った。
【オオオオオオオオオオオオオン!!】
【【【ブモォォォウ!?】】】
動揺する群れの中を、突き抜けるかのような大きな雄たけびにマッチョカーウたちは体を突然こわばらせ、僕らも何事かと思いその声の方向を見る。
茂みをかき分け、声の主が姿を表し…‥‥次の瞬間、違う声が響いた。
「「「「よっしゃでたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「!?」
いきなり横で叫ばれてびっくりしたが、どうやらミートンさんたちが喜びの声を上げたらしい。何故、そのような声を出したのかは‥‥‥出てきた相手の姿を見て、納得した。
黒褐色の肌を持ち、頭には大きな黒い角が二本、他のマッチョカーウたちとは違ってぐるぐるとした生え方をしており、どちらかと言えば牛よりヤギっぽい
鮮やかな赤茶色の髪と瞳をしており、背丈はやや低いが…‥‥いうのであればミノタウロスと言えるようなモンスター。いや、あれは牛頭人体の奴だが‥‥‥
「‥‥‥その声の感じからして、全員もしかしてアレを狙っていたのか?」
「そうだ!!ちょうど容姿的には理想に近く!!」
「かと言ってロリというには大きすぎる双丘を持ち!!」
「強さ的にも申し分は無く!!」
「可愛さも併せ持っている!!」
「「「「マッチョカーウの群れで、超低確率で出現するという牛の群れに交じるヤギのような女の子、ネームドモンスターの一種『バフォメット・カーウ』!!」」」」
―――――
『バフォメット・カーウ』
マッチョカーウの群れに、超低確率で出現するヤギ娘というべきモンスター。
ただし、性質としてはどちらかと言えばデビル‥‥‥悪魔という形に近く、そのためか人のような容姿を持ちつつもヤギとしての特徴を色々と持つ。
一説ではマッチョカーウたちの突進だけではだめだという、何処かで感じ取っている深層心理に反応して出現するとも言われており、似たような例はコングリビングアーマーというモンスターが出現する可能性のある若いリッチたちの群れで確認されている。
―――――
「テイム可能という話も聞きつつ!!」
「敵対している時はカーウたちと同様に気が荒いが、懐けば相当可愛らしく!!」
「「絶対に欲しいと思っていたんだぁぁぁぁ!!」」
心を合わせ、叫ぶタローンとミートン。
既にさんづけを外しているが、この欲望にまみれた姿を見てしまうと、何も言えなくなるだろう。
‥‥‥要は、あれが出現するまで狙っていたようである。
だがしかし、テイムモンスターはそもそもテイムできる確率が非常に低いし、条件なども分かっていないと駄目なのだが…‥ああ、駄目だ、この人たち出会えたことだけでもう満足しているようで、頭から必要なことなどが抜けているっぽい。
うぉぉぉっと雄たけびを上げる彼らを見て、マリーたちが物凄い冷ややかな目で見ている事すらも感じ取ってくれないようであった…‥‥
【ブモゥブモゥ】
「あれ?マッチョンの反応はちょっと薄くないか?」
【どうやら女の子が入るのはいいけれども、自分としては鳴き声がちょっと被りそうでありつつ、個人的なこの身としては当てはまらないそうデス。意外に冷静ですね、このオーク】
テイムしている人達よりも、冷静すぎるオークとはこれいかに?
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