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Ver.2.0 ~広がる大海原の世界~
ver.2.1-21 久しぶりの、イベント予告
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>アップデートが行われました!!細かなバクの修正や、新しいエリア・スキル・称号が解放されました!!
>ミニイベントの開催予告を行います!!開催時期は現実時間にして3日後です!!
>イベント内容は当日発表ですが、今のうちに薬草などを集めておくことが役立つと思われます!!
―――――
「おー‥‥‥久しぶりに、イベントの予告か」
本日の業務も終え、ログインしたところアルケディア・オンライン内ではイベントの予告が行われたことで盛り上がっていた。
久しぶりにアップデートもされたようで、ネット上でも様々な情報が飛び交い、小さなアップデートのふりをした改善が多く、こちらはこちらで楽しんでいる人が多そうだ。
だからこそ、僕らの方も楽しみたいと言えば楽しみたいのだが‥‥‥少々、困ったことがあった。
【シャゲェシャゲエ♪】
【ガウガーウ♪】
気分が良さそうに鳴くのは、先日進化をしたマリーにリン。ただしその容姿は、進化前よりも色々と変わっているだろう。
全体的に成長した姿になっており、少女から華が開いたような女性の姿へ。いや、それ相応にその種族としての特徴も強くなっているのか、蛇の身体は一回り大きくなり、豹の足はよりしなやかになっている。
「そして種族も、黒き女神の使い魔見習いというだけあって、ちょっとそれぞれに模様が浮き出ているのか‥‥‥」
よく見るとマリーにはその蛇の胴体の真ん中に、リンはしなやかな足の毛並みの一部に、前まで無かった模様が浮き出ていた。
どうやらこれらは黒き女神の使い魔としての印のようで、通常の同種のモンスターとは比較にならないほど強化されるらしく、能力のどれもが飛びぬけた状態。
だが、その代償になのか光や聖なる属性に関しては耐性がかなり落ちているようで、少しばかり防具などの見直しが必要になって来るだろう。
「というか、黒き女神の使い魔という事もあってか、僕の方の称スキルも色々代わっているんだよな‥‥‥」
あのダンジョン内で色々得てしまった称号の影響もあってか、黒き女神のスキルが大きく化けていた。
―――――
『黒き女神ver.2』
黒き女神のスキルが、上位存在の力によってさらなる進化を遂げたスキル。
スキルによって変化する女神の力が増大しており、一度顕現すればそれだけで周囲の空間そのものに干渉しやすくなる。
ただし、強力ゆえに扱い処をより考えさせられるものになっており、女神としてより研鑽を積めば新たなスキルへと変わる可能性を秘めている。
―――――
‥‥‥ダンジョン内で確認した後、実はぽっけねこさんたちと検証をしていた。
その結果、判明したのだが…‥‥これ、人前に出せるようなモノではなくなっていた。
―――――
「というか、チートなんかも疑われかねないよねコレ」
「滅茶苦茶というか、大化けしすぎるというか‥‥‥レベル差も思いっきりひっくりかえせるような馬鹿げたレベルよねぇ」
「でも、このスキルが必要になる状況が後々でる可能性も考えると、運営が鬼畜な事を仕掛けてきそうで怖いのだぜ―よ」
「そうだべなぁ。普段使わなくとも、使うべき時があって、そう言う時が用意されるとなると‥‥‥怖いべな」
下手に漏らすわけにもいかないし、この詳細についてはその場にいた全員の秘密にしてもらった。
前線・攻略組としてはこういう情報も集めたいかもしれないが、流石にゲームバランスや与えられすぎたことなどを考えると秘密にしたほうが良いという判断が出来たようで、情報公開を避けてくれるらしい。
「でも、彼女達はどうするの?」
「それなんだよなぁ‥‥‥ごまかせるかな?」
「進化の一種だと言えばいいかもしれないだぜーよ。模様を見てもそう言うのが付くんだ程度で何とかなるかもだぜーよ」
―――――
まぁ、そんなやり取りも交わしつつ、攻略組側の情報を見ると白黒の塔に関しての攻略情報が出されていた。一応、きちんと隠すべき部分も編集されており、一部の動画は無かったようにされている。
‥‥‥とはいえ、情報を全部隠すわけにもいかないというか、隠しきれない部分もあるので、ちょっとばかり大きな情報を一つ出して目くらまし代わりにしていた。
「『塔内で遭遇!!あのオララゴンと対峙していた黒き女神も、攻略していた!?』という見出しか‥‥‥まぁ、これぐらいで何とか話題をそらせるようでいいか‥‥‥」
動画の一つに移っていたのは、変化した黒き女神のスキルになる前に、皆の前で見せてしまった黒き女神での姿。
この情報が一番衝撃的だったようで、動画の再生数が凄まじいことになっている。そしてコメント欄の方も山のようになっており、質問攻めになっていたようで受付が停止しているらしい。
そして動画を元にして、白黒の塔へ挑む者が一気に増えたようだが…‥‥早くも最上階にまで到達した人たちの情報もあったが、そこに出されていたボスモンスターはあのキングリッチではなくなっていた。
どうもボスモンスター自体も変わったようで、アップデートで消されたのだろうか?復活しないのであれば、それはそれで良いんだけどね。
「とにもかくにも、気分切り替えたほうが良いかな…‥‥今は、次回のイベントに備えるべきか?」
こっちの変化前の黒き女神の姿の情報拡散で、人の目が向くのであればそれで良い。マリーたちの変化に目を付けて、色々やらかしかねない輩も抑えられるだろう。
ただ、目下の問題としては…‥‥
【バルルルルゥ!!】
【ギャビィィィ!!】
「‥‥‥セレアとルトの戦闘意欲が、上昇した事かなぁ」
【彼女達も、進化して使い魔見習いになりたいのでしょウ】
レベルアップでなるかは確定ではないが、少なくとも今より研鑽を積んで進化をしたいと望んでいるらしい。
戦闘での連携に乱れが生じるので、抑えつつ出来るだけ早く解決するように考えるのであった‥‥‥
【‥‥‥使用人である私は、残念ながら対象外ですけれどネ】
「そうなのか?」
【ハイ。まぁ、やろうと思えばやる方法も実はあったりするんですけれど…‥‥それは何処かの方が死亡しかねないので、内緒デス】
「え”、何かヤヴァイ代償でもあるの?」
‥‥‥こっちはこっちで、不穏な事を言わないでほしいなぁ。
>ミニイベントの開催予告を行います!!開催時期は現実時間にして3日後です!!
>イベント内容は当日発表ですが、今のうちに薬草などを集めておくことが役立つと思われます!!
―――――
「おー‥‥‥久しぶりに、イベントの予告か」
本日の業務も終え、ログインしたところアルケディア・オンライン内ではイベントの予告が行われたことで盛り上がっていた。
久しぶりにアップデートもされたようで、ネット上でも様々な情報が飛び交い、小さなアップデートのふりをした改善が多く、こちらはこちらで楽しんでいる人が多そうだ。
だからこそ、僕らの方も楽しみたいと言えば楽しみたいのだが‥‥‥少々、困ったことがあった。
【シャゲェシャゲエ♪】
【ガウガーウ♪】
気分が良さそうに鳴くのは、先日進化をしたマリーにリン。ただしその容姿は、進化前よりも色々と変わっているだろう。
全体的に成長した姿になっており、少女から華が開いたような女性の姿へ。いや、それ相応にその種族としての特徴も強くなっているのか、蛇の身体は一回り大きくなり、豹の足はよりしなやかになっている。
「そして種族も、黒き女神の使い魔見習いというだけあって、ちょっとそれぞれに模様が浮き出ているのか‥‥‥」
よく見るとマリーにはその蛇の胴体の真ん中に、リンはしなやかな足の毛並みの一部に、前まで無かった模様が浮き出ていた。
どうやらこれらは黒き女神の使い魔としての印のようで、通常の同種のモンスターとは比較にならないほど強化されるらしく、能力のどれもが飛びぬけた状態。
だが、その代償になのか光や聖なる属性に関しては耐性がかなり落ちているようで、少しばかり防具などの見直しが必要になって来るだろう。
「というか、黒き女神の使い魔という事もあってか、僕の方の称スキルも色々代わっているんだよな‥‥‥」
あのダンジョン内で色々得てしまった称号の影響もあってか、黒き女神のスキルが大きく化けていた。
―――――
『黒き女神ver.2』
黒き女神のスキルが、上位存在の力によってさらなる進化を遂げたスキル。
スキルによって変化する女神の力が増大しており、一度顕現すればそれだけで周囲の空間そのものに干渉しやすくなる。
ただし、強力ゆえに扱い処をより考えさせられるものになっており、女神としてより研鑽を積めば新たなスキルへと変わる可能性を秘めている。
―――――
‥‥‥ダンジョン内で確認した後、実はぽっけねこさんたちと検証をしていた。
その結果、判明したのだが…‥‥これ、人前に出せるようなモノではなくなっていた。
―――――
「というか、チートなんかも疑われかねないよねコレ」
「滅茶苦茶というか、大化けしすぎるというか‥‥‥レベル差も思いっきりひっくりかえせるような馬鹿げたレベルよねぇ」
「でも、このスキルが必要になる状況が後々でる可能性も考えると、運営が鬼畜な事を仕掛けてきそうで怖いのだぜ―よ」
「そうだべなぁ。普段使わなくとも、使うべき時があって、そう言う時が用意されるとなると‥‥‥怖いべな」
下手に漏らすわけにもいかないし、この詳細についてはその場にいた全員の秘密にしてもらった。
前線・攻略組としてはこういう情報も集めたいかもしれないが、流石にゲームバランスや与えられすぎたことなどを考えると秘密にしたほうが良いという判断が出来たようで、情報公開を避けてくれるらしい。
「でも、彼女達はどうするの?」
「それなんだよなぁ‥‥‥ごまかせるかな?」
「進化の一種だと言えばいいかもしれないだぜーよ。模様を見てもそう言うのが付くんだ程度で何とかなるかもだぜーよ」
―――――
まぁ、そんなやり取りも交わしつつ、攻略組側の情報を見ると白黒の塔に関しての攻略情報が出されていた。一応、きちんと隠すべき部分も編集されており、一部の動画は無かったようにされている。
‥‥‥とはいえ、情報を全部隠すわけにもいかないというか、隠しきれない部分もあるので、ちょっとばかり大きな情報を一つ出して目くらまし代わりにしていた。
「『塔内で遭遇!!あのオララゴンと対峙していた黒き女神も、攻略していた!?』という見出しか‥‥‥まぁ、これぐらいで何とか話題をそらせるようでいいか‥‥‥」
動画の一つに移っていたのは、変化した黒き女神のスキルになる前に、皆の前で見せてしまった黒き女神での姿。
この情報が一番衝撃的だったようで、動画の再生数が凄まじいことになっている。そしてコメント欄の方も山のようになっており、質問攻めになっていたようで受付が停止しているらしい。
そして動画を元にして、白黒の塔へ挑む者が一気に増えたようだが…‥‥早くも最上階にまで到達した人たちの情報もあったが、そこに出されていたボスモンスターはあのキングリッチではなくなっていた。
どうもボスモンスター自体も変わったようで、アップデートで消されたのだろうか?復活しないのであれば、それはそれで良いんだけどね。
「とにもかくにも、気分切り替えたほうが良いかな…‥‥今は、次回のイベントに備えるべきか?」
こっちの変化前の黒き女神の姿の情報拡散で、人の目が向くのであればそれで良い。マリーたちの変化に目を付けて、色々やらかしかねない輩も抑えられるだろう。
ただ、目下の問題としては…‥‥
【バルルルルゥ!!】
【ギャビィィィ!!】
「‥‥‥セレアとルトの戦闘意欲が、上昇した事かなぁ」
【彼女達も、進化して使い魔見習いになりたいのでしょウ】
レベルアップでなるかは確定ではないが、少なくとも今より研鑽を積んで進化をしたいと望んでいるらしい。
戦闘での連携に乱れが生じるので、抑えつつ出来るだけ早く解決するように考えるのであった‥‥‥
【‥‥‥使用人である私は、残念ながら対象外ですけれどネ】
「そうなのか?」
【ハイ。まぁ、やろうと思えばやる方法も実はあったりするんですけれど…‥‥それは何処かの方が死亡しかねないので、内緒デス】
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