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ver.1.0 ~始まりの音色~
ver.1.1.1-47話 お約束は、出来れば無い方が楽だったのだが
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【オラララララァァァァァァァ、ゴォォォォォォン!!】
守りを固めつつ、全力でプレイヤーたちが攻撃している中、表示されていた時間制限のバーが半分を切ったところで、急にオララゴンが咆哮を上げ始めた。
「全員、一旦下がれ!!」
「何かを仕掛けてくるぞ!!」
すぐさまその様子の変化に対応し、攻撃増加のバフから防御増加のバフが倍増し始めて相手の攻撃に備え始める。
アルケディア・オンラインはVRMMOではあるが、単純にゲームといっても良いくくりであり、あのレイドボスもまたゲームの中で現在用意されている特大のボスモンスターと言って良いだろう。
ならば、ゲームでのボスモンスターの中でも、一番ヤヴァイやつが様子を変えてきたのであれば定番のような行動をとるだろう。
【オララゴォォォォォォォォォォォン!!】
咆哮を上げながら前足から徐々に地面から離れ、その体が直立し始める。
気が付けば全身に光を纏っているが、この変化はまるでテイムモンスターの進化、いや、それ以上に禍々しい不気味な光で包まれており、その形態を変化させていく。
べきべきぃっと生々しい音を立てたかと思えばその背中に翼のようなものが生え始め、体格は山のように大きかったのにさらに巨大化をさせていく。
その反対に、上に浮かべた前足がやや縮小しつつも代わりに後ろ足が大きくなり、ずっしりとした重量を見せつけるように地面が砕けていく。
「この様子はまさか!?」
「ゲームでの定番と言うべきか、半分を切ったのであれば!!」
「まさかの第2形態への変身ってやつか!!」
プレイヤーたちが口々に叫ぶ中、禍々しい光が収まり、オララゴンのその姿は変貌していた。
巨大なトカゲのような容姿から進化し、骨も見えていた体が血肉を纏い、体格がより頑強に威厳あふれるようになり、その姿はまさに巨大なドラゴンと言って良いだろう。
いや、ありきたりかもしれないがその容姿はまさに邪龍と言うべき存在にふさわしいか。
【オ、オラゴォォォォォォォォォォン!!】
―――――
>時間制限かつHPの残りが半分を切ったことにより、第2形態へ変化しました。
>『オララゴン』改め『邪龍怪獣オララゴン』へ変わりました。
―――――
龍なのか怪獣なのかはっきりしてほしいが、どうやらゲームのボスでおなじみの次の段階へ進んだボスに変貌したらしい。
完全復活を食い止める趣旨があったが、あれはその復活がだいぶ進んだがゆえに発現した姿のようで、より強化された攻撃が予想される。
【シャゲェェ!!シャゲシャゲ!!】
「っと、毒の霧がかき消されたか。状態異常などに対しての耐性も上がったという所か」
全てにおいて前の形態に比べて、より強化されたようでもある。
この様子だと耐性のほとんどが増加されており、こちらの攻撃が通じにくくなって時間制限ありの中だと余計に厳しい状況になってしまったようだ。運営は鬼畜なのか。
ぼろッと本音が出てしまったが、それでもある程度のバランスがとられているのか…‥‥
【バルルルゥ!!】
【ガウガーウ!!】
ドガァァン!!
ザッグゥゥゥ!!
前に出ていたリンとマリーが、お互い同時に蹴りと槍の両方を喰らわせた際に、僅かにだがその威力に差が出ていたことを目視出来た。
「今ちょっとだけ、槍の方でダメージ音が違っていたな。武器への耐性が変化したか?」
状態異常などに対する耐性や防御力が上がったとしても、その代償に何かが下がっていてもおかしくはない。
そしてその攻撃の様子を見ていた他のプレイヤーたちが、すぐさま行動に移す。
「一斉攻撃!!誰か奴へ効果的な攻撃を確認してくれ!!」
「現在の全員の武器は拳に槍に剣、斧、ハルバード、ブーメラン、弓矢、爆弾、吸盤、メイス、蛇腹剣、その他多数!!」
「皆の武器を確認して、効果的なものを探し出すんだ!!魔法・状態異常を担当していた僧侶や魔法使い、その他は補助へ移り、攻撃担当へ力を集中させろぉぉ!!」
「「「「おおおおおおおおおお!!」」」」
多くのプレイヤーがいるからこそ、彼らが持つ武器の数も多種多様。だからこそ、数の暴力を利用してどの武器が今のオララゴン相手に効果的なのか即座に見極めることが出来る。
「打撃系、効果薄い!!物理的な攻撃なら切断か串刺しなどのほうが良さそうだ!!」
「付与武器の一部で効果の増減確認!!ドラゴンのような容姿になっただけあって、火や氷に対して耐性があるようだが、逆に禍々しい容姿のせいなのか光などの属性に弱くなっているぞ!!」
「HAHAHA!!弟から強奪コホン、献上してもらった武器が効果的のようデース!!殴ることができなくなったのは残念デースが、切断もお手のものデース!!ダブルトマホォォォゥクブゥゥゥメラァァンデース!!」
「うぉぉぉぉ!!切り裂け貫け武器を穿てぇぇぇぇ!!」
効果的な武器が見極められ、狂戦士ギルドなどの戦闘に積極的に参加しているプレイヤーたちが武器を即座に交換・装備をして攻撃を再開し始める。
凄まじい攻撃が繰り広げられるが、こちらも黙って見ているわけにもいかないだろう。
「全員、役割変更!!マリー、リン、状態異常と打撃が効きにくい様子だから、その素早さを活かして攪乱してオララゴンの攻撃を分散させて攻撃を集中させるな!!」
【シャゲェ!!】
【ガウゥゥ!!】
「セレアは大盾の代わりに槍を持て!!防御を捨てて鎧を脱ぎ捨てつつ、その代わりに上がる素早さで攻撃の手をどんどん出すんだ!!ロロは回復用のクッキーなどの代わりに実弾を装填!!硬い敵用に用意していた掘削弾や内部で爆発を起こす炸裂弾を使え!!」
【バルゥゥ!!】
【了解デス。換装、数秒足らずで完了。これよりメイドとして、守りより敵の排除形態へ移行いたしマス】
「僕の方は爆裂薬や毒薬の散布から、回復薬やMP回復ポーションを散布へ変える!!全員、役割をもって行動開始!!」
相手の変化に合わせてこちらの役割も即座に変更させ、対応に当たる。ここで気を抜かずにより一層引き締め、終盤へ近づく戦いを一気に終わらせる意気込みをもつ。
「それじゃやるぞぉぉぉぉぉ!!」
【【【【オオオオオオオオ!!】】】】
気合いの言葉に答えるかのように、珍しく鳴き声以外の言葉を叫び合い、全員ですぐさま動き出す。
オララゴン戦、最終局面と言うべき第2形態。ここを乗り切って絶対に勝利をつかむという想いは、僕らだけではなくこのイベントに参加している全員が抱いているのであった…‥‥
「あのー、ところでわらわたちはどうすればいいのじゃ?まだ簀巻きなんじゃが」
「あ、既にいない。全員動いちゃった」
「‥‥‥舞でバフをかけられるのじゃが、このまま忘れ去られはしないじゃろうな?」
‥‥‥ゴメン、ちょっと忘れていた。背後から聞こえて来たその言葉に、すぐさま戻って彼女達を解放させつつ現在の戦況の中で役割を果たすバフをかけてもらうために、安全な位置から動いてもらうことにしたのであった。
やらかされる危険性もあるが、一応そのあたりは分かっていて欲しいと思う。
守りを固めつつ、全力でプレイヤーたちが攻撃している中、表示されていた時間制限のバーが半分を切ったところで、急にオララゴンが咆哮を上げ始めた。
「全員、一旦下がれ!!」
「何かを仕掛けてくるぞ!!」
すぐさまその様子の変化に対応し、攻撃増加のバフから防御増加のバフが倍増し始めて相手の攻撃に備え始める。
アルケディア・オンラインはVRMMOではあるが、単純にゲームといっても良いくくりであり、あのレイドボスもまたゲームの中で現在用意されている特大のボスモンスターと言って良いだろう。
ならば、ゲームでのボスモンスターの中でも、一番ヤヴァイやつが様子を変えてきたのであれば定番のような行動をとるだろう。
【オララゴォォォォォォォォォォォン!!】
咆哮を上げながら前足から徐々に地面から離れ、その体が直立し始める。
気が付けば全身に光を纏っているが、この変化はまるでテイムモンスターの進化、いや、それ以上に禍々しい不気味な光で包まれており、その形態を変化させていく。
べきべきぃっと生々しい音を立てたかと思えばその背中に翼のようなものが生え始め、体格は山のように大きかったのにさらに巨大化をさせていく。
その反対に、上に浮かべた前足がやや縮小しつつも代わりに後ろ足が大きくなり、ずっしりとした重量を見せつけるように地面が砕けていく。
「この様子はまさか!?」
「ゲームでの定番と言うべきか、半分を切ったのであれば!!」
「まさかの第2形態への変身ってやつか!!」
プレイヤーたちが口々に叫ぶ中、禍々しい光が収まり、オララゴンのその姿は変貌していた。
巨大なトカゲのような容姿から進化し、骨も見えていた体が血肉を纏い、体格がより頑強に威厳あふれるようになり、その姿はまさに巨大なドラゴンと言って良いだろう。
いや、ありきたりかもしれないがその容姿はまさに邪龍と言うべき存在にふさわしいか。
【オ、オラゴォォォォォォォォォォン!!】
―――――
>時間制限かつHPの残りが半分を切ったことにより、第2形態へ変化しました。
>『オララゴン』改め『邪龍怪獣オララゴン』へ変わりました。
―――――
龍なのか怪獣なのかはっきりしてほしいが、どうやらゲームのボスでおなじみの次の段階へ進んだボスに変貌したらしい。
完全復活を食い止める趣旨があったが、あれはその復活がだいぶ進んだがゆえに発現した姿のようで、より強化された攻撃が予想される。
【シャゲェェ!!シャゲシャゲ!!】
「っと、毒の霧がかき消されたか。状態異常などに対しての耐性も上がったという所か」
全てにおいて前の形態に比べて、より強化されたようでもある。
この様子だと耐性のほとんどが増加されており、こちらの攻撃が通じにくくなって時間制限ありの中だと余計に厳しい状況になってしまったようだ。運営は鬼畜なのか。
ぼろッと本音が出てしまったが、それでもある程度のバランスがとられているのか…‥‥
【バルルルゥ!!】
【ガウガーウ!!】
ドガァァン!!
ザッグゥゥゥ!!
前に出ていたリンとマリーが、お互い同時に蹴りと槍の両方を喰らわせた際に、僅かにだがその威力に差が出ていたことを目視出来た。
「今ちょっとだけ、槍の方でダメージ音が違っていたな。武器への耐性が変化したか?」
状態異常などに対する耐性や防御力が上がったとしても、その代償に何かが下がっていてもおかしくはない。
そしてその攻撃の様子を見ていた他のプレイヤーたちが、すぐさま行動に移す。
「一斉攻撃!!誰か奴へ効果的な攻撃を確認してくれ!!」
「現在の全員の武器は拳に槍に剣、斧、ハルバード、ブーメラン、弓矢、爆弾、吸盤、メイス、蛇腹剣、その他多数!!」
「皆の武器を確認して、効果的なものを探し出すんだ!!魔法・状態異常を担当していた僧侶や魔法使い、その他は補助へ移り、攻撃担当へ力を集中させろぉぉ!!」
「「「「おおおおおおおおおお!!」」」」
多くのプレイヤーがいるからこそ、彼らが持つ武器の数も多種多様。だからこそ、数の暴力を利用してどの武器が今のオララゴン相手に効果的なのか即座に見極めることが出来る。
「打撃系、効果薄い!!物理的な攻撃なら切断か串刺しなどのほうが良さそうだ!!」
「付与武器の一部で効果の増減確認!!ドラゴンのような容姿になっただけあって、火や氷に対して耐性があるようだが、逆に禍々しい容姿のせいなのか光などの属性に弱くなっているぞ!!」
「HAHAHA!!弟から強奪コホン、献上してもらった武器が効果的のようデース!!殴ることができなくなったのは残念デースが、切断もお手のものデース!!ダブルトマホォォォゥクブゥゥゥメラァァンデース!!」
「うぉぉぉぉ!!切り裂け貫け武器を穿てぇぇぇぇ!!」
効果的な武器が見極められ、狂戦士ギルドなどの戦闘に積極的に参加しているプレイヤーたちが武器を即座に交換・装備をして攻撃を再開し始める。
凄まじい攻撃が繰り広げられるが、こちらも黙って見ているわけにもいかないだろう。
「全員、役割変更!!マリー、リン、状態異常と打撃が効きにくい様子だから、その素早さを活かして攪乱してオララゴンの攻撃を分散させて攻撃を集中させるな!!」
【シャゲェ!!】
【ガウゥゥ!!】
「セレアは大盾の代わりに槍を持て!!防御を捨てて鎧を脱ぎ捨てつつ、その代わりに上がる素早さで攻撃の手をどんどん出すんだ!!ロロは回復用のクッキーなどの代わりに実弾を装填!!硬い敵用に用意していた掘削弾や内部で爆発を起こす炸裂弾を使え!!」
【バルゥゥ!!】
【了解デス。換装、数秒足らずで完了。これよりメイドとして、守りより敵の排除形態へ移行いたしマス】
「僕の方は爆裂薬や毒薬の散布から、回復薬やMP回復ポーションを散布へ変える!!全員、役割をもって行動開始!!」
相手の変化に合わせてこちらの役割も即座に変更させ、対応に当たる。ここで気を抜かずにより一層引き締め、終盤へ近づく戦いを一気に終わらせる意気込みをもつ。
「それじゃやるぞぉぉぉぉぉ!!」
【【【【オオオオオオオオ!!】】】】
気合いの言葉に答えるかのように、珍しく鳴き声以外の言葉を叫び合い、全員ですぐさま動き出す。
オララゴン戦、最終局面と言うべき第2形態。ここを乗り切って絶対に勝利をつかむという想いは、僕らだけではなくこのイベントに参加している全員が抱いているのであった…‥‥
「あのー、ところでわらわたちはどうすればいいのじゃ?まだ簀巻きなんじゃが」
「あ、既にいない。全員動いちゃった」
「‥‥‥舞でバフをかけられるのじゃが、このまま忘れ去られはしないじゃろうな?」
‥‥‥ゴメン、ちょっと忘れていた。背後から聞こえて来たその言葉に、すぐさま戻って彼女達を解放させつつ現在の戦況の中で役割を果たすバフをかけてもらうために、安全な位置から動いてもらうことにしたのであった。
やらかされる危険性もあるが、一応そのあたりは分かっていて欲しいと思う。
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