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ver.1.0 ~始まりの音色~
ver.1.1.1-43話 バランス的には、もうひと押し欲しく
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【バルルルルルゥ!!】
大きな槍を振り回し、薙ぎ払いをかけるセレア。
進化したことで一回り大きくなったせいか、あるいはその身に纏う鎧の重量のせいか素早さは半減したが、その分安定した重量感と攻撃力を手に入れたようで、襲ってくるモンスターたちを一撃で薙ぎ払う。
「‥‥‥ナイトメア・ケンタウロスナイトって付くけど、確かに敵にとってはナイトメアといえるような存在になったなぁ」
「おおぅ、ハルバードを振り回す自分よりも強くないか?」
自身の戦士としての役割を奪われたような形に、苦笑する中三病さん。
今のパーティの構成を考えると、前衛が多いのだがその中でも飛びぬけた攻撃力を持つようになり、足りなかった突撃力を担うようになったところか。
「凄いデース!ミーのトルネードスロー並みに、薙ぎ払っているのデース!!負けていられないのデース!!」
「そしてあっちはあっちで、無茶苦茶ぶりを発揮しているんだけど」
「適当なモンスターをバット代わりにして薙ぎ払うとか、人間じゃねぇよ…‥‥」
【シャゲェシャゲェ】
【ガウガウ】
遠い目をしてティラリアさんに中三病さんはそうつぶやき、悲壮感漂う諦めきった姿に同情してマリーとリンが優しく肩を叩く。
うん、あれはあれで話題をかっさらわれるというか、人が出来て良い事なのかとツッコミを入れたくなるが、いれるだけのツッコミ力が無い。某甲虫王者の技を魔改造したら、ああなるのだろうか。
とにもかくにもセレアが進化して十数分ほど経過し、戦闘の様子などを見るけれども大体把握が出来て来た。
重量を増したことで、素早さが失われたけれども耐久力と攻撃力が増加し、中三病さんたちを除いた通常の面子では足りなかった前衛のタンク役と言うべき役割にセレアは入ったようである。にしても、ガンガン行く様はカッコ良くもあるのだが、来ている鎧が重武装で黒騎士って言って良い感じだよなぁ‥。
「というか、一応装備扱いなのかきちんとステータスに表記されるのか」
装備品の欄を見てみると、セレアに追加された装備として今身に纏っているものが出現していた。
――――――
『ナイトメアナイト装備一式』
ナイトメアの名のつくモンスターたちが装備する装備セットに付く名称。素早さを減らす代わりに防御力と攻撃力を一気に上げ、蹂躙させるようになっている。
その代わりに光系統の属性に関しては弱点となり、通常の二倍のダメージを受けやすくなるので注意。
―――――
まぁ、見た目が思いっきり悪の組織の幹部にいてもおかしくないような重装備だからね。これで戦隊ものの敵でも出たらヒーローショーが開けそうだ。あ、そう言えばヒーローもののセット装備で身を固めた集団の噂を聞いた覚えもあるような‥‥‥ちょっと出くわしてみたい。
何にしても、面子的には素早さを重点に置いていたのだが、この進化によって戦闘方法も色々と変えなければいけないところがある。でも、それを考えるのは大変だけれども楽しそうかも。
「セレア、疲れてないよな?」
【バルルルゥ!!】
一息つけそうなほど駆逐しまくったところで声をかけると、進化して変わった鳴き声で答えるセレア。
ぐっとこぶしを握り締め、装備されていた槍を振り回し、まだまだやれるとアピールをしているようである。
「んー、でもなかなかのパワーファイターになったのは良い感じデース!出来れば一試合やってみたいところデース!」
「流石にダンジョン内で、余計なHPの消耗は避けたいので、出たらちょっと考えさせてください」
ガンガン戦えそうな面子が出来たことで、ティラリアさんとしては腕試しをしたいらしい。
PvPというよりも、純粋な力勝負を望むようだが…‥‥モンスター相手に良いのか?
「それと気になるのデースが、ハルさん、ユーのテイムモンスターの装備としてこの鎧がついているのデースよね?」
「ん?そうらしいけれど、それがどうしたの?」
「鎧を脱いだら、どういう姿なのか気になるのデース」
言われてみれば、そうかもしれない。
見た目的に重装備のケンタウロスナイトとなったわけではあるが、馬の下半身に人の上半身が出来上がったようなものだから、人の体部分がどうなっているのか気になる処。
マリーやリンも、進化によって人に似た容姿を持ったのだから、人型の部分が出来たセレアもまた同じように人の容姿を持っているのは当り前そうだからね。
「セレア、装備品を一旦脱いでもらって良いかな?ああ、一応周囲の安全は‥」
「そのあたりは大丈夫そうだ。散々暴れたおかげで、周囲がすっきりしているからな」
「‥そうらしいし、大丈夫?」
【バルゥ】
中三病さんに周囲を見渡して安全を確認したところで、セレアに問いかけてみると快く頷いてくれた。
なので、ステータス欄を出して、セレアの装備品を一旦脱がして‥‥‥その全容を見ることになった。
【バルゥバル】
「おー‥‥‥って、え?メスだったの?」
「戦いぶりが雄々しくて、てっきりオスかと‥‥‥」
「んー?二人とも馬のオスメスぐらい確認しておくべきデース。ミーは昔、西武のガンマン闘争に参加して馬を習っているので、しっかり見ぬいていたのデース」
どんな昔の話だとツッコミを彼方に放置しつつ、鎧を脱いで出て来たセレアの容姿に僕らは驚いた。
人の身体のような造りは腰回りから下が馬に繋がっているのはケンタウロスとしてのイメージとしてはあっているのだが、その上半身が意外だった。
戦いぶりなどでオスっぽいかもと思っていたのだが、顔が整った女の人で、褐色肌で赤目の黒髪ポニーテールとなっており、イメージ的にはエルフとセットで出てきそうなダークエルフっぽい容姿だろう。
ただし、その胸部装甲はティラリアさん以上に山となっていた。‥‥‥そういえば前に、LMPで女体化+セレアの身体となった時に同じぐらいのものを持つ羽目になったが、まさかこうなることが確定していたのだろうか。
【バルルルゥ?】
「あ、もういいのかって?うん、鎧を着て良いよ」
鎧を着こむ姿がデフォルトと言うべきなのか、落ち着かなそうなそぶりを見せて来たので、直ぐに装備品を装備させた。
あの鎧の下に、しっかりとした女性の姿があったとはなぁ‥‥‥でも、やっぱり何と言うか悪の組織の女幹部っぽい感じしかしない。
「そう言う印象だと、ハルの面子的にあなたが悪の総統に見えなくもないのデース」
「え、そうなの?」
「そうデースよ。客観的に考えてみるのデース。状態異常をばらまく蛇女、俊敏さで翻弄する豹女、そしてくっ殺せと追い詰められたらいいそうな忠義心の高そうな馬女騎士‥‥‥あと一人いれば四天王が出来上がって、彼方がその頂点に立つ者と思えそうなのデース」
‥‥‥ぐぅの音も出ない。
うん、人に言われてみると、確かにどこの悪の組織だと言えそうな面子かもしれない。いやまぁ、可愛らしいというか美しいともいえる彼女達だけれども、種族と容姿的に正義側には見えないかも。
「となると、あと一人やっぱりほしいデースね。先日のアップデートで5体までならテイムモンスターが同行できるようデースし、あと1体で4体になり、ふさわしい容姿であれば悪の四天王が揃うのデース!」
「絶対にそんな思惑で組んでいないからね?」
「でも言われてみると、確かにハルさんの面子的にはそうなるか‥‥‥うん、期待してます」
「中三病さんも納得しないで、期待もしないでください」
自分でもちょっと四天王そろえてみたいかもと思ったけれど、それ後々面倒なことになりかねない。
メンバー的にも余裕があるけれども、今で大体バランスが良いのだし、わざわざそろえる必要もないだろう。積極的にテイムするわけでもないので、そうそうそろうことは無いはずだしね。
ひとまず気を取り直しつつ、悪の四天王が揃うようなことも無いと言っておきつつ、ダンジョンを僕らは進むのであった‥‥‥
「でも惜しいのデース。そうなるとその見た目では、ちょっと足りないのデース」
「確かに。悪の総統となると威厳ありそうなオッサン的な者もあるけれど、ハルさんの容姿だと…‥言っては何だが、悪の幹部に囚われた純粋な少年にしか見えない」
「おねショタというやつデースかね?うん、滅茶苦茶需要ありそうデース」
「絶対に無いと思うんだけど!?」
ああ、こうなったら女体化のスキルで否定してやろうか。いや、でもそしたらそれはそれで僕自身が幹部になりそうな‥‥‥状況打破には、出来れば次にテイムする機会があるならば、正義の味方と断定できるような奴が良いなぁ‥‥‥
―――――
>運営より、ERROR確認した件でお詫びのお知らせが届きました。
―――――
「ん?あれ、意外にもなんか早く対応が来たな」
―――――
>お詫びの補償として、ハウス内にプレゼントBOXが届きました。確認をお願いします。
―――――
「ハウスの方に、補償の品?…‥‥まぁ、貰えるものなら受け取っておくか」
「お?そう言えばハルさんハウスシステムでハウスを買っていたんだっけ?」
「ああ、一応テイムモンスターたちとゆったり過ごせるようにね。中三病さんたちは持ってないの?」
「持っているぞ‥‥‥乗っ取られたがな」
「失礼なデース!!拡張の条件の一つに、フレンドとの相部屋がいる類があったので、借りただけなのデース!!」
‥‥‥何でだろう。今変な副音声が聞こえたような。気にしないほうが良いのか。
っと、そう言えばハウスに関してもお知らせに小さなアップデートで‥‥‥次回のアップデートに備えて、フレンドを招待する機能があるんだっけか?ダンジョン後に補償の品を一緒に確認するために、二人を呼ぼうか。乗っ取られる心配は無いわけでもないのだが、中三病さんだけが犠牲で済むだろう。
大きな槍を振り回し、薙ぎ払いをかけるセレア。
進化したことで一回り大きくなったせいか、あるいはその身に纏う鎧の重量のせいか素早さは半減したが、その分安定した重量感と攻撃力を手に入れたようで、襲ってくるモンスターたちを一撃で薙ぎ払う。
「‥‥‥ナイトメア・ケンタウロスナイトって付くけど、確かに敵にとってはナイトメアといえるような存在になったなぁ」
「おおぅ、ハルバードを振り回す自分よりも強くないか?」
自身の戦士としての役割を奪われたような形に、苦笑する中三病さん。
今のパーティの構成を考えると、前衛が多いのだがその中でも飛びぬけた攻撃力を持つようになり、足りなかった突撃力を担うようになったところか。
「凄いデース!ミーのトルネードスロー並みに、薙ぎ払っているのデース!!負けていられないのデース!!」
「そしてあっちはあっちで、無茶苦茶ぶりを発揮しているんだけど」
「適当なモンスターをバット代わりにして薙ぎ払うとか、人間じゃねぇよ…‥‥」
【シャゲェシャゲェ】
【ガウガウ】
遠い目をしてティラリアさんに中三病さんはそうつぶやき、悲壮感漂う諦めきった姿に同情してマリーとリンが優しく肩を叩く。
うん、あれはあれで話題をかっさらわれるというか、人が出来て良い事なのかとツッコミを入れたくなるが、いれるだけのツッコミ力が無い。某甲虫王者の技を魔改造したら、ああなるのだろうか。
とにもかくにもセレアが進化して十数分ほど経過し、戦闘の様子などを見るけれども大体把握が出来て来た。
重量を増したことで、素早さが失われたけれども耐久力と攻撃力が増加し、中三病さんたちを除いた通常の面子では足りなかった前衛のタンク役と言うべき役割にセレアは入ったようである。にしても、ガンガン行く様はカッコ良くもあるのだが、来ている鎧が重武装で黒騎士って言って良い感じだよなぁ‥。
「というか、一応装備扱いなのかきちんとステータスに表記されるのか」
装備品の欄を見てみると、セレアに追加された装備として今身に纏っているものが出現していた。
――――――
『ナイトメアナイト装備一式』
ナイトメアの名のつくモンスターたちが装備する装備セットに付く名称。素早さを減らす代わりに防御力と攻撃力を一気に上げ、蹂躙させるようになっている。
その代わりに光系統の属性に関しては弱点となり、通常の二倍のダメージを受けやすくなるので注意。
―――――
まぁ、見た目が思いっきり悪の組織の幹部にいてもおかしくないような重装備だからね。これで戦隊ものの敵でも出たらヒーローショーが開けそうだ。あ、そう言えばヒーローもののセット装備で身を固めた集団の噂を聞いた覚えもあるような‥‥‥ちょっと出くわしてみたい。
何にしても、面子的には素早さを重点に置いていたのだが、この進化によって戦闘方法も色々と変えなければいけないところがある。でも、それを考えるのは大変だけれども楽しそうかも。
「セレア、疲れてないよな?」
【バルルルゥ!!】
一息つけそうなほど駆逐しまくったところで声をかけると、進化して変わった鳴き声で答えるセレア。
ぐっとこぶしを握り締め、装備されていた槍を振り回し、まだまだやれるとアピールをしているようである。
「んー、でもなかなかのパワーファイターになったのは良い感じデース!出来れば一試合やってみたいところデース!」
「流石にダンジョン内で、余計なHPの消耗は避けたいので、出たらちょっと考えさせてください」
ガンガン戦えそうな面子が出来たことで、ティラリアさんとしては腕試しをしたいらしい。
PvPというよりも、純粋な力勝負を望むようだが…‥‥モンスター相手に良いのか?
「それと気になるのデースが、ハルさん、ユーのテイムモンスターの装備としてこの鎧がついているのデースよね?」
「ん?そうらしいけれど、それがどうしたの?」
「鎧を脱いだら、どういう姿なのか気になるのデース」
言われてみれば、そうかもしれない。
見た目的に重装備のケンタウロスナイトとなったわけではあるが、馬の下半身に人の上半身が出来上がったようなものだから、人の体部分がどうなっているのか気になる処。
マリーやリンも、進化によって人に似た容姿を持ったのだから、人型の部分が出来たセレアもまた同じように人の容姿を持っているのは当り前そうだからね。
「セレア、装備品を一旦脱いでもらって良いかな?ああ、一応周囲の安全は‥」
「そのあたりは大丈夫そうだ。散々暴れたおかげで、周囲がすっきりしているからな」
「‥そうらしいし、大丈夫?」
【バルゥ】
中三病さんに周囲を見渡して安全を確認したところで、セレアに問いかけてみると快く頷いてくれた。
なので、ステータス欄を出して、セレアの装備品を一旦脱がして‥‥‥その全容を見ることになった。
【バルゥバル】
「おー‥‥‥って、え?メスだったの?」
「戦いぶりが雄々しくて、てっきりオスかと‥‥‥」
「んー?二人とも馬のオスメスぐらい確認しておくべきデース。ミーは昔、西武のガンマン闘争に参加して馬を習っているので、しっかり見ぬいていたのデース」
どんな昔の話だとツッコミを彼方に放置しつつ、鎧を脱いで出て来たセレアの容姿に僕らは驚いた。
人の身体のような造りは腰回りから下が馬に繋がっているのはケンタウロスとしてのイメージとしてはあっているのだが、その上半身が意外だった。
戦いぶりなどでオスっぽいかもと思っていたのだが、顔が整った女の人で、褐色肌で赤目の黒髪ポニーテールとなっており、イメージ的にはエルフとセットで出てきそうなダークエルフっぽい容姿だろう。
ただし、その胸部装甲はティラリアさん以上に山となっていた。‥‥‥そういえば前に、LMPで女体化+セレアの身体となった時に同じぐらいのものを持つ羽目になったが、まさかこうなることが確定していたのだろうか。
【バルルルゥ?】
「あ、もういいのかって?うん、鎧を着て良いよ」
鎧を着こむ姿がデフォルトと言うべきなのか、落ち着かなそうなそぶりを見せて来たので、直ぐに装備品を装備させた。
あの鎧の下に、しっかりとした女性の姿があったとはなぁ‥‥‥でも、やっぱり何と言うか悪の組織の女幹部っぽい感じしかしない。
「そう言う印象だと、ハルの面子的にあなたが悪の総統に見えなくもないのデース」
「え、そうなの?」
「そうデースよ。客観的に考えてみるのデース。状態異常をばらまく蛇女、俊敏さで翻弄する豹女、そしてくっ殺せと追い詰められたらいいそうな忠義心の高そうな馬女騎士‥‥‥あと一人いれば四天王が出来上がって、彼方がその頂点に立つ者と思えそうなのデース」
‥‥‥ぐぅの音も出ない。
うん、人に言われてみると、確かにどこの悪の組織だと言えそうな面子かもしれない。いやまぁ、可愛らしいというか美しいともいえる彼女達だけれども、種族と容姿的に正義側には見えないかも。
「となると、あと一人やっぱりほしいデースね。先日のアップデートで5体までならテイムモンスターが同行できるようデースし、あと1体で4体になり、ふさわしい容姿であれば悪の四天王が揃うのデース!」
「絶対にそんな思惑で組んでいないからね?」
「でも言われてみると、確かにハルさんの面子的にはそうなるか‥‥‥うん、期待してます」
「中三病さんも納得しないで、期待もしないでください」
自分でもちょっと四天王そろえてみたいかもと思ったけれど、それ後々面倒なことになりかねない。
メンバー的にも余裕があるけれども、今で大体バランスが良いのだし、わざわざそろえる必要もないだろう。積極的にテイムするわけでもないので、そうそうそろうことは無いはずだしね。
ひとまず気を取り直しつつ、悪の四天王が揃うようなことも無いと言っておきつつ、ダンジョンを僕らは進むのであった‥‥‥
「でも惜しいのデース。そうなるとその見た目では、ちょっと足りないのデース」
「確かに。悪の総統となると威厳ありそうなオッサン的な者もあるけれど、ハルさんの容姿だと…‥言っては何だが、悪の幹部に囚われた純粋な少年にしか見えない」
「おねショタというやつデースかね?うん、滅茶苦茶需要ありそうデース」
「絶対に無いと思うんだけど!?」
ああ、こうなったら女体化のスキルで否定してやろうか。いや、でもそしたらそれはそれで僕自身が幹部になりそうな‥‥‥状況打破には、出来れば次にテイムする機会があるならば、正義の味方と断定できるような奴が良いなぁ‥‥‥
―――――
>運営より、ERROR確認した件でお詫びのお知らせが届きました。
―――――
「ん?あれ、意外にもなんか早く対応が来たな」
―――――
>お詫びの補償として、ハウス内にプレゼントBOXが届きました。確認をお願いします。
―――――
「ハウスの方に、補償の品?…‥‥まぁ、貰えるものなら受け取っておくか」
「お?そう言えばハルさんハウスシステムでハウスを買っていたんだっけ?」
「ああ、一応テイムモンスターたちとゆったり過ごせるようにね。中三病さんたちは持ってないの?」
「持っているぞ‥‥‥乗っ取られたがな」
「失礼なデース!!拡張の条件の一つに、フレンドとの相部屋がいる類があったので、借りただけなのデース!!」
‥‥‥何でだろう。今変な副音声が聞こえたような。気にしないほうが良いのか。
っと、そう言えばハウスに関してもお知らせに小さなアップデートで‥‥‥次回のアップデートに備えて、フレンドを招待する機能があるんだっけか?ダンジョン後に補償の品を一緒に確認するために、二人を呼ぼうか。乗っ取られる心配は無いわけでもないのだが、中三病さんだけが犠牲で済むだろう。
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