43 / 718
ver.1.0 ~始まりの音色~
ver.1.1.1-37話 出てくる場所、絶対に間違えている
しおりを挟む
【ウゴォォォォォォォス!!】
びりびりと大気が震えるような咆哮を上げ、スーパーロボットが起動し始めたようなポーズをとるフォレストガーディアン。
出てくるのであれば、もっとこうメカメカしいSFとかスチームパンクの世界にだとは思うのだが、そのツッコミを入れたとしても聞く耳を持たないだろう。そもそも耳があるようではなく、モノアイの巨人にうっそうと全身が緑に覆われており、森その物が巨人になった印象を与える。
「勝っても負けてもいいイベントのようだけど…‥‥負けたくはないな」
【シャゲェ】
【ガウガウ】
【ヒヒーン】
ぼそっとそうつぶやくと、全員が同意するように頷いた。
無理もないだろう。このフォレストガーディアンに負けることは、こいつを呼びだしたのじゃロリに負けるようなものでもあり、それは絶対に嫌だと思えたのだから。というか、ちゃっかりと距離を取って安全地帯からにやにやとみている生意気そうな顔に、苛立ちを覚えなくもない。あと絶対に運営に意見を述べて、お仕置きを可能にしてもらって、しっかり灸をすえさせてもらおう。
そう言う想いも抱きつつ、今はこの目の前の敵に対して挑むのみ。見る限りには大型のパワーファイターのような印象も与えるが、それだけではないような気がする。
キュインキュインキュインキュインキュイン!!
パウワウワ!!
「って、案の定目からビーム出すのかよ!?」
目が光りながら何かを貯めるような音がした方と思えば、次の瞬間にはビームが解き放たれており、僕らは慌てて回避するも着弾地点からの衝撃波にふっ飛ばされる。
モノアイのような目はただの目ではなかったようで、直ぐに全員の気を引き締めて戦闘に当たる。
幸い、次弾が装填されるまでに何かあるのか、あるいは冷却しているのか、目の部分から煙が出ている様子が見て取れて、次の光線までは時間があるらしい。
ならば、この時間で攻める手段を模索するべきか。
「とりあえず全員、まずはそれぞれの攻撃を合わせるぞ!!何が効果的なのか、短い時間で探り出すんだ!!」
ばっとばらけ合い、それぞれの攻撃を試すことにする。どの様な手段が一番効果的なのか探り、一気に攻めきる手段を見つけ出さなければいけないだろう。
当然、次の発射までフォレストガーディアンが大人しくするわけもなく、大きな手足を振り回してくるが、その素早さは光線よりはマシな方だ。直撃すればただでは済まないだろうが、僕らの方は全体的に素早く動けるので、回避行動に専念して地道な攻撃をするぐらいはできる。
【シャゲェェ!!】
しゅるるるっと腕をかいくぐり、絡みついてマリーがクナイを突き立て、毒をしみこませる。だが、その毒は毒々しい色合いを周囲の皮膚に与えるものの、広がる様子は鈍いように思える。毒の耐性を持っているのか、あるいは回復能力の方が高いのか。
【ガウガウ!!】
だだだだだだんっと蹴り飛ばし、リンが猛烈なラッシュをかけるが、木の肌は思った以上に硬いようで、こちらも決定打になっていない様子。しかも、枝葉が生えて来たかと思えば、それが衝撃を受け止めるように動き合い、威力を鈍くしているようだ。
「となると、打撃や状態異常のほうに高い耐性を持つようだが‥‥‥なら、これならどうだ!!セレア、全速力であいつの周囲を駆け抜けろ!!」
【バルヒヒーン!!】
高らかに叫び、セレアが地面をけり上げ、フォレストガーディアンの周りを駆け抜ける。
僕も騎乗しており、相手の攻撃が飛んできそうでもギリギリで交わし合い、相手の行動の隙を見つけたところで、道具を試していく。
毎度おなじみ改良中の爆裂薬に、先日使用したロケットパンチに刃を付けて斬撃を可能にしたカッターパンチ。
相手が木の材質に近いならば火や氷に弱いのではと思い、大炎上薬に大氷結薬と新しい薬品を試したり、マリーの毒だけではなくドロップ品の様々な薬物を組み合わせた状態異常役をぶちまけて耐性の穴も探っていく。
ついでに、こちらへの攻撃が集中しないように、攻撃手段を模索する方向からかく乱するためにマリーとリンがそれぞれ動き合い、攻撃を分散してダメージを防いでいく。
「ほほぅ、中々連携が取れているようじゃが、それでも倒すにはまだ足りぬのぅ。決定的な一撃が、無いと見る」
避難した大樹の上で傍観してつぶやくのじゃロリの声が聞こえてきたが、そう思うのであればそう思わせておけばいい。
決定的な一撃は探っている最中であり、用意をするのであればすぐにできるのだ。
「とはいえ、確かに一撃に欠けるが‥‥‥全部が全部、効果的ではないとも言い切れないか」
セレアに騎乗しながら、振り落とされないようにしがみつき、攻撃も合間に仕掛けて様子をうかがう。
状態異常系統は耐性があるのだろうけれども、複合させた大量の毒薬で効果がそれぞれ違っているようで、広がり具合が異なっている。
蹴りに拳、斬撃などの攻撃も一発一発が鈍らされるが、組み合わせによっては効果的にできるかもしれない。
‥‥‥戦闘中でも、周囲の状況を把握することで、何がどうしているのかはっきり理解することが出来る。
そう、仕事でも多くの仕事の山があったとしても、どれがどう動くのかを把握し、効率的にこなせればできないことも無く、やりようがある。
それをこのゲーム内に活かすだけであり、全員の持てる力を活かせば相手が大きかろうともどうにかできるはずだ。
「全員、一旦集合!!一か所に集まると攻撃集中のリスクもあるが、出来れば少しの間、相手から目をそらさせろ!!マリー、毒の霧を思いっきり散布!!」
【シャァ、ゲェ!!】
マリーが手をかざし、くいっと動かすと瞬時に周囲に湧き上がり始める毒々しい霧。
何も毒攻撃を物理的にするだけではなく、状態異常攻撃としてはこうやって霧で攻める手段も彼女は手に入れていたのである。
まぁ、代償としてこれ敵味方関係ない無差別型のもので、使用機会がすごい限られてしまうが、毒状態になったところで解毒剤を用意しているので直ぐに服用してダメージを減らす。
【ウゴォ!?ウゴォォォォォス!!】
瞬時に広がりを見せる毒の霧に驚愕したようだが、この程度のものなら関係ないというようにフォレストガーディアンは攻撃を仕掛けてくる。装填を終了したらしい光線がきたが、毒の霧で僕らの位置が把握し切れていないので、外れていく。
幸い、この毒の霧は可燃性のものではないので大爆発の心配はないだろう。やったら最後、自爆モノになりかけないからな。
とにもかくにも、霧で少しの間相手の攻撃を回避することから解放され、作戦を話し合う時間が出来上がる。
ほんのわずかな間、それでも全員耳を傾け、そのすべてをしっかりと確認し合う。
「それじゃ、霧が晴れたら一気に反撃を仕掛けるぞ!!」
その一言に全員うなずいて了承する。相手は一人、こちらは一人と3体で数では上であり、例え相手の個人の強さが上だとしても、連携し合ってその差を無くせば良い。
そう思い、僕らは霧が晴れると同時に、話し合った作戦を実行するのであった…‥‥
「ついでに、討伐後にのじゃロリにお仕置き可能になったら絶対にしよう!!」
【シャゲシャゲシャゲェ!!】
【ガウガァァァウ!!!】
【バルヒヒヒヒン!!】
‥‥‥気のせいかな?ガーディアン討伐よりも、お仕置きができたら絶対にやってやるぞという意志の方が強くて、更にやる気が溢れていないか?
びりびりと大気が震えるような咆哮を上げ、スーパーロボットが起動し始めたようなポーズをとるフォレストガーディアン。
出てくるのであれば、もっとこうメカメカしいSFとかスチームパンクの世界にだとは思うのだが、そのツッコミを入れたとしても聞く耳を持たないだろう。そもそも耳があるようではなく、モノアイの巨人にうっそうと全身が緑に覆われており、森その物が巨人になった印象を与える。
「勝っても負けてもいいイベントのようだけど…‥‥負けたくはないな」
【シャゲェ】
【ガウガウ】
【ヒヒーン】
ぼそっとそうつぶやくと、全員が同意するように頷いた。
無理もないだろう。このフォレストガーディアンに負けることは、こいつを呼びだしたのじゃロリに負けるようなものでもあり、それは絶対に嫌だと思えたのだから。というか、ちゃっかりと距離を取って安全地帯からにやにやとみている生意気そうな顔に、苛立ちを覚えなくもない。あと絶対に運営に意見を述べて、お仕置きを可能にしてもらって、しっかり灸をすえさせてもらおう。
そう言う想いも抱きつつ、今はこの目の前の敵に対して挑むのみ。見る限りには大型のパワーファイターのような印象も与えるが、それだけではないような気がする。
キュインキュインキュインキュインキュイン!!
パウワウワ!!
「って、案の定目からビーム出すのかよ!?」
目が光りながら何かを貯めるような音がした方と思えば、次の瞬間にはビームが解き放たれており、僕らは慌てて回避するも着弾地点からの衝撃波にふっ飛ばされる。
モノアイのような目はただの目ではなかったようで、直ぐに全員の気を引き締めて戦闘に当たる。
幸い、次弾が装填されるまでに何かあるのか、あるいは冷却しているのか、目の部分から煙が出ている様子が見て取れて、次の光線までは時間があるらしい。
ならば、この時間で攻める手段を模索するべきか。
「とりあえず全員、まずはそれぞれの攻撃を合わせるぞ!!何が効果的なのか、短い時間で探り出すんだ!!」
ばっとばらけ合い、それぞれの攻撃を試すことにする。どの様な手段が一番効果的なのか探り、一気に攻めきる手段を見つけ出さなければいけないだろう。
当然、次の発射までフォレストガーディアンが大人しくするわけもなく、大きな手足を振り回してくるが、その素早さは光線よりはマシな方だ。直撃すればただでは済まないだろうが、僕らの方は全体的に素早く動けるので、回避行動に専念して地道な攻撃をするぐらいはできる。
【シャゲェェ!!】
しゅるるるっと腕をかいくぐり、絡みついてマリーがクナイを突き立て、毒をしみこませる。だが、その毒は毒々しい色合いを周囲の皮膚に与えるものの、広がる様子は鈍いように思える。毒の耐性を持っているのか、あるいは回復能力の方が高いのか。
【ガウガウ!!】
だだだだだだんっと蹴り飛ばし、リンが猛烈なラッシュをかけるが、木の肌は思った以上に硬いようで、こちらも決定打になっていない様子。しかも、枝葉が生えて来たかと思えば、それが衝撃を受け止めるように動き合い、威力を鈍くしているようだ。
「となると、打撃や状態異常のほうに高い耐性を持つようだが‥‥‥なら、これならどうだ!!セレア、全速力であいつの周囲を駆け抜けろ!!」
【バルヒヒーン!!】
高らかに叫び、セレアが地面をけり上げ、フォレストガーディアンの周りを駆け抜ける。
僕も騎乗しており、相手の攻撃が飛んできそうでもギリギリで交わし合い、相手の行動の隙を見つけたところで、道具を試していく。
毎度おなじみ改良中の爆裂薬に、先日使用したロケットパンチに刃を付けて斬撃を可能にしたカッターパンチ。
相手が木の材質に近いならば火や氷に弱いのではと思い、大炎上薬に大氷結薬と新しい薬品を試したり、マリーの毒だけではなくドロップ品の様々な薬物を組み合わせた状態異常役をぶちまけて耐性の穴も探っていく。
ついでに、こちらへの攻撃が集中しないように、攻撃手段を模索する方向からかく乱するためにマリーとリンがそれぞれ動き合い、攻撃を分散してダメージを防いでいく。
「ほほぅ、中々連携が取れているようじゃが、それでも倒すにはまだ足りぬのぅ。決定的な一撃が、無いと見る」
避難した大樹の上で傍観してつぶやくのじゃロリの声が聞こえてきたが、そう思うのであればそう思わせておけばいい。
決定的な一撃は探っている最中であり、用意をするのであればすぐにできるのだ。
「とはいえ、確かに一撃に欠けるが‥‥‥全部が全部、効果的ではないとも言い切れないか」
セレアに騎乗しながら、振り落とされないようにしがみつき、攻撃も合間に仕掛けて様子をうかがう。
状態異常系統は耐性があるのだろうけれども、複合させた大量の毒薬で効果がそれぞれ違っているようで、広がり具合が異なっている。
蹴りに拳、斬撃などの攻撃も一発一発が鈍らされるが、組み合わせによっては効果的にできるかもしれない。
‥‥‥戦闘中でも、周囲の状況を把握することで、何がどうしているのかはっきり理解することが出来る。
そう、仕事でも多くの仕事の山があったとしても、どれがどう動くのかを把握し、効率的にこなせればできないことも無く、やりようがある。
それをこのゲーム内に活かすだけであり、全員の持てる力を活かせば相手が大きかろうともどうにかできるはずだ。
「全員、一旦集合!!一か所に集まると攻撃集中のリスクもあるが、出来れば少しの間、相手から目をそらさせろ!!マリー、毒の霧を思いっきり散布!!」
【シャァ、ゲェ!!】
マリーが手をかざし、くいっと動かすと瞬時に周囲に湧き上がり始める毒々しい霧。
何も毒攻撃を物理的にするだけではなく、状態異常攻撃としてはこうやって霧で攻める手段も彼女は手に入れていたのである。
まぁ、代償としてこれ敵味方関係ない無差別型のもので、使用機会がすごい限られてしまうが、毒状態になったところで解毒剤を用意しているので直ぐに服用してダメージを減らす。
【ウゴォ!?ウゴォォォォォス!!】
瞬時に広がりを見せる毒の霧に驚愕したようだが、この程度のものなら関係ないというようにフォレストガーディアンは攻撃を仕掛けてくる。装填を終了したらしい光線がきたが、毒の霧で僕らの位置が把握し切れていないので、外れていく。
幸い、この毒の霧は可燃性のものではないので大爆発の心配はないだろう。やったら最後、自爆モノになりかけないからな。
とにもかくにも、霧で少しの間相手の攻撃を回避することから解放され、作戦を話し合う時間が出来上がる。
ほんのわずかな間、それでも全員耳を傾け、そのすべてをしっかりと確認し合う。
「それじゃ、霧が晴れたら一気に反撃を仕掛けるぞ!!」
その一言に全員うなずいて了承する。相手は一人、こちらは一人と3体で数では上であり、例え相手の個人の強さが上だとしても、連携し合ってその差を無くせば良い。
そう思い、僕らは霧が晴れると同時に、話し合った作戦を実行するのであった…‥‥
「ついでに、討伐後にのじゃロリにお仕置き可能になったら絶対にしよう!!」
【シャゲシャゲシャゲェ!!】
【ガウガァァァウ!!!】
【バルヒヒヒヒン!!】
‥‥‥気のせいかな?ガーディアン討伐よりも、お仕置きができたら絶対にやってやるぞという意志の方が強くて、更にやる気が溢れていないか?
50
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる