28 / 718
ver.1.0 ~始まりの音色~
ver.1.1-24話 見せぬけれども、感じ取り
しおりを挟む
【シャゲシャゲ、シャゲェ】
【ガウガーウ?ガウガウ】
…‥‥ハウスシステムによって構築されている、ハウス内。
ログアウトしている今、ハルのアバターはその寝室内で横たわっているのだが、ハウスの部屋の一つにあるテイムモンスター用の牧場内では、リンとマリーが話し合っていた。
人に近い容姿を獲得したが、その寝床はベッドよりも柔らかいクッションの方が楽だという事でそこに腰をかけ合いつつ、感じ取っていたとあることに対しての議論を交わす。
【ガウ、ガウガーウ、ガウ】
【シャゲェ、シャゲシャゲェ?】
【ガウガウ】
【シャゲッ】
どのような会話がなされているのかは、その鳴き声だけではわからないだろう。進化したとはいえ、あくまでも容姿が近くなっているだけであり、中身まではそっくり人間の声帯が作られているわけではない。
それでも、鳴き声が違えどもモンスター同士としての言語の統一はされており、意志疎通に問題はないようである。
【シャゲシャゲ、シャー】
【ガウ、ガウガウ】
ついでに言えば、身振り手振りな動作も交えて説明を自分達でも分かりやすくしているので、ある程度訳そうと思えばできそうな光景であり、話し合っている様子は微笑ましくもあるのだが、結論が出ないという回答が出ていると、理解できる人はいるだろう。
話し合いつつ、良い回答が得られず、腕を組んで考え込む二体。何にしても、この回答に関してはハルがログインしてきて実際に確認するまでは何もできないとも結論付け、答えの出ない議論は一旦そこで区切られるのであった。
【シャゲ、シャゲシャゲー?】
【ガウ?ガウガー!】
ついでに別の案を出して、それに賛成し合って、そろって寝床を飛び出したのも言うまでもない。
‥‥‥そしてハルがログアウトしている丁度その頃。大樹の森ではプレイヤー間の間でも放浪期間中の間はのじゃロリと呼ばれていたエルフの少女のレティアは、長でもある自身の父親に問いかけていた。
「‥‥‥のぅ父上、まだまだ舞が必要なのは分かるのじゃけれども、質問して良いかのぅ?」
「何だ?何時になったら終わるとか言う話はできないぞ」
「いや、そうではなくて…‥‥ロティの姿を見ないのじゃが、どうしているのじゃ?」
自分がいつになったらこの状態から解放されて、再び野に降りることができるのかというのも気になっているのだが、その前に彼女の妹が姿を見せないことに不自然な想いを抱いていた。
「ロティなら、扇の新調のためにドワーフの村に行っているはずだ。ただ、どうやら懇意にしていた鍛冶師の家で何かがあったらしく、もう少しかかると連絡があったな」
「ふむ、ドワーフのほうにのぅ‥‥しかし、あの妹が自ら行くたちか?大抵は素材に注文内容を添えておけば、直ぐに得られるはずなのじゃがな」
「自分の手で、確かめたいとか言っていたらしいが、たまにはそう言うのも良いだろう。自分に合う道具というのは、やはり自身の目で見なければ分からないからな」
娘の一人旅に多少の不安は覚えているが、これも成長しているからだと納得しながらそう口にする長。だがしかし、レティアはそうは思えなかった。
というのも、容姿の逆転はあれども、これでも立派な姉という立場に立つ彼女は、妹がどの様な人物であるのかをしっかり理解しており、普段であればどのような行動をするのか、ある程度の予測は付く。
だがしかし、そんな行動はその予測から外れており、ならばどういう時にする行動なのかといくつかおもいつくのだが‥‥自身のことは棚に上げるとして、血は争えぬ妹のことだからこそ、ろくでもない事が予想できてしまった。
「わらわの言動は、注意していたはずなのじゃがな。もしかすると、誰にどう与えたというのかを聞いていて、動いたのかのぅ?となると、あやつのやりそうなことは‥‥‥まさか」
予想がついたのは良いが、その結果は最悪な可能性が非常に大きい。自身にとっても、そのやられる相手にとってもかなりの面倒ごとになるのは間違いない。
あの妹は普段の言動こそは落ち着いているようであり、多少のパニックなどを引き起こしてやらかすことはあるが反省したように見せる…‥‥演技者でもあるのだ。
猫かぶり?いや、それはまだ可愛いものだろう。ある程度のあざとさなども計算したうえで、やる演技でもあるからだ。だがしかし、妹の演技というのはそう言うものではなく、自身の混乱ややることすべてを完全に計算し尽くしたうえでやってしまうものなのだ。
しかも、本当に悪い事を企むような者ではなく、ある程度は相手のためを思ってやるのだが、その手法もまた質が悪い物であり、やったとしてもその毒牙に負傷してしまう者が多いだろう。ある意味、自分の方がはるかにましなのかもしれないと、ちょっとは省みることが出来るレティアでさえも嫌な顔になる。
「父上、出来ればすぐにでも妹を追いかけたいのじゃが。あやつがひっっじょぉぉぉうに、やらかす予感しかしないのじゃが」
「いやいや、流石に無いだろう。あの子がどれだけいい子なのか、お前も分かっているはずだろ?」
「いやまぁ、確かに根は良い子なのじゃが‥‥‥やらかすことがのぅ」
悪人ではなく純粋な善意も混ぜての計算している行動だからこそ、その真意を読むのは容易くない。その為、父も含めて大半の知り合いはすぐに彼女の本性を感じることができないのだが、それもまた計算された演技でもある。
「のじゃぁ‥‥‥嫌な予感しかないのじゃが‥‥‥」
ひしひしと強く嫌な予感を抱くも、このままでは動くこともままならない。そうこうしている間にも今すぐにでもやらかされそうである。
であれば、どうしたものかと考え、父に対して早くここから自由にしてもらうために、自身がより真面目にやるしかないと結論付ける。遅いかもしれないが、それでも今はその方が手っ取り早い。
休憩をすぐにやめ、舞を踊り始め、レティアは一刻も早く妹のもとへ向かう努力をし始めるのであった…‥‥
「‥‥‥もしも間に合わなかったら、プレイヤーとやらの交流で得た強力脱毛剤とやらを、父上のシャンプーに混ぜるのじゃ」
「おおぅ!?なんか今、すごい悪寒がしたぞ!?」
【ガウガーウ?ガウガウ】
…‥‥ハウスシステムによって構築されている、ハウス内。
ログアウトしている今、ハルのアバターはその寝室内で横たわっているのだが、ハウスの部屋の一つにあるテイムモンスター用の牧場内では、リンとマリーが話し合っていた。
人に近い容姿を獲得したが、その寝床はベッドよりも柔らかいクッションの方が楽だという事でそこに腰をかけ合いつつ、感じ取っていたとあることに対しての議論を交わす。
【ガウ、ガウガーウ、ガウ】
【シャゲェ、シャゲシャゲェ?】
【ガウガウ】
【シャゲッ】
どのような会話がなされているのかは、その鳴き声だけではわからないだろう。進化したとはいえ、あくまでも容姿が近くなっているだけであり、中身まではそっくり人間の声帯が作られているわけではない。
それでも、鳴き声が違えどもモンスター同士としての言語の統一はされており、意志疎通に問題はないようである。
【シャゲシャゲ、シャー】
【ガウ、ガウガウ】
ついでに言えば、身振り手振りな動作も交えて説明を自分達でも分かりやすくしているので、ある程度訳そうと思えばできそうな光景であり、話し合っている様子は微笑ましくもあるのだが、結論が出ないという回答が出ていると、理解できる人はいるだろう。
話し合いつつ、良い回答が得られず、腕を組んで考え込む二体。何にしても、この回答に関してはハルがログインしてきて実際に確認するまでは何もできないとも結論付け、答えの出ない議論は一旦そこで区切られるのであった。
【シャゲ、シャゲシャゲー?】
【ガウ?ガウガー!】
ついでに別の案を出して、それに賛成し合って、そろって寝床を飛び出したのも言うまでもない。
‥‥‥そしてハルがログアウトしている丁度その頃。大樹の森ではプレイヤー間の間でも放浪期間中の間はのじゃロリと呼ばれていたエルフの少女のレティアは、長でもある自身の父親に問いかけていた。
「‥‥‥のぅ父上、まだまだ舞が必要なのは分かるのじゃけれども、質問して良いかのぅ?」
「何だ?何時になったら終わるとか言う話はできないぞ」
「いや、そうではなくて…‥‥ロティの姿を見ないのじゃが、どうしているのじゃ?」
自分がいつになったらこの状態から解放されて、再び野に降りることができるのかというのも気になっているのだが、その前に彼女の妹が姿を見せないことに不自然な想いを抱いていた。
「ロティなら、扇の新調のためにドワーフの村に行っているはずだ。ただ、どうやら懇意にしていた鍛冶師の家で何かがあったらしく、もう少しかかると連絡があったな」
「ふむ、ドワーフのほうにのぅ‥‥しかし、あの妹が自ら行くたちか?大抵は素材に注文内容を添えておけば、直ぐに得られるはずなのじゃがな」
「自分の手で、確かめたいとか言っていたらしいが、たまにはそう言うのも良いだろう。自分に合う道具というのは、やはり自身の目で見なければ分からないからな」
娘の一人旅に多少の不安は覚えているが、これも成長しているからだと納得しながらそう口にする長。だがしかし、レティアはそうは思えなかった。
というのも、容姿の逆転はあれども、これでも立派な姉という立場に立つ彼女は、妹がどの様な人物であるのかをしっかり理解しており、普段であればどのような行動をするのか、ある程度の予測は付く。
だがしかし、そんな行動はその予測から外れており、ならばどういう時にする行動なのかといくつかおもいつくのだが‥‥自身のことは棚に上げるとして、血は争えぬ妹のことだからこそ、ろくでもない事が予想できてしまった。
「わらわの言動は、注意していたはずなのじゃがな。もしかすると、誰にどう与えたというのかを聞いていて、動いたのかのぅ?となると、あやつのやりそうなことは‥‥‥まさか」
予想がついたのは良いが、その結果は最悪な可能性が非常に大きい。自身にとっても、そのやられる相手にとってもかなりの面倒ごとになるのは間違いない。
あの妹は普段の言動こそは落ち着いているようであり、多少のパニックなどを引き起こしてやらかすことはあるが反省したように見せる…‥‥演技者でもあるのだ。
猫かぶり?いや、それはまだ可愛いものだろう。ある程度のあざとさなども計算したうえで、やる演技でもあるからだ。だがしかし、妹の演技というのはそう言うものではなく、自身の混乱ややることすべてを完全に計算し尽くしたうえでやってしまうものなのだ。
しかも、本当に悪い事を企むような者ではなく、ある程度は相手のためを思ってやるのだが、その手法もまた質が悪い物であり、やったとしてもその毒牙に負傷してしまう者が多いだろう。ある意味、自分の方がはるかにましなのかもしれないと、ちょっとは省みることが出来るレティアでさえも嫌な顔になる。
「父上、出来ればすぐにでも妹を追いかけたいのじゃが。あやつがひっっじょぉぉぉうに、やらかす予感しかしないのじゃが」
「いやいや、流石に無いだろう。あの子がどれだけいい子なのか、お前も分かっているはずだろ?」
「いやまぁ、確かに根は良い子なのじゃが‥‥‥やらかすことがのぅ」
悪人ではなく純粋な善意も混ぜての計算している行動だからこそ、その真意を読むのは容易くない。その為、父も含めて大半の知り合いはすぐに彼女の本性を感じることができないのだが、それもまた計算された演技でもある。
「のじゃぁ‥‥‥嫌な予感しかないのじゃが‥‥‥」
ひしひしと強く嫌な予感を抱くも、このままでは動くこともままならない。そうこうしている間にも今すぐにでもやらかされそうである。
であれば、どうしたものかと考え、父に対して早くここから自由にしてもらうために、自身がより真面目にやるしかないと結論付ける。遅いかもしれないが、それでも今はその方が手っ取り早い。
休憩をすぐにやめ、舞を踊り始め、レティアは一刻も早く妹のもとへ向かう努力をし始めるのであった…‥‥
「‥‥‥もしも間に合わなかったら、プレイヤーとやらの交流で得た強力脱毛剤とやらを、父上のシャンプーに混ぜるのじゃ」
「おおぅ!?なんか今、すごい悪寒がしたぞ!?」
44
お気に入りに追加
2,048
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる