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ver.1.0 ~始まりの音色~
ver.1.0-5話 好奇心とは、人を引き付けてしまったり
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「んー、組み合わせによっては失敗作にもなりうる、か‥‥‥」
アルケディア・オンラインを始めて、色々と錬金術師としてアイテムをどう生かせるのかと様々な拾えるだけのアイテムをいくつも用意して実験を繰り返してきたのだが、全部が全部同じ結果になるとは限らないということも学んできた。
その理由の一つが、「製作評価」。出来具合や能力、価値によって色々と変動するらしいが、同じ製作方法でも全部が同じ製作評価になるとは限らない。似たようなアイテムを使っても、新鮮さや品質によって変わる部分があるようだ。多分、LUCとかそのあたりも関わっているのかもしれない。
「とはいえ、今のところちょっとだけ装備を追加できたのはいいことか」
数々のアイテムを組み合わせる実験をしている中で、どうにかこうにか簡単な装備品を用意することもできた。初心者装備のセット性能も悪くはないけど、ちょこっとだけ変更できたからね。
―――――
「現在の装備」
・頭部装備:『初心者の錬金術師ゴーグルセット』
・首元装備:『無し』⇒『木細工のお守り』
・上半身装備:『初心者の錬金術師の上着』
・下半身装備:『初心者の錬金術師のズボン』
・足元装備:『初心者の錬金術師の靴』
・その他アクセサリー:『皮の裁縫手袋』
『木細工のお守り』
木製の花模様が彫られた小さなお守り。装備することでほんの僅かだがDEFが+2される。
『皮の裁縫手袋』
簡単な布地で手を保護する手袋。DEFを+1上げつつ、錬金術をほんのわずかに補助する。
―――――
装備品を追加するだけで、どうやら能力値もちょっと上昇出来たようだ。まぁ、防御面だけを上げるだけじゃなくて、まんべんなく上げたほうが良いだろうが、今のところはこれが限界である。そもそも全部拾い物とかでやるのも無理があるからね。雑草ジュースとかかなり作っちゃったけど、これどうしよう‥‥‥ソロじゃ全然使えないパーティ用のものもできちゃったし、どうしたものかなぁ?
「あ、そうだ、売れないかな?」
アルケディア・オンライン内の通貨として「AL」というのが設定されており、体感的には「1AL=10円」ぐらいなのだが、稼ぐ手段としてもアイテムを売るという手法もある。
といっても何も商売系のNPCに売るだけではなく、他のプレイヤーと売買が出来るのだ。屋台をレンタルする必要性はあるけれども、ある程度ドロップを集めまくったプレイヤーは小遣い稼ぎとして利用することが出来ると、ゴリラマンさんの話で教わっていた。
まぁ、実際に小遣い程度ならばモンスターを討伐して落ちるALだけで事足りるという様な人が多いようで、そこまで屋台を出している人もいないというか、自由度が高いゲームだけど戦闘面の面白さもあってそっちの方に集中する人がいるのだが…‥‥だからこそ、隠れた需要があるのではないだろうか?
そう思いつき、僕は何を売るべきかと考え、屋台をレンタルすることにした。幸い、レンタルと言っても非常に高額でもないし、もうけが少なくともやりくりできる程度のお遊びぐらいで出来るからね。
「さてと、とりあえず商品になりそうなものを並べて、やってみるかな」
これはこれで仕事をしているようで、目標の「のんびりとした生活」にはちょっと遠い気もするが、これも将来のための資金稼ぎと思えば良い話。そこそこ儲けが出ればもっと違う材料も買う事が出来るし、より幅が広がるはずだからね。
そう考えるととくに大変そうという事もなく、実験の末に出来上がった大量の在庫を一気に放出して整理できそうなので、屋台のレンタルへ向かうのであった。
――――――――――
SIDEとあるプレイヤー一行
「…‥‥おや?あんなところに屋台が出されているな」
「ほんとだ!珍しいね、小遣い稼ぎにしては効率が悪いから、放置する人がいるのにね」
「ああやって楽しむのもいいのだろうけれども、ちょっと覗いてみるか」
始まりの街内にあるとある一角にて、そのプレイヤーだけで組んだ一組のパーティはある屋台に眼をつけた。
他のプレイヤーが開いている屋台のようで、店主と思われるのはあどけない少年のようなプレイヤー。とは言え、プレイヤーという事は現実での年齢とは違う可能性があるが、それでもどことなく可愛らしいような気がするので、近寄って見た。
「おーい、その屋台の人、何を売っているんだい?」
「ああ、これ?僕が作った品々。特に良いのはないけれども、見るだけ見ていってね」
尋ねて見たところ、どうやら錬金術師の職を選んだプレイヤーのようである。
生産を行うプレイヤーもいることはいるのだが、ゲーム内では戦闘をしたい人が多いので、こうやって生産を行う人の人口比率は低い方だ。
とはいえ、このパーティの者たちは生産職の大事さを他のゲームでよく知っているので、この貴重な生産をしてくれるものを減らすことはしたくないので、とりあえず商品を見てみることにした。
「どれどれ‥‥‥『回復ポーション(小)』に、『雑草爆弾』‥‥‥いや、ちょっと待って、ポーションは分かるけど、この『雑草爆弾』って何?」
最初は薬草を利用した回復薬を置いてあるのかと思いきや、品の中に明らかに変なものがあったので、思わずそう問いかけてしまう。
ネット情報で色々とみている人も多いのだが、これは見たことがないのだ。
「ああ、これ?『雑草ジュース』とニガニガ草などを元にしてできたんだけど、詳細を見たほうが早いよ」
「どれどれ‥‥‥?」
―――――
『雑草爆弾』
・製作評価:3
・効果:相手に当てて爆発すると、猛烈な苦みを口内に強制的に発生させ、ダメージ(小)を与える爆弾。自爆する可能性もあるので注意が必要。また、あまりの苦さに怯み、精神的なダメージを与えて動きを鈍らせることも可能である。
―――――
「何だこりゃ?他の錬金術師が作るお試し爆弾に似ているけれども、それとはまた違った変わったものだな?」
「あ、他にも何かあるんだが。えっと、『応援の小人旗』‥‥?」
―――――
『応援の小人旗』
・制作評価4
・効果:パーティ限定効果発動型装備。白旗に草の繊維で作られた綺麗で丁寧な刺繍が施されており、仲間がこれを振って応援を行うと、応援を受けたプレイヤーのATKとMENがそれぞれ数分間だけ+3される。
―――――
「パーティ用のバフ効果付きの装備!?そんなの聞いたことが無いんだが!?」
このゲーム内では、僧侶や魔法使いの扱える内容によっては、味方の強化を施せるものがある。だがしかし、まだまだ開発途上にあるのか装備品によって一時的な強化を行えるような品物は見当たらないのだ。
この装備はソロプレイには残念なものにはなるのだが、パーティで組んでいるプレイヤーにとっては貴重な装備品になるだろう。
そしてよく他の品々を見れば、どれもこれもやけに見ることないものばかりで、効果がそこまで大きくないのだがそれでも戦闘の手助けに役立つ品々が多い。
「「「よし、これ買った!!」」」
ゆったりとした生活ではなく、戦闘を求めるプレイヤーにとって、自身の強化になるものはかなり価値が高い。ゆえに購入することを選ぶのであった。
…‥‥そしてこのアルケディア・オンライン、情報交換用の掲示板が存在しているのだが、その上でこの品々が紹介され始め、注目を浴びるのだが、この時のハルはまだ知らない。
「おおー、仕事じゃほぼ活かす機会のない裁縫を、こんなゲーム内で活かせるって、中々良いね!」
今はただ、初めて売れたことに喜ぶのだが、広まり始めると大変なことになるのであった…‥‥
アルケディア・オンラインを始めて、色々と錬金術師としてアイテムをどう生かせるのかと様々な拾えるだけのアイテムをいくつも用意して実験を繰り返してきたのだが、全部が全部同じ結果になるとは限らないということも学んできた。
その理由の一つが、「製作評価」。出来具合や能力、価値によって色々と変動するらしいが、同じ製作方法でも全部が同じ製作評価になるとは限らない。似たようなアイテムを使っても、新鮮さや品質によって変わる部分があるようだ。多分、LUCとかそのあたりも関わっているのかもしれない。
「とはいえ、今のところちょっとだけ装備を追加できたのはいいことか」
数々のアイテムを組み合わせる実験をしている中で、どうにかこうにか簡単な装備品を用意することもできた。初心者装備のセット性能も悪くはないけど、ちょこっとだけ変更できたからね。
―――――
「現在の装備」
・頭部装備:『初心者の錬金術師ゴーグルセット』
・首元装備:『無し』⇒『木細工のお守り』
・上半身装備:『初心者の錬金術師の上着』
・下半身装備:『初心者の錬金術師のズボン』
・足元装備:『初心者の錬金術師の靴』
・その他アクセサリー:『皮の裁縫手袋』
『木細工のお守り』
木製の花模様が彫られた小さなお守り。装備することでほんの僅かだがDEFが+2される。
『皮の裁縫手袋』
簡単な布地で手を保護する手袋。DEFを+1上げつつ、錬金術をほんのわずかに補助する。
―――――
装備品を追加するだけで、どうやら能力値もちょっと上昇出来たようだ。まぁ、防御面だけを上げるだけじゃなくて、まんべんなく上げたほうが良いだろうが、今のところはこれが限界である。そもそも全部拾い物とかでやるのも無理があるからね。雑草ジュースとかかなり作っちゃったけど、これどうしよう‥‥‥ソロじゃ全然使えないパーティ用のものもできちゃったし、どうしたものかなぁ?
「あ、そうだ、売れないかな?」
アルケディア・オンライン内の通貨として「AL」というのが設定されており、体感的には「1AL=10円」ぐらいなのだが、稼ぐ手段としてもアイテムを売るという手法もある。
といっても何も商売系のNPCに売るだけではなく、他のプレイヤーと売買が出来るのだ。屋台をレンタルする必要性はあるけれども、ある程度ドロップを集めまくったプレイヤーは小遣い稼ぎとして利用することが出来ると、ゴリラマンさんの話で教わっていた。
まぁ、実際に小遣い程度ならばモンスターを討伐して落ちるALだけで事足りるという様な人が多いようで、そこまで屋台を出している人もいないというか、自由度が高いゲームだけど戦闘面の面白さもあってそっちの方に集中する人がいるのだが…‥‥だからこそ、隠れた需要があるのではないだろうか?
そう思いつき、僕は何を売るべきかと考え、屋台をレンタルすることにした。幸い、レンタルと言っても非常に高額でもないし、もうけが少なくともやりくりできる程度のお遊びぐらいで出来るからね。
「さてと、とりあえず商品になりそうなものを並べて、やってみるかな」
これはこれで仕事をしているようで、目標の「のんびりとした生活」にはちょっと遠い気もするが、これも将来のための資金稼ぎと思えば良い話。そこそこ儲けが出ればもっと違う材料も買う事が出来るし、より幅が広がるはずだからね。
そう考えるととくに大変そうという事もなく、実験の末に出来上がった大量の在庫を一気に放出して整理できそうなので、屋台のレンタルへ向かうのであった。
――――――――――
SIDEとあるプレイヤー一行
「…‥‥おや?あんなところに屋台が出されているな」
「ほんとだ!珍しいね、小遣い稼ぎにしては効率が悪いから、放置する人がいるのにね」
「ああやって楽しむのもいいのだろうけれども、ちょっと覗いてみるか」
始まりの街内にあるとある一角にて、そのプレイヤーだけで組んだ一組のパーティはある屋台に眼をつけた。
他のプレイヤーが開いている屋台のようで、店主と思われるのはあどけない少年のようなプレイヤー。とは言え、プレイヤーという事は現実での年齢とは違う可能性があるが、それでもどことなく可愛らしいような気がするので、近寄って見た。
「おーい、その屋台の人、何を売っているんだい?」
「ああ、これ?僕が作った品々。特に良いのはないけれども、見るだけ見ていってね」
尋ねて見たところ、どうやら錬金術師の職を選んだプレイヤーのようである。
生産を行うプレイヤーもいることはいるのだが、ゲーム内では戦闘をしたい人が多いので、こうやって生産を行う人の人口比率は低い方だ。
とはいえ、このパーティの者たちは生産職の大事さを他のゲームでよく知っているので、この貴重な生産をしてくれるものを減らすことはしたくないので、とりあえず商品を見てみることにした。
「どれどれ‥‥‥『回復ポーション(小)』に、『雑草爆弾』‥‥‥いや、ちょっと待って、ポーションは分かるけど、この『雑草爆弾』って何?」
最初は薬草を利用した回復薬を置いてあるのかと思いきや、品の中に明らかに変なものがあったので、思わずそう問いかけてしまう。
ネット情報で色々とみている人も多いのだが、これは見たことがないのだ。
「ああ、これ?『雑草ジュース』とニガニガ草などを元にしてできたんだけど、詳細を見たほうが早いよ」
「どれどれ‥‥‥?」
―――――
『雑草爆弾』
・製作評価:3
・効果:相手に当てて爆発すると、猛烈な苦みを口内に強制的に発生させ、ダメージ(小)を与える爆弾。自爆する可能性もあるので注意が必要。また、あまりの苦さに怯み、精神的なダメージを与えて動きを鈍らせることも可能である。
―――――
「何だこりゃ?他の錬金術師が作るお試し爆弾に似ているけれども、それとはまた違った変わったものだな?」
「あ、他にも何かあるんだが。えっと、『応援の小人旗』‥‥?」
―――――
『応援の小人旗』
・制作評価4
・効果:パーティ限定効果発動型装備。白旗に草の繊維で作られた綺麗で丁寧な刺繍が施されており、仲間がこれを振って応援を行うと、応援を受けたプレイヤーのATKとMENがそれぞれ数分間だけ+3される。
―――――
「パーティ用のバフ効果付きの装備!?そんなの聞いたことが無いんだが!?」
このゲーム内では、僧侶や魔法使いの扱える内容によっては、味方の強化を施せるものがある。だがしかし、まだまだ開発途上にあるのか装備品によって一時的な強化を行えるような品物は見当たらないのだ。
この装備はソロプレイには残念なものにはなるのだが、パーティで組んでいるプレイヤーにとっては貴重な装備品になるだろう。
そしてよく他の品々を見れば、どれもこれもやけに見ることないものばかりで、効果がそこまで大きくないのだがそれでも戦闘の手助けに役立つ品々が多い。
「「「よし、これ買った!!」」」
ゆったりとした生活ではなく、戦闘を求めるプレイヤーにとって、自身の強化になるものはかなり価値が高い。ゆえに購入することを選ぶのであった。
…‥‥そしてこのアルケディア・オンライン、情報交換用の掲示板が存在しているのだが、その上でこの品々が紹介され始め、注目を浴びるのだが、この時のハルはまだ知らない。
「おおー、仕事じゃほぼ活かす機会のない裁縫を、こんなゲーム内で活かせるって、中々良いね!」
今はただ、初めて売れたことに喜ぶのだが、広まり始めると大変なことになるのであった…‥‥
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