26 / 59
出会いましょう、新しい世界と共に
二十三話 蔓と糸の絡み合い
しおりを挟む
…馬車が賊に襲われていた。
ここまでは、割と異世界転生ものではよくあるものだろうと思う自分がいるので問題はない。
ただの盗賊の類であれば、ハクロならあっという間に倒すだろうし、こういう時は人助けをしたほうが良いというのもわかるだろう。
だがしかし…
【ジョゲジョゲァァァァァァァァァァァ!!】
「賊が植物の怪物になるのは、流石に許容範囲外かなぁ!?」
何やら持っていた武器が変化して、取り込まれた賊たち。
飲み込まれた者たちが混ぜられて、出来上がったのは巨大な蔓の化け物。
【キュル、嫌な感じがしていましたが、こういう結果になりましたか…魔獣になってますね、アレ】
警戒して蜘蛛部分の毛を逆立てつつ、ハクロがそうつぶやく。
「人が、魔獣にか?」
【ええ、多分。魔獣は堕ちた獣と言われますが…私からすれば、人も獣の枠内に入りそうですから、魔獣になってもおかしくはないと思っています。でも…うーん、ちょっと微妙に違うような気がしなくもないですね】
自身が蜘蛛の魔獣だからか、相手が魔獣になったのはわかるらしい。
けれども、何かが異なっているのか違和感を感じているようで、微妙な表情になっている。
【王都は結界で守られていますが、人の魔獣がきちんと結界に弾かれるかわかりませんし…もしも、このまま見境なく暴れられたら、それこそ面倒ごとになると私の勘がささやいてます。なので…ここは本気で、止めさせてもらいましょうか】
今でさえ、相当な厄介ごとになっているのだが、放置しておけばさらに面倒な事態になりかけないとハクロは判断したらしい。
背中に背負われながらも、ハクロの纏う雰囲気が一瞬のうちに警戒から戦闘の方面へ…普段の柔らかい気配が静まり、凍てつく吹雪のような冷たい空気を纏う。
【旦那様、糸で結んでますが、もう少し私にしがみついてください…振り落とされないように】
「わかった」
降ろして戦ってくれても良いのだが、離れたら相手の蔓が飛んでくる可能性なども考えて、しがみついてもらった方が都合が良いのだろう。
なるべく邪魔にならないようにしつつ、ハクロの指示に従ってぎゅっと抱き着く。
【キュル…それじゃ、いきますよ】
手を掲げ、ハクロが糸を出していくつもの糸が周囲を舞い始める。
【瞬間大切断…百糸騒乱!!】
無数の糸が号令と共に、生きているかのようにうねり、蔓の魔獣と変り果てた賊へ向かって襲い掛かる。
相手は自身の蔓をあちこちから飛び出させて、糸を叩き落として防御するも数の多さでは負けており、さらに糸の切断力でぶった切られて意味をなさなくなる。
多くの蛇に群がられているように糸が絡みついていき、触れた個所から食い込み、切り裂く。
よく見れば切られた蔓は、魔獣本体から伸びている部分は再生しているようだが、その再生が間に合っていない。
あれほど大きな蔓の塊だった姿は、あっという間に刈り取られていく。
けれども、その中身に人の肉体はない。
外側から剥かれているというのに、取り込んだはずの賊の肉体は出てこず、小さくなっていくのに見えるものがない。
いや、むしろ蔓そのものが賊の肉体だったというように、血潮をまき散らすも…最終的には、何やら一つの塊となった。
「これは…」
【キュル、持っていた斧ですね。脈を打ってますが、これが今の本体になっているのでしょう】
肉体はすでに取り込まれて、原因となった魔道具らしい斧があるのみ。
どくんどくんと鼓動をうっているかのように震えており、今もなおその柄からは蔓が伸びようとしており、ハクロの出した糸で次々と切断されている。
【寄生虫のようなものですね。宿主の肉体が削られたので、今度は私たちを狙っているようですが…誰が、旦那様に寄生させると思うでしょうか】
ぞっとするほど冷たい声がハクロから出て、一瞬だが斧に意志があるかのように、恐怖で身を震わせたように見えた。
切断し続ければあの蔓の魔獣は誕生しないだろうが、現況を絶たなければ意味がない。
【それでは…これで、終わりです】
ハクロが拳を握り締め、直接触れないように糸でコーティングし、斧に狙いを定める。
無駄なあがきを続けるかのように蔓を出す斧だが、逃れるすべはあるまい。
驚かされはしたが、その生涯は短かったようで…ハクロが拳を振り下ろし、刃が砕け散ると、断末魔のような音が聞こえ…そして、塵となって消え失せたのであった。
「…終わったようだけど、なんだったの、あれ」
【わかりません。ただ、良くないものなのは確かですね…】
「…なるほど、駒は駒でしかなかったが、思わぬ収穫を得たな」
ハクロ達が騎士たちのほうに向きなおって事情を聴こうとしているそのころ、現場から離れた場所を駆け抜ける者たちの姿があった。
「しかし、良かったのでしょうか。本来なら、眠り姫も完全に抹殺する予定でしたが…」
「あの状況で出来ると思うか?我々は手を出さずに見ていたが…彼女は、どうやら気が付いていたようだな」
駆け抜ける中、一人がそうつぶやくと、彼らの上の者がそう口にした。
「気配を可能な限り消し、情報の収集に努めるだけの姿勢であったのが功を奏したな…もしも、手を加えるようなことがあれば、一瞬のうちにあの賊どもと同じ末路を辿らされた可能性があるだろう」
「そんな、馬鹿な」
「信じられないは無理もないが…わかったからな。奴はあの魔獣のほうに意識を向けているようで、我々の方にも少しだけ目を向けていた。口に出すそぶりもなかったが…それでも、ほんのわずかにだが、殺気を浴びせられたからな」
信じられないと思う者たちも多いが、彼らの中で一番の実力が持つ者の言葉に驚かされる。
「どうやら、瞬時に我々の気配と実力を読み、判断したのだろう。手を出すなと…おおぅ、今思い出すだけでも、恐ろしかった。どうせなら全員に浴びせれば良いのに、集中させたのは余計な手間を省くためか…」
思い出してもなお、彼はぞっとさせられる。
見ているだけの立場で本当によかったと、心の底からそう思う。
もしも、隙を見て動こうとしたら…あの蔓の魔獣と化した捨て駒のように、命を散らされていたのは間違いない。
邪魔されたくなかったのだろう。あの戦い、圧勝のように見えたが、彼女はあの背負っていた少年のほうを守る方に全力を向けていたようで、余計な手間を省きたかったようだ。
「何にしても、あの魔道具の改良が必要なことや、眠り姫を抹殺するのは失敗したこと、そして…あの蜘蛛の魔獣に感じての情報を得られたことを報告しなければな」
「情報を報告するのは良いが…出来ればあの蜘蛛の魔獣とは敵対したくないなぁ。万が一があれば、あの少年のほうを人質にとかはできないのか?」
「無理だろう。というか、やったら死よりも恐ろしい結末が待ち受けるな…」
冗談では済まない、本当に恐ろしいもの。
今回は本当に監視し、報告するだけの立場に徹することが出来たのは幸運だったのだと、ハクロの強さを理解してしまった者は思うのであった…
「…しかし、美しい蜘蛛の魔獣の噂を聞いていたが、実物を見ると本当に凄かったな。王子が瞬時にフラれたという話もあったが…うん、求婚するのも無理はないだろう。同情するよ…」
「お、流石、元3位、今代4位の速度でやられた人。立場が塗り替えられたけど、理解できるのか」
「やめろ、その話題は心の古傷が痛むのだ…」
ここまでは、割と異世界転生ものではよくあるものだろうと思う自分がいるので問題はない。
ただの盗賊の類であれば、ハクロならあっという間に倒すだろうし、こういう時は人助けをしたほうが良いというのもわかるだろう。
だがしかし…
【ジョゲジョゲァァァァァァァァァァァ!!】
「賊が植物の怪物になるのは、流石に許容範囲外かなぁ!?」
何やら持っていた武器が変化して、取り込まれた賊たち。
飲み込まれた者たちが混ぜられて、出来上がったのは巨大な蔓の化け物。
【キュル、嫌な感じがしていましたが、こういう結果になりましたか…魔獣になってますね、アレ】
警戒して蜘蛛部分の毛を逆立てつつ、ハクロがそうつぶやく。
「人が、魔獣にか?」
【ええ、多分。魔獣は堕ちた獣と言われますが…私からすれば、人も獣の枠内に入りそうですから、魔獣になってもおかしくはないと思っています。でも…うーん、ちょっと微妙に違うような気がしなくもないですね】
自身が蜘蛛の魔獣だからか、相手が魔獣になったのはわかるらしい。
けれども、何かが異なっているのか違和感を感じているようで、微妙な表情になっている。
【王都は結界で守られていますが、人の魔獣がきちんと結界に弾かれるかわかりませんし…もしも、このまま見境なく暴れられたら、それこそ面倒ごとになると私の勘がささやいてます。なので…ここは本気で、止めさせてもらいましょうか】
今でさえ、相当な厄介ごとになっているのだが、放置しておけばさらに面倒な事態になりかけないとハクロは判断したらしい。
背中に背負われながらも、ハクロの纏う雰囲気が一瞬のうちに警戒から戦闘の方面へ…普段の柔らかい気配が静まり、凍てつく吹雪のような冷たい空気を纏う。
【旦那様、糸で結んでますが、もう少し私にしがみついてください…振り落とされないように】
「わかった」
降ろして戦ってくれても良いのだが、離れたら相手の蔓が飛んでくる可能性なども考えて、しがみついてもらった方が都合が良いのだろう。
なるべく邪魔にならないようにしつつ、ハクロの指示に従ってぎゅっと抱き着く。
【キュル…それじゃ、いきますよ】
手を掲げ、ハクロが糸を出していくつもの糸が周囲を舞い始める。
【瞬間大切断…百糸騒乱!!】
無数の糸が号令と共に、生きているかのようにうねり、蔓の魔獣と変り果てた賊へ向かって襲い掛かる。
相手は自身の蔓をあちこちから飛び出させて、糸を叩き落として防御するも数の多さでは負けており、さらに糸の切断力でぶった切られて意味をなさなくなる。
多くの蛇に群がられているように糸が絡みついていき、触れた個所から食い込み、切り裂く。
よく見れば切られた蔓は、魔獣本体から伸びている部分は再生しているようだが、その再生が間に合っていない。
あれほど大きな蔓の塊だった姿は、あっという間に刈り取られていく。
けれども、その中身に人の肉体はない。
外側から剥かれているというのに、取り込んだはずの賊の肉体は出てこず、小さくなっていくのに見えるものがない。
いや、むしろ蔓そのものが賊の肉体だったというように、血潮をまき散らすも…最終的には、何やら一つの塊となった。
「これは…」
【キュル、持っていた斧ですね。脈を打ってますが、これが今の本体になっているのでしょう】
肉体はすでに取り込まれて、原因となった魔道具らしい斧があるのみ。
どくんどくんと鼓動をうっているかのように震えており、今もなおその柄からは蔓が伸びようとしており、ハクロの出した糸で次々と切断されている。
【寄生虫のようなものですね。宿主の肉体が削られたので、今度は私たちを狙っているようですが…誰が、旦那様に寄生させると思うでしょうか】
ぞっとするほど冷たい声がハクロから出て、一瞬だが斧に意志があるかのように、恐怖で身を震わせたように見えた。
切断し続ければあの蔓の魔獣は誕生しないだろうが、現況を絶たなければ意味がない。
【それでは…これで、終わりです】
ハクロが拳を握り締め、直接触れないように糸でコーティングし、斧に狙いを定める。
無駄なあがきを続けるかのように蔓を出す斧だが、逃れるすべはあるまい。
驚かされはしたが、その生涯は短かったようで…ハクロが拳を振り下ろし、刃が砕け散ると、断末魔のような音が聞こえ…そして、塵となって消え失せたのであった。
「…終わったようだけど、なんだったの、あれ」
【わかりません。ただ、良くないものなのは確かですね…】
「…なるほど、駒は駒でしかなかったが、思わぬ収穫を得たな」
ハクロ達が騎士たちのほうに向きなおって事情を聴こうとしているそのころ、現場から離れた場所を駆け抜ける者たちの姿があった。
「しかし、良かったのでしょうか。本来なら、眠り姫も完全に抹殺する予定でしたが…」
「あの状況で出来ると思うか?我々は手を出さずに見ていたが…彼女は、どうやら気が付いていたようだな」
駆け抜ける中、一人がそうつぶやくと、彼らの上の者がそう口にした。
「気配を可能な限り消し、情報の収集に努めるだけの姿勢であったのが功を奏したな…もしも、手を加えるようなことがあれば、一瞬のうちにあの賊どもと同じ末路を辿らされた可能性があるだろう」
「そんな、馬鹿な」
「信じられないは無理もないが…わかったからな。奴はあの魔獣のほうに意識を向けているようで、我々の方にも少しだけ目を向けていた。口に出すそぶりもなかったが…それでも、ほんのわずかにだが、殺気を浴びせられたからな」
信じられないと思う者たちも多いが、彼らの中で一番の実力が持つ者の言葉に驚かされる。
「どうやら、瞬時に我々の気配と実力を読み、判断したのだろう。手を出すなと…おおぅ、今思い出すだけでも、恐ろしかった。どうせなら全員に浴びせれば良いのに、集中させたのは余計な手間を省くためか…」
思い出してもなお、彼はぞっとさせられる。
見ているだけの立場で本当によかったと、心の底からそう思う。
もしも、隙を見て動こうとしたら…あの蔓の魔獣と化した捨て駒のように、命を散らされていたのは間違いない。
邪魔されたくなかったのだろう。あの戦い、圧勝のように見えたが、彼女はあの背負っていた少年のほうを守る方に全力を向けていたようで、余計な手間を省きたかったようだ。
「何にしても、あの魔道具の改良が必要なことや、眠り姫を抹殺するのは失敗したこと、そして…あの蜘蛛の魔獣に感じての情報を得られたことを報告しなければな」
「情報を報告するのは良いが…出来ればあの蜘蛛の魔獣とは敵対したくないなぁ。万が一があれば、あの少年のほうを人質にとかはできないのか?」
「無理だろう。というか、やったら死よりも恐ろしい結末が待ち受けるな…」
冗談では済まない、本当に恐ろしいもの。
今回は本当に監視し、報告するだけの立場に徹することが出来たのは幸運だったのだと、ハクロの強さを理解してしまった者は思うのであった…
「…しかし、美しい蜘蛛の魔獣の噂を聞いていたが、実物を見ると本当に凄かったな。王子が瞬時にフラれたという話もあったが…うん、求婚するのも無理はないだろう。同情するよ…」
「お、流石、元3位、今代4位の速度でやられた人。立場が塗り替えられたけど、理解できるのか」
「やめろ、その話題は心の古傷が痛むのだ…」
1
お気に入りに追加
240
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる