花橘の花嫁。〜香りに導かれし、ふたりの恋〜
由緒正しい香道の名家・櫻月家に使用人との間に出来た庶子として生まれた櫻月(さくらつき)紗梛(さな)は、庶子でありながらも家の駒として役に立つようにと言われ名家の令嬢らしい教育を受けさせてもらい嫡女である綾の身代わりとして生活を強いられ暮らしていた。
そんなある日、神の末裔で長宗我部家当主・士貴(しき)から手紙が届き……。
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序章
第一章
第二章
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