1 / 3
壱、
しおりを挟む
… さァ、ここで 寝るぞォおおおおお!!!!!一丁、やったるでぇえええええ?????というような絶妙のタイミングでガンギマリ、デッド ☆ モーニング。いてもたってもいられなくなり、無性に寝床を飛び出したくなりソファベッドから飛び起き 蒲團を撥ね退けてそのまんまの勢いでリヴィングルームに駆け込み飛び込むと時計の針はちょうど二時を刺していた…!しかし、それが(真)昼間の二時を示しているのか?それとも、(真)夜中の二時なのか?カーテン越しに差し込む薄ぼんやりとした光の加減にすがすがしい気分になりながらも、ますます混乱しながら、いつでも頼りになる父親、いたような気がそんな気がしていたけれど、もう、いないらしい。本当にひとりぼっち、真の孤独、そして、誰もいなくなった!どーしても、母親に一目でもいいから逢いたい!そう思い立つのだけれども、ふとカーテンの向こう側、外を見やると見馴れない家族。いつの間にか向かいのアパートが増築していて、中央に大きな階段が設えられており、その階段を昇る若い母親の艶やかな姿を拝めたことにしあわせを感じながら、子供たちの熱い視線を無視して、俺は、アパート前に設置された掲示板の裏側をじっと見て口ほどに物を言う物言わぬ弾劾に対して見て見ぬ振りをして途方に暮れる。その後、着の身着のまま木の実ナナあわてて外へ飛び出したものの、なんだか急にうちに戻りたくなり、マンションの廊下をうろうろするのだけれども、自分の住んでいたマンション号室がどーしても思い出せない。ご近所さんと思しき家の玄関に設置された赤色灯にような黄色いランプ、緊急時に点灯するアラートかなんかと思いきや、呼鈴、チャイム、ピンポン代わりらしい。でも、外の訪問者にそれを知らせてどーすんだよ?(いや、マジで!)って、そんなことはどーでもよくってそれはいいとして、俺は自宅に帰ることを諦めて、なんの手がかりもなしに、行先を告げずに黙って出て行った母親の行方を掴むため、まずは近所の公民館、兼、老人ホームみたいなところで聴き込みを開始。そこで、俺が母親を探しているということを誰にも告げずなにも言っていないのにもかかわらず、入館するなり以心伝心 佐分利信、それを察したのだろうか?偶然にも、ファーストコンタクトで いきなり話し掛けて来た俺のことを知っているらしき顔見知りっぽいおばさんから俺の母親はグリーンなんとかという施設に入所しているというような有力情報を手に入れて、やったァあああああ!!!!!!と、歓喜していると、そこへちょうどリハビリを終えて室内ベンチに座っていた俺の真隣に座って来た母親は、なにか作業療法の道具らしきものを手にしていた。しかし、不意に俺に見つかったことがこころの底から気に入らないらしく不貞腐れた様子。その後、どのような経緯で話が縺れたのか?判然としないのだけれども、… コード入力しなかった、たったそれだけじゃねぇえかァあああああ????他のことはみんなのぞみ通りにしただろ?????それだけじゃダメ、なの???????と、俺が訴えると、それがいちばん大事だったのォおおおおおおおおお!!!!!と、母親に泣き叫ばれたものの、コードとは、果たして一体、なんのことなのか?さっぱり判らぬままにそのような問答を取り交わしている。また、ハウスの外へ飛び出した母親の後ろ髪、髪の毛を乱暴に引っ張りながら押し戻すような狼藉を働き、お互いに口衣くちごろも着せぬ口論の末、見るに見兼ね施設の職員のにも 呆れながら説得されるものの、俺はすっとぼけた様子で、それを気にも留めなかった。そして、なんだかよく判らない複数の狐狸妖怪の類いに分散されてメタモルフォーゼした母親の化身を俺は無慈悲にも真冬の湖面、今にも凍りつきそうな湖へと解き放ち放流した。その噂を聴きつけた近所の住民や有志により捜索隊が即座に結成され、みんなわらわらとどこから湧いて出て来たのか?浮塵子の如く掃いて捨てるほど集まり俺にとっては甚だ迷惑な行為、小さな親切 → 大きなお世話、慈善事業エクストリーム一大事業が俺の眼前で展開され、最早、慈悲なし!一斉に湖面の捜索が執り行われ、俺の母親と思しき海洋生物?が人語を介さず水揚げされたもにのの俺には決してその正体は明かされなかった。消息は朧気、生死は不明であるのにもかかわらず、これで正真正銘、尊属殺人の容疑者に成り下がってしまったと俺は信じ込み、そんな俺は捜索隊の無限の努力を見て見ぬふり 知らぬ存ぜぬ 見ざる聴かざる知らざる そんなこと知ったこっちゃ姉やは15で地獄に墜ち♪アティチュードをつらぬきながら、のんきに、みやすのんきに、冒険してもいい頃にやるっきゃ騎士♪の精神で湖周をぐるぐるランニング、精神鑑定の結果、心神喪失の疑いが持たれました!という に心踊らせながら、倫理と差別のBBQに期待して胸踊らし、きちがいの振りとかしたりなんかしちゃったりしながらへらへらとわざとらしく片方の足をもう片方の足に無理矢理絡ませたりしながらそれでも途中、巨大魚レヴェル、幼児大の巨大な鯉が湖面から急に水飛沫をあげて飛び出し不意に襲われそうになるもにののそれをひょいと飛び越え、華麗に身を交わしちゃったりなんかして、それから、おっさんがセーラー服のまんま湖水に浸かり入水自殺を試みようとしているところをポリスに見咎められて検挙されている様子を横眼尻眼にクールな眼差しで流し見しながら、それにしても、こんなにも夢で逢えたら、殆んど最期の方は面会謝絶でこれじゃァ生前よりも顔を合わしてるなというような思いもよぎりつつ、その頃には既に一周走り終えていた!あまりにもリアルな存在感、瞬間にたち現れ顕現しては消え去る。現実世界、急に呼び戻されて覚醒後、いてもたってもいられなくなり夢中の再現ドラマはまるでデジャヴ感覚!!!!!!
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
お漏らし・おしがま短編小説集 ~私立朝原女学園の日常~
赤髪命
大衆娯楽
小学校から高校までの一貫校、私立朝原女学園。この学校に集う女の子たちの中にはいろいろな個性を持った女の子がいます。そして、そんな中にはトイレの悩みを持った子たちも多いのです。そんな女の子たちの学校生活を覗いてみましょう。
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
【ショートショート】おやすみ
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【ショートショート】雨のおはなし
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇、朗読用台本になりますが普通に読んで頂ける作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる