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16.断る――――前にもそう言ったはずだ
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全てが終わり、ようやく平穏が戻ってきた。
とはいえ、完全に元通りと言う訳にはいかない。
朝、モニカのためにお茶を淹れてくれる侍女は居なくなってしまったし、護衛騎士にも欠員が出た。
今回の件で人員や警備体制の見直しが急がれており、しばらくは忙しい日々が続くだろう。
それでも毎日朝が来て、やがて夜が来る。
モニカとエルネストは寝室で二人、向かい合って座っていた。
「――――モニカ、すまない。僕が本当に間違っていた」
エルネストがモニカに向かって深々と頭を下げる。
けれど、人間そう簡単には変われない。エルネストは中々次の言葉が上手く出てこないらしく、眉間にグッと皺を寄せる。
ともすればモニカに対して苛立っていると受け止められる状況だ。
けれど、彼の真意がそうではないことを、モニカは既に知っている。
何度も口を開閉し、けれど何を伝えれば良いのか考えあぐねている彼に、モニカはそっと声をかけた。
「エルネスト様……わたくしはこの三年間辛かったし、悲しかったです。ずっと、貴方に嫌われていると思っていました。けれど、直接尋ねることも怖くて。
エルネスト様はいつも、わたくしが言うことを否定なさるから」
気にしていないと言うのは簡単だ。
無かったことにだってできなくもない。
けれど、それではコゼットやヴィクトルに対してあまりにも失礼だ。
エルネストは、彼の態度が二人の命を奪った一因であることを自覚して、これからの人生を生きていかなければならない。態度を改めなければならない。
それこそが、彼のモニカに対する償いだとモニカは思う。
「そうだな……僕は自分の考えばかりを優先して、君の考えを聞くこともしなかったんだよな」
「ええ。聞いてほしいとお伝えしても、いつも冷たい表情をされるばかりで……それはやはり、悲しいことでしたわ」
こんな風に気持ちを伝えるのはどれぐらいぶりだろう? ――――いや、はじめてのことだ。
モニカは苦笑いをしつつ、エルネストを真っ直ぐに見つめる。
「これからは、わたくしの気持ちも聞いてくださいますか?」
「……ああ、必ず。約束するよ」
エルネストはそう言って、モニカのことを抱き締めた。
これまで感じたことのない温もりに、心がじんわりと温かくなる。
「それから、わたくしはエルネスト様の気持ちや、行動の理由についても、きちんと教えていただきたいと思っています」
「僕の……?」
「ええ。どうして毎朝、あんなに早く起きていらっしゃるのかということや、わたくしに合わせて生活をしていらっしゃるのか。いつも冷たくいなされてばかりで、これまで教えていただけなかったことが沢山ありますから」
これまでの日々を思い返すと、やはり心が切なくなる。
モニカの瞳にじわりと涙が滲んだ。
「そうか。君は……そんなことが知りたいのか」
エルネストはそう口にしたあと、己の発言の冷たさに気づいたらしく、「いや、違うんだ」と呟きながら、申し訳無さそうに顔を歪めた。
「僕が朝早く起きているのは――――僕はただ、モニカの寝顔をゆっくりと堪能したかったんだ。あまりにも可愛くて……愛しくて」
「……え? 寝顔、ですか? わたくしの?」
あまりにも思いがけない真実に、モニカは大きく目を見開く。
モニカを責め立てる理由が欲しかったとか、単に負けず嫌いだとか、三年間ありとあらゆる理由を考えていたというのに、真相はあまりにも単純だった。モニカはとても驚いてしまう。
「だから、どうしても君より早く起きる必要があった。本当にただ、それだけなんだ」
「……そう、でしたの」
恥ずかしいのだろうか? エルネストの頬が真っ赤に染まっていく。
彼はそれを誤魔化すように、ふいと顔を背けた。
「では、いつもわたくしの起床を待ってから準備をはじめられるのは?」
「もちろん、モニカと少しでも一緒にいたいからだ」
「……けれど、エルネスト様はわたくしが準備をはじめると、急いで朝食の席に向かってしまわれますし」
「それは……モニカには僕のことを気にせず、ゆっくり身支度をしてほしいと思っているだけだ」
『愛している』と言われても中々実感できなかったことが、彼の行動を紐解いていくうちに、少しずつ腑に落ちてくる。
モニカはもう、涙を堪えることができなかった。
「モニカ――――すまない」
エルネストはオロオロしながら、彼女の涙を無骨に拭う。
「違うんです、エルネスト様。わたくしは今、嬉しいのです」
今回のことで感情を表に出せるようになったのはエルネストだけではない。
モニカもようやく、自分の気持ちを素直に出せるようになったのだ。
モニカは恐る恐る、エルネストに身体を預けてみる。ひどくたどたどしい手付きではあるが、彼はモニカを優しく撫でてくれた。
それがあまりにも嬉しくて、モニカはそっと目を細める。頭上がエルネストが息を呑んだのが分かった。
「――――エルネスト様、わたくしから一つ、お願いごとをしてもよろしいでしょうか?」
「もちろん。どんな願いでも叶えると誓おう」
エルネストは真剣な眼差しで、モニカのことをじっと見つめる。
「どうか……どうか、わたくしに笑いかけていただけませんか? わたくしはずっと、貴方の笑顔が見たかったのです」
あまりにもささやかなモニカの願い。エルネストは目を見開き、それからゆっくりと目を細める。
愛情に満ちた温かな眼差し、穏やかに弧を描く唇。
彼女が求めていた全てがそこにあった。
「エルネスト様――――どうかわたくしを、愛してくださいませんか?」
モニカはそう言って、エルネストの胸へと飛び込んだ。
一つと言いつつ、願い事はどんどん増えていく。
けれど、モニカはもう、それを口にすることを躊躇わない。今のエルネストならば、彼女の全てを受け入れてくれる――――そう思えるからだ。
諦めていたもの、願い、時間が堰を切ったように動き出す。
「もちろん。
愛しているよ、モニカ。
これまでも、これからも、ずっと」
エルネストが笑う。
モニカも笑う。
二人は微笑み合いながら、口づけを交わした。
***
それから十ヶ月後のこと。
モニカは元気な男児を出産した。
「あぁ……モニカに似て、とても可愛いな」
エルネストは、これまでの冷たい表情が嘘のように、優しい表情を浮かべている。
彼は日に数度はモニカへの愛を囁き、毎日モニカを抱き締めて眠る。
はじめは言葉も行動もぎこちなかったけれど、少しずつ 少しずつ、こうしていることが自然になり、今ではすっかり当たり前になった。
彼は伝えたくて伝えられなかった三年分の愛情を、今、モニカに注いでいるのだという。
「エルネスト様、今夜こそ寝室を分けたほうが良いのではございませんか?」
出来る限り自分で子育てをしたいというモニカの意向で、二人は生まれたばかりの子どもと寝所を共にしている。
はじめての育児は、慣れないことの連続。
当然、夜泣きもあるし、夜間におしめを替えたり、授乳をする必要だってある。
このため、寝室を分けようとしているのは、多忙なエルネストがよく眠れるようにという配慮だ。
「断る――――前にもそう言ったはずだ」
エルネストはそう言って、とても穏やかな笑みを浮かべる。
数ヶ月前、寝室を分けることを提案した時と全く同じ言葉。
けれど、あの頃とは感じ方が全く異なる。
「わたくしも、エルネスト様と一緒に居たいです」
二人は微笑み合いながら、互いをきつく抱きしめるのだった。
とはいえ、完全に元通りと言う訳にはいかない。
朝、モニカのためにお茶を淹れてくれる侍女は居なくなってしまったし、護衛騎士にも欠員が出た。
今回の件で人員や警備体制の見直しが急がれており、しばらくは忙しい日々が続くだろう。
それでも毎日朝が来て、やがて夜が来る。
モニカとエルネストは寝室で二人、向かい合って座っていた。
「――――モニカ、すまない。僕が本当に間違っていた」
エルネストがモニカに向かって深々と頭を下げる。
けれど、人間そう簡単には変われない。エルネストは中々次の言葉が上手く出てこないらしく、眉間にグッと皺を寄せる。
ともすればモニカに対して苛立っていると受け止められる状況だ。
けれど、彼の真意がそうではないことを、モニカは既に知っている。
何度も口を開閉し、けれど何を伝えれば良いのか考えあぐねている彼に、モニカはそっと声をかけた。
「エルネスト様……わたくしはこの三年間辛かったし、悲しかったです。ずっと、貴方に嫌われていると思っていました。けれど、直接尋ねることも怖くて。
エルネスト様はいつも、わたくしが言うことを否定なさるから」
気にしていないと言うのは簡単だ。
無かったことにだってできなくもない。
けれど、それではコゼットやヴィクトルに対してあまりにも失礼だ。
エルネストは、彼の態度が二人の命を奪った一因であることを自覚して、これからの人生を生きていかなければならない。態度を改めなければならない。
それこそが、彼のモニカに対する償いだとモニカは思う。
「そうだな……僕は自分の考えばかりを優先して、君の考えを聞くこともしなかったんだよな」
「ええ。聞いてほしいとお伝えしても、いつも冷たい表情をされるばかりで……それはやはり、悲しいことでしたわ」
こんな風に気持ちを伝えるのはどれぐらいぶりだろう? ――――いや、はじめてのことだ。
モニカは苦笑いをしつつ、エルネストを真っ直ぐに見つめる。
「これからは、わたくしの気持ちも聞いてくださいますか?」
「……ああ、必ず。約束するよ」
エルネストはそう言って、モニカのことを抱き締めた。
これまで感じたことのない温もりに、心がじんわりと温かくなる。
「それから、わたくしはエルネスト様の気持ちや、行動の理由についても、きちんと教えていただきたいと思っています」
「僕の……?」
「ええ。どうして毎朝、あんなに早く起きていらっしゃるのかということや、わたくしに合わせて生活をしていらっしゃるのか。いつも冷たくいなされてばかりで、これまで教えていただけなかったことが沢山ありますから」
これまでの日々を思い返すと、やはり心が切なくなる。
モニカの瞳にじわりと涙が滲んだ。
「そうか。君は……そんなことが知りたいのか」
エルネストはそう口にしたあと、己の発言の冷たさに気づいたらしく、「いや、違うんだ」と呟きながら、申し訳無さそうに顔を歪めた。
「僕が朝早く起きているのは――――僕はただ、モニカの寝顔をゆっくりと堪能したかったんだ。あまりにも可愛くて……愛しくて」
「……え? 寝顔、ですか? わたくしの?」
あまりにも思いがけない真実に、モニカは大きく目を見開く。
モニカを責め立てる理由が欲しかったとか、単に負けず嫌いだとか、三年間ありとあらゆる理由を考えていたというのに、真相はあまりにも単純だった。モニカはとても驚いてしまう。
「だから、どうしても君より早く起きる必要があった。本当にただ、それだけなんだ」
「……そう、でしたの」
恥ずかしいのだろうか? エルネストの頬が真っ赤に染まっていく。
彼はそれを誤魔化すように、ふいと顔を背けた。
「では、いつもわたくしの起床を待ってから準備をはじめられるのは?」
「もちろん、モニカと少しでも一緒にいたいからだ」
「……けれど、エルネスト様はわたくしが準備をはじめると、急いで朝食の席に向かってしまわれますし」
「それは……モニカには僕のことを気にせず、ゆっくり身支度をしてほしいと思っているだけだ」
『愛している』と言われても中々実感できなかったことが、彼の行動を紐解いていくうちに、少しずつ腑に落ちてくる。
モニカはもう、涙を堪えることができなかった。
「モニカ――――すまない」
エルネストはオロオロしながら、彼女の涙を無骨に拭う。
「違うんです、エルネスト様。わたくしは今、嬉しいのです」
今回のことで感情を表に出せるようになったのはエルネストだけではない。
モニカもようやく、自分の気持ちを素直に出せるようになったのだ。
モニカは恐る恐る、エルネストに身体を預けてみる。ひどくたどたどしい手付きではあるが、彼はモニカを優しく撫でてくれた。
それがあまりにも嬉しくて、モニカはそっと目を細める。頭上がエルネストが息を呑んだのが分かった。
「――――エルネスト様、わたくしから一つ、お願いごとをしてもよろしいでしょうか?」
「もちろん。どんな願いでも叶えると誓おう」
エルネストは真剣な眼差しで、モニカのことをじっと見つめる。
「どうか……どうか、わたくしに笑いかけていただけませんか? わたくしはずっと、貴方の笑顔が見たかったのです」
あまりにもささやかなモニカの願い。エルネストは目を見開き、それからゆっくりと目を細める。
愛情に満ちた温かな眼差し、穏やかに弧を描く唇。
彼女が求めていた全てがそこにあった。
「エルネスト様――――どうかわたくしを、愛してくださいませんか?」
モニカはそう言って、エルネストの胸へと飛び込んだ。
一つと言いつつ、願い事はどんどん増えていく。
けれど、モニカはもう、それを口にすることを躊躇わない。今のエルネストならば、彼女の全てを受け入れてくれる――――そう思えるからだ。
諦めていたもの、願い、時間が堰を切ったように動き出す。
「もちろん。
愛しているよ、モニカ。
これまでも、これからも、ずっと」
エルネストが笑う。
モニカも笑う。
二人は微笑み合いながら、口づけを交わした。
***
それから十ヶ月後のこと。
モニカは元気な男児を出産した。
「あぁ……モニカに似て、とても可愛いな」
エルネストは、これまでの冷たい表情が嘘のように、優しい表情を浮かべている。
彼は日に数度はモニカへの愛を囁き、毎日モニカを抱き締めて眠る。
はじめは言葉も行動もぎこちなかったけれど、少しずつ 少しずつ、こうしていることが自然になり、今ではすっかり当たり前になった。
彼は伝えたくて伝えられなかった三年分の愛情を、今、モニカに注いでいるのだという。
「エルネスト様、今夜こそ寝室を分けたほうが良いのではございませんか?」
出来る限り自分で子育てをしたいというモニカの意向で、二人は生まれたばかりの子どもと寝所を共にしている。
はじめての育児は、慣れないことの連続。
当然、夜泣きもあるし、夜間におしめを替えたり、授乳をする必要だってある。
このため、寝室を分けようとしているのは、多忙なエルネストがよく眠れるようにという配慮だ。
「断る――――前にもそう言ったはずだ」
エルネストはそう言って、とても穏やかな笑みを浮かべる。
数ヶ月前、寝室を分けることを提案した時と全く同じ言葉。
けれど、あの頃とは感じ方が全く異なる。
「わたくしも、エルネスト様と一緒に居たいです」
二人は微笑み合いながら、互いをきつく抱きしめるのだった。
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