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第3章
終
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清宮の部屋に着くと、俺の躰はソファに下ろされた。
「ハジメ、そこに座りな」
篠原はまるで何かに取り憑かれた様に黙って指示に従い、俺の横を一つ開けてソファに座った。
「腕、後ろに回して」
「え……」
「この首輪、お前に返してやるよ」
「ちょっ!」
抵抗を見せた篠原だったけど、呆気なくその腕は後ろで拘束された。あの、漆黒の首輪によって。
「伊沢くん。床に膝ついて、後ろ向いて?」
「ん……」
まだ中途半端にswitchがかかったままの俺は、とろんとした意識のまま清宮に従う。ソファの上で躰を反対に向けると、清宮はボタンが外れたままの俺のデニムを一気に膝上まで脱がした。粘ついた下着は、デニムと一緒に脱げてしまった。
「この子が誰のモノか、そこで指咥えて見てな」
「あっ、はっ、あァあ"ぁ"アッ!」
その言葉を誰に向けて言ったのか、俺が理解するよりも早く清宮が俺の中へと侵入する。
入口をぐちぐちと指で弄られていただけのそこは、多少キツくはあるがそれでも清宮を根元までしっかり飲み込んだ。
「伊沢くん、こっち見て?」
ソファにしがみついていた両手を剥がされる。天井を仰ぐように首を傾けると、清宮がそれを覗き込んだ。
「switch、解くよ」
その瞬間、躰に纏わりついていた重いものがスっと消えてなくなった。狭くなっていた視界も普通に戻る。その中で残されたのは、狂ってしまいそうな程の熱と清宮への、欲望。
「今からするのはプレイじゃない。それだけ…理解して」
「あっ、ああ"ぁ"あ、熱っ……ンあッ」
無理に捩じ込んだそれが、中で馴染むのも待たずに動き始めた。余りの激しさに俺はまたソファにしがみつく。
「ンっ! ンっ! あっ! い"っ、ひっ……!」
あのままswitchがかかっていれば、耐えられたかもしれない。けれど今は元に戻っているから、清宮の激しさに躰と感情がちぐはぐになって苦しい。
「もっ、ゆっく……ゆっくりっ」
頼むから、もっとゆっくり。懇願するように振り向いて、片手を俺の腰を掴む清宮の手に重ねた。だけど、どうやらそれは逆効果になったみたいだ。
「ごめんッ、可愛すぎて……無理っ」
「ひぃいっ……ンンっ、んぅ"うッ!」
重ねた方の手を軸に躰を持ち上げられ、両脇から腕を回された。膝立ちになった俺に清宮は激しく口付けて、そのまま躰を下から突き上げた。
「ンあぁあっ! あっ、ひゃあっ、あっ」
上下に躰が揺れて、頭が揺れて、視界が揺れる。そんな中で、俺の目が何かを見つける。
白いニットに包まれた細身の胴と、薄いベージュのパンツに通された長い足。そのバランスの良い躰の中心が、痛々しい程張り詰めている。
持ち上げた視線の先で、躰の持ち主と目があった。
(あ……篠原……)
けれどそれも一瞬のこと。俺の躰を支えていた腕に視界を遮られ、視界はあっと言う間に真っ黒に塗りつぶされる。
「俺以外、見ちゃダメ」
「あっ」
貫かれたまま躰をぐるりと反対に向けられ、清宮と向き合う。そのまま深く口付けられて、俺はそれに夢中になった。
今までどれだけ躰を合わせてきても、プレイの最中にキスをすることはなかった。キスは俺への〝ご褒美〟であり、俺をホッとさせるプレイ終了の合図だったからだ。だから一度たりとも、キスから始まる行為は無かった。けど……。
始まりか与えられるキスに夢中になっていた。途中で与えられるキスに溺れていた。これでやっと行為が終わる、なんて意識は今、頭の中に微塵も浮かんでいなかった。
「きよみや……」
キスの合間に音を零す。それを拾った余裕の無い清宮の顔に気分が良くなった。今までで一番、気持ちの良い瞬間だったかもしれない。
その後も永遠、俺は清宮に躰を食い荒らされた。ソファから寝室へと移動させられ、それからまた貪られて。堪らず根を上げて、もう止めてくれと泣いても奴は止めてくれなかった。
「も、無理だって! やめっ」
「俺も無理」
「あっ! あっ、ちょ……見ろよ! ほら!」
生理的なもので流れて止まらない涙を必死になって清宮に見せる。お前、俺が泣くのが一番苦手って言ってたろ!?
「うん、めちゃくちゃ可愛い」
「ちがぁああっ!」
「好き、大好き」
「バカッ、アホ! ひッ!? ひぃぃぃッ」
どれだけ罵声を浴びせても清宮は笑うばかりで、結局俺が白目を剥いてブッ倒れるまで、アイツは腰を振り続けた。
◇
カーテンの隙間から溢れる朝日に起こされた。
怠い躰をなんとか持ち上げ起きると、その腰には俺じゃない別の誰かの腕が巻きついていた。
「うぜぇ……」
憎まれ口を叩きながら、そっと腕の持ち主を盗み見る。
こうしてコイツの寝顔を見るのは初めてかもしれない。いつも必ず俺より先に起きていたから。
朝日を浴びてキラキラする男とか、ほんとなんなの。寝ていてもイケメンとか腹しか立たない。何となくイラッとして、腰に回っていた腕を叩き落とした。それでも起きずにぐっすりと眠る清宮を少しだけ見てから、俺は全裸のままベッドから腰を上げた。
「痛ってぇ……」
酷使された躰はあちこち悲鳴をあげた。そりゃそうだ、あれだけガクガク揺さぶり回されれば筋肉痛にもなる。
痛みに舌打ちをしながら、なんとか躰をリビングまで引きずって行って…、漸く俺は忘れ物に気付く。
「アンタ……まだ居たの」
ソファの上でぐったりと横たわる塊は、昨日見た綺麗な女顔を見る影もなく窶れさせて俺を見た。
「……俺のこと、忘れすぎでしょ」
「あれ、首輪外せたんだ?」
「お前らが忘れるからっ、自分でなんとかしたんだよ!」
昨日までの口調を崩し怒鳴る篠原に、へぇ…とだけ言葉を返す。だって、俺にはそれしか言えない。居心地悪くて何となく見回した部屋の中で、ふとゴミ箱が目に付いた。その横に置かれたボックスティッシュも。
「げ、アンタまさか、そこでオナったのかよ」
小さめのゴミ箱に溢れる程入れられたティッシュのゴミ。ここで俺も飯食うのに、と眉間に皺を寄せて言えば、篠原はその目に涙を溜めて叫んだ。
「お前、ホント優しさの欠片もないヤツだね!」
「俺に優しさ求めるのが間違ってンだろ、アホじゃね」
「クズ! 服くらい着ろよ! クズ!」
「それ、アンタもだろ? 何でもかんでも清宮のを欲しがるクズ」
恨めしそうな篠原を鼻で笑えば、奴は唇を噛んで言い放った。
「気付いてないみたいだから教えてやるけど、お前また首輪着けられてるからなッ」
「あ!?」
慌てて首を触っても、そこにはなんの感触も無い。
「それは流石に俺でも外せない」
「はぁ……?」
「馬鹿だよねぇ、恋人なんかになっちゃってさ」
言ってる意味が全く分からん。そんな訝しむ俺に、篠原は最後の爆弾を投下した。
「言っとくけど、元々D/Sパートナーはプレイでセックスなんかしないからね」
「え……?」
「当たり前でしょ? どこにパートナーとのセックスまで許す恋人がいるんだよ」
「でも俺、始めから清宮に……」
「よっぽど特殊な関係じゃない限り、D/Sでセックスなんてしないよ。そんなのノーマルな俺でも知ってる」
お前、ちょっと無知すぎるよ。そう言って篠原が嘲笑う。
その直後に全裸の俺が、清宮を叩き起こして罵詈雑言をぶっかけたのは言うまでもない。が、清宮がそんなことにへこたれる訳が無く。寧ろ……
「なぁにぃ、今更気付いたの? もぉ…ほんと鈍いんだからぁ。可愛い……」
なんて言いながら第2ラウンド(2ラウンド!?)へ突入しようと尻に手をかけるから。
「テメッ、鬱陶しい!!」
今までで一番強烈なビンタを清宮に食らわせることになった。それでもニヤニヤと笑い抱きついてくる清宮に、頭痛しか感じない。
「くっそ……覚えてろよ清宮ぁ……!」
まるで負け犬の様なセリフを投げて逃げるように向かった大学で、俺の新しい〝首輪〟とやらがまたひと騒動起こすのだが、この時の俺はまだ知る由もない。
首の周りにぐるりと回る、紅や紫の歪な形で作られた新しい首輪は。この日から消える間もなく、常に清宮によって鮮やかさを保たれることになる。
だが今の俺は、まだそんな清宮から逃げ出す術を、見つけられずにいるのだ。
END
「ハジメ、そこに座りな」
篠原はまるで何かに取り憑かれた様に黙って指示に従い、俺の横を一つ開けてソファに座った。
「腕、後ろに回して」
「え……」
「この首輪、お前に返してやるよ」
「ちょっ!」
抵抗を見せた篠原だったけど、呆気なくその腕は後ろで拘束された。あの、漆黒の首輪によって。
「伊沢くん。床に膝ついて、後ろ向いて?」
「ん……」
まだ中途半端にswitchがかかったままの俺は、とろんとした意識のまま清宮に従う。ソファの上で躰を反対に向けると、清宮はボタンが外れたままの俺のデニムを一気に膝上まで脱がした。粘ついた下着は、デニムと一緒に脱げてしまった。
「この子が誰のモノか、そこで指咥えて見てな」
「あっ、はっ、あァあ"ぁ"アッ!」
その言葉を誰に向けて言ったのか、俺が理解するよりも早く清宮が俺の中へと侵入する。
入口をぐちぐちと指で弄られていただけのそこは、多少キツくはあるがそれでも清宮を根元までしっかり飲み込んだ。
「伊沢くん、こっち見て?」
ソファにしがみついていた両手を剥がされる。天井を仰ぐように首を傾けると、清宮がそれを覗き込んだ。
「switch、解くよ」
その瞬間、躰に纏わりついていた重いものがスっと消えてなくなった。狭くなっていた視界も普通に戻る。その中で残されたのは、狂ってしまいそうな程の熱と清宮への、欲望。
「今からするのはプレイじゃない。それだけ…理解して」
「あっ、ああ"ぁ"あ、熱っ……ンあッ」
無理に捩じ込んだそれが、中で馴染むのも待たずに動き始めた。余りの激しさに俺はまたソファにしがみつく。
「ンっ! ンっ! あっ! い"っ、ひっ……!」
あのままswitchがかかっていれば、耐えられたかもしれない。けれど今は元に戻っているから、清宮の激しさに躰と感情がちぐはぐになって苦しい。
「もっ、ゆっく……ゆっくりっ」
頼むから、もっとゆっくり。懇願するように振り向いて、片手を俺の腰を掴む清宮の手に重ねた。だけど、どうやらそれは逆効果になったみたいだ。
「ごめんッ、可愛すぎて……無理っ」
「ひぃいっ……ンンっ、んぅ"うッ!」
重ねた方の手を軸に躰を持ち上げられ、両脇から腕を回された。膝立ちになった俺に清宮は激しく口付けて、そのまま躰を下から突き上げた。
「ンあぁあっ! あっ、ひゃあっ、あっ」
上下に躰が揺れて、頭が揺れて、視界が揺れる。そんな中で、俺の目が何かを見つける。
白いニットに包まれた細身の胴と、薄いベージュのパンツに通された長い足。そのバランスの良い躰の中心が、痛々しい程張り詰めている。
持ち上げた視線の先で、躰の持ち主と目があった。
(あ……篠原……)
けれどそれも一瞬のこと。俺の躰を支えていた腕に視界を遮られ、視界はあっと言う間に真っ黒に塗りつぶされる。
「俺以外、見ちゃダメ」
「あっ」
貫かれたまま躰をぐるりと反対に向けられ、清宮と向き合う。そのまま深く口付けられて、俺はそれに夢中になった。
今までどれだけ躰を合わせてきても、プレイの最中にキスをすることはなかった。キスは俺への〝ご褒美〟であり、俺をホッとさせるプレイ終了の合図だったからだ。だから一度たりとも、キスから始まる行為は無かった。けど……。
始まりか与えられるキスに夢中になっていた。途中で与えられるキスに溺れていた。これでやっと行為が終わる、なんて意識は今、頭の中に微塵も浮かんでいなかった。
「きよみや……」
キスの合間に音を零す。それを拾った余裕の無い清宮の顔に気分が良くなった。今までで一番、気持ちの良い瞬間だったかもしれない。
その後も永遠、俺は清宮に躰を食い荒らされた。ソファから寝室へと移動させられ、それからまた貪られて。堪らず根を上げて、もう止めてくれと泣いても奴は止めてくれなかった。
「も、無理だって! やめっ」
「俺も無理」
「あっ! あっ、ちょ……見ろよ! ほら!」
生理的なもので流れて止まらない涙を必死になって清宮に見せる。お前、俺が泣くのが一番苦手って言ってたろ!?
「うん、めちゃくちゃ可愛い」
「ちがぁああっ!」
「好き、大好き」
「バカッ、アホ! ひッ!? ひぃぃぃッ」
どれだけ罵声を浴びせても清宮は笑うばかりで、結局俺が白目を剥いてブッ倒れるまで、アイツは腰を振り続けた。
◇
カーテンの隙間から溢れる朝日に起こされた。
怠い躰をなんとか持ち上げ起きると、その腰には俺じゃない別の誰かの腕が巻きついていた。
「うぜぇ……」
憎まれ口を叩きながら、そっと腕の持ち主を盗み見る。
こうしてコイツの寝顔を見るのは初めてかもしれない。いつも必ず俺より先に起きていたから。
朝日を浴びてキラキラする男とか、ほんとなんなの。寝ていてもイケメンとか腹しか立たない。何となくイラッとして、腰に回っていた腕を叩き落とした。それでも起きずにぐっすりと眠る清宮を少しだけ見てから、俺は全裸のままベッドから腰を上げた。
「痛ってぇ……」
酷使された躰はあちこち悲鳴をあげた。そりゃそうだ、あれだけガクガク揺さぶり回されれば筋肉痛にもなる。
痛みに舌打ちをしながら、なんとか躰をリビングまで引きずって行って…、漸く俺は忘れ物に気付く。
「アンタ……まだ居たの」
ソファの上でぐったりと横たわる塊は、昨日見た綺麗な女顔を見る影もなく窶れさせて俺を見た。
「……俺のこと、忘れすぎでしょ」
「あれ、首輪外せたんだ?」
「お前らが忘れるからっ、自分でなんとかしたんだよ!」
昨日までの口調を崩し怒鳴る篠原に、へぇ…とだけ言葉を返す。だって、俺にはそれしか言えない。居心地悪くて何となく見回した部屋の中で、ふとゴミ箱が目に付いた。その横に置かれたボックスティッシュも。
「げ、アンタまさか、そこでオナったのかよ」
小さめのゴミ箱に溢れる程入れられたティッシュのゴミ。ここで俺も飯食うのに、と眉間に皺を寄せて言えば、篠原はその目に涙を溜めて叫んだ。
「お前、ホント優しさの欠片もないヤツだね!」
「俺に優しさ求めるのが間違ってンだろ、アホじゃね」
「クズ! 服くらい着ろよ! クズ!」
「それ、アンタもだろ? 何でもかんでも清宮のを欲しがるクズ」
恨めしそうな篠原を鼻で笑えば、奴は唇を噛んで言い放った。
「気付いてないみたいだから教えてやるけど、お前また首輪着けられてるからなッ」
「あ!?」
慌てて首を触っても、そこにはなんの感触も無い。
「それは流石に俺でも外せない」
「はぁ……?」
「馬鹿だよねぇ、恋人なんかになっちゃってさ」
言ってる意味が全く分からん。そんな訝しむ俺に、篠原は最後の爆弾を投下した。
「言っとくけど、元々D/Sパートナーはプレイでセックスなんかしないからね」
「え……?」
「当たり前でしょ? どこにパートナーとのセックスまで許す恋人がいるんだよ」
「でも俺、始めから清宮に……」
「よっぽど特殊な関係じゃない限り、D/Sでセックスなんてしないよ。そんなのノーマルな俺でも知ってる」
お前、ちょっと無知すぎるよ。そう言って篠原が嘲笑う。
その直後に全裸の俺が、清宮を叩き起こして罵詈雑言をぶっかけたのは言うまでもない。が、清宮がそんなことにへこたれる訳が無く。寧ろ……
「なぁにぃ、今更気付いたの? もぉ…ほんと鈍いんだからぁ。可愛い……」
なんて言いながら第2ラウンド(2ラウンド!?)へ突入しようと尻に手をかけるから。
「テメッ、鬱陶しい!!」
今までで一番強烈なビンタを清宮に食らわせることになった。それでもニヤニヤと笑い抱きついてくる清宮に、頭痛しか感じない。
「くっそ……覚えてろよ清宮ぁ……!」
まるで負け犬の様なセリフを投げて逃げるように向かった大学で、俺の新しい〝首輪〟とやらがまたひと騒動起こすのだが、この時の俺はまだ知る由もない。
首の周りにぐるりと回る、紅や紫の歪な形で作られた新しい首輪は。この日から消える間もなく、常に清宮によって鮮やかさを保たれることになる。
だが今の俺は、まだそんな清宮から逃げ出す術を、見つけられずにいるのだ。
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